友達以上恋人未満の既婚者…不倫じゃない?プラトニックラブの実体験を紹介
2020.10.01
既婚者の事を好きになってしまったけれど、不倫という関係は自分には出来ない。でも好きなの。そんな悩みを持つ人がプラトニック・ラブを貫くというケースが最近あるようです。
プラトニックな愛とはどのような愛なのでしょうか。最近話題にもなっているポリアモリーという恋愛の形とはどう違うのでしょうか?今回は既婚者とのプラトニックな愛とポリアモリーの考え方について見ていきたいと思います。
不倫や浮気は嫌だ、でも恋はしたい
既婚者の彼と、特別な関係になりたいけど……
既婚者の男性も肉体的な交際で家庭を壊す気はなく、ただトキメキを求めているという女性的な恋愛傾向がある人が増えたようです。男女の関係は、長年一緒にいるとトキメキではなく、安らぎに変わったり、愛というよりも家族に変わったりしますから。
ただ、プラトニックとは言え既婚者の男性との恋愛には、危険を伴う場合もあることは考えておいた方が良さそうです。ではどの様に楽しめば良いのでしょうか。
長い夫婦生活で、刺激がない毎日……
夫婦生活が長くなってくるとだんだんと男女の関係というよりも家族としてしか相手のことを見られなくなってきてしまいますね。もっとときめきが欲しい、恋がしたいと思うのは恋の素晴らしさを知っている人なら誰でも求めることでしょう。
それは決して悪い事ではありませんよね。既婚者だから恋をしてはダメということはありません。芸能人に擬似恋愛をして、そんな刺激を求める心を紛らわせる主婦ってありますよね。
何年も前に流行った韓流ブームで多くの奥様たちが夫のお金を使い海外にまでわざわざ出かけて、好きな人を追いかけて中学生の女子のような恋を楽しんでいました。これは一種のプラトニックラブですね。
面白おかしく報道されることはあっても、夫はそんな妻に「こまったなー」とは思いながら不倫だ!離婚だ!と騒ぐ人はほとんどいなかったのではないでしょうか。結婚していても、プラトニックな愛ならば夫公認ということもありえるのです。
今から配偶者と恋をするのは難しいと誰もが思うでしょう。長く一緒にいることで、空気のような自然な関係になってきてしまっていて、恋人という対象ではなく生活の一部となってしまっているからです。
そんな人は、プラトニックな愛を探してみてはどうでしょうか。芸能人でもいいし、カルチャースクールのイケメンな先生でも良いです。思うだけなら誰にも邪魔されず好きなだけできるのです。
でも、思うだけってちょっと物足りない……と思う人もいるのも事実です。
もう、楽しい恋愛はできないの?
ここまでは、どんな妻も共感できることです。ここからどうするかは、個人差があると思います。Aさんは今の安定した生活を絶対に壊したくないから恋をすることを諦めました。
Bさんはバレなければ生活も安定して、恋も楽しめるんじゃないかと考え、外に恋人を作り不倫をします。Aさんのように我慢するのもつまらない、Bさんのように自分の心に正直すぎる行動も怖い。そんなCさんがいると思います。
Cさんはもう恋愛は出来ないのでしょうか。Cさんは考えます。肉体関係が無ければ不倫ではないのではないか。恋のときめきは肉体関係だけにあるものではないんじゃないか……と。
Cさんが考えついたのが、既婚者のプラトニックラブです。
既婚者と友達以上恋人未満の関係に。これは不倫?
2人きりで食事に行く
たとえ男女の仲を意識していなくても、仕事上の付き合いや友人として既婚者と2人で食事に行く状況があると考えれば、いくら友達以上恋人未満の関係とは言っても、食事に行くぐらいでは不倫とは言えないでしょう。
もちろん自分の夫が異性と2人で食事に行くことを不快に感じる人もいますが、食事に行ったという事実があるだけでは浮気や不倫と断定することはできません。
デートする
デートの定義とは一体何でしょうか。デートが何たるかを辞書で調べてみると、「日時や場所を定めて異性と会うこと」と記載されています。つまりデートの元々の定義には、恋愛関係の有無は関係ないともいえるのです。
かといってプライベートで何の他意もなく、異性と2人きりで出かける人はあまり多くはないでしょう。
他の異性とデートしたことが奥さんにバレれば咎められることは想像にたやすいですが、客観的に見れば2人でショッピングを楽しんだり映画を観に行ったりしただけで不倫と決めつけることは難しいと言えます。
手を繋ぐ
日本ではある程度の年齢の健康な異性同士が手を繋いで歩いていれば、恋人同士や夫婦として見られることがほとんどです。
だからといって、手を繋ぐ行為もそれだけでは浮気や不倫と判断することは難しいものです。友人同士のノリで手を繋ぐこともないとは言えませんから、手を繋いでいた人同士が恋愛関係にあるという確証にはなりません。
距離感はとても近いですが、それだけでは不倫とは言えないでしょう。
キスをする
日本人には挨拶でキスをする習慣はありませんので、キスをする関係は恋人同士や夫婦、親子など、ごく身近な関係であることが多いでしょう。
中には酔っ払うとキス魔になって誰とでも、という人もいるかもしれませんが、素面の状態で異性の友人や職場の仲間とキスをする機会なんてほぼない筈です。
ただ法的な観点から言えば、キスまでの関係なら不倫とは見なされません。夫が他の異性とキスをしていたからといって、ほとんどの場合それが確固とした離婚事由として認められたり、慰謝料を請求できたりはしないのです。
体の関係を持つ
一線を越えてしまう、つまり配偶者以外の異性と体の関係を持ってしまえば、それは立派な不倫行為となります。たとえ恋愛感情はなく互いに体だけの関係を目的に会っているだけでも、それは不倫と見なされる行為です。
だからこそ「一線を越える」、つまり越えてはいけないラインを越えると表現するのです。
既婚者が他の異性と肉体関係を持ったことを認めたり、証拠を奥さんに掴まれたりすれば奥さんはそれを離婚事由として突き付けることもできますし、慰謝料を請求することもできます。
不倫した夫だけでなく不倫相手にも慰謝料を請求できるので、火遊びの代償が大きなものになる可能性が大いにあるのです。
不倫ではない恋愛関係、プラトニックラブとは?
肉体関係の無い、ピュアな関係!
プラトニックラブとは、精神的なつながりだけの恋愛です。日本の法律では不倫というのは、性的行為があることとされています。ですから、肉体関係がないピュアな関係であるプラトニックラブは不倫の危険を侵さずに恋が楽しめる方法なんです。
恋のときめきとスリルで、日々が楽しくなる!
例えば職場で、既婚者とプラトニックな恋愛をしている場合、一番楽しいことは、嫌な仕事でも会社に行く張り合いができることです。毎日嫌々出かけていたのが、毎日ワクワクするようになるのです。
服装や体型に気をつかう様になるなど、どんどん綺麗になっていくのです。まさに恋のパワーと言えます。
また、他の同僚などには秘密の関係であることがほとんどですので、二人だけの合図などをつくったりして、テンションも上がることでしょう。仕事中にメールを送ったり、ちょっとした時間に密会したりするのは、スリルがあります。
秘密の恋愛というのは、いつの時代も盛り上がるものなのです。スリルとロマンスは、永遠の憧れと言えるでしょう。
既婚者とのプラトニックな恋愛は、友達以上恋人未満の関係に似ていますので、一番ドキドキする鉄板の恋愛ドラマのようなものです。自分がドラマの主人公になった様な気分になり、世界は自分を中心に回っている様な感覚になります。
時にせつなく、時に甘く、恋愛における醍醐味を全て味わえる、良いトコ取りの恋愛と言えるでしょう。女として生まれたことに喜びを感じ、愛されている実感が湧いてくる、それが既婚者とのプラトニックな恋愛なのです。
プラトニックラブをするのに向いている人は?
相手は既婚者ですから、将来を見据えた関係を築くことはできないでしょう。本気で人を好きになると、相手を深く知りたいという欲求が出てきます。その中には体の関係も含まれています。それをしないという事は、相手もトキメキを求めるだけの関係と割り切っているのです。
その為、結婚を望む女性や相手の全てを知りたいと思う女性は、既婚者とのプラトニックラブには向かないタイプと言えます。
自分も既婚者で、精神的なトキメキだけを求めている女性や会えなくても、相手と心が繋がっているだけで満たされる女性なら、既婚者とのプラトニックラブに向いているタイプと言えます。
言葉で言うのは簡単ですが、実際に行動に移すのは簡単ではありません。好きな相手と微妙な距離感を保ちながら、自分の気持ちもコントロールするのはとても難しいのです。
その為、結婚する気が全くない人でないと、続かないと思われます。人間は欲深い生き物ですので、いつか多くを求める日が来てしまう可能性があります。
セカンドパートナーという概念や考え方
セカンドパートナーとは、最近日本でも知られるようになった言葉ですが、配偶者とは別の異性であり、恋人のような存在という新しい考え方です。
既婚者でありながら恋人がいるなんて不倫とどう違うの?と不思議に感じる方もおられるでしょう。このセカンドパートナーは、あくまで男女の関係を持たず、それゆえに「不倫にはならない」という概念が根底にあります。
もちろん、手をつないだり、ハグすることはあるかもしれませんが、肉体関係には決して発展することはありません。
それでは仲が良い友達なのかと言えば、そこには恋愛感情が存在しますので、恋人以上であり不倫未満という、体ではなく心で結ばれている関係と言えるのかもしれません。それぞれに配偶者が死別したり、離婚をしたりしたあかつきには一緒になろうと決めているカップルもいます。
つまり、お互いに恋愛感情があることを認識しつつ、お互いの持つ家庭を壊さないように健全な関係と距離感を保ちながら、恋人のように心を通わせる関係であると考えてよいでしょう。
離婚などには発展しないの?
セカンドパートナーは、一線を越えない関係ですので、不貞行為にあたる肉体関係を持つことはありません。なかには、配偶者にもその存在を伝えているという人も多いため、その存在を理解している夫や妻も増えていることになります。
肉体関係がないことに加えて、配偶者に伝えて理解を求める点においても不倫とは根本的に異なることになります。
もちろん、セカンドパートナーの配偶者がみんな彼らの理解者になれるかというと、簡単ではないケースもあります。配偶者に内緒にしているカップルもいることも事実ですので、離婚について細心の注意が必要であることは変わりません。
ただし、セカンドパートナーという立ち位置は、法律が認められる離婚の際々を攻めていますので、法律によって離婚が成立するとは考えにくいです。
ただし、離婚に発展しないという意味ではなく、セカンドパートナーの関係を壊したくないのであれば、配偶者の理解が不可欠となるでしょう。
既婚者男性と友達以上恋人未満の関係でいるメリット
気持ちにブレーキをかけやすい
女性の場合、男性と肉体関係を持ってしまうとつい相手にのめり込んでしまうことが多く、遊びが本気になることも珍しくはありません。
男性には複数の女性に同時に愛を注ぐことができる人も珍しくはないですが、女性の場合は1人の男性に夢中になってしまうと止まらなくなってしまうことが多いのです。
しかし肉体関係を持たない友達以上恋人未満の関係でいるうちは、ドキドキ感を感じながらも冷静に状況を判断しやすくなります。これ以上は踏み込んではいけないという局面に立った時に、気持ちや行動にブレーキをかけやすくなるのです。
余裕を持って恋愛気分を楽しめる
既婚者男性と恋人関係になると、2人で会っている時にどんなに大切に扱われたとしても、女性は不安な気持ちを抱えることになります。
始めは割り切った関係だと理解していたつもりでも、相手の奥さんに対する嫉妬心が湧いてきたり、心に余裕がなくなって相手に離婚を迫ったりしてしまうことは珍しくないのです。
それに比べて友達以上恋人未満の関係なら、恋愛の楽しい部分だけを体験することができます。楽しい恋愛をしていると、気持ちが明るくなりますし毎日が楽しくなります。
気持ちに余裕のある状態で過ごしていると、肌がきれいになったりやる気が出てきたりと、身心ともに良い変化が現れるでしょう。
後ろめたさが少ない
既婚者との恋愛で最も警戒しなけばならないのが、相手の奥さんに自分との関係がバレてしまうことです。肉体関係を1度でも持ってしまうと、たとえバレても相手を手放したくないという心境にも陥りやすいものですし、相手の奥さんに対する対抗心も芽生えやすくなります。
しかし一線を越えていない関係なら、相手の奥さんにバレそうになった時点で思いとどまることも難しくはありません。そしてたとえバレたとしても、直接的に罰を与えられなければならない理由もありません。
相手のことがどれだけ好きでも体の関係さえなければ後ろめたさを大して感じずに、純粋に恋愛を楽しむことができるのです。
友達以上恋人未満のままでいる既婚者男性の心理
今の距離感が楽
既婚者男性が友達以上恋人未満の状態から一歩踏み込むつもりがない時は、今の距離感が楽で心地いいと感じている場合が多いです。リスクが少なく、奥さんに対する後ろめたさも感じにくい環境は、男性にとって居心地が良いものです。
たとえデートをしたりキスをしたりするような仲でも、明確に恋人として付き合っていないのなら誕生日や記念日に大掛かりなプレゼントやサプライズを用意する必要もないので、精神的にも経済的にも負担が少なくて済みます。
身も心も婚外恋愛にのめり込むつもりはなく、カジュアルに恋愛を楽しみたいと考えているのでしょう。
恋愛気分だけ楽しめれば満足
男性の恋愛感情は性欲を伴うものと考えている女性が多いとは思いますが、実は意外とそうでもないのです。特に30代以上の既婚男性になると、体の関係よりもむしろ心の充足感を求めて恋愛をしたいと考えている人も少なくありません。
心が満たされればそれで満足な男性にとって、ドロ沼の不倫関係に陥るリスクを負ってまでそれ以上の関係に踏み込むメリットがありません。むしろ友達以上恋人未満の関係の方が、恋愛初期の初々しい雰囲気を楽しめるため都合がいいのです。
一線を越えるのは怖い
内心それ以上の関係になりたいと思っていても、勇気が持てず友達以上恋人未満の状態をキープし続ける既婚男性もいます。
相手に拒否される恐怖、奥さんにバレてしまう恐怖、家庭が崩壊してしまうかもしれない恐怖など、人によってその種類は違えど何か怖れるものがあって一歩を踏み出せないでいるのかもしれません。
ただしこういった心理の場合は、女性から誘えば容易く関係を先に進めてしまうことも珍しくはありません。そのような臆病なのに欲求が強い男性は、相手の女性に主導権を握られがちですが、奥さんに対しても頭が上がらない人が多いです。
既婚者男性と友達以上恋人未満の関係になったときの対処法
相手に干渉しすぎない
既婚男性と友達以上恋人未満のプラトニックな関係を築く上で心掛けるべきなのは、相手に干渉しすぎないことです。具体的にどのようなことかといえば、相手のSNSを見ない、家庭環境や夫婦関係について聞かない、休日に会うことを無理強いしないなどです。
相手のSNSを見ても特にメリットなることはありませんし、それどころか家族との仲睦まじい様子を見てモヤモヤした気持ちになってしまうかもしれません。
家庭環境を直接聞いても相手が本当のことを言うとは限りませんし、既婚者相手に休日を自分との予定優先で動いてもらおうとしても現実的に考えれば難しい話です。
自分が置かれた立場を理解して相手との程よい距離を保つことができれば、恋愛の楽しい部分だけを享受することができます。
体の関係を持たない
付き合うという口約束をしなくても、お互いに恋愛感情を自覚していれば勢いで体の関係を持ってしまうこともないとは言えません。大人同士の恋愛なら、むしろそれを避けることこそ不自然なのです。
ですからあらかじめ、自分の中で「絶対に体の関係を持たない」という決意を持っておかなければなりません。
体の関係を持ってしまえばその関係はプラトニックではなくなりますし、後戻りが難しくなります。自分が後でつらい思いをしないために、線引きはきちんとしておきましょう。
終わり時を決めておく
既婚者との恋愛はたとえ友達以上恋人未満の関係であっても、ずるずると長引かせたところでゴールの見えない関係です。
独身同士の恋愛でさえ目標の見えない関係は破綻しやすく、さらにお互いに対する不満が募り円満な別れを迎えることは難しくなります。それが既婚者相手であればなおさらです。
なのでできれば3年で関係を終わらせるなど、自分の中で期限を決めておきましょう。期限を決めておけばそれまでの相手との時間をより一層大切にしようと思えますし、将来に対する不安も少なくなります。
ずるずる関係を続けて何の進展もなく、新しく恋愛を始めることが難しくなった年齢で孤独になってしまう未来を迎えないように、心に留めておきましょう。
実例も紹介!プラトニックラブで気を付けたい3つのポイント
1.全てを知りたいと思ってはダメ!
プラトニックラブを楽しむコツは想像力・妄想力ではないでしょうか。実際にふれあう事はなくても、好きな人と自分のドキドキなシーンを想像してニヤニヤしてしまう人はいるでしょう。
これは、相手のことを知り尽くしていないからこそ出来ることです。例えば、プラトニックの恋愛の相手も既婚者だとします。相手も家に帰れば奥さんがいます。もしかしたら子供もいるでしょう。
彼の全てを知るということは、彼と奥さんの夜の営みも知るということです。あなたは、そんなシーンを知らされて嬉しいですか?休日には子供と楽しそうに遊ぶ姿を見て、それが自分との子供だったらと辛くなったりしませんか?それらの情報は、ときめきの材料になりませんよね。
想像力が重要なプラトニックラブでは、相手のことを知りすぎては妄想の邪魔になることも多いのです。
彼には彼の生活があり、自分には自分の生活がある。知らせるべきことと、知らせない方が良いことを判断して、相手が知らせたくないと思ったことは相手を信用して深く追求しないことです。
相手の全てを知ることが良いことではないのです。
2.証拠を残すと、後で痛い目にあうかも?
一般的には、体の関係がなければ不倫として扱われないという場合が多いです。ただし、プラトニックな関係でも、慰謝料を請求されることもありますので、気をつけた方が良いでしょう。
セックスはしていなくても、キスや体に触れるという行為が肉体関係と認識される場合もありますので、相手の奥様にバレたら、無傷では終われないかもしれません。
では、メールをするだけのプラトニックな関係だった場合はどうでしょう。メールというのは、浮気の証拠として有力な材料になります。
たとえ消していても、まっとうな機関が電話会社に問い合わせをすれば、洗い出しが可能な場合もあります。もしもバレた場合には、窮地に立たされるかもしれません。
と言うのも、メールは面と向かっていない分、単刀直入で大胆な表現を使う場合も多いと思います。たとえ実際に体の関係がなくても、それをにおわす様な表現が発覚した場合には、不利になる可能性が高いです。
既婚者とのプラトニックな恋愛を楽しむのなら、そこまで考えて行動する様にしましょう。
3.のめりこみすぎると、忘れられなくなることも……
既婚者とのプラトニックな恋愛は、友達以上恋人未満の関係ですので、のめり込み過ぎる場合があります。体の関係がないからこそ、興味が失われることがないのです。
初恋がいつまでも美しい思い出として残っているのは、プラトニックな恋愛だからなのです。その為、中々忘れられずに苦しむことになるかもしれません。
新たな愛のカタチ、ポリアモリーって?
ポリアモリーとは
ポリアモリーはギリシャ語のPoli(複数)とラテン語のamor(愛)を合わせた言葉でアメリカ発祥となっています。砕いた言い方をすると「配慮のある“非一夫一婦制度”」ということになります。
決まりは守るものという考えが根本にある日本人には理解できないことですよね。欧米、特にアメリカならではの考えと言えるんじゃないでしょうか。この中の“配慮ある”というのが一番のポイントで、自分の嫉妬心や悩みを全てパートナーに打ち明けるのです。
そして、それをそのまま放置せずに二人で解決方法を考えケアしていく……というのがポリアモリーの考え方です。
ポリアモリーの具体例 ~こんな人がハマりやすい~
ポリアモリーがなぜ必要なのかというと、「浮気や不倫による罪悪感からの開放されるため」です。複数の人を好きになってしまう心苦しさを辛いと思う人が何とか複数の人との愛を実現できないかと模索している結果産まれた愛のカタチと言われています。
- 複数の人を好きになる人、なった事がある人
- 楽しいことが大好き。楽しいことは我慢できない。
- 自分を中心として良い関係を作れる人に囲まれて生きたい人
- 一人の人に縛られることなく自由恋愛を楽しみたい人
具体的には、ある人を中心としてその人のパートナー・恋人と呼べる人が複数いるという恋愛関係になります。
自分が見たことがあるポリアモリーの人たちの付き合い方は、人間的なお付き合いとしては中心人物が付き合っているだけでそのパートナー同士でわざわざ交流を持とうとする人はいないようです。
ポリアモリーの人達の相手に対する配慮
パートナー同士は交流を持たないというあたりで、ポリアモリーの考えを持つ人は、嫉妬心とうまく付き合っているのかもしれませんね。ネットで有名なポリアモリーな発想を持つ人は、同棲しているパートナーとスケジュールを公開していると言っています。
一緒に暮らしているのに直接言わずにスケジュールで別の恋人と会う事を伝えるのが、相手を配慮した行動となっているのかもしれません。ポリアモリーだから嫉妬心が無いわけでもありませんし、独占欲が無いわけでもないというのがよくわかる例です。
直接顔を見て言うと相手が気分が悪いのがわかってしまうから。直接顔を見て言われると「なんで行くの?」と愚痴も出てしまうから。スケジュールというワンクッションを置いていることでうまく自分の感情を飲み込んで丸く収めようとしているようです。
ポリアモリーだからといって嫉妬心が無いわけではないということは『ポリアモリー 複数の愛を生きる』の著者である深海菊絵さんが答えています。
その嫉妬心をどうしたら解決できるのか、隠さず話し、二人で解決するのがポリアモリーという人たちであり、その人たちの考え方なのだそうです。
スケジュールで別の人とのデートを知らせるポリアモリーの行動は、二人でこれが一番丸く収まる方法だという妥協点であり到達点ではないという点にも注目したいですね。
出典元:wotopi / 複数人と同時に性愛関係を築く「ポリアモリー」とは? 浮気や不倫と異なる3つの理由
ポリアモリーは長続きしない?
そう感じる例として、自分の知っているポリアモリーの人たちはしょっちゅうパートナーが変わります。固定して付き合う人というのをあまり持たない印象です。持たないというよりは、持てないというのが正しいのかもしれません。
ポリアモリーの考え方は日本の法律にはフィットしないからです。もし、ポリアモリーの人が一人の人と結婚したとします。配偶者がいる状態で他の異性とも性的交渉があることになります。ポリアモリーだからというたてまえで不倫がやり放題ということになります。
これでは、ポリアモリーの人なら不倫していいの?という事になってしまい世間から悪く思われてしまいそうですね。ポリアモリーと結婚生活の問題点はこれだけではありません。
その夫婦の子供は?夫の子供なのかという疑問も出てきます。ポリアモリーとは言え、同性愛者とは限りませんので、この場合男性同士は特につながりもありません。赤の他人です。
自分の好きな女性の子供だからという理由だけで、誰の子供だかわからない子供を育てるのに甘んじますか?子供が成人するまでだとしても20年です。生命保険会社の調べでは億というお金が必要になるそうです。そんなお金を他人の子供に使いますか?
このような点から、ポリアモリーは結婚して子供を作ってという生活には不向きだと言えますね。不倫とポリアモリーを平行して行うということは無理となってくるでしょう。
プラトニックラブとの違い
プラトニックラブは性的交渉がない精神的な愛の形。ポリアモリーはまずセックスありき。自分は複数の人とセックスする人間だと公言して、それに共感できる人を恋人にするというのがポリアモリーの考え方です。この点が全く違っています。
ポリアモリーは子供がいる場合どうしているの?
ポリアモリーの人の子供は誰がどのように育てるの?という疑問がわいてきますね。それぞれの家庭によって異なりますが、その多くが一緒に暮らす家族が協力しあって子育てを行っているようです。ポリアモリーの子供は、親が誰かわからないというケースもありえます。
同意にもとづいて成立しているポリアモリーという関係は、一般的な概念とは異なりますので、自分の遺伝子を持っていてもいなくても、愛を持って育てるという考え方がポリアモリーです。
ポリアモリー実践者が語る、その実態は?
【体験談】きっかけは付き合いがマンネリしたこと
Aさん(30代・女性)
数年前ですが、当時付き合って5年になる本命の彼氏がいました。マンネリのせいなのか適当にあしらわれているような気がしていて、常に寂しさを感じながら付き合っていました。
そんな時、2歳年下の男性と出会い遊ぶようになり、並行して1歳年上の男性とも仲良くなりました。2人には彼氏がいることも伝えていました。
気がついたら3股に……
3股のような状態になっていたのを「どうにかしなくちゃ」と思いながらも、3人共すごく上手く行くので別れきれず……。
恐らく、別の人といる時連絡が取れない事や、なかなか会うことができないという状況が、相手の気持ちを刺激していたのだと思います。
5年付き合っている彼氏は、急によそよそしくなった私に優しくなり、一生懸命愛情を伝えてくれるようになりました。
でも、その時はもうすっかりポリアモリーにハマってしまっており、彼と付き合いながら数人の彼と付き合っては別れてと繰り返すようになってしまいました。もちろん新しく男性と付き合う時には、彼氏がいることも伝えていました。
ポリアモリーにハマった結果
男性が本気になってくると、彼氏と別れて欲しいと言い始めるので、そうなった時には悲しいですがお別れするという感じでした。
複数の男性と付き合うのは悪いことだと思うのですが、女性と男性では恋愛に関して“温度差”があると思うので、女性側が100%の気持ちで向き合わないということも、恋愛を上手く行かせるのかもしれないと感じます。
友達以上恋人未満のプラトニックな関係を築く男性はズルいかも。
自己中心的な性格
友達以上恋人未満という関係は、男性にとって恋愛の旨味だけを楽しめる、居心地がよく気楽な関係です。女性側がそれを納得して付き合っている分にはいいのですが、そうでない場合はその男性は自分さえよければいいという自己中心的な性格の持ち主かもしれません。
そもそも相手のことを思いやる気持ちがあるなら、既婚者の自分が中途半端な恋愛関係を続けていくことに罪悪感を感じるものです。
どんな恋愛でもどこかでけじめを付けなければいけない時が来ます。その覚悟や罪悪感なく女性の人生に深く干渉してくる男性は、本当に優しい人とは言えないかもしれません。
体の関係目当て
女性側が体の関係を持つつもりがなく既婚男性と友達以上恋人未満の関係を続けていたとしても、男性側は体の関係を持つためにとりあえず今は女性のペースに合わせているという場合もあります。
そういった男性は相手の女性に好意があるというよりも、女性を攻略対象の1人として見ている場合があるので注意が必要です。
始めのうちは紳士的で優しかったのに、ある日を境に冷たくなった、そっけなくなったという場合は体目当てであった可能性が考えられます。これ以上粘っても無駄だという判断で、急に態度を変えるズルい男性も中にはいるのです。
責任を持ちたくないという心理
恋人として付き合うという関係は、男性に責任感を持たせます。人としての思いやりがあるなら、交際関係を築いている相手を自分の都合や感情だけで振り回すことに罪悪感を覚えますし、既婚という立場ゆえに相手の将来に責任を持てないことを申し訳なく思うものです。
しかし友達以上恋人未満の関係であれば、相手の将来や世間体などは考えずに気楽に恋愛の良い部分だけを楽しめます。
ズルい男性はたとえ自分が既婚で相手が独身であっても、自由な関係なのだからお互い自由にしていいし、将来相手が孤独になったとしても自分には関係ないと考えているのです。
責任感を持たない男性は、都合が悪くなれば女性をひどく冷酷に突き放すことができます。寂しい未来を迎えないように、女性自身が既婚男性との恋愛にのめりこまないように気を付けなくてはなりません。
まとめ
不倫とは違った既婚者女性の新しい恋の形。プラトニックラブについて考えてきました。いかがでしたでしょうか?芸能人というアンパイな擬似恋愛に走るのもありですし、旦那以外の誰かをこっそり自分の中だけであこがれて妄想する恋もありでしょう。
でも、それでは物足りないと思った時に、お互いに肉体関係を持たない恋人同士としてつきあうプラトニックな恋を選ぶ人もアリなのです。でも、いくらプラトニックだと言ってもそれを旦那が信用するのかというのはまた別のお話です。
プラトニックだというのを証明する方法は、不倫をしているのを証明するよりもずっと難しいからです。あまりやりすぎて旦那にバレたら不倫と同じくらい夫婦生活を壊すことになりかねないというのもわかりましたね。
逆を言えば、節度を守って楽しむのであれば既婚者のプラトニックな恋愛は法律的にもクリアな自由な恋愛です。ポリアモリーという複数恋愛と同一視されることもありますが、プラトニックラブは肉体関係が無く、ポリアモリーとは全く違った考え方です。
どちらの恋愛形態を選ぶのかは個人の好みでしかありませんが、ポリアモリーは既婚者には明らかに不法行為です。いざという時に、一方的に旦那から離婚を言われ、慰謝料も請求されることになりますので注意が必要です。
夫も同意していたという言い訳は証拠が重視される日本の法律では何の効果もないでしょう。
その点で、プラトニックラブなら既婚者も安心して楽しめる恋のカタチなのかもしれませんね。