離婚後は辛い…後悔から立ち直るための7つの方法!新たな人生を前向きに生きよう
2020.03.27
女性にとって、離婚を決意することは人生の岐路に立つことに等しいものです。だからこそ後悔のない選択であるべきなのです。
そして、離婚後に待っている辛さや、襲ってくる後悔に負けない強さを離婚を決意した段階において身に着けておく必要があるのです。そのためにできる心の準備について今回はまとめておきました。ぜひとも参考になさってください。
離婚が辛いと感じてしまう理由とは
経済的な不安
離婚に際して1番のネックとなるのが、経済的な不安であるという人も多いでしょう。特に今まで専業主婦をしていた女性や、非正規雇用で働いていた女性は、離婚をすれば経済的に苦しくなることが目に見えています。生活の見通しがつかないことは誰にとっても辛いものです。
子供がいるとなればその不安はさらに大きくなります。たとえ養育費がもらえたとしても自分の力で子供を養っていけるのだろうかという不安はもちろん、そもそも自分の収入や就労状況で親権や養育権が取れるのだろうかという不安も生まれます。
また正社員として働いていてある程度収入がある場合でも、離婚後の環境によっては子供が体調を崩した時には自分しか面倒を見れる人がいないために仕事を休まなければならず、収入が減るかもしれないという不安もあるでしょう。
子供や親兄弟の反応
子供がまだ物心つかないうちであれば、両親が離婚したとしてもその事実を理解することは難しいでしょう。
けれどある程度大きい子なら離婚に反対するかもしれませんし、仲直りしてほしいと言い出すかもしれません。お父さんとお母さんのどちらに着いていくかをすぐに決められないこともあるでしょう。
自分はどんなに離婚したいと思っていても、子供の気持ちを考えてしまうと、離婚に二の足を踏んだり辛い気持ちになってしまうものです。
また自分の両親や兄弟に心配をかけることが辛いと感じることもあります。せっかく結婚を喜んでくれたのに、離婚という結果に終わってがっかりさせてしまうことが悲しいと考えてしまう人は少なくありません。
世間の偏見
離婚が珍しくない世の中になったとはいえ、やはり偏見は消え去らないものです。特に女性の場合は離婚に伴って名字を旧姓に戻すことが多いので、特に周りに事情を説明する気がなかったとしても、職場などで知られてしまう可能性は大きいでしょう。
なぜ離婚に至ったのかをズケズケと聞いてくる人はそんなには多くないはずです。けれど逆に必要以上に気を使われ、しばらく腫れ物に触るように扱われる可能性は大いに考えられます。また自分の知らない所で離婚したという噂を流されるのも、気分が良いものではありませんよね。
中にはこちらが願ってもいないのに、おせっかいで男性を紹介されたり的外れな説教をされたりと、離婚に対する世間の偏見の目が辛いと感じる機会があるかもしれません。
また離婚したことにより、自分の感情を無視して他人から不幸だと決めつけられるのも、人によっては辛いと感じる理由になるでしょう。
結婚より大変!離婚をスムーズに乗り越えるコツ
最初から一人で突っ走らないこと
最近では市町村でも法律相談の窓口を広く設けるようになってきました。女性の中で離婚問題を一人で解決しようとしている場合には、かなりの無理があります。離婚問題は、精神的、肉体的にかなりの負担が考えられる問題です。
素人一人で前に進める問題でもありませんので、ここは弁護士という役割を頼って自分の人生の再構築を考えることをお勧めします。弁護士は法的な手続きだけではなく、依頼している人の気持ちにも耳を傾けてくれます。
円満に協議離婚が出来るとは必ずしも限りません。そもそも、夫婦でいられなくなる事情を互いに抱えるわけですので、夫とスムーズに協議離婚ができるというケースはほとんどありません。
だからこそ、相手とのトラブルを第三者に防止してもらう必要があるのです。公的な扶助を受けて公正に弁護士制度を利用すれば多額な弁護士費用をその場で支払うこともありません。
将来的なことを見据えて考えること
離婚に至る理由は人それぞれです。精神的に摩耗している状態でスムーズな離婚方法というものは見いだせないものです。その際には、無理に結婚生活を引き延ばす必要性はどこにもないのです。
離婚するか否かという点で悩んでいる場合には、きっぱりと将来を見据えることを優先するべきなのです。そうすることで今よりも少し先に視野を広げることが出来るようになるはずです。
子供がいる場合には、先々を悲観して今の暮らしを続けるほかないという選択を強いられる場合も多々あります。修復が可能であれば、試みることも重要です。
しかしながら、既に自分自身の選択の余地がない場合には、まずは親の了承を得て先の生活の目途を水面下で立て直すことが重要です。子どもの気持ちに向き合い、暮らしを安定させることが何よりも先決になってきます。そこをまずは頑張ってみてください。
一時的に親や知人を頼れるかどうかを見極めること
子供を連れての離婚の場合にはシングルマザーとしてやり抜く覚悟が必要になります。自分自身に収入がある場合には仕事を続けながら子育てをすることになります。
保育園や親に預けるなど様々なケースが考えられますが、これまで通りの生活は不可能になってしまうことだけは念頭に入れておきましょう。
なによりも、子どもの幸せを考えての離婚であれば極力子どもにストレスの少ない方法で、一時的に親に預かってもらう、知人に知恵を借りるなどして切り抜ける方法を模索しておく必要があります。
子供を連れての離婚には悲壮感が漂いますが行政や周りの助言を素直に聞いてまっすぐに進めば、何とか光は見えてくるものです。悲観しなくても大丈夫です。
心の準備と物理的な準備は同時進行で行うこと
自分の幸せを第一に考える選択をした場合には、物理的な準備も水面下で進めるべきです。これからの暮らしを再構築するうえで、物理的なお金の問題などは発生するのは回避できません。
子供がいる場合には養育費の問題もあります。だからこそ協議離婚にしても、調停離婚の場合に冷静にサポートをしてくれる弁護士という立場の第三者の必要性を感じるのです。
同時に、離婚後の暮らしを想定して協力してもらえる親や知人の存在を今一度確かめる必要もあります。仕事を持っている人にとっても、今後一人で暮らすにあたり、住む場所から経済状況まで、冷静に判断する必要もあります。
その時間はやはり半年以上の準備期間として確保しておく必要がありそうです。全くすべてを一人で考えなければいけない場合には、元の夫側からの慰謝料などを検討する必要が強くなります。
これでよかったのかなぁ。後悔から立ち直る7つの方法
1.離婚後は誰でも落ち込むものと考える
離婚の形は様々ですが、どのような形で離婚をしたとしても直後は、その選択に対しての後悔が湧きあがる瞬間があるものです。
人生の節目を迎えて誰もが思い悩むわけです。それを特別と捉えないでください。膨大な時間がかかったとしても、いつか光が見えてくるものです。今は思い悩む自分と向き合うべき時間なのです。
2.将来の目標を定めて動いてみる
仕事を持っている人の場合には、スキルアップ目指すのも一つの手段です。離婚をしたからと言って社会の目が変わるとは限りません。
もしも、離婚という事実が仕事に差し障るようであれば、今後の事を考え直すタイミングかもしれません。そこはよく、見極めてください。今の状態を継続しつつ、今よりも自分を高めようという意欲こそが、次の目標に繋がるのです。
3.「離婚」のマイナスイメージを捨てる
離婚という負のイメージを自分の中でいつまでも引きずることは、何の解決にもならないことを知りましょう。離婚とは多くのエネルギーを費やすものです。それに引っ張られてしまうと摩耗して一気に老け込んでしまう場合もあります。
だからこそ、残っているエネルギーを何かに執着させればよいのです。それがお金を稼ぐということでも何でも良いのです。仕事を頑張るというエネルギーに向けても良いわけです。
4.離婚をしたことは絶対的にプラスと捉える
離婚をせずに今の生活を続けていた自分を想像してみてください。毎日疲れ果てて、お洒落にも何にも構うことが出来なくなってただ年を重ねるだけの人生などは、想像しただけでもぞっとしませんか?
我慢にも程があります。人生をかけての我慢などは、ナンセンスであると考えても良いのです。寂しさや後悔は何をしても繰り返し感じてしまう感情です。
5.やるべきことを片付けていく
離婚後には役所関係や様々な手続きが待っているものです。これをあえて短期間で粛々と済ましていくことも、離婚の後悔から立ち直る一つの方法だと思います。
手続きを進めていく中で、離婚をした事実を突きつけられるのです。だからこそ、初めてその事実をしっかりと受け止められるわけです。
6.新たなことにチャレンジしてみる
離婚をしたからこそ、出来る新たなチャレンジや行動が数多くあるはずです。そう考えて自分のネガティブな思考を一掃できるように努力をしてみてください。きっと何かが変わるはず。
離婚したから新たな自分でいられるという気持ちを大事にしてみてください。離婚しなければよかった、という思いは経済難にぶつかると誰もが思う壁です。それは否めないものです。強く否定する必要もないのです。
7.スキルアップに努力を重ねる
仕事を通じて何か新たな資格を取得することや趣味を増やすなど、結婚していた時期には思いつかなかったようなことでも行動を起こしてみると、意外と気持ちは晴れるものです。なんでもよいのです。新たなチャレンジをすることで、視野が大きく広がります。是非とも試してみてください。
自分の凝り固まった考えが少し緩む可能性もあります。年齢に関係なく、何かを一から始める経験は人をアクティブにします。そんな自分になれるように、チャンスを与えてみてください。
とにかく今を変えてみるという覚悟
うつむいている気持ちを前の向けるためには、今いる場所から少し場面を変える必要がります。そうすることでまた笑顔になれる自分に戻れるはずです。後悔して、くよくよしていても時間は過ぎていきます。それなら少しでも楽しい時間を自分で見つける方が賢明なのです。
自分を変えるために、何かを始めることが重要ということに気づいてください。昔から続けていた趣味などを復活させるのも一つの手段だと思います。
新たなスタートを!離婚後に前向きに過ごすための3つのコツ
1.時間を経て新たな出会いを求めてみる
離婚をして時間が過ぎたら、また出会いを求めたくなる瞬間が訪れます。もしかしたらそれまでに自然な形で出会いもあるかもしれません。
そこで心のガードを外して自由に新たな出会いを受け止めて良いと思います。そうやって前向きに過ごしている人は数多くいます。そうと知れば、何の罪悪感もないはずです。最近は再婚者向けの婚活パーティーや会員サイトなども構築されています。
もう一度出会いをと思う気持ちに素直に従ってよいと思います。幸せになる権利は誰にでも平等にあります。辛い別れを経験しているからこそ、人との出会いや縁についてもじっくりと考える機会になります。
離婚したからと言って何も引け目を感じる必要はないのです。それだけの人生経験を積んだと考えればよいのです。
2.旅行に出てみる
思い切って自分への慰安旅行をしてみませんか?これまで頑張って生活をしてきた自分を骨休めさせてあげるのも良い機会です。
離婚をするために使った多大な労力や、身体面での疲れを癒すためには気心の知れた友人や、思い切って一人旅でも良いと思います。旅に出て自分の内面と向き合うということは生きていくうえでとても大切なチャンスです。この機会に、近場でも良いので「命の洗濯」をしてみませんか?
旅行先で気持ちの整理をもう一度して、帰宅したらいよいよ、もう一度新たな自分を始めればよいのです。きっとすっきりとした気分で次の人生への第一歩を踏み出せるはずです。
これまで思いつかなかったことも、旅先でふと考え付くかもしれません。旅行にはそんな魔法の力があるのです。いつもいる場所から飛び出すことで、視野が広がって心も柔軟になるのです。
3.とにかく体を動かす
離婚の傷が癒えるまでには時間がかかると言われています。その間じっと家の中に引きこもるのはあまりにももったいない話です。
それならば気持ちを外に向けて身体を動かすのはどうでしょうか?激しい運動というよりもヨガやピラティスのような運動で心と身体のバランスを取るのです。とても心地よい汗をかくことが出来るので、おすすめです。
フィットネスクラブなどに入会をして、時間のやりくりで週に1度でも通える環境を整えると、今までの自分とは違う自分を発見できるものです。気分を晴れやかになって、動くのが億劫な身体も動き出します。
そうやって心も柔らかくなるはずです。心の柔軟性を大事にしてください。離婚を経験してしまうと何か暗く重い要素を纏っているかのような気分に陥りがちです。でも、それは本来違います。好きなように前に進んで良いのです。
離婚後のショックに立ち直った女性の体験談エピソード
資格を取って経済的に安定できた
「私は夫と結婚するまで派遣社員として働いていて、正社員として働いた経験がありませんでした。妊娠中に夫の不倫が発覚し、最初は耐えようとも考えましたがやはり耐え切れず、子供がまだ0歳の時に離婚しました。
育児にまったく関心を持たなかった夫に対する未練はありませんでしたが、経済的な不安が問題でした。
自力で生活を安定させたいのはもちろん、子供が将来やりたいことを見つけた時に、その道に進ませてあげられるだけの経済力が欲しいと思ったのです。
なので私は夫から受け取った慰謝料を元手に、子供を保育園に預けて両親にも協力してもらいながら医療系の専門学校に通って国家資格を取り、去年の春に正社員としての就職を果たしました。
専門学校に通っていた時は睡眠時間なんてほとんどなかったし、今も仕事は覚えなければならないことばかりで大変ですが、毎日子供の笑顔と寝顔に癒されながら頑張っています。
経済的な不安が少なくなっただけで気持ちも安定していて、毎日が充実しています。」
自分の時間を持てるようになった
「元夫は私と結婚するまで実家暮らしだったためか、仕事以外は何もできない人でした。
私もフルタイムで働いていましたが元夫は脱げば脱ぎっぱなし、食べれば食べっぱなしで、洗濯も食器洗いも1度もしたことがありません。家事は完全に私の仕事でした。
収入だけは同年代の男性よりも多少多かったものの、最低限の生活費を家計に入れたら残りは自分の好きに使ってしまう始末。結婚前に本性に気付けていたら、絶対に結婚なんかしませんでした。
それでもやっぱり離婚は躊躇しました。元夫は外面がとても良く私の両親にも気に入られていたので、離婚になって両親をがっかりさせてしまうことが気がかりでした。
けれど毎日朝から晩まで働いて、家にいる時は家事と旦那の世話という日々に耐え切れずに体調も崩し、離婚を申し出ました。元夫は意外にもすんなりと離婚を受け入れ、喜んで自分の世話をしてくれる母親の元に帰っていきました。
離婚後は元夫の世話をしなくてよくなった分趣味の時間や休む時間を作れるようになり、体調も回復して気楽に過ごせています。気がかりだった両親の反応ですが、離婚を伝えた時に私が幸せならそれでいいと言ってくれました。」
夢を持つことができるようになった
「元旦那のたっての希望で専業主婦になった私。結婚するまでは飲食店で働いていて、それなりに成果が出せていたので名残惜しさもありましたが、その当時は元旦那のことを愛していたのでその希望を受け入れました。
結婚してからわかったのは、元旦那の異常なまでの嫉妬深さです。私に専業主婦になってほしいと言ったのも、その嫉妬深さによるものでした。
友達と出かけるにもいちいち友達の名前や場所や時間を写真付きで報告しなければならず、ひどい時は子供の幼稚園の先生との仲を疑われたこともあります。
そんなに嫉妬深い元旦那だったのに、離婚理由はなんと元旦那の浮気なんです。笑うしかないですよね。
離婚後は落ち込みもしましたが、結婚前に働いていたお店に相談したら幸運なことに再雇用してもらえたので、比較的安定はしていました。それでも経済的に苦しい時もありましたし、子供に寂しい思いをさせることも沢山ありました。
けれど今は自分の店を持つという目標もできて、充実の日々です。子供も家のことを積極的に手伝ってくれて、私の夢を応援してくれています。当時は迷ったけれど、離婚してよかったと今では心から思っています。」
まとめ
後悔のない離婚などこの世に存在しない!そう考えてください。後悔しながら立ち直ってふと思い返すと今があってよかったと思えるはずです。人はそうやって徐々に強く立ち直っていくものです。どんな些細なことでも自分の心が動けばそれが立ち直りなのです。