付き合いも長くなると倦怠期に陥ることもままあります。これは愛情表現不足から来ていることが大半です。愛情が冷めた倦怠期もあるでしょうが、お互い情も愛も残っているのにどこか冷めてしまってて愛情表現できていない、ということもあるのです。

どんなに相手が好きでも、それがきちんと伝わっていなければ相手の恋愛感情が霞んでしまうことも少なくありません。それでは、そんな愛情表現にはどんな方法があるのでしょうか。ここではうまく愛を伝える方法を9種類ご紹介します。

伝わらない愛は少しずつ気持ちが離れていく

 

伝わっているはず…それが落とし穴

カップルが陥りがちなのが、好きなのはわかっているはずと、愛情表現がおざなりになっていき、やがて小さなズレが重なって大きな致命傷となる危険です。大きな致命傷となった時に別れにつながることも少なくありません。愛はきちんと伝わらなければ、関係に亀裂が入るのです。

さらに長く付き合ったカップルはお互いが「察している」「わかっている」を繰り返しがちな上、今更愛情表現なんて恥ずかしいと感じるカップルもいます。しかし愛情表現は人が人と長く付き合うためにとても重要な行動なのです。

愛が伝わっていないと不安や疑心暗鬼を招く

人の愛情は無限ですが、一方で双方向で満たされなければフラストレーションがたまるものです。愛が伝わっていないと、自分ばかりが愛していると不満を持ったり、好きなのは自分だけと自信を無くしてしまうのです。

こういった不安が問題なのは、相手の気持ちに核心が持てない怖さによって、自分の恋心が冷めてしまったり、相手はもう冷めていて次の恋をしているんじゃないかと疑惑も湧き上がってきます。

相手に不安や疑心暗鬼な心で接すると、相手にもそれは伝わります。信用されていないと感じた相手はますます愛情表現から遠ざかり、さらにこちらも相手から愛情が感じられなくなるという悪循環に陥ります。

愛情表現があれば愛は盛り上がる

はずかしさがあっても愛情表現はそれを押してもする価値があるものです。誰かに好きと言われればうれしくなります。必要だと思われれば、その人にとって自分は価値ある存在なのだと自信が持てます。

ただ思っているだけではこれは伝わりません。愛情表現によって伝えて、その想いを知ってもらう必要があるのです。愛情表現はお互いの気持ちを高めるためのコミュニケーションであり、ふたりの恋愛関係を盛り上げるために役立つ方法です。彼がうれしくなる愛情表現をご紹介していきます。

ストレートな言葉は心に響く

 

1.素直に「大好き」と伝える

まずは言葉編です。言葉は誰もが簡単に始められる愛情表現のひとつです。まず率直に好きという感情を伝えましょう。日常的にライトに言ってもいいですが、誰もに言うような軽い使い方ではその効果も半減します。ちょっとした時に「大好き」と伝えると、愛されている実感を彼も感じることができます。

日常的に好きと口にするのも大切です。この場合、言葉の安売りにならないように、彼にだけ言っている言葉だとわかるように使いましょう。

2.本音をまっすぐに偽りなく話す

好きという言葉だけでなく、ストレートに本音を伝えることそのものがひとつの愛情表現です。言いにくいことや自分が辛いこと、悲しかったことなど、彼の前だけでは自分の負の感情も正の感情もさらけ出すのです。

感情のさらけ出しは信頼している人間にしかできません。彼に対して自分の本音でストレートに話すということは、「あなたを信頼している」というメッセージです。信頼できる友達や恋人にだけできるからこそ、相手もあなたが自分を好きでいてくれることを実感できます。

3.彼のいいところを具体的に褒める

言葉を使った愛情表現にはもうひとつ、彼のいいところを具体的に言葉にして伝えるというものもあります。彼のいいところをあなたは知っています。あなたが知っているだけでなく、彼にもその知っているステキなところを伝えましょう。

決していいところを無理に作っておだてる必要はありません。おだては一時的には気持ちよくても、冷静になるにつれ、その評価を疑わせてしまいます。あなたが彼のいいところを知っている。これを伝える目的もあります。自分のいいところを見つけてくれる人に、人は好感を持ちます。

彼のいいところを見つけて褒めるという方法は、彼にいいところを伝えて喜ばせるだけでなく、あなたが彼の理解者だと伝えることにもなります。

行動で示したい日常的な愛情表現

 

4.スキンシップを欠かさない

次にスキンシップでの愛情表現です。よくスキンシップは付き合っているうちに、徐々に減ってくるカップルも多いのですが、スキンシップで体温を感じ合うことはとても重要です。愛情表現としてだけでなく。相手の存在を実感する行為でもあります。

スキンシップはキスやボディタッチ、ハグだけではありません。うたた寝の時の膝枕や、平気であれば耳かきをしてもいいでしょう。耳かきは特に無防備な状態を相手に晒すので、リラックス状態でのふれあいにもなります。

スキンシップをして肌が触れ合うことは、お互いの体温をリアルに感じることでヒビのストレス解消にもつながります。

5.無理をさせない程度に甘える

自分自身の無防備さを相手にさらけ出すことも愛情表現のひとつです。他の人には言えないことやできないことを、彼におねだりしてみましょう。相手の負担になるほど甘えるのは禁物ですが、相手のキャパシティを考慮した上での甘えは、彼にあなたには彼が必要と伝えるひとつの手段です。

またキャパシティを考慮することで、彼にあなたのためにできることが無理難題ではなく、役立てるという喜びと自信を感じるきっかけにもなります。甘えるというのは自分にばかりメリットがあるようで、遠慮してしまう女性も多いのですが、全く甘えられない男性は、彼としての自分の存在価値を見失うこともあります。うまく甘えるというのは意外にも重要な愛情表現になるのです。

6.彼のウィークポイントをさりげなく支える

自分の存在価値を伝えることが愛情表現となるのは、基本的に人は自信を持ちたいと考えるためです。反対に自信の喪失につながるのは、自分の欠点や失敗が明るみになった時です。

人間なのですから誰しも欠点や失敗は存在します。そういったウィークポイントを知った上でうまくつきあってくれる女性は男性にとって非常に魅力的に見えます。

またどんなに彼が好きだからといって、表立って自分が目立つように彼の欠点に対して対処していくのは逆効果です。これは欠点を明るみにする行為にもつながり、彼の自信はますます喪失しかねません。あくまで彼のサポートとして、ウィークポイントをそっとフォローする行為に、男性は愛情を感じるのです。

例えば日常的に不摂生をしている男性に毎日「健康的にしなさい」と手や口を出す女性は世話好きというだけでなく、立ち位置が母親のような存在になってしまいます。しかし疲れている時にそっと栄養ドリンクを差し出したり、コーヒーを入れてあげるのは、疲れている彼を労る行動です。

自分のことを見てくれて、弱っている時もさりげなく手を貸してくれる存在が身近にいれば、頑張るパワーも湧いてきます。そしてサポートしてくれたあなたの愛情も再確認できるでしょう。

彼にしたいセクシャルな愛情表現

 

7.気持ちよさを相手に伝える

愛情表現が重要視されるシーンには、セクシャルなこともあります。セックスや性的な魅力に絡んだ愛情表現は、人があまり表に出さない分、どんなことが愛情表現となるのかわかりにくいこともあります。セックスはコミュニケーションと言われるようにお互いの感情や感覚が触れ合う時間です。大切なのはそのコミュニケーションに価値を感じていることを伝えられるかです。

そのタイミングで喜ばれる愛情表現は、自分が相手によって気持ちよくなっていることを相手に知ってもらう方法です。言葉でストレートに伝えてもいいですし、声で伝えるのもいいでしょう。

あなたが気持ちよくなっているとわかれば、相手も自分が彼女に気持ちよくなってもらえていることでより愛おしさが増してきます。

8.ボディタッチで相手のポイントを見つける

気持ちよくなるのはあなただけでなく、相手にもなってもらう工夫も大切です。あなたが気持ちよくなった時に愛を感じるように、相手もまた、自分を喜ばせようとがんばる姿を見るのは、愛情を感じるものです。

行為の最中や前にはボディタッチで相手が気持ちよくなるポイントを探し、どのように触れて欲しいのかリクエストも交えながら、相手に喜んでもらいましょう。高度なテクニックなどは実はあまり重要ではありません。むしろ高度すぎるテクニックは玄人感があったり、前の男性の影がちらつくのでマイナスの印象を受ける人もいます。

気持ちよくしてあげたいという気持ちが伝わることこそ、1番の愛情表現です。

9.日常のケアや努力をさりげなくアピール

ボディをさらけ出すラグタイムには、体の変化が相手にもはっきり見えてしまいます。愛情表現はこの時にするだけのものではありません。よりきれいに相手に見せたいという努力を日々重ねていることも愛情表現になります。

自分のために努力をしている女性は男性にとってかわいく感じるもの。触れ合う時にいつもよりきれいになったと感じると、彼女の努力に愛を感じるものです。もしちょっとスレンダーになったとか、肌が気持ちいいと言われたら、ちょっと頑張ったことを伝えてみましょう。

彼のためにという表現もいいですが、自分が彼にもっとすてきに見て欲しいという伝え方なら、よりいじらしさが伝わります。

まとめ

愛情表現は恋愛関係を継続するための潤滑油です。恥ずかしがらずにストレートに実行に移しましょう。恥ずかしがるとお互いが照れてしまいます。照れることは悪くないのですが、恥ずかしさが大きいと愛情表現を敬遠しがちになってしまうので、自分の中にある愛情を伝えたい気持ちを大切に、臆することなく伝えましょう。愛情表現は彼のためだけでなく、自分と彼とふたりのためのものなのです。