アルハラの上手な断り方5選。飲まされる女の特徴、当てはまってない?実例も紹介
2018.02.14
女性のみなさま、会社の飲み会でお酒を飲む機会はありますか?お酒を楽しく飲める女性であれば良いのですが、お酒が飲めない女性にはかなり苦痛な時間だと思います。1人でお茶を飲んでいても、何処か寂しいでしょう。
苦痛なのに、集団でお酒を飲むように勧めてくる集団がいます。飲めないと伝えていても一気飲みさせられる事もあるでしょう。今回は、アルハラに会わないためにも、アルハラの実態や断り方をご紹介します。刑罰も知ってアルハラから逃れましょう。
アルハラの実態とは?
アルハラの意味
アルハラとは、アルコールハラスメントの略語です。アルコール飲料を含む嫌がらせ全てを表す言葉でもあります。例えば、お酒が飲めない人に対して、お酒を飲むことを強要させ多量摂取させることが当てはまります。
そもそも多量摂取することで、飲まされた側は泥酔状態になり奇声やふらつき、道路での汚物や排泄状態など多くの迷惑行為に繋がります。しかし、お酒を強要させた側は、いじめることを目的としていた場合は、迷惑行為は飲んだ側の責任として飲まされた側を介抱せず見捨ててしまうことも多いです。
他人に嫌がらせをするアルハラは、現代社会における深刻な問題となり、多くの女性を悩ませている原因でもあります。 では、なぜアルハラが社会問題になったのでしょうか?
アルハラの実態
日本では、1980年以降に急速に問題視され、中でも1990年代に大学生がイッキ飲みして急性アルコール中毒死になったことで、アルハラが社会問題として注目されました。また、死亡した大学生の遺族らによる呼び掛けも起こりました。
アルハラ問題に警告を慣らすために特定非営利活動法人ASKが、アルハラ行為の危険性を以下の通りに伝えました。
1 飲酒の強要
2 一気飲ませ
3 意図的な酔いつぶし
4 飲めない人への配慮を欠くこと
5 酔ったうえでの迷惑行為
つまり、勧める側が飲酒を要求した場合に、勧められた側が断ることが出来るということです。
アルハラ行為が行われた場合
お酒を飲むことは、コミュニケーションの道具として戦国時代から使われ、もし嗜む程度の飲酒なら気分は良くなります。また、人間関係を円滑にできる役割を持ち飲みニケーションとも呼ばれます。
多量飲酒すると徐々にふらつきやめまい、吐き気など身体からアルコールの拒否反応が起こります。 中には、窃盗や交通事故に会って周りの人間に迷惑をかけても楽しいと思うのです。
しかし、日本人は遺伝的にアルコールの解毒能力が弱く、身体がアルコールを受け付け無いほどの人もいます。特に女性が多く、その方々がアルハラに会えば、ダメージが強い傾向があります。まさしく、アルハラは殺人行為とも呼ばれるほどの社会問題です。
飲まされる女の特徴とは?
明るい性格で目立つ女性
お酒が飲めない人でターゲットにされるのは、2パターンに分かれます。首謀者からターゲットにされるのは、初対面の人に対しても明るく接して目立つタイプの女性です。目立ついうことは、何か異性や同性に自分の魅力をアピールしていると思います。
もし、飲み会で注目浴びると、上司や女性の先輩に目を付けられ、仕舞いには呑み会の連続となり潰れる羽目になります。誘えば付いてくるのが明るい性格の人ですから、そこをアルハラ集団は目を離さないと思います。
人見知りでいじめに遭いやすい女性
つぎに人見知りで意見を言えない女性は、集団でお酒を飲ませられ、酔い潰れるまで強要されます。こちらは、お酒が飲めないことや1人で居たいことを伝えても、集団で言いよって来て「飲み会は楽しいよ。みんなと仲良くしましょう」と言っても、ただいじめたいだけなのです。
人見知りで何も意見を発しない女性だからこそ、何か有っても通報しない、誰も信じないと高を括っています。酔い潰せば、自分たちが満足するからと言って何回でも一気飲みを強要する女性グループがいるのが現実です。
ましてや、女性グループの男友達を複数連れて来て、人見知り女性と身体の関係を無理やり持たせるためでもあります。これは、れっきとした犯罪(傷害事件など)にあたります。
アルハラを防ぐ為の断り方とは?
1. アルハラから逃げるか参加しない
飲酒を強要することで社会的地位を無くすのは、アルハラを勧めた側だと思います。どうしてもお酒が飲めない女性は、アルハラを起こす集団から逃げるか、飲み会に参加しないとはっきり伝えることです。
もし、聞き入れてくれない場合は、会社の倫理委員会や警察に相談してアルハラ行為を辞めさせるしかありません。相手の欲求よりも自分の身体の方が大切だと考え、はっきり参加しない旨を伝えましょう。
または、聞き入れてくれないことが多く、それでも飲み会に強要参加させられるなら、会社を辞めましょう。仕事とは関係ない時間に、無理に強要されることは、人権を阻害していることにも繋がります。
プライベートを充実させたい女性がいると思います。ですから、無理強いして飲み会に参加することはないと思います。
2. お酒を飲む側は、自分の飲酒の適量を知る
もし、飲み会にやむ終えず参加した場合は、上下関係から、上司から勧められた杯を返すことは失礼だとしても、お酒を飲む側が自分がどのくらいお酒を飲めるのかを知りましょう。上司に不快感を与えさせないのが大人のマナーと考えるのではなく、強要は犯罪だと思って下さい。
またあなたが一気飲みさせられたことを社会的に顕在化させることも大切です。例えば、新聞社や警察に相談し、お酒を勧めた側に反省させましょう。
3. 上下関係・伝統など、本来飲酒とは無関係な理由の飲酒に参加しない
一番の対策は無関係な理由の飲酒に参加しないことです。上司に飲み会の伝統を重んじるなと言われたり、暴力的に勧められても参加しないことが一番良い断り方だと思います。言葉で言っても伝わらない上司もいますね。
その時は、A4サイズの紙に無関係な理由の飲酒に参加することで自分のダメージがどれほどであるか書き出しましょう。また、アルハラを強要された場合に、刑罰も課せられることも書きましょう。
自分にとってどんなに苦しいことなのか、お酒を勧める側にも分かってもらう必要があります。A4サイズの紙を同じ立場の人々とともに会社の倫理委員会に提出しましょう。
4. 飲酒演芸の風習は間違いだと相談できる上司や部署の人に話す
女性社員や平社員が酌をして回る、あるいは上司が部下に労をねぎらうのが当たり前だという、昔ながらの考え方のひとがいます。しかし、現代社会では、飲酒を演芸の一部とする風習は間違っています。
お酒は楽しく飲むものですし、嗜む程度が健康的にもよい傾向です。飲酒を強要されるほどの苦しみは味わった側にしか分かりません。
相手は、お酒の素晴らしさを伝えたいだけと言いますが、それは違いますよね?ただのいじめ行為しか他なりません。ですから、信頼できる上司に相談して一緒に戦って貰うのが良いかもしれません。
5泥酔した人の世話係りに徹する
実は、アルハラの実例でもっとも見落とし部分があるのは、泥酔者の世話をせずに自分たちだけが楽しむことです。泥酔すると、アルコール濃度が徐々に高くなり、残渣物が気道に詰まり、自分では気道確保が出来なくなります。
ですから、お酒が飲めない女性は、敢えて泥酔した人の世話係りに徹して首謀者と関わり会うのを避けても良いと思います。ただし、泥酔した人の世話係でもあなたが一気飲みを煽ってはいけません。
煽るなら、首謀者に一気飲みをさせて、同じ辛い思いをさせた方が良いですが、これは難しいことだと思います。
アルハラを勧めた側も犯罪になる?
罰則や民事責任を課せられる
強要罪 (3年以下の懲役)・・・脅迫して無理矢理お酒を飲ませ、相手に強要させた場合に課せられる刑です。
傷害罪 (15年以下の懲役、50万円以下の罰金)・・・酔いつぶすことを目的にお酒を集団で飲ませた場合です。傷害罪と知りつつも、集団で一気飲みさせるグループがあります。
過失傷害 (30万円以下の罰金又は科料)・・・飲酒を強要し急性アルコール中毒となったときは、過失傷害になります。
傷害致死 (3年以上の有期懲役)・・・同様に、飲酒を強要し急性アルコール中毒させて、死亡した場合は刑が重くなります。それだけの罪を犯している証拠です。
現場助勢 (1年以下の懲役又は10万円以下の罰金もしくは科料)・・・首謀者以外の周りにいる人々が、アルハラ行為を煽っても犯罪になります。たとえ、煽っただけと主張しても、精神的肉体的に被害を与えたことは一緒です。
保護責任者遺棄 (3年以上5年以下の懲役)・・・泥酔者を放置して世話をしなかった場合にも責任放棄とみなされます。ましたや、自分だけ帰宅して後々放置した泥酔者が死亡している場合もあります。
このときは、遺棄等致死傷といった保護責任者遺棄よりも重い刑が課せられます。
このようにアルハラは、命を落とす危険性があり、社会的地位も無くなります。首謀者たちは犯罪と分かっていても、力の弱い大学生や、気の弱そうな女性社員に無理やり飲酒を進め悩ませる人が多いです。
大学や会社を辞めさせられ、悪い人生に足を踏み込んでしまいます。ですから、コミュニケーションが大切だとしても、お酒の飲めない方が飲み会に参加することには大きなリスクが伴います。
社会や大人たちが変わらなければ飲酒を勧めるアルハラの環境が崩せないといっても過言ではありません。
まとめ
このようにアルハラと呼ばれるようになった経緯や飲まされる女性の特徴をお話しして来ました。もしかしたら、あなたも当てはまっているかもしれません。まずあなた自身がアルハラは犯罪なのだという認識を持つことが大切です。
飲み会やアルハラの断り方もお伝えしましたが、もし飲み会への断りが上手く行かなければ、警察に相談してみて下さい。上司に断ると仕事上辛い立場に追いやられるかもしれませんが、あなたの身体を第1に考えて行動しましょう。