沸騰したお湯や温泉から立ち昇る蒸気や湯気。オーラのイメージとはそのようなものだと私は感じます。例えば炎の擬音語は「メラメラ」がピッタリですが、オーラのそれは「ゆらゆら」がしっくりきます。

わかりやすく人気漫画で例えましょう。漫画「ドラゴンボール」では「気」として、「ワンピース」では「覇気」としてそれぞれ作中において効果的に描写されています。

存在を認識できないものは表現できない、言い換えればオーラも言葉やイメージで存在を表現できる以上あるとお伝えしたいのです。

オーラとは

オーラの正体

オーラ（AURA）という言葉は、「雰囲気」や「ほのかな香り」という意味のラテン語を起源にしています。光、波動、そして気という表現も使われます。人・動物・植物に宿る生命エネルギーがオーラの正体です。鉱物などの無機物を含む地球上すべてのものにも一定のオーラがあります。

光の衣

肉体と目には見えないオーラが重なって、私たちは生きていけます。肉体が滅びると、オーラも消えます。生命体エネルギー、オーラ、魂の三つが重なることで光の身体が成り立ちます。肉体（物質）、心（自己成長）、精神（宇宙）とも言い換えられます。

オーラの7つの層

オーラには7つの層があります。肉体に近い順から、①エーテルボディ②エモーショナルボディ③メンタルボディ④アストラルボディ⑤エーテル・テンプレートボディ⑥セレスティアルボディ、そして一番外側の⑦コーザルボディの7層です。

それぞれの層に意味があります。①生命・命・肉体・物質界の存在②活力・感情・愛・興奮・喜び・怒り③精神力・思考・心理作用・思考形態・潜在意識と顕在意識④ハート・愛・心⑤喉・スピリチュアルな触れ合い・言霊⑥直感・真実・森羅万象⑦高次意識・宇宙、などです。

オーラを表す言葉

世界にも様々な表現でオーラに該当する言葉があります。ラテン語のスピリトゥス、ギリシア語の「プネウマ」、ヘブライ語の「ルーアハ」、サンスクリット語の「プラーナ」、そして私たちにとって一番馴染みのある中国語の「気」などです。

「気」にまつわる言葉には、空気、蒸気、天気、色気、気配、元気、鋭気、覇気、景気、そして気力など枚挙にいとまがありません。それだけ「気」というものは目には見えなくても確かに存在するものとして日常生活の中でも表現されているのです。

引き寄せの法則とオーラの関係

「自分の考えている出来事が現実になる」というのが引き寄せの法則やシンクロニシティ（共時性）と呼ばれる現象です。あなたのオーラが輝いているときはポジティブな波動に共鳴した人物やイベントに出会ったりするものです。まさしく「類は友を呼ぶ」ということわざに集約されます。

オーラがみえると人付き合いがスムーズになる

オーラを読み解けるようになると、相手の表面的な仕草ではなく、その人すら意識していない本心を察知できるので、人間関係をシンプルにできます。また、人だけに限らず動物のや食べ物のオーラも分かるようになるので、ペットとの良い交流や健康に良い食材も見分けられます。

オーラが透明にみえるのは、みえ方50％のレベル

「見る」、「視る」、「観る」の違い

「見る」とは、目の動きで対象をとらえること、調べること、味見すること、見物すること、見学すること、見当をつけること、そして会見すること、などです。「視る」とは、じっとみること、調べるように注意してみること、視線を送ること、黙視すること、凝視すること、そして視察すること、などです。

「観る」とは、念を入れてみること、人相を観ること、芝居を観ること、観察すること、観測すること、観戦すること、そして観光すること、などです。「見る」および「視る」とは肉眼を使ってみること、「観る」とは心眼を使ってみることとすると理解しやすいでしょう。

オーラのみえ方レベル0％＜オーラの存在を否定している…みえない＞

オーラなどありえない！と否定している方。たとえ練習をしてもオーラはみえません。空気は目には見えないからありえない、電気は目には見えないからありえない、心は目には見えないからありえない、と言っているのと同じことです。目には見えない大切なものもあるのですよ。

オーラのみえ方レベル10％＜オーラの存在を肯定している…みえない状態＞

オーラに興味があるかどうか、自分でもまだわからない方。積極的ではなくても、オーらに関する情報媒体（テレビ番組やラジオ番組、WEBページなど）に接したことがある人。オーラと聞いてもあからさまに拒絶反応を示すことはないでしょう。

オーラのみえ方レベル20％＜「肉眼」と「心眼」を理解している…みえない状態＞

オーラに限らず、肉眼でみえない、科学的には説明できない自然現象も肯定している方。そのような現象を肉眼ではなく、なんとなく心眼でとらえられます。ただし、まだ肉眼でオーラをみることはできません。虫の知らせや神仏についても一定の理解を示せます。

オーラのみえ方レベル30％＜オーラがそこに存在するのがわかる…なんとなくみえる状態＞

偉人や芸能人などをみて、すごいオーラが出ている！と思ったことがある方の一部に該当します。「心眼」と聞いても理解できるため、オーラの色まではいかなくともその存在を感じ取ってイメージできるでしょう。人からのただならぬ威圧感や存在感、威光などを認識できます。

オーラのみえ方レベル50％＜オーラが無色でみえる…無色でみえる状態＞

オーラが無色でみえる方が該当します。オーラがみえる、と主張される方はこの段階が多いようですし、かくいう私もそんな感じです。時々カラーでみえることもあるので70％といったところでしょうか。練習でこの50％の段階に進むめます。オーラに焦点を合わせることが大切です。

オーラのみえ方レベル100％＜オーラがカラーでみえる…カラーでみえる状態＞

オーラをカラーでみえる方が該当します。自分や他人のオーラカラーがわかるため、人間関係が良好です。技術を高めることでオーラを鑑定して人生相談を受けることも可能です。さらにオーラを磨く（気を練るといいます）方法を習得すると自分のオーラの力を支配できます。

直感を磨く練習

準備

まず、緊張を解き、落ち着きましょう。力を抜くことが重要です。次に、「私はみえる」と許可を与えます。口に出してもかまいません。そして、自分が宇宙とつながっていることを想像して心を開きます。最後に呼吸を整えます。雑念にとらわれないことがポイントです。

エネルギーの感覚を体験する

両手でバスケットボールくらいの大きさの球を持っている恰好をしてください。実際にボールは持ちません。その手の間隔を伸ばしたり縮めたりしているうちに、磁石のN極とS極が反発するときのような弾力を感じたとしたら、おめでとうございます。それがあなたのエネルギーです。

両手の間のオーラをみる

①部屋を薄暗くして、白い壁にむかいます。自分に手の甲が見えるようにかざします。②五本の指をすべて伸ばし、両手の中指同士を向かい合わせるようにします。

③指と指の間を1センチ位離します。④指と指の間を視線は動かさず30秒程みつめて両手を左右に広げます。白いモヤがみえたら成功です。

オーラを輝かせる生活習慣

嘘をつかない、社交辞令をやめる

嘘つきさんのオーラはくすんでいます。嘘ばかりの人のオーラは真っ黒です。不平不満・愚痴・泣き言・文句・妬みなどのマイナス思考はオーラを真っ黒にしてしまいます。オーラの世界では社交辞令と嘘は同類として扱われます。

素直になる、猜疑心を持たない

素直な人はオーラが綺麗です。素直に相手の話を聞いたり行動を起こせる人は澄んだオーラをしています。思考家回路や考え方がシンプルだと、オーラはキラキラしてきます。疑う心を持たず素直な心を持つように心がけてみましょう。

波動の良い食べ物を摂取する

良い食事はあなたのオーラを輝かせてくれます。「人を良くする」と書いて「食」ですから、漢字とはすばらしい。良い食事とは、美味しいものを食するのはもちろん、その食材が採れた環境や作り手の気持ち、そして食べるときの本人の気持ちまでエネルギーとして取り入れることです。

安心できる環境で睡眠をとる

温かい布団でぐっすり寝た人と冷たい床であまり眠れなかった人では、言うまでもなく前者の方が元気でオーラも満たされています。家の中ではとにかく寝室の環境だけは最優先で整える必要があります。私たちは眠っている間に宇宙からメンテナンスをしていただいているのですから。

自分を愛する、自分の魂が喜ぶことをする

自分という器が愛で満たされることで、そこから先はあふれた愛を周囲に注ぐだけで良いのです。それはまるでシャンパンタワーのグラスに注がれたお酒や、とめどなくあふれるオアシスのような泉、そして大河の源流となる湧き水のようなものと似ています。

人が見ていないところで良い行いをする（陰徳を積む）

人がみていないときは神様がちゃんとみてくれています。安心してください、宇宙貯金の残高が確実に増えていきます。人前で良いことをするのが陽徳というのに対し、人知れず良いことをするのが陰徳といいます。陰徳の利息は計り知れないものがあります。

まとめ

いかかでしたでしょうか？オーラについて語るには私はまだまだ未熟で、その入り口に立っているだけにすぎません。オーラがみえることが偉いのではなく、それを生かして自分や周囲の人を幸せに導けたとすれば、とても有意義で素敵なことかもしれません。

ひとりひとりの意識の変化を促すという意味においては、オーラは今の時代に必要な地球全体のテーマといっても良いかもしれませんね。またどこかでお会いしましょう。それではまた。