アバンギャルドやコンサバ、ファッション界でよく耳にする言葉ですね。あなたはどちらのタイプが好みですか？それともどちらでもないでしょうか？

パーソナルイメージにもあるアバンギャルド。この記事ではそんなアバンギャルドについて詳しくまとめました。

そもそもアバンギャルドとは

対義語は保守的という意味のあるコンサバ

アバンギャルドについてお話していく前に、その対義語であるコンサバについて知りましょう。コンサバティブが正式な言い方で、それを省略したのがコンサバ。保守的という意味があります。ここから考えると、コンサバファッションは保守的なファッションということになりますね。

「保守的」その言葉からもイメージできるように、文化や伝統を大切にしていて、ファッションそのものの主張は控えめです。それでいてエレガントな雰囲気が漂っているのが特徴です。コンサバと関係の深いファッションといえば、略式の礼服があげられます。

コンサバは今では死語となっていますが、振り返ってみればコンサバの流行は、バブル時代の女子大生のときが最盛期。その後コンサバという言葉を表立って使わないものの、2000年以降はお姉系ファッションと称して名を変えて存在しています。

アバンギャルドにはこんな意味があった

芸術の世界で使われることの多いアバンギャルド。フランスの軍事用語として使われていたアバンギャルドのもともと意味は「前衛」。

言い換えれば最前線・最先端ということ。そこからヒントを得て、現代で使われているアバンギャルドでは、革新的で先進的な表現のことやそれを生み出す人という意味が生まれました。

20世紀に入ってから行なわれた芸術運動でのアバンギャルドは、「これまでの既成概念を取っ払って、新しい斬新な表現を取り入れていきましょう」という意味合いのある運動でした。ファッション界でいうアバンギャルドは、そこからきている概念で、大胆でそれでいて独創的、革新的なデザインのことをいいます。

アバンギャルドって一体？

ファッションショーの世界はアバンギャルド

代表的なパリコレや有名ファッションデザイナーの手がけるショーは、革新的で斬新なデザインが多く目を惹きますね。まさにアバンギャルドの世界。日本のアヴァンギャルドなブランドと言えば、川久保玲の「COMME des GARÇONS（コムデギャルソン）」が有名ですよね。

ファッションショーで発表されるデザインのまま、私たちは普通に街中を着て歩けませんが、時を経て形を変えて、私たちの生活の中に入ってきているものも中にはあります。探してみるのも楽しいですよ。

アバンギャルドタイプはこんな人！

◇パーソナルイメージ
一人ひとりパーソナルイメージがあることは知っているでしょうか？内面のイメージと外見のイメージをかけ合わせたものが、パーソナルイメージです。似合う色を見つけるパーソナルカラーやファッションコーディネートは外見の範囲内のこと。

内面の性格や趣味、行動、ライフスタイルと外見がかみ合ってこそ好感が持てますね。パーソナルイメージでは、外見+内面でわかっていることを色や形に取り入れたものです。

クラッシックタイプとカジュアルタイプ、ロマンチックタイプ、そしてアバンギャルドタイプの4種類あり、私たちはこのうちのどれかに当てはまるとされています。

◇アバンギャルドタイプ
今回の記事のテーマにもあるアバンギャルド。パーソナルイメージにあるアバンギャルドタイプとはどんな人なのでしょうか？体型はグラマラス。性的魅力が感じられ、華やかなイメージがついてきます。ゴージャスで大人のムード満点。

最新のトレンドファッションに敏感で、既成概念や形式にとらわれることなく、斬新で華麗に着こなします。大胆なカラー同士のコーディネートも難なくチャレンジしてしまうタイプです。ヘアスタイルはベリーショートやポイントブリーチヘア、ボリューム感のあるウェーブや巻き髪スタイルなど、斬新かつ大胆さの感じられるものが多いのが特徴です。ここでその他のパーソナルイメージについてもタイプ別にご紹介します。

◇クラッシックタイプ
体型には安定感があります。知的なムードが漂い落ち着いているタイプです。堅実的で仕事やプライベートにそれが現れています。クオリティにこだわり本物志向で、シンプルスタンダードな、洗練された着こなしを好む傾向が強いです。

クラシカルな雰囲気のあるデザイン、カラーコーディネートは見るからに落ち着き感があります。ヘアスタイルはシンプルなイメージのあるボブ、セミロング、ゆるめのソフトカール、シャープ感のある分け髪を好みます。

◇カジュアルタイプ
外見からみて清潔感や若々しさが感じられ、いろんなことに興味関心を向けているので、活動的な印象があります。健康的でさわやかな雰囲気を持ち合わせています。髪型はボブやシャギー、ショートヘアを好む傾向にあり、ラフで動きのあるスタイリングが特徴です。

◇ロマンチックタイプ
ロマンチックムードから想像できるように、丸みの感じられるしなやかなボディライン、豊かな感受性の持ち主で創造力に富んでいます。穏やかな雰囲気があり、優雅さが感じられます。淡いカラーのコーディネート、ソフトで可愛らしいスタイリングがぴったりです。

柔らかい素材や透け感のあるもの、花柄、フリル、レースのあるファッションを好みます。アクセサリーやその他小物使いが上手なタイプ。女性らしさの光るガーリーなヘアスタイルで決めていることが多いです。

アバンギャルドファッションの特徴とは

ファッションの特徴や雰囲気

アバンギャルドは先端を行くファッションですから、個性的、独創的という言葉がぴったり。大胆にダイナミックに着こなしてしまいます。大き目な柄ものであっても違和感がありません。シャープでモダンなイメージがぴったりです。

似合うカラー

色んなカラーが似合いますが、中でも強めのカラーのファッションへの使い方には目を見張るほど。たとえコントラストが強めでも、コーディネートの仕方に才能を感じます。

しっくりくるファッション

肌の露出の多いデザインや、直線的ラインの強調されるものが似合います。また華やかさ、ゴージャス感のあるデザインも、しっくりきます。どことなくセクシーさが感じられるファッションです。

バッグや靴、アクセサリーなど小物の特徴

バッグは持ち手が太めで、華やかなデザイン、大胆なデザインものが似合います。靴はシンプルなデザインよりも、バッグと同じで大胆なもの、装飾がついているものがマッチしますね。そこに大ぶりのゴージャスなアクセサリーをポイントで身につけます。サングラスや眼鏡をするなら、フレームは太めのものがマスト。

アバンギャルドファッションに挑戦！

カラーの配色にこだわって服をコーディネートする

一言でいうと個性的で独創的なファッション。アバンギャルドタイプになるなら、服のカラーとコーディネートにこだわってみましょう。アバンギャルドの雰囲気を出すには、ビビッドとコントラストの2つに重点を置いてみます。ただここで大切なのは、あなたに似合う色、パーソナルカラーに合った色味を選択することにあります。

いくらビビッドやコントラストの強めのカラーが、アバンギャルドに欠かせないといっても、パーソナルカラー診断で原色の似合わない人が使ってしまうと、逆にイメージダウンしてしまいます。パーソナルカラーとは、瞳や肌の色から似合う色を春夏秋冬の4タイプ別に分けたもの。

例えばサマーカラーの人であれば、原色ではなく、くすんだ淡いカラーにトーンダウンしたものを選ぶようにします。パーソナルカラーのカラーイメージを崩さないように、アバンギャルドファッションを取り入れてみてくださいね。

大ぶりのアクセサリー

アバンギャルドファッションでアクセサリーをつけるなら、大ぶりのものですね。コーディネートによって付けるか付けないかの判断は必要ですが、付けるなら存在感のあるタイプを選ぶようにします。

大胆なデザインの靴

シンプルなデザインの靴よりも、リボンやその他の装飾のあるものがアバンギャルドファッションを引き立たせてくれます。大胆なデザインものもおすすめです。

フレームの太いサングラス

サングラスや眼鏡のフレーム、あなたはこだわったことはありますか？似合うか似合わないかは一番重要ですが、アバンギャルド路線でいくなら、太めのフレームは必須です。

アバンギャルドヘアスタイルおすすめ

ベリーショート

個性的なイメージが強く出るベリーショート。アバンギャルドタイプで好む傾向にある、ヘアスタイルの一つです。首回りに髪の毛がない分、大ぶりのアクセサリーを付ければパッとした華やかなイメージに包まれることでしょう。

スタイリング次第でクールにもフェミニンなイメージにも仕上げることができますね。顔の形や大きさの問題でベリーショートにするかどうか悩みますが、挑戦したいのならしてみてもいいのでは？

ポイントブリーチ

ヘアスタイルのコントラストを楽しむのに、ポイントでブリーチして個性を発揮するのもアバンギャルドの傾向です。ハーフでカラーを変える人もいますし、ところどころブリーチして楽しんでいる人もいます。

ロングでウェーブ感の強い巻き髪ヘア

コテを使って根元付近から強めにカールしていきます。カールし終わったら、適度に髪の毛をほぐしてボリュームが感じられるスタイルに仕上げます。最後にカールが程よく持続するスプレーをして完成です。

まとめ

アバンギャルドのイメージ、何となくつかめたでしょうか？

パーソナルイメージにもあるアバンギャルド。独特なモードを持ち合わせているので、ファッションセンスを見れば、アバンギャルドタイプかどうか一目瞭然でしょう。ファッションは奥が深いので、センスを磨けば磨くほど楽しめる世界ですね。

あなたはアバンギャルドタイプを目指しますか？それともコンサバタイプにしますか？