好きな相手から振られたら誰もが大きなショックを受けるでしょう。長い間秘めていた気持ちなら、それが砕かれるというのは耐え難い苦痛のはず。とはいえ人を好きになるには理由はありませんし、諦めるためには、気持ちを納得させるための理由が必要です。

もし自分に何か足りないところがあるなら、改善すれば好きになってもらえるかもしれないと考えていませんか？

そんなに諦められないなら、振った男の心理を探って、恋のチャンスを見つけてみてはどうでしょうか。敗者復活恋愛に勝ついい女の心理的条件とはどんなものでしょうか。

振られた男が諦められない心理とは？

手に入らないものは欲しくなる、喪失を埋める心理

人には足りないものを埋めようとする心理が働くことがあります。恋愛で自分にないものを求める時などは、自分に不足している部分を埋めようとしている行為でもあります。

振られた男が諦めにくいのは、振られたことにより自分のものにはならないと宣言され、相手を受け入れようとしたスペースが、自分の中で空白になってしまうのも原因のひとつです。

空白があることに対する強迫観念がやはり欲しいという心理を働かせます。また注ごうとした愛情の対象者を失うことに対しての恐怖感でもあります。

手に入らないとわかった時点で、気持ちが増幅してしまうのです。このような自分が抱えていた気持ちが、強制的に振られるという行為でシャットダウンされ、行き場を失うと諦めがつきにくくなるのです。

他の人のものになってしまうという焦り

恋愛の価値観は様々ですが、日本は一夫一妻制の結婚制度と倫理観があります。独身のうちは略奪や二股の話もありますが、真面目に将来も考えた恋愛関係を築こうとした場合には、１対１が基本です。

自分が振られた後に「どうしても付き合いたい」「諦められない」と焦燥感がある場合は、相手が他のパートナーを見つけてしまうという危機感から焦る人もいます。

冷静に考えれば、振られる時は相手の恋愛感情が低く、時にはマイナスになっているのですから、すぐに何も考えずにすぐ繰り返しアプローチしても全く効果はありません。むしろ振ったのにしつこく迫ってくると評価はマイナスになります。

振られてすぐに「もうちょっと頑張ってアプローチしたい！」「復縁したい」と感じたら、一旦、それは他の女性に盗られるかもしれない危機感から来たもので、相手の感情を考慮していないと意識して、具体的な行動をストップしましょう。

選ばれなかったという自己否定

振られた時にショックを受けるストレートな理由は「自分を受け入れてもらえなかった」という事実です。相手にとって自分は女性として不必要だったと考えると、自信をなくしてしまい、自己否定してしまいます。

振られても諦められない時に、選ばれなかったという事実だけを見て、好きな人といつか付き合いたいと考えるより、自分の愛情を認知させたいという気持ちだけが強く残る場合もあります。

自己否定し続ける状態は健全ではありません。バランスを取ろうとして、相手を貶すことで自分を保つ人もいます。

あんな男振られる前に降ってやればよかったと強がる時も、自己否定からの脱却です。自分が本当は振る側だったと思うことで、振られたという事実を塗り替えるのです。

このタイプは復縁を考えるタイプではありません。復縁を考えるのは、自己否定の原因である相手に対し、変化を求めるタイプです。自分が振られた事実は間違いだったと相手に認識させたがるタイプは、復縁希望者にも多く存在します。

自分はどうしたいのか、それがはっきりとわかり、それでもどうしても彼を振り向かせたいと望むのであれば占いの力を借りるといいかもしれません。
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振った女を男性はどう思う

好意を持たれること自体は自信になっている

振られた側の女性の気持ちとしては、突然変わる関係性にショックを受ける人も多いのですが、振る側の男性は、一体、相手の女性をどのように見ているのでしょうか。

多くの男性は好意を持たれることについては、好かれるという自信にはつながっています。男性は恋愛の記憶は別名保存と言われるように、それぞれ別ものとして処理をします。

そのため好意を示されること自体には、振った相手だとしても嫌悪感を抱くことは少なく、人に好かれたという自信にはなっています。逆に振られた時に嫌悪感を示される時にはなんらかの理由がある場合がほとんどです。

付き合いが長い上で振られる女とは

告白をして恋愛関係になる前に振られた場合ではなく、恋愛関係の最後に振られる女性に対して男性はどのように感じるのでしょうか。告白のように一方的に好きになってアプローチされた場合とは異なり、少なからず男性側も女性を好きで大切にしていた時があった関係です。

こういった関係の最後で振られた女性は、他に好きな人ができた場合をのぞき、相手の印象はほぼマイナス状態になっていると考えていいでしょう。というのも、男性は本来、プライベートで面倒なことをしたくない傾向があるため、相手と揉め事となる別れ話は本来、避けたい案件なのです。

つまり面倒なのに、そこを押してでも別れたいという後押しをしている理由があります。今まで我慢していたという意識が強いため、振った時には相手は「やっと別れられた」と解放された自由に魅力を感じる時です。

こんな時にはその場で自分のダメだったところを問いただして、改善を申し出るなど、未練ある対応はすべて逆効果になります。自分が別れたいという気持ちを妨害する行為なので、ますます女性の好感度が下がるのです。これは男女逆でも同じことが言えます。

振った女性に対して男性はどう思ってる？

多くの男性は振った女性はこじれた別れでもなければ、極端に負の感情はあまり持ちません。結果的に振ったとしてもタイミングの問題や自分のモチベーションの問題でもあったり、恋愛にベクトルが向いていないだけということも多くあります。

今は恋をするタイミングではないと思っている男性から見れば、女性に対して付き合うほどではないけれど、概ね好意的に受け取られます。

すべての人がそうというわけではありませんが、自分が好きになった相手の性格が信頼できるのであれば、基本的には誠実な対応を選ぶでしょう。

しかしこれは人間関係が成り立っている場合です。極端な思い込みや独りよがりで夢を見るような恋から、接点もあまりないままで振られたのであれば、まず自分の感情にばかり注目するのは辞めましょう。

あまり知らない相手からの強すぎる好意は、相手にマイナス感情を抱かせることもあります。

執着を手放すことから始める

方法１：相手の意思を尊重する

人を好きになると、相手のことをずっと考えたり、何かしてあげたいと尽くしたくなります。自分の気持ちに舞い上がり、告白するにしても自分のタイミングばかりが気になり、ベストなタイミングを逃す時もあります。

一人の人を深く強く愛するのは一途というメリットではありますが、相手がその愛情を受け入れる準備がなく、相手の意思を尊重したものでなければストーカーになりかねません。

振られたらショックから、やり直したい、どうにかして元に戻したいという感情が溢れるのは人として当然です。

しかし相手にも感情があります。一旦相手の感情を受け入れましょう。相手の感情を受け入れられないようなら、恋愛中も同じように自分の感情中心になっていたと考えられます。

片思いにしろお付き合いにしろ、それがわからないままでは、どんなに悪いところを改善するから継続したいと言っても、説得力がないのです。

方法２：復縁や恋人関係になる希望は一旦捨てる

別れたい、付き合いたくないという相手の意思をはっきりと確認したら、一旦復縁や恋愛関係になることは諦めましょう。少なくとも現時点で相手の恋愛感情は冷めています。

氷をお湯にするには一旦水にしなければなりません。恋愛感情が冷めた相手に、冷めた対象である自分をぶつけるのは、氷に冷気を当てる行為であり、いつまでも水になりません。

振られたら一度すっきり別れてしまう方が得策です。

方法３：美しく振られることが第一歩

振られ方はいい女のバロメーターでもあります。いい女は振られないというのは間違いです。いい女だからこそいい振られ方を心得ていて、だからこそ復縁や次の恋愛で愛を手に入れられるのです。

振られたら相手を尊重し、すっきり別れ、アプローチも一旦すべてやめましょう。相手への未練や振ったことに対する愚痴もよくありません。あくまで自立した男女が恋愛でつながらなかっただけと考え、恋愛への執着を断ち切ります。

面白いことに恋愛が欲しいと執着するより、恋愛への依存を断ち切る方が精神的に安定するため、良縁に恵まれやすく、関係性が変わった時に、振られた相手にも、いい変化として移ります。

相手にとって必要な人材になる

方法４：振られても友人知人関係をキープする

振られて見返してもう一度恋のステージに立つなら、前回の敗因を踏まえた上で、新しく関係を築く必要があります。

しかし最初にも書いたように、振られても縋るという行為はマイナスにしかなりません。かといって自分が変わっても、相手がそれに気づかなければ自分の変化は伝わりません。

振られたらばっざり相手を切る人もいますが、実はこれは、わざわざ切るという行為を相手に起こしている執着の形のひとつです。

振られたことを根に持たない人は、連絡先を消すことにも残すことにもあまり執着をしません。恋愛関係が終わっても友人や知人、親しいグループのひとりというように、自然な範囲での接点を残します。

直接連絡を取らなくても、自分が変わったことが相手に伝われば、関係が改善することもあります。言い換えれば別れ際にしつこく食い下がったり、復縁を求めてアプローチを続けると、自分の変化を知ってもらう機会すら失うことに繋がります。

方法５：面白みのある人間になる

人によって振られた理由は千差万別ですが、人は一緒にいて心地よい人間は手放したくないものです。恋愛感情が冷めていても一緒にいることが楽しければ振られないで済むことも多いのです。

心地よさとは負の感情の共有が少ない関係です。辛い時支え合えるのも恋人がいる醍醐味ですが、それを乗り越えられるのは楽しい正の感情の共有の記憶があってこそです。

負の感情ばかり吐く相手は面白いでしょうか？一緒にいたらしんどくなるのは自然な話です。振られたことばかりに囚われている人はまさにこの負の感情を抱えています。

一緒にいることを諦めるほどしんどくなった相手には決して復縁の対象にはなりません。また付き合う前に負の感情ばかり共有することになった相手も恋愛となるとしんどさが勝ることも多くあります。

芸人のような面白さを持つ必要はありませんが、毎日の生活を楽しんで面白いと感じられる相手は、一緒に過ごす相手とも正の感情を共有する時間が増え、恋愛関係も長続きします。

方法６：相手に信頼感を与える存在を目指す

恋愛関係の醍醐味はお互いに「この人でなければ」という絶対評価を得られる点です。振られるということはその相手として不足だったことを示しています。相手のことを理解し、意思を尊重することは相手からの信頼を得ることに繋がります。

恋愛関係は信頼あってこそです。相手に信頼され、振ってしまったけど本当に自分を理解してくれる人だったと、後からでも気づいてもらえば、恋愛関係に発展する可能性は高まります。

復縁したくなるような人になる

方法７：自分磨きをして美しくなる

別れた直後は寂しくてつい復縁出来ないかと動いてしまうことも多いはず。ですが相手の気持ちが醒め切った状態では、いますぐの復縁は不可能です。少し時間を空けて、その間自分磨きの時間に充てるというのはどうでしょうか。

体形が気になる人は、ダイエットをして少しでも体重が落ちれば自信に繋がります。またメイクもいつも同じで満足せずに雑誌などで研究してみるのもいいでしょう。特に髪型を変えるのはおすすめです。普段の髪型から変えるだけで、あなたの印象もがらっと変わるのでおすすめです。

失恋すると髪を切る、などと言われていますが、そうすることで自分の気持ちが変えられるのであればいい方法と言えるでしょう。他にも大人っぽいファッションに変えてみる、ネイルをしてみるなど、自分のテンションをあげるように見た目を磨いていきましょう。

方法８：元カレより素敵な彼氏をつくる

元カレのことが大好きだと、なかなか次の恋に行くというのも難しいかもしれません。ですがいつまでもそこに捕らわれていても、振られている以上復縁の可能性が低いというのも事実です。

無理に彼氏を作る必要はないですが、恋愛を休む必要もありません。合コンや友達の紹介など、出会いの場があればどんどん顔を出しましょう。運よく良い感じの人と知り合えればラッキーですし、それがなくても振られた悲しみに落ち込むだけの時間は減っていきます。

あなたと会う男性は元カレだけではありません。もっと素敵な男性を見つけて、元カレを後悔させてやる！くらいの気持ちでいた方が、意外と良いご縁が結ばれるかもしれませんよ。

素敵な彼氏が出来たらSNSで報告するのもいいかも。元気になったアピールにもなりますし、元カレが悔しがる姿が目に浮かぶようです。

方法９：自分からは連絡を取らない

復縁を期待して、ついついどうでもいいことで連絡を取ってしまうという人は多いでしょう。ですが振られた直後のあなたの好感度は非常に低く、そんな人から連絡が来ても「しつこいな」という風にしか取られません。内容がどうでもいいことであればなおさらです。

振られたら、その相手には自分から連絡しないこと。あなたの存在を希少にする方が、よほどあなたの価値を引き立ててくれます。

仕事や事務的な連絡まで止めてしまうのはNGですが、必要最低限の連絡だけをするようにしましょう。なかには元カノという気楽さで、付き合っていないのにダラダラと連絡を取ってくる元カレというのもいます。

ですがこの場合、単に自分をほめてくれる、かばってくれる都合のいい相手がほしいだけの、いわばただの暇つぶしです。そんなことにあなたの大切な時間を奪われないよう、恋愛関係が終わった以上それなりの対応を心がけましょう。

それでも、どうしても失恋の痛みが忘れられないということもあるでしょう。そんな時は電話占いで悩みを聞いてもらうと気分がすっきりするかもしれませんよ。
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まとめ

誰かに振られるのは悲しくて辛い体験です。その辛さを与えた相手を恨みたくなる気持ちすら芽生えかねません。

しかし見返したいと思うほどの気持ちは、本当にその人が好きだったという事実の裏返しでもあります。相手の気持ちを考え、自分がどうすべきか考えれば、見返す方法は見えてくるはずです。

ただし相手の気持ちを考えすぎ、媚を売るのは間違いです。媚になった途端、努力は見返したい自分のための行為になるからです。