浮気の罪悪感で苦しい。別れるべき?罪悪感を解消させるために行うこと
2019.06.03
お付き合いしている相手はいるけれど、ふとしたきっかけで他の男性と関係を持ってしまった……。一度で終わってしまえばいいのですが、気が付いたらずるずると続いてしまい、浮気関係になってしまった。
こんな時多くの女性は今の彼氏に「悪いなあ」と罪悪感を抱くと思います。一方で「そこまで悪いことじゃないのでは?」と割り切る女性も。
一般的にはあまり良いこととはされない浮気ですが、どうしてここまで感じ方に差が出るのでしょうか。
今回は浮気をして罪悪感がある女性の心理とその対処法についてまとめてみました。
浮気をして罪悪感を感じてしまう原因と女性心理
社会的に悪いこととされている
どうして浮気をすると罪悪感を感じてしまうのか。それは浮気が「世間一般的に悪いこと」とされているからです。
日本は一夫一妻制で、お互い一人のパートナーを持つことを推奨されています。そのため彼氏や旦那といった決まったパートナー以外と親しくなることは、不道徳的であると思う人が多いのです。
そうした社会倫理の中で育った以上、浮気という決して褒められない状態に対して「悪いことをしている」と自然に感じるようになっているのです。
相手の家族に対して
また相手の男性に既にパートナーがいる、妻子がいる相手だった場合、その家族に対して申し訳ないなあという罪悪感が働くことがあります。
あなたにとってはただの浮気相手でも、男性は家に帰れば立派な一家の主であり、大黒柱。子どもたちが信頼している相手なのです。
その陰に奥さん以外の女性の影があると分かれば、当然のその家庭は滅茶苦茶になってしまいます。
そうした「もしかしたら彼の家庭を壊してしまうかもしれない」という気持ちが強い罪悪感となって働きかけるのでしょう。
本命への申し訳なさ
あなたが浮気をしていることを、当然本命の彼氏はしりません。つまり彼はあなたに対して、変わらずに一途に思い続けてくれているということです。
その純粋で一途な気持ちを無視して、彼が傷つくことをしているという気持ちが罪悪感となるのです。
浮気をして罪悪感を感じる人と感じない人の違い
悪いことだと思っていない
中には浮気をしても全く罪悪感を感じない人もいます。こうした人の多くは「そもそも浮気を悪いことだと思っていない」ということが多いです。
確かに浮気は社会的には褒められた行為ではありません。ですが、人が人を好きになるということは、そこまで四角四面に捕らえられるものではないのです。
既に相手がいるけれど、本気で好きになってしまった。本命の彼も好きだけど、浮気相手を放ってはおけない、といった割り切れない恋愛という気持ちに正直になった結果、「浮気も仕方がない」という結論になっているのでしょう。
本命に気持ちがない
また付き合っている相手がいると言っても、それが惰性的になっている場合も罪の意識は薄くなります。
しばらくデートもしていない、LINEやメールも来ない、私たち付き合っているの?という相手であれば、「何か言われたら別れればいいし」という考えになり、浮気へのハードルが下がることも多いようです。
特に長年付き合っている相手や、遠距離恋愛でなかなか会えない相手の場合は、「向こうも何を考えてるか分からないし」と考えて、つい近場の相手での浮気をしてしまうということも。
周囲にも浮気している人がいる
浮気が悪いこと、というのは分かっているけれど、実際浮気をしている人が意外と多いのも事実です。
そんなことをしそうにない大人しそうな子が浮気していたり、相手が妻子持ちなのに別れられないと相談を受けたり……。
友達がしているから悪いことではない、という訳ではありませんが、実際に「実は浮気しているんだよね」という話を聞いてしまうと、なんとなく浮気への罪の意識が下がるのは確かです。
「私もしてるけど、他の子もしているし……」という気持ちが、浮気に対する罪悪感を軽減させてしまうのでしょう。
浮気の罪悪感を解消させる方法7つ
彼氏を大切にする
浮気が悪いことだと分かっている以上、浮気相手よりも本命の彼氏を大切にする!という人は多いです。
彼氏と会う時は浮気相手に対するよりもおしゃれをしていく、話を盛り上げる、仕事の愚痴を聞くなど、浮気相手よりもあなたが大切なんだよ!と自分が納得できるまですることで、「あくまでも浮気は浮気」としっかり認識することが出来ます。
こういう人は浮気相手はあくまでも遊び、本命は今の彼氏という人が多く、いざという時は浮気相手をばっさりと切ることが出来るのです。
割り切る
いくら浮気が社会倫理的に反している、褒められたことではないと分かっているとはいえ、やはり恋愛という人の心に制限はかけられないものです。
お付き合いしている人がいるけれど、その後で本当に好きな人と出会ってしまった。好きになった相手はたまたま結婚していた、というように、自分の好きな気持ちに正直になり、他のことを一切割り切って考えてしまうことで、罪悪感から解放されるという人もいます。
「いくら偽ったところで、本当に好きな気持ちは変えられない」という気持ちは、誰しも少しは共感できる部分があるのではないでしょうか。
状況を理由にする
彼氏が遠距離にいてなかなか会えない、仕事が忙しくてデートが出来ない、長く付き合っているせいか放置され気味だ、など「これ本当に付き合っているの?」と思う状態になることがあります。
そうした状況で素敵な異性に出会った場合、「でも相手も私に何もしてくれない・言ってくれない」というのを言い訳にして、浮気をするというパターンもあります。
相手との状況を言い訳にするので、いざ浮気がばれて詰め寄られた時も「でもあなただって!」と言い返すこともでき、浮気をする方としては非常に罪悪感が少ない状態になります。
浮気相手に相談する
一人で悩んでいるのが苦しいのであれば、浮気相手に相談してみることで罪悪感が軽くなることがあります。
相手も他にパートナーがいて浮気しているという状況であれば、より親身になって話を聞いてくれることでしょう。ただしあくまでも浮気をしている当人同士の話であって、浮気をされている方からすればたまったものではありません。
また相手の男性は浮気という都合のいい関係を継続したいと、上手いことを言ってくるのが大半だと思います。
一時的な苦しさであれば別ですが、ずっと罪悪感がつきまとうのであれば、今の彼氏との関係をどうするか根本的なことを考えた方がいいでしょう。
うまく立ち回る
浮気は完全に遊びと決め込んでしまい、本命の彼氏に迷惑をかけないよう上手く立ち回るのも方法の一つです。
その場合本命の彼氏を最優先させ、浮気相手のことは二の次にすること。
浮気をいつでも切れるという強い意志があれば、いざ何かあった時にも自分の気持ちをしっかりと選ぶことが出来ます。
浮気を白状する
それでもどうしても罪悪感が拭えないという場合は、諦めて彼氏に全て話してしまうのが良いでしょう。
もちろん怒られる確率が高いですし、別れ話にもなるかもしれません。その場合あなたは本命の彼氏と浮気相手、どちらに付いて行きたいのかをしっかりと決めておく必要があります。
本命の彼氏とよりを戻したいのであれば、浮気相手とはきっぱり別れること。逆に浮気相手の方を好きになってしまった場合は、そのことを伝え別れてもらうようにすること。
いずれにせよ、心にひっかかりを抱えたままの恋愛関係は、未来がありません。
本命でも浮気相手でもいい、どちらかと長く一緒に歩いていきたいのであれば、どこかであなたの気持ちをはっきりさせて、一方を選び取る必要があります。
浮気をやめる
ですが一番いいのは、彼氏に言うでもなく、ひっそりと浮気相手との関係を終えることです。
浮気をすることで罪悪感を感じているのではあれば、それは「社会的に悪いから」ではなく、あなた自身が「浮気は良くない、彼氏に申し訳ない」と思っている証拠です。
そんな気持ちを抱えたまま浮気をしていても、何も得るものはありません。
彼氏にばれて大ごとになる前に、しっかりと自分と浮気相手の中だけで区切りをつけるようにしましょう。
浮気の罪悪感で圧迫される…彼氏と話し合って別れるべき?
一度はきちんと話し合いを
浮気の罪悪感に負けて、本命の彼氏との付き合いを考えてしまうという人もいるでしょう。
その場合あなたが一方的にどちらかと付き合う、別れると決めずに、一度当人同士で話し合う必要があります。
というのも、あなた自身には続けたい気持ちがあっても、浮気された相手からすれば、継続したくないと言われる可能性だって当然あるからです。
浮気をやめて付き合う
浮気相手か本命の彼氏か、どちらとこれからも一緒にいたいかを考えた時、本命の彼氏を選ぶのであれば、話し合いの前に浮気相手との関係を終わらせましょう。
その上で「相手との関係は切って来た、だから出来ればよりを戻してほしい」とお願いをするのが筋でしょう。
罪悪感に耐え切れず彼氏に告白したところで、まだ関係が継続している状態では本命の彼に対して失礼です。
気持ちが戻らなければ別れる場合も
逆に元々彼氏への気持ちが冷めていた場合、浮気を告白するのと同時に別れを切り出すのも良いでしょう。
相手も浮気までされて引き留めたいと思う人は少ないですし、比較的別れ話としては進みやすいはずです。
中には「それでも絶対に別れたくない」という一途な彼氏もいますが、出来るだけ納得してくれるまで話し合いをした方がいいでしょう。
別れたい、別れたくないのトラブルは、意外と大ごとになって大変なことになります。
まとめ
浮気をして悪いと感じる気持ちがある場合、あなたにとって「社会的に悪いこと」だからでしょうか。
それとも「相手に対して悪い」と思っているからでしょうか。
どちらにせよ、浮気はしている方の罪悪感よりも、されている方のショックの方が大きいもの。既婚者であればなおさらです。
皆しているから、寂しいからと言い訳をするのではなく、自分が今どれだけ相手を傷つけているのか考えてみてください。それが分かれば自然と、本命と別れるなり、浮気をやめるなりといった気持ちがわいてくるはずです。