恋人のことが好きで、ずっと一緒に居たいと考えて始めた同棲。でも、同棲をしているうちに、価値観や考え方の違いに気づき、同棲相手と別れたいと考えることもあります。お互いに想いあって同棲をしていたのですから、できれば円満に別れたいと考えますよね。

ここでは、同棲相手と円満に別れる方法についてお伝えします。お互いに憎み合うことのないように、同棲生活をいい思い出にできるためにも、別れる時の参考にしてください。

同棲カップルが円満に別れるための方法５選

お金のことでわだかまりを残さない

同棲をしている時、二人の将来を考えて一緒に貯金をしているカップルもいます。また、食費や家賃・光熱費など、二人で生活するときには色々なお金がかかっていました。貯金をしていたのであれば、そのお金をどうやって分けるか冷静に話し合い、お互いが納得できるようにしましょう。

同棲中にかかった生活費を、別れてから請求しないように約束をしておくことも大切です。同棲を解消した後はお金の問題が浮上してしまうことがあります。金銭面で揉め事が起きると、修復することが大変になりますので、わだかまりを残さないようにきちんと話し合いをしておきましょう。

家や光熱費などの契約について一緒に確認する

家賃や光熱費など、同棲中にした契約内容を一緒に見直すことも大切です。彼女名義で契約されているものがあるのにそのままにしておくと、別れてから知らないうちに自分の口座から料金が引き落とされていたり、契約更新の案内がきてしまうことがあります。

別れてから契約に関する問題が起きてしまうと、話し合いの機会を持つことができずに困ることがあります。

相手を責めず自分に非があるように伝える

円満に別れたいと思うのであれば、たとえ相手に非があったとしても自分に非があるように相手に伝えましょう。同棲相手を責めるようなことをしてしまうと、そのことが気に障って喧嘩になり、円満に別れることができない可能性もあります。

感情的にならない

別れ話をするときは、泣いたり怒ったりせず、感情的にならないように別れ話をしましょう。感情的になってしまうと、相手にもそれが伝染してお互いに冷静な話をすることができなくなってしまいます。

話をする前に、自分がどんな話をしたいか、どうやって気持ちを伝えたらいいかを考え、話し合いのときに取り乱さないようにしましょう。

円満に別れる努力をする

同棲していた恋人と円満に別れるのは簡単なことではありません。お互いに別れたいと思っているのであれば別ですが、自分が一方的に別れたいと思ったときは、相手の気持ちを汲み取って円満に別れる努力をすることが大切です。

自分の気持ちを抑えて揉め事やトラブルが起きないように努力をすることが大切なのです。

同棲カップルが別れてしまう原因

新鮮さがなくなる

同棲をしていると、朝起きてから夜寝るまでの時間を一緒の空間で過ごすことになります。仕事に行っている時間はお互い別々に過ごしますが、同じ家の中で生活をしているとだんだん新鮮さがなくなって相手を魅力的に思えなくなることがあります。

同棲をしていると、同棲していないカップルが見ることのない部分も見えますし、恋人に対してときめきを感じることも少なくなってしまいます。恋愛を新鮮に感じなくなってしまうことで、別れを迎える原因になってしまうのです。

欠点が目に付く

朝なかなか起きない、靴下を脱ぎっぱなしにする、食事のマナーが悪いなど、一緒に過ごす時間が長いことで相手の欠点が目に付くようになってしまうことがあります。

もともと違う家庭で育ち違うしつけをされてきたため、自分の常識とは違う部分が気になったり、悪いところばかりが見えてしまうことがあります。だんだんそのことが我慢できなくなり、別れてしまう原因になるのです。

生活のリズムが違う

仕事に行く時間が違ったり、帰宅する時間が違うなど、お互いの生活リズムが違うことも別れの原因になることがあります。

わかりやすく言えば、片方が夜勤の仕事で片方は昼間の仕事だったり、お互いの休日も合わないなど、休む時間と仕事をする時間が違うことで、相手の生活リズムを乱してストレスを与えてしまうと、カップルがうまくいかなくなる原因になります。

自分が疲れて寝ている時に相手が起きて物音を立てていると、眠れずにイライラしてしまうものです。こうした生活のズレが続くと、相手にイライラする原因になります。

金銭感覚のズレ

お金の使い方や価値観にズレがある事も別れの原因になります。自分はなるべく節約をしたいと思っていても、相手がそんなふうに思わないと、その違いがイライラの原因になります。

電気をつけっぱなしにしている、歯磨きをするときに水を出しっぱなしにする、一回の食費にかかる金額が多いなど、お金の使い方が違うとお互いがお互いを締め付ける形になってしまいます。

金銭感覚がズレていると、片方は節約を押し付け、もう片方はそれを受け入れられないことになるため、妥協点が見つからなければそれが別れの原因になるのです。

家事が片方に偏る

生活をするということは、食事の支度や掃除、洗濯など、家事をするということです。この家事の分担がうまくできておらず、どちらか片方にばかり負担が偏ると、不満が溜まって別れの原因になることがあります。

同棲を開始するときに、食事の支度も掃除も洗濯も、全ての家事を女性が受け持ってしまうと、後々それがストレスになります。

特にお互いに仕事をしている場合であれば、なおさら家事を分担して片方にだけ負担がかからないようにする必要があります。これがうまくできていないと、そのことでイライラして、協力してくれない相手を嫌になってしまうことがあります。

同棲開始後でも別れることがないカップルの特徴

相手を思いやれる

一緒に生活する時間が長くなると、相手の些細な変化にもすぐに気が付けるようになります。仕事が大変そうだったり、あまり体調が良くなさそうなときなど、相手の不調に気が付いて支えてあげることができるカップルは、同棲をしても別れることはありません。

相手に思いやりの心を持つことができると、長くお付き合いを続けることができるのです。

家事や家計の分担ができている

同棲をすると、家賃や光熱費・食費などの色々なお金がかることになります。また、食事の支度や掃除・洗濯などの家事も、どちらかがしなくてはなりません。

こうした生活にかかる負担をうまく役割分担できているカップルは、お互いに不満が溜まらずに長く同棲を続けてお付き合いをすることができます。

将来を見据えて同棲している

ただ何となく同棲をしているのではなく、将来結婚をすることを見据えて同棲をしているカップルは、地に足をつけて現実的な生活ができるため別れずにお付き合いをすることができます。

同棲をするときは、ただ一緒に居たいからという理由だけで同棲をすると、欠点が見えたときに一気に相手に幻滅してしまうことがあります。ですが、二人の将来のことを考えて同棲を始めると、お互いのことを理解しようという考えがあるため、同棲がうまくいってお付き合いも長続きするのです。

自分の考えを押し付けない

同棲を始めると、自分と相手の考え方に違いがあることが分かってきます。この時、相手に自分の考え方を押し付けるのではなく、違いがあるのが当たり前という考えができるカップルは、同棲をしても長くお付き合をすることができます。

相手の考え方を尊重して認め合えることが、付き合いを長く続けるためには必要です。

相手に期待しすぎない

恋愛をすると、相手のことを「好き」というフィルターを通して見ています。同棲をすると、相手の色々な面が見えてくるため、それまでフィルター越しに見ていた部分もはっきり見えるようになります。

そうすると、自分が知らないうちに相手に抱いていたイメージが崩れてしまったり、知らない部分が見えてくることでがっかりすることもあります。ですが、相手にあまり期待せずに同棲を始めたカップルは、幻滅する度合いが少ないことから別れの危機も少なくなります。

万が一の別れを想定して同棲前に決めるべきこと

家具や家電をどうするか決めておく

同棲するときに購入する物の持ち主をあらかじめ決めておきましょう。万が一別れることになったとき、家具や家電が誰のものかで揉めないようにするためです。

同棲を始めるときはお互いに幸せな気持ちで同棲を始めますが、別れるときは意思の疎通がうまくできないこともあります。ですから、話し合いができる状態のときに、家具や家電の所有者が誰なのかを決めておき、万が一の別れの時に揉め事が起こらないようにしておきましょう。

頼れる人を見つけておく

同棲を始める前に、彼氏と喧嘩をした時やトラブルがあった時に、自分が身を寄せることができる場所をあらかじめ探しておきましょう。同棲を始めて、彼氏と喧嘩をしたときなどに行く場所がないと、最悪の場合自分が外で過ごすことになってしまいます。

天気が悪い時や寒いときなどは外で過ごすことができませんし、何よりも危険です。あらかじめ頼ることができる場所を探しておいて、同棲をするようにしましょう。

口座は別々にする

正式に結婚することが決まってから同棲をする場合は別ですが、ただ何となく一緒に暮らし始めて、何となく二人でお金を貯めるのは危険です。

万が一別れることになった時、二人で貯めていたお金のことで揉めてしまうことがあります。お金のことで揉めると、厄介な事態になることもあります。結婚が決まるまでは、二人で一緒に財産を作らないようにしましょう。

子供ができたときにどうするか

同棲をすると、結婚をする前に妊娠してしまうこともあります。同棲をすると、二人で過ごす時間が増えることから、セックスをする回数が増えることもあります。

その分妊娠のリスクも高くなりますので、万が一妊娠をしたときはどうするか、結婚するつもりはあるのかをあらかじめ話し合ってから同棲をするようにしましょう。そうでないと、悲しい結末を招いてしまうこともあります。

ペットを飼わない

同棲中にペットを飼うと、万が一別れることになった時に、一緒に生活をしていたペットと別れなくてはならないこともあります。自分で飼うことができず、泣く泣く手放さなければならないことも考え、同棲中はペットを飼わないようにしましょう。

同棲を解消して別れるための一連の流れ

お金を貯めながら別れを予感させる

同棲中の恋人と別れると、それまで住んでいた家を失うことになります。自分の住む家を借りるにはお金が必要になりますので、同棲相手と別れる前にまずはお金を貯めることから始めましょう。

お金を貯め始めたら、少しずつ別れたい雰囲気を出して同棲相手に別れを予感させましょう。スキンシップを減らしたり、二人で過ごす時間を減らすなどして、それとなく相手に態度でしますようにしましょう。

新居を探す

お金を貯めるのと並行して、自分がこれから新しく住む家を探します。住む場所が見つからないと、いつまでもずるずると同棲を続けることになってしまい、別れることができなくなります。お金を貯めながら、自分の予算に見合った新居を探してください。

身を寄せられる場所を見つける

同棲相手に別れを告げる前に、新居に引っ越しをするまでの間自分が身を寄せられる場所を探します。同棲相手に別れを告げた後、引っ越しの予定日まで一緒の空間で生活をするのはとてもつらいものです。

別れを告げて引っ越しをするまでの間、実家や友人宅など、自分が身を寄せられる場所を確保しましょう。

別れを告げる

お金を貯め、新居を見つけ、自分が身を寄せられる場所を見つけたら、次は同棲相手に別れを告げます。お金を貯める段階で、相手との距離を少しずつ取っていますので、勇気を出してはっきりと別れたいことを伝えましょう。

同棲するほど想った相手と別れることは簡単ではないかもしれません。相手に別れたくないと言われても、情に流されずに毅然とした態度で接するようにしましょう。

別れ話がスムーズに進まない場合は、別れることが決まるまで身を寄せられる場所で生活をし、相手の感情に流されないようにしてください。別れ話がスムーズに進まないときは、信頼できる第三者に頼んで、間に入ってもらうと良いです。

荷物をまとめてから家を出る

別れることが決まったら家を出ます。身を寄せられる場所に行き、同棲相手と同じ家で生活しないようにしましょう。この時、家を出る前に自分の荷物をまとめておきます。

引っ越し当日にスムーズに引っ越しを終えるためにも、あらかじめ荷物をまとめてすぐに引っ越しができるようにしましょう。家具や家電など、自分が持って出ても良いものを確認しておきましょう。

引っ越しをする

最後に引っ越しです。一緒に暮らした家と、同棲相手に感謝をして、新しい道を歩み始めましょう。一緒に生活をした時間を大切な思い出にするためにも、これからの人生を前向きに考え、同棲相手の幸せを願ってあげてくださいね。

まとめ

いかがでしたか。同棲相手と円満に別れる方法についてお伝えしました。同棲をしていた相手と別れることは簡単なことではありません。お金の問題や別れた後の引っ越し、契約上の手続きなど、色々なことがトラブルの原因になることがあります。

同棲相手と円満に別れたいと考えるのであれば、自分が努力をして相手の気持ちを考え、円満に別れられるようにしましょう。そして、別れた後は相手の幸せを願い、お互いに良い人生を歩んでいけるように前向きに進んでくださいね。