夫婦の貯金額はどのくらい?共働き家庭の平均貯金額を調査!二馬力は貯蓄しやすい?
2018.10.02
うちの貯金は他の夫婦と比べてどうなんだろう?他の家庭のお財布事情はどうなっているんだろう?
皆さんやはり気になるところではないでしょうか!今回は共働き家庭の平均貯金額をご紹介します!夫婦2人で働いていたら、一体どれくらいの貯金が出来ているものなのでしょうか?
賢い貯金方法や節約方法も併せてご紹介しますので、家計を見直して貯金額を増やす機会となりますよう願っております。それではご覧ください!
共働き家庭の平均貯金額って?
2人のお財布事情って?夫のお小遣いはどうしたら?
共働きのご夫婦は、どのようにお金を管理しているのでしょうか。ご夫婦によって様々だと思いますが、いくつかの例をご紹介したいと思います!
・ 夫(妻)の収入だけで遣り繰りし、妻(夫)の収入は全て貯金している。
もしこの方法が取れるのであれば、貯金をするには最も簡単でいいですよね。夫(または妻)の収入だけで2人の生活費とお小遣いを賄い、妻(または夫)の収入は全て貯金に回します。月に使ってもいい金額が決まっており、それ以上は使わないようにするので無駄遣いを減らせますよ。
こちらは、夫婦が共働きの場合の管理方法ですので、他の例もご紹介いたします。
・夫(妻)の収入は全て妻が預かり、妻(夫)が遣り繰りを決める。
実際は、こちらの方法で家計を管理している人の方が多いかもしれません。この場合、家計を管理する奥さんが、旦那さんには毎月決められた額のお金を渡しているという家庭が多いです。
いわゆる“お小遣い制”という方法ですね。ご主人の同意が大前提ですが、しっかり貯蓄をしていくことが明確になっていれば、きっとOKしてくれるはず!
夫のひと月のお小遣いの平均額はなんと3万円ほどだそうです。なかなか厳しいですよね……!急な出費などには増額もしてあげられるように、生活費には少しゆとりを持つようにしてくださいね。
・ お財布は別々!それぞれに貯金をして、それぞれに生活費を使う。
子供がいなくて共働きでしたら、こういうお金の管理方法を取っているご夫婦も多いかもしれませんね。
お互いに干渉されることなく、自分の稼ぎを使うことが出来ますので自由で良いと感じるかもしれません。
ただ、毎月の貯金の目標額を決めておかないと、どちらかしか貯金が出来ていない、もしくはどちらも貯金が出来ていない!ということにもなりかねませんので、しっかり話し合って貯金額を決めておくようにしてくださいね。
共働き家庭の平均貯金額って?
年代やご家庭の家族構成などによって、貯金額は変わってくるとは思いますが、今回は、家計の金融行動に関する世論調査(平成28年調査)を参考にしてみました。
こちらの世論調査では、20代のファミリー世帯の平均貯金額は220万円、30代のファミリー世帯は370万円、40代のファミリー世帯は444万円となっています。
もしもご家庭の貯金額が平均に達していなかったとしても、焦らずに2人で決めた貯金を続けることが大切です。共働き家庭の平均貯金額は、月10万円と言われていますので、それを続けたら年間で120万円貯金できます!もし共働きのご夫婦でしたら、まずはこの目標に向かって貯金を続けてみてくださいね!
共働き家庭の世帯年収って?
2016年の総務省の調査によると、夫婦共働き世帯の平均収入は年680万ほど。1999(平成11)年に比べると5%ほど減少傾向にあるようです。また割合としては世帯主の収入が約460~500万、配偶者の収入が約150万程度となっています。
また年代別で見ると20代の共働き世帯で年430万、30代で560万、40代で650万ほどが平均的な世帯年収となりそうです。以前は男性の収入だけで暮らしていた家庭も多かったようですが、最近では物価の上昇などもあり、奥さんも働くという家庭が多いようです。
やはり年代的に見ると管理職が増えてくる40代以降から世帯収入が上がっているようす。
共働きと専業主婦家庭、貯蓄の違いは?
共働きの方が収入もあるし、より多く貯金できるのでは?と思いますよね。総務省統計局の資料によると、専業主婦家庭の毎月の会計で、収入は約40万に対して約10万を貯蓄にしているそう。一方で共働き世帯は月49万の収入に対して、貯蓄が16万程度。
更に保有資産額についてみてみると、年収750万未満の世帯までであれば、なんと専業主婦家庭の方が保有資産額が多いというデータもあります。
専業主婦はお金を稼ぐことが出来ない一方で、節約を心がけて支出を抑えているようです。逆に共働き世帯だと仕事の付き合いで飲み会があったり、子どもがいる場合は保育料がかかったりと、働くことでお金がかかってしまうことも多いようです。
なかには全く貯金していないという夫婦も!貯蓄は思う以上に大変なことなのですね。
賢く貯金をするにはどうしたらいいの?
口座を工夫しましょう
貯金をしようと思ったら、まずは貯金用の口座を作ることです!
お給料が入ってくる口座をそのまま貯金用にしていたのでは、なかなか増やしていくことが出来ません。お給料が入ったら、まずは決めた金額を貯金用の口座に移すことが大切です。余程のことがない限りは、貯金用の口座には手を付けないようにして、残った金額でその月の遣り繰りをしていきます。
ご主人にも同じように、決めた額を入金してもらいましょう。普段使用している口座と貯金用の口座を分けることで、月に使える金額が明確に分かりますので、無駄遣いが減らせますよ!
家計簿をつけてみましょう
特に無駄遣いしているつもりもないのに、なかなか貯金が出来ない!という方がいらっしゃるかもしれません。そんな方には、無駄な出費をしていないか見直すために、簡単なものでいいので家計簿をつけることをお勧めします!
家計簿って面倒くさいし、苦手……という人も多いと思いますが、その日に出費したものを日記感覚で簡単につけるだけでも良いので、自分が使ったお金の流れをまとめて見返すと、無駄な出費があったのかどうかが分かってきますよ!
例えば、意外と多くの割合を占めているのは交際費ではないでしょうか?飲み会も楽しいですが、二次会、三次会と参加して深夜にタクシーで帰宅する……なんて、もってのほかです!日に1万円以上使ってしまっていることもあるかもしれません。
お仕事をしていると、避けられない付き合いもあると思いますが、毎月の交際費の限度額を決めておくと良いですよ!無駄な出費のチェックは、ご自身の分だけでなく、ご主人ともよく話し合って見直してみてくださいね。
(日記タイプの家計簿)や、スマートフォンのアプリもオススメですよ。
楽しく節約生活をしましょう
いくら貯金を増やしたいと思っていても、毎日のように節約に追われていたのでは楽しくありませんよね。
夫婦で仲良く暮らしていくには、日々を楽しく暮らすことも大切なので、生活がギスギスするほどに節約し過ぎてしまうのも考えもの。
いろんな節約方法を実践して、楽しく節約生活を送るようにしてくださいね!
・ふるさと納税を活用しましょう!
ご存知の方も多いと思いますが、ふるさと納税をすると、実質2,000円で各地のお礼品を受け取ることが出来ます!
共働きでしたら、その分ふるさと納税できる金額も大きくなりますので、ぜひ活用してみてくださいね!食べ物以外にも、地域の特産品などもありますので、買おうとしていたものが見つかるかも!ぜひチェックしてみてください。
おすすめのサイト:ふるさと納税「さとふる」
・お部屋の片づけをして、ついでにお小遣い稼ぎ!
お部屋の片付けをしたら、使っていないブランド物のバッグやもう着ていない服が出てくるかも。処分してしまう前に、ネットでフリマに出したり、ネットオークションなどに出品してみましょう!上手くいけばお小遣い稼ぎになるかもしれません!
おすすめのサイト:メルカリ
・引っ越しをするならUR賃貸
もし引っ越しをするのであれば、なるべく初期費用を抑えたいですよね。最近は礼金なしや、手数料半額などの不動産会社も増えてきましたが、更に初期費用を抑えたいと思うなら、UR賃貸がおすすめです!
礼金・手数料・保証人なしなので、お得に引っ越しをすることが出来ますよ。引っ越し先にUR賃貸物件があったら、一度チェックをしてみるのも良いかもしれません!
また、どうしても都合がつかない場合でなければ、なるべく3月の引っ越しは避けるようにしてください。繁忙期のため、引っ越し会社は他の月よりも高い金額提示となります!
他にも、世の中には知らないだけでお得情報があるかもしれません!待っていてもお得な情報は得られませんので、ご自身でどんどん調べて、無理なく楽しく節約生活を送るようにしてくださいね!
貯金を増やしていくために
ある程度目標額が貯まってきたら、投資なども検討してみましょう
ある程度まとまったお金が出来たら、投資などで資産を増やしていくことも検討してみましょう。
銀行も郵便局も低金利のため、預けているだけでは資産はほとんど増えません。外貨貯金、NISA、FX、株式投資など様々な方法がありますので、ご自身がどのようなタイプの投資に向いているのか、きちんと診断して学んでから始めるようにしましょう!
もちろん、投資はリスクもありますので、しっかり理解してから始めてくださいね!
もしも夫に借金があったら?
貯金をしていくどころか、ご主人に借金があったらどうしたらいいのでしょうか。サラリーマンでしたら、莫大な借金があるような人は少ないと思いますが、もし借金がある場合はその理由を明確にしておきましょう。
長期に渡る返済計画では利子がかさみますので、貯金を始める前になるべく早く借金を完済してしまうことが望ましいです。ご自身で解決できないような借金問題でしたら、早めに専門家に相談するようにしてください。
自分の交際費やギャンブルなどで借金を増やしている場合は、更に深刻です。話し合ってみてどうしようもない場合は、なかなかご夫婦だけで解決するのは難しいでしょう。こちらも、ひとりで悩みを抱えるのではなく、早めに専門家に相談するようにしてくださいね。
資産運用も選択肢に入れる
年々物価が上昇し、お金の価値が下がっている日本。ただ貯金をしているだけでは、減りはしないものの実際に買えるものの質は下がってしまう実質的な価値の低下を招きます。
リスクがないとは言い切れませんが、ある程度の資金がたまったら資産運用も視野に入れてみましょう。株式や投資信託で資金を増やしたり、iDeCoなどを利用して老後の資金をためておくのも良いでしょう。リスクに不安があればリターンは多くはありませんが、国債などもおすすめです。
ただしあくまでも投資なので無理は禁物。生活に必要な貯蓄は十分手元に残しておいて、すぐに使わない余分な資産を運用に充てるようにしましょう。いざという時お金が必要になっても準備できない、というのは困りものです。
まとめ
今回は共働きの家庭の平均貯金額と、貯金を増やしていくことについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
平均貯金額というのは、あくまで平均であり、ご家庭によって家族構成や住宅事情などが大きく違いますし、参考程度にして、ご夫婦のペースで地道に貯金を続けてくださいね。ある程度、貯金の目標額を決めておくのも良いですよ!
貯金は毎月しっかり続けていくことが一番大切なことですので、ご夫婦2人で楽しみながら貯金を続けてくださいね!