【花言葉】優しさの意味を持つ花言葉一覧!幸福・恋愛・永遠の愛情など10選!
2019.04.17
世の中に存在する花は数え切れないほどたくさんあります。その花の一つ一つに花言葉が存在しています。さらに、同じ花でも色によって花言葉が違います。
今回は、“優しさ”に関する花言葉を持つ花を中心に、その花の花言葉だけでなく、咲く時期や花の名前の由来、誕生花などをまとめて紹介していきます。
大切な人に花を贈るのに、花言葉に気持ちを込めてプレゼントするのも素敵ですよね。
【花言葉】優しさの意味を持つ花:チューリップ
チューリップの英語名
チューリップの英語名は、“tulip”。つまり、私達が慣れ親しんできた名前のままなんですね。鬱金香(うっこんこう)という和名もありますが、やはりチューリップという名前のほうが親しみがありますよね。
チューリップの名前の由来
チューリップの名前の由来は、トルコ語で頭巾を表す“tulipa”からきています。まるで帽子のように完全に開くことのないその形が、ターバンや頭巾に似ていることから、この言葉を転じてチューリップと名付けられることになったそうです。
中世時代には、高嶺の花とされていたチューリップは、上流階級の人々でなければ手に入れることができないほど高価なものでもありました。上流階級の人々は、チューリップの柄のカップやお皿を好んで使用していたといわれています。
チューリップの咲く時期
チューリップがシーズンを迎えるのは、4月から5月です。この時期には、色とりどりのチューリップを楽しむことができるのです。日本では、富山県や新潟県がチューリップの名産地になっています。
チューリップの花言葉と誕生花
チューリップ全体の花言葉は、“思いやり”です。包み込むような優しい形をしたチューリップの花にピッタリな花言葉ですね。
赤いチューリップ
花言葉は“愛の告白”、“永遠の愛”、そして“真実の愛”。さらに、“ロマンチックな愛”といった、愛に関する花言葉が多いです。その他にも、“私を信じてください”という花言葉もあります。好きな人へ気持ちを伝えるなら、赤のチューリップがぴったりですね。
1月31日、2月20日、3月4日、3月6日、3月8日の誕生花です。
ピンクのチューリップ
“誠実な愛”や“愛の芽生え”、“幸福”、そして“愛情”という花言葉があります。こちらも、愛に関する花言葉が多いのですが、幸せを表す花言葉も含まれていますね。告白するときにはピンクのチューリップを使うのも良いかもしれません。
3月19日の誕生花です。
白いチューリップ
白いチューリップには、“失われた恋”という切ない花言葉があります。その他には“純粋”、“許しを請う”というものも。大切な人と喧嘩をしてしまったときには、白いチューリップを贈って「ごめんなさい」を素直に伝えるのもいいですね。
1月1日、1月7日、2月7日、3月8日、4月8日の誕生花です。
黄色いチューリップ
“明るさ”や“日光”という黄色から連想される花言葉や、“名声”という花言葉もあります。その色からは連想できないちょっと切ない花言葉も……。“望みのない恋”や“報われない恋”というのがあるんです。明るく綺麗な色のチューリップからはなかなか想像しにくい花言葉ですね。
1月15日、2月20日、3月8日、3月13日、3月20日、5月17日、5月23日の誕生花です。
紫のチューリップ
なかなか珍しい紫のチューリップには、“不滅の愛”という花言葉があります。また、“気高さ”を表しているとも。紫は高貴な色とされていますので、気高さという花言葉はピッタリですね。プロポーズにも最適な花ともいえますね。
3月20日の誕生花です。
チューリップの名言
日本にチューリップが伝わってきたのは江戸時代のこと。そのため、日本にはチューリップを使ったことわざというのは、存在していないようです。
海外では、「チューリップの筋を数える」という言葉がありますが、これは取るに足らないような細かい点ばかりに多くの注意を払うことという意味です。また、イギリスでは「チューリップの美しさに説明は不要」ということわざもあります。
【花言葉】優しさの意味を持つ花:ラナンキュラス
ラナンキュラスの英語名
英語名は“ Ranunculus”、読み方はそのままラナンキュラスです。和名は、花金鳳花(ハナキンポウゲ)という名前がついています。キンポウゲという名前のほうが、日本人には親しみやすいかもしれませんね。
ちなみに、“Buttercup”(バターカップ)という別名もあります。幾重にも重なった花びらが、まるでカップケーキのように見えることが由来だそうです。
ラナンキュラスの名前の由来
湿地に生息するラナンキュラスは、その葉っぱの形がまるでカエルの脚のように見えることから、ラテン語でカエルを指す“rana”が由来となっているといわれています。
フランスのルイ9世が十字軍で戦い始めた頃、一度帰国できることが決まったルイ9世が自分の母へラナンキュラスを贈ったそうです。その話が広まり、それからしばらくの間はヨーロッパ中で大切な人にラナンキュラスを贈ることが大流行したのだといいます。
ラナンキュラスが咲く時期
4月がラナンキュラスの美しさを楽しむことができるシーズンです。何層にも重なる花びらはとてもゴージャスで、結婚式に使われることもあります。また、ハウス栽培されたラナンキュラスが成人式の髪飾りに使用されることもあります。
ラナンキュラスの花言葉
全体の花言葉としては、“非常に魅力的”“光輝を放つ”“晴れやかな魅力”があります。ゴージャスな見た目にふさわしい花言葉ですね。
黄色のラナンキュラス
一般的にラナンキュラスと聞いて思い浮かぶ色は黄色ではないかもしれませんね。ですが、優しさという花言葉を含んでいるのは、この黄色のラナンキュラスなんです。黄色のラナンキュラスには、“優しい心づかい”という花言葉があります。
豪華ながらふんわりした優しさも感じられる黄色いラナンキュラスにピッタリだと思いませんか?
白いラナンキュラス
“純潔”という花言葉があります。何重にも重なり、ゴージャスに見える花びらも真っ白だととても清楚で純粋に見えます。純潔という花言葉は、白いラナンキュラスにピッタリです。
紫のラナンキュラス
“幸福”が紫のラナンキュラスの花言葉です。明るく美しい紫のラナンキュラスに、幸福という花言葉はとてもしっくりくる感じがしますね。
赤いラナンキュラス
“あなたは魅力に溢れています”というのが赤いラナンキュラスの花言葉です。相手に対して好意を伝えるのに最適ですね。とてもゴージャスなので、花束にするととっても映えますよ。
ピンクのラナンキュラス
とても可愛らしいピンクのラナンキュラスですが、花言葉は“飾らない美しさ”なんです。ヒラヒラの花びらがとってもキュートなラナンキュラス。ピンク色だと一層そのキュートさが際立ちますよね。
オレンジのラナンキュラス
“秘密主義”という花言葉があります。オレンジに秘密主義的な印象は抱かない人が多いかもしれませんね。明るいオレンジ色の花びらの中にどんな秘密が隠されているか……なんて考えると、ちょっとドキドキしてしまいますね。
ラナンキュラスの誕生花
ラナンキュラスには、色別に誕生花というものがありません。そのため、色は関係なく、誕生花が設定されているという形式になります。
ラナンキュラスは、1月20日、1月29日、2月25日、3月2日、5月25日の誕生花です。
【花言葉】優しさの意味を持つ花:ジャスミン
ジャスミンの英語名
英語名は“jasmine”。読み方はそのままジャスミンです。和名は“茉莉花”(まつりか)や、“素馨”(そけい)という名前がつけられています。ジャスミンという名前が一番親しみがある呼び名なのではないでしょうか。
ジャスミンの名前の由来
和名の茉莉花というのは、サンスクリットが名前の由来になっています。“白い香り”という意味の「マリカー」という言葉が、由来であるといわれています。
ジャスミンという英語名は、ペルシャ語が由来となっており、“神様からの贈り物”という意味を持つ「ヤースミン」が語源であるとされています。
古代エジプトの時代から栽培されていたといわれている、非常に歴史が古い花なのです。クレオパトラもジャスミンの香りをこよなく愛したといわれているのです。
ジャスミンが咲く時期
ジャスミンがシーズンを迎えるのは、3月から6月の間です。亜熱帯地域が原産国ですから、熱くてジメジメした気候を好みます。種類によってシーズンが異なるため、すべてのジャスミンの開花時期を含むと、ほぼ1年中楽しむことができる花なのです。
ジャスミンの花言葉と誕生花
ジャスミンの全体の花言葉は“愛想の良い”と“官能的”です。甘くかぐわしい香りが、官能的という花言葉に深く関わっていると考えられます。
白いジャスミン
白いジャスミンの花言葉は“温和”“柔和”という優しさを含むものがあります。白く小さな花は、ふんわりとした優しさを感じられますよね。また、その甘い香りから“好色”という花言葉もあります。基本的には前者がメインの花言葉として使われています。
3月21日、4月3日、5月8日、6月8日、6月10日の誕生花です。
黄色いジャスミン
黄色いジャスミンには“優美”や“優雅”という落ち着いた花言葉があります。黄色いジャスミンは、あまり強い香りがしないためかセクシーな意味を含む花言葉がありません。そのため、全体の花言葉で使われる“官能的”というのも、基本的には白いジャスミンに使われます。
1月22日の誕生花です。
【花言葉】優しさの意味を持つ花:藤
藤の英語名
藤は、英語名で“Wisteria”(ウィステリア)と呼ばれます。日本では、藤と呼ぶことがほとんどで、英語名で呼ばれることはあまりありません。古き良き日本の景色とマッチしますが、原産国はアジアやヨーロッパ、北米です。
藤の名前の由来
元々“藤”という漢字は、上へ向かって育つ植物を表す文字です。藤棚で見られるように、藤も上へ横へと広く伸びていく植物です。日本は、この漢字を藤に当てはめて呼ぶようになりました。
英語名のwisteriaの名前は、“藤色”という意味です。つまり、和名がそのまま英語名として訳されたということになりますね。
藤の咲く時期
4月から5月にシーズンを迎える藤は、日本国内のさまざまな場所で見事な姿を楽しむことができます。特に有名なのは、大阪市福島区の野田や、群馬県足利市の足利フラワーパークなどです。
この時期には、藤の花が大きく広がった藤棚を楽しむことができます。
藤の花言葉と誕生花
藤の花の花言葉は、どれも恋い焦がれる気持ちを表したものばかりです。“優しさ”“決してあなたから離れない”というものや、“恋に酔う”というものがあります。恋人へ藤を贈れば、あなたの相手へ恋い焦がれる気持ちを伝えることができますね。
優雅で美しい姿にピッタリな素敵な花言葉ですね。“忠実”や“歓迎”という花言葉もあります。恋人へ贈るなら、付き合いが長く安定下関係になってから。付き合いたての頃に贈ってしまうと、相手に重たいと思われてしまうかもしれません。
4月1日、4月5日、4月29日、4月30日、5月8日、5月21日、5月25日、5月31日の誕生花です。
藤の名言
日本には、“男は松、女は藤”ということわざがあります。男性は松の木のようにどんと構え、女性はその松の木に藤のようにからまり支えるようにあるべき、という理想の男女の関係を表すものです。日本で古くから楽しまれてきた藤は、日本のことわざにも登場するんですね。
【花言葉】優しさの意味を持つ花:ベゴニア
ベゴニアの英語名
ベゴニアの英語名は“begonia”。そして、和名も“ベゴニア”です。英語名も和名も同じ花なんですね。原産地は主にブラジルなのですが、実は日本の西表島周辺でも原種が発見されているのです。亜熱帯で育つ花なんです。
ベゴニアの名前の由来
ベゴニアという名前は、フランス領アンティル諸島の総督を務めていた人物、ミッシェル・ベゴンの名前が由来とされています。ベゴン氏にこの花を紹介した植物学者が彼の名前をつけたのが“ベゴニア”となったとされています。
ベゴニアの咲く時期
ベゴニアを楽しむことができる時期はとても長く、特にシーズンは決まっておらず、一年を通して楽しむことができる花です。日本の屋内花園でも、ベゴニアを多く取り扱うところは多く、そういった観光温室でもベゴニアの美しい姿をいつでも見ることができます。
ベゴニアの花言葉と誕生花
ベゴニア全体の花言葉には“片想い”や“愛の告白”など、好きな人に自分の気持ちを伝えるのに最適な花言葉や“幸せな日々”“永遠の栄光”“丁寧”といった花言葉があります。種類によってはその歪な形から“不格好”や“奇形”といった花言葉や、“釣り合いが良い”という変わった花言葉があります。
また、白と赤にしか花言葉はありませんが、種類によって花言葉が違うという変わった特徴もあります。
白いベゴニア
白いベゴニアの花言葉は“親切”や“優しさ”です。白くふんわりした花の見た目にピッタリな花言葉ですね。古来から恋人同士がお互いに贈り合っていたとも言われているんです。
11月29日の誕生花です。
赤いベゴニア
“平等”“公平”という花言葉があります。赤く可愛らしい花は形も整っており、その形が花言葉の由来になっていると考えられています。
11月17日の誕生花です。
クリスマス・ベゴニア
“あなたについていく”という花言葉があります。クリスマスシーズンに咲くベゴニアなので、この名前がつけられています。女性から男性へプレゼントするのに人気の花です。
2月9日、12月24日の誕生花です。
ベゴニア・センパフローレンス
絶えず花が咲いていることからこの名前がつけられました。そのため、花言葉も“永遠の栄え”です。プレゼント用として、会社の社長さんなど経営者に贈ると喜ばれる花として有名です。
2月3日、3月6日、6月14日、9月4日、10月6日、11月7日の誕生花です。
エラチオール・ベゴニア
花の色が多彩なことと、その姿の美しさから“高貴”という花言葉があります。他のベゴニアと比べると花の形がとても複雑でゴージャスなため、高貴という花言葉がしっくりくる姿をしていることから、この花言葉になったといわれています。
10月13日、10月26日、11月11日、11月12日、12月8日の誕生花です。
【花言葉】優しさの意味を持つ花:ジンチョウゲ
ジンチョウゲの英語
花の香りの良さから、世界三大香木に数えられているジンチョウゲ。その英語名は“Winter daphne”(ウィンターダフネ)や“Daphne odora”(ダフネオドラ)です。
中国では“瑞香”(ずいこう)と呼ばれ、その他にも“丁子草”(ちょうじぐさ)や“千里香”(せんりこう)、“輪丁花”(りんちょうげ)という名前もあります。また、“沈丁花”と書いてチンチョウゲと読む場合もあります。
ジンチョウゲの名前の由来
ジンチョウゲの香木は、“沈香”と呼ばれる香りが特に良いことで有名で、クローブのような香りがします。この香りが、ジンチョウゲが世界三大香木に数えられる所以です。
そして、この沈香が丁字という花に限りなく近かったことから、“沈丁花”という名前がついたといわれています。英語名は香りの良さやその出で立ちが女神のようだということで、女神ダフネの名前をとり、名付けられたといわれています。
ダフネはギリシャ神話に登場する女神ですが、ジンチョウゲもまた、ギリシャ神話にも登場するほど古くから存在する植物なんですよ。
ジンチョウゲの咲く時期
ジンチョウゲの咲く時期は、4月です。春に良い香りを立ち上らせるジンチョウゲですが、実際には1年を通して楽しむことができる通年草でもあります。
ちなみに、ジンチョウゲは花の中でも非常に珍しい、オスとメスがある植物なのです。雄花を咲かせるものと雌花を咲かせるものに分かれているのです。花粉を昆虫に運んでもらって、受粉する仕組みは他の植物と同じではありますが、性別が分かれているのは、面白いですよね。
ジンチョウゲの花言葉と誕生花
ジンチョウゲの花言葉に、色の区別はありません。花言葉には、“不死”“不滅”“永遠”といったものや、“栄光”“歓楽”といったものがあります。“優しさ”という花言葉はありませんが、不滅や永遠といった、永久に続く愛を誓う花言葉から、恋人へ愛を伝える際に贈られる花にもなっています。
2月10日、2月23日、12月15日の誕生花です。
ジンチョウゲの名言
“沈丁花は枯れても香し”ということわざがあります。腐っても鯛と同じ意味になりますが、枯れても尚、良い香りを発する沈丁花のその香りを称える意味もあるのでしょう。
もともと良いものは、例えその姿が朽ち果てても値打ちがあるということを示しています。
【花言葉】優しさの意味を持つ花:スズラン
スズランの英語名
スズランの英語名は“Lily of the valley”(リリーオブザバレー)といいます。谷に咲く百合という直訳になりますが、日本では別名、“谷間の姫百合”ともいわれ、これは英語名をそのまま訳したものです。
その他、“君影草”(きみかげそう)という別名もあります。
スズランの名前の由来
和名であるスズランの名前の由来は、その花のつきかたが元となっています。まるで小さな鈴がたくさんなっているかのような姿から、スズランという名前がつけられたそうです。
原産はアジアやヨーロッパですが、北欧ではスズランを国の花として指定している国もあります。スウェーデンやフィンランドは、国花がスズランなんですよ。
スズランの咲く時期
スズランのシーズンは、4月から6月の3ヶ月間ですが、最盛期といわれているのは中間の5月です。この時期のスズランは、茎が折れんばかりに鈴なりに花が咲き、可愛らしくも力強さを感じることができます。
フランスの風習では、5月1日にスズランを贈られると幸せになることができるといわれており、今でも大切な人にスズランをプレゼントする風習があるそうです。
スズランの花言葉と誕生花
“純粋”や“純潔”という、スズランの白い花にピッタリな花言葉をはじめとし、“優しさ”“愛らしさ”“謙遜”という花言葉もあります。これは、スズランの控えめに花を咲かせる姿が由来になっているといわれています。
また、“ずっと前から好きでした”という渡すだけで告白になるような花言葉から、“あなたの美しさ以上にあなたを飾る物はありません”という相手を讃えるような花言葉、そして“仲直りしましょう”という喧嘩した相手にも渡せるような花言葉があります。
その他、“再び幸せが訪れる”という花言葉もあり、これがフランスで5月にスズランをプレゼントするキッカケになっているようです。
5月1日、5月2日、5月28日の誕生花です。
【花言葉】優しさの意味を持つ花:ガーベラ
ガーベラの英語名
英語名は“Gerbera”。そのままの名前です。日本では“花車”(はなぐるま)や“花千本槍”(はなせんぼんやり)といった名前で呼ばれています。
ガーベラと呼ばれる種類はとても多いのですが、私達が普段目にするガーベラは、アフリカ千本槍と呼ばれている種類です。一重咲や八重咲、カール咲やスパイダー咲など、花びらの形に合わせて咲き方の呼び名が変わるのも特徴です。
ガーベラの名前の由来
ガーベラを発見したドイツの学者であるゲルベル氏の名前から、ガーベラの名前がつけられたといわれています。
原産は南アフリカなのですが、現在品種改良を行い、次々と新しいガーベラを生み出しているのはヨーロッパです。温帯で元気に育つガーベラなので、自然に生息するにはやはりアフリカ大陸が一番適した土地のようです。
ガーベラの咲く時期
ガーベラがメインのシーズンを迎えるのは、4月から10月で、比較的長い期間花を楽しむことができます。市場にも1年中出回っているので、私たちの生活の中でもそこまで珍しい花ではなくなっています。花束にもよく使われることがありますね。
ガーベラの花言葉と誕生花
ガーベラ全体の花言葉としては、“常に前進”や“希望”というとても前向きなものがあります。大きく、すっと伸びた茎と共に堂々とした姿を見せてくれるガーベラにピッタリな花言葉ですよね。
色ごとの誕生花の設定は赤以外なく、2月11日、8月1日、10月12日の誕生花になっています。
赤いガーベラ
赤いガーベラの花言葉は“情熱”“愛情”“ロマンス”です。アツアツのカップルでパートナーへプレゼントするのに最適ですね。また、赤いガーベラだけ、1月21日の誕生花となっています。
ピンクのガーベラ
“感謝”と“思いやり”という花言葉があります。優しさに満ち溢れた優しい色合いのピンクのガーベラにぴったりな花言葉ですよね。
白いガーベラ
白い花に多い、“純粋”や“純潔”という花言葉があります。大きくしっかりしたつくりのガーベラの花だからこそ、その意思の強そうな白がより一層、無垢なものに見えますね。
黄色いガーベラ
ひまわりにも似た大きな花は、“優しさ”や“暖かさ”、“日光”といった、穏やかな太陽を感じさせる花言葉や、“親しみやすい”という花言葉があります。
オレンジのガーベラ
“あなたは私の輝く太陽”という花言葉があります。相手に対して、愛を伝えるのにも使えますし、「普段から元気をもらっているよ、ありがとう」という感謝を友達に伝えるのにも使えますね。
その他、“忍耐”という花言葉もあります。
【花言葉】優しさの意味を持つ花:サボテン
サボテンの英語名
サボテンの英語名は“Cactus”(カクタス)です。あまり聞き慣れない名前でしょうし、サボテンの名前で呼ぶほうが親しみやすいかもしれませんね。仙人掌(せんにんしょう)や覇王樹(はおうじゅ)という和名もあります。
その見た目からはあまりピンとこないかもしれませんが、恋人にプレゼントするのに最適な花言葉を持っている植物でもあるんですよ。
サボテンの名前の由来
実は、サボテンというのも和名の一つ。この名前が日本に伝わってきたのは、16世紀頃。日本にやってきたポルトガル人やスペイン人が、サボテンの樹液を石鹸として日本に持ち込んだのです。
外国の人たちは、石鹸のことを“シャボン”と呼んでいたので、日本にもこの名前が浸透していきました。さらに、日本人は、この石鹸として使う樹液のことを“石鹸体”(しゃぼんたい)と呼ぶようになりました。これが、サボテンの名前の由来です。
サボテンの花が咲く時期
サボテンの花はなかなか咲かないことで知られています。お世話は毎日水をあげる必要がないものがほとんどなので、とても楽ですし、そうそう枯らしてしまうこともありません。ですが、花を咲かせるのはとても難しいのです。
時期が決まっているわけではなく一年を通していつでも見られるチャンスはありますが、とにかく咲かすのが大変で、見ることができたならラッキーな花なのです。
サボテンの花言葉と誕生花
“燃える心”や“偉大”といった、強さを感じさせる花言葉がありますが、その反面で“温かい心”や“枯れない愛”といった、無償の優しさや愛情を感じさせる、穏やかな花言葉も持っています。
後者の花言葉が、恋人へサボテンを贈る理由の一つになるでしょう。何があっても枯れることのない愛……そんな花言葉が込められたサボテンをパートナーからプレゼントされたら、とても嬉しいですね。
7月29日、12月10日の誕生花です。
サボテンの名言
海外の名言に、“Loving someone who doesn’t love you back is like hugging a cactus; the tighter you hold on, the more it hurts.”というのがあります。
これは、「自分のことを愛してくれない人を愛するのは、サボテンを抱きしめているようなものだ。強く掴もうとすればするほど痛みが増すのだから。」という意味です。
恋愛における、とても切ない名言ですね。
【花言葉】優しさの意味を持つ花:スイレン
スイレンの英語名
スイレンの英語名は“water lily”(ウォーターリリー)です。水の上に咲く百合ということですね。和名の睡蓮(すいれん)の他に、未草(ヒツジグサ)という名前もあります。英語名より、和名の由来のほうがひねってある感じで意味が分かりにくいかもしれませんね。
スイレンの名前の由来
睡蓮という名前は、夕方になると花を閉じてしまう、つまり眠ってしまう蓮の花ということで、つけられたといわれています。同じく和名の未草については、未の刻に花を開くからという由来だそうですが、実際には朝から夕方まで花を咲かせています。
スイレンの咲く時期
スイレンが咲く時期は、5月から9月の間です。気温が上がっている時期に見ることができる花ですね。世界各国の熱帯や温帯の地域で自生するため、比較的日本でも自生しているものを見やすい花でもあります。
蓮の花と似ているようで全く別のものであり、蓮の花は水面から茎を伸ばして浮いたように咲きますが、スイレンは水の上に置かれたように咲きます。
スイレンの花言葉と誕生花
スイレン全体の花言葉として挙げられるのは、“清らかな心”“信仰”です。水面に忍ぶように美しく咲く姿に、汚れのない純粋な心を感じ、優しさを感じることができます。
また、“滅亡”などという怖い花言葉がありますが、これはギリシャ神話の中でヘラクレスに捨てられたニンフ(妖精)が、悲しみのあまり自害し、スイレンになったという伝説からきているようです。
白いスイレン
白いスイレンには、“純真”と“潔白”という花言葉があります。真っ白なスイレンが綺麗な水に浮かぶ様子は、まさにこの言葉がピッタリです。
4月27日の誕生花になります。
紫・ピンクのスイレン
紫やピンクのスイレンの花言葉は共通しており、“信頼”です。ハッキリした色合いのものが多い紫やピンクのスイレンには、この言葉がピッタリ。存在感がとても大きいので、頼りがいのある印象を受けるからではないでしょうか。
7月7日、7月24日の誕生花です。
黄色いスイレン
黄色いスイレンが持つ花言葉は、“優しさ”と“甘美”です。紫やピンクのスイレンと比較すると、花のサイズはぐっと小さくなりますが、暖かみのある黄色い花には優しさを感じますし、上品な中にもどこかうっとりさせられる甘美さをたたえています。
黄色いスイレンにぴったりな花言葉ですね。5月8日の誕生花です。
まとめ
優しさという花言葉を持つ植物は、こんなにたくさんあります。むしろ、まだまだこれはほんの一角であり、もっともっとあるんです。
大切な人に優しさを持って接することができるよう、自分の誓いを相手への思いやりを込めて、“優しさ”の花言葉が入っている植物をプレゼントするのも素敵ではないでしょうか?
相手にさらっと花言葉について説明してあげると、花をもらう喜びが一層強くなるかもしれませんね。素敵なお花で相手に自分の愛や感謝、思いやる心を上手に伝えてみてくださいね。