色には不思議な力があります。人に与えるイメージ、物事へのイメージ、好む色で心理や性格がわかるなど内面や感性に影響を受けていたりと、様々な分析にも役立ちます。

色彩心理と言われるものから占いではオーラの色を鑑定材料とするようにメンタルや感情が反映されるため、恋愛や天職のように性格や考え方が影響しやすい内容で「向いている」ものを探すにも参考になります。今回は緑色が好きな人がどんな傾向があるのか調べてみました。

色の好みで人の本質がわかる？

色彩心理とは？

「好きな色をひとつ選んでください」と言われて何気なく選んだ色は、特に意識していなくてもそこには理由があると言われています。例えば文学などで、見えないはずの感情を「燃えるような怒り」というように何かに例えることがありますが、この燃えるというものは通常炎を指すので一般的にイメージされるのは赤や濃いオレンジ色です。また映画のタイトルに「氷の微笑」という名作がありますが、これも氷からクールな微笑みが連想され、浮かぶイメージはブルーなど寒色系の色が一般的です。

このように色彩は人間の心理や印象に深く関わってきます。占いなどでも活用されている色彩ですが、色彩心理学としての成立は実は歴史はそんなに古くはありません。2003年に生まれたと言われる色彩心理学は歴史こそ古いものの、それまで培われた歴史の中にある人類の経験や知恵から生まれたものといっていいでしょう。

色で人の本質を探ることができるってほんと？

色はそれぞれが持つイメージだけでなく、好みの色から人の内面を探ることができます。色による性格鑑定やカラーセラピーもそのひとつ。色選びからリーディングをするものでは色が2色つめられたカラーボトルを選ぶオーラソーマもよく知られています。色は人の内面と深く結びついており、古くからその特性を活用されています。

オーラにも色の表現が使われる

心理面からの分析だけでなく、オーラにも色がよく使われます。オーラとは人が持っている霊的エネルギーで鑑定方法のひとつにオーラの色から判断します。こちらはスピリチュアルな面の強い色の使い方なので、自分で見えない分信用しないよく「空気を読む」と言われるようにその人の周りに取り巻く空気感のようなものと捉えれば、わかりやすいかもしれません。

人の感情や思いは言葉にしなくても外へと溢れでています。オーラを語るようにそのとりまく空気を色で表現するのは、色が持つ力には心理的な影響やイメージの共有を可能にする側面がある知恵のひとつでもあるでしょう。

色彩が持つ不思議なチカラとは？

色には人を惹きつける力がある

好きな色の洋服を試着した時に「映えますね」とほめられることがあります。色は肌の色との相性もありますが、好きな色を纏うことで表情がやわらかく、明るくなります。似合う色と好きな色が違うということもありますが、そんな時はワンポイントやアクセサリー、小物に好きな色を取り入れることで、身につけにくい色でもファッションに使えます。

よく占いでラッキーカラーが決められているものがありますが、これも同じでこの色を身に着けていると前向きになることで運気がアップするという面があります。効果がありますよ、と言われた色を身につけるといいことがあるかもしれないとメンタルが運を呼び込みやすくなります。

好きな色を身につけることで気分がアップするのも同じで前向きになれば表情も明るくなり、自然と運気もアップします。

心理的な効果も古くから利用されている色

また色は人への印象も左右します。古くから色は様々な心理的なものから印象づけにも使われてきました。よくロイヤルブルーと言われますが王族や高貴な人は青や紫を使用する傾向があります。青は理知的や落ち着いた印象を与えるので上に立つ存在には適した色です。このように色が人に与える影響は多くあります。

ファッションだけでなく風水も色を重視しています。風水でなくてもダイニングには食欲をそそる色を配置したり、寝室は落ち着いた色でまとめるというように生活にも根付いています。激しい印象がある赤は休むための寝室には向きませんし、食欲を抑えるブルー系はダイニングやキッチンでは料理をあまりおいしく見せてはくれません。

色が持つ心理効果は人々の生活の身近なところにも案外根付いているのです。

人に与える印象も意図的に左右できる！

色が心理的効果を持つということは、色を意図的に使うことで人に与える印象もコントロールできるということです。知的に見せたい、情熱的に見せたいと与えたい印象がある時は適した色を積極的に取り入れましょう。

落ち着いたイメージを与えたいなら赤のような激しい色より青や緑がおすすめです。青は知的な印象も伴いますし、感情も冷静で安定している印象を与えます。緑は同じように落ち着いた印象を与えますが、青よりはやややわらかく、リラックスや疲れを癒やすイメージがあります。森の中でマイナスイオンを浴びているイメージを思い浮かべてみましょう。緑はそういった自然が持つ癒やしの象徴のような印象を持っています。

カラーヒーリングに見る色が持つ能力

カラーボトルを選ぶオーラソーマとは

色には無限の種類があります。同じ青でも人によって思い浮かべる青は違いますし、一言で緑といってもう深いビリジアンを想像する人もいれば草原のライトグリーンを思い浮かべる人もいるでしょう。色は血液型などと違い組み合わせも幅広いため、より細かく色が持つ力と人の内面を結びつけます。

オーラソーマと呼ばれるカラーボトルを選ぶ鑑定もそのひとつ。オーラソーマの考え方では、人は自分のエネルギーに合う色を自然と選択するため、好きな色のボトルを選ぶことでその人の内面をより深く知ることができるという方法です。ボトルは110本以上の種類があり、その中で4本を選ぶことで本質や考え方、これからの未来などを読み解きます。

カラーヒーリングで何ができる？

色を使った自分の内面とのコミュニケーションはカラーヒーリングも含まれます。カラーヒーリングカラーセラピーとも言われ、色彩心理を利用して自分の心理状態をコントロールするヒーリングです。色を使って人の心理をコントロールする方法を紹介しましたが、これを自分にあてはめることで自分が抱える問題を癒やす手段にもなります。例えば暗い気持ちであればハッピーなイメージを持つピンクを取り入れたり、心が疲れて傷ついたと感じる時にはグリーンの安らぎの力を借りましょう。嫌な面が出てしまったと感じたら、積極的に白を取り入れてみてください。心をすっきりと浄化させるサポートとなります。

色選びからあなたの本質を探る

色を選ぶということはカラーボトルでもあるように、自分が求めているもの、持っているものに影響をされています。いつもは赤が好きだったのに今日はなんとなく青がいいと選んだ時は、自分の内面が青が持つ効果を求めていたり青の心理効果に近いメンタルを抱えている時です。

色を選んだ今の自分と向き合いながら、自分の内面との対話を初めてみましょう。

緑色が好きな人はどんな人？

緑色が持つイメージとは

緑のイメージは基本的に森のような健康的で自然な癒やしや安らぎです。病院などでも積極的に使われる癒やしの色でもあります。争いのない安定した平和なイメージを持っている色なので、取り入れることで調和が取れた環境やニュートラルな価値観を引き出すことにも繋がります。

緑色が好きな人はどんな性格？恋愛の傾向は？

緑が好きな人は人間関係のバランス力が高い人です。平和主義なので争いを好みませんが、日和見主義で流されるタイプというわけでもなく自分の感情はしっかり流されずに向き合っている人も多いでしょう。忍耐力があり、地道な努力を惜しまない性格です。

恋愛においてもその真面目さが発揮され、人の道を外れるような不倫や二股といった恋愛や危ない相手に惹かれるといった危険な恋愛からは程遠いところにいます。安定を好むので相手選びも堅実です。将来的なことも考えて恋愛をする真面目で誠実な面もあります。平和主義なのでライバルが現れたら引いてしまうところもあり、穏やかな生活に価値を見出す一方で誰かと争うような恋愛では恋を手に入れることは難しくなります。

また変化も避ける傾向があるため、いざ結婚に踏み切るときなどには優柔不断さが出てしまうこともあります。

緑色が好きな人の天職とは

緑が好きな人の傾向から天職を導き出すと、平和主義で落ち着いた安定を重視するため、フラットに人間関係と向き合える立場が向いています。会社の管理職や、生徒に公平に接する教師も向いているでしょう。勉学に関する職業は地道で我慢強い面と相性がよいので研究者などにも向いています。

また緑が好きな人が持つ穏やかさは人にとって癒やし効果もあります。相談に乗るカウンセラーやセラピスト、リハビリや介護に関係している職業とも相性がいいでしょう。

仕事を選ぶ上で気をつけたいのが人の良さと優柔不断さです。どの仕事でも真面目が過ぎて自分のキャパシティ以上に引き受けてしまったり、頼まれて断りづらくて無理をしてしまうことがあります。こうなると結果として能力を最大限に発揮できなくなるので、自分の脳力についても冷静に把握しておくほうがよいでしょう。

まとめ

日常的に目にしている色で性格や仕事まで診断できるのも不思議ですが、心理的な効果を使ってより状況を改善することもできる面白さがあります。緑色が好きな人は人に好かれやすく頼りにされがちですが、その分自分への負担が増えることもあるので、自分の特性をよく理解しておくと、対処もしやすくなります。色の力を使ってより日常を明るく楽しいものにしましょう。