モテ声の女になる方法とは?男性は耳で恋をする!?話し方や表情も大切!
2018.02.06
この記事は2017年3月21日の記事を再編集したものです。
恋愛のきっかけは様々です。ルックス、優しさ、話していて気が合うかどうか。男性が女性に恋に落ちる理由は様々ですが、「声」であることもしばしばあります。男性のモテ声は、ハスキーだったりムーディーだったり。それでは、女性のモテ声とはどのような声のことを指すのでしょうか?
今回は、そんな女性のモテ声の解説と共にモテ声を手に入れる方法、効果的な使い方などをご紹介します。なりたいのは高く女の子らしい可愛い声?それとも大人の色気溢れるセクシーな声?自分の求めるモテ声を手に入れて、意中の人を耳から惚れさせちゃいましょう!
声の出る仕組みを知ろう
そもそも声ってどうやって出ているの?
私達が普段から使っている声。当たり前の存在すぎて、その仕組みを深く知ろうと思ったことがある人は少ないものです。「声帯から出ている」というぼんやりとした知識はあったとしても、そもそもその声帯とはどのような作りなのでしょうか。
肺から出される息は気管を通り口や鼻から抜けて行きます。その通り道にあるのが声帯で、2枚の縦長のヒダ状です。喋っていない時はヒダ同士は離れてリラックスしていますが、これらがぶつかり合うことで声が出るのです。
声帯は筋肉では無いので鍛えられません。ですが声帯を動かすの周りの首の筋肉は鍛えることができます。なのでモテ声を意識して出し続けるとそのための筋肉が少しずつ付いてくるので、だんだんと最初ほど無理をせずに出すようになれてきます。
声を構成する要素は3種類
声は3種類の要素から構成されています。それは「高さ」「大きさ」「声色」です。どんな美しい声の人もハスキーな人も唄が上手な人も、この3つの要素を使いこなすことでそれに言葉を乗せて人と声でコミュニケーションを取っているのです。
「大きさ」は呼吸の仕方が影響します。肺から送られる息の量やスピードでコントロールしているのですが、肺活量自体は大きな問題ではありません。なるべく喉の力を抜いてリラックスすることで息の圧力が高まり、力まずとも声帯がコントロールされます。
肺から送られてきた空気が声帯を振動させることで「高さ」に影響します。またこの振動そのものが声の元となり、モテ声に重要な「声色」に大きく影響します。「声色」は共鳴腔と呼ばれる鼻や口の中・付近でその声の元が共鳴することによって、増幅されて響きを増して形成されるのです。
モテ声に捕らわれて喉を壊さないように注意
ハミングのような力が抜けた状態で出る声は声帯の振動も穏やかですか、大きな叫び声やカラオケで無理して高い音を絞りあげたりなどをするとこの振動が激しいものになります。これにより声帯のダメージが蓄積されて腫れてしまうことで、声帯結節やポリープなどの元になってしまいます。
モテ声と聞いてロリータボイスのような可愛らしい高い声に憧れる人も多いですが、生まれつき地声が低い人が無理して高い声を出すと声帯に負担がかかりすぎて喉を痛めてしまう可能性があります。モテ声に関しては2種類をご紹介するので、自分に無理の無い出し方を選びましょう。
可愛らしいロリータ風高音ボイス
女子なら一度は憧れる女の子らしい声
周りにも1人はいませんか?その声はどうやったら出せるのかという可愛らしい高音モテボイス。彼女達は生まれつき持っている高音への音域が広いのもありますが、元々この声では無い人でも努力次第で手に入れることができます。
まずはなるべく小さい声からスタートして、高く可愛い声を出す練習をしていきましょう。この時に喉に力が入っていると痛める原因となるので、喉をリラックスして開くイメージを持ちます。コツとしては、アクビをしている状態というのは喉周りの筋肉がとても緩んでいる状態なのでそれを維持します。
軽くアクビをしてみると、喉の奥の方が空気の管が通ったように広がるのを感じられます。その状態をキープしたまま高音で喋ってみましょう。人によっては裏声になる人もいますが、それは上手に喉が開けている証拠です。裏声=ファルセットボイスは、本来このように喉の奥を開き力を緩めて出すのが正解なのです。
慣れていないと息を吐きすぎてすぐに疲れてしまうかもしれませんが、そんな時こそ小声で練習します。小さな声は息の量を沢山使わずとも出せますので、まずは「可愛い声を出す」ということに体が慣れてからだんだんと声の大きさを上げていくことでスムーズに上達します。
「ぶりっ子」にならないように注意!
このモテ声には最も注意しなくてはならないことがあります。それは聞きようによっては「ぶりっ子」のような喋り方になってしまうということです。そう思われがちな人の原因の1つに、鼻にかかった喋り声をしてしまっているということがあります。練習段階から鼻にかからないように心がけましょう。
具体的な練習方法は、先ほどの喉の奥を開いて喋る練習の際に、同時に指で鼻を摘まんでみることです。この時に鼻にかかった声になってしまう、または鼻を摘んだ指に振動が伝わる(鼻にかかることにより鼻の骨が空気の振動で揺れてしまっている)ようですと、ぶりっ子特有の鼻声になってしまっています。
鼻に共鳴させて出す「なにぬねの」と「まみむめも」そして「ん」以外の50音は、本来全て鼻にかからず声に出すことができます。試しにわざとぶりっ子っぽい喋り方をしてみると、見事にほとんどの場合鼻を摘んだ指に振動が来るのが分かるかと思います。
これらを同時に練習することにより、ぶりっ子になりやすい特徴を避けつつも高音の可愛らしいモテ声に近づくことができます。
素直な言葉がより効果的に
このモテ声の最大の使いどころは、シンプルな言葉であればあるほど効果が高まることです。もちろん忘れてはいけないのは笑顔。女性の最高のお化粧である素敵な笑顔とともに、回りくどいことはせずに思ったことをそのまま言ってみましょう。
「かっこいいね」、「尊敬しちゃうな」、「優しいね」。男性は女性の前では見栄を張ってでも格好を付けたい性。それを肯定するようなワードを嫌がる人はいませんし、女の子らしい可愛いモテ声で言われたのでしたらなおさらです。
せっかくこのモテ声を手に入れられたのなら、思い切って普段着ないような洋服やヘアスタイルに挑戦してみませんか?何事も心のモードの切り替えというのは大事です。やりすぎには注意ですが、ピンクや少しのフリルなどを身に着けていつもとほんの少しだけでも違う自分に「声と見た目から」変身してみましょう。
声と見た目を女の子らしく変えると自然と態度や表情も柔らかくなっていくものです。いつもと違うフワッとした雰囲気で、気になる男性の視線を奪いたいですね!目があったらすかさず微笑んで、「どうしたの?」と優しく聞いてみましょう。少しの勇気があれば恋の発展は目の前です。
大人の魅力のセクシーボイス
色っぽく艶やかな魅力を武器に
「色っぽい声」と聞いてどんな声を連想しますか?セクシー、ムーディー、ハスキー・・・色んなイメージがありますがどれもその人にとっては正解です。それぞれに共通しているのは、大人の女性らしい艶(つや)やか・艶(あで)やかさが表れているということです。
この要素を引き出すための練習は「エッジボイス」を伸ばすことがポイントです。エッジボイスとは簡単に言うと喉に引っ掛ける軽い枯れ声というと分かりやすいでしょう。映画の「呪怨」にも出てきた「あ”あ”あ”・・・」というあの声も広く括るとエッジボイスの1つです。
練習方法としては、まずは「あ」の形に大きく口を開けます。そのまま息だけをゆっくりと吐き続け、少しずつ「あ」の声を出していきましょう。すると自然と「あ”あ”あ”・・・」という穏やかに声帯が振動する声が出てきます。これがセクシーなモテ声の秘訣となるエッジボイスの基本的な出し方です。
これを練習して、喋る時に文章の頭や単語の頭などにエッジボイスを使ってみましょう。色っぽさのある独特な抑揚が生まれて、セクシーなモテ声になります。喋りの終わりに吐く息を少し多めにすると色っぽさが増すのもポイントです。
お酒と煙草はほどほどに
ジャズシンガーなどでエッジボイスや持ち前のハスキーボイスを活かした方は多いです。素人耳には喉声で歌っているように聞こえるかもしれませんが、彼女達は腹式呼吸に始まる喉に負担がかからないような歌唱法を使った上であの声を出しています。
なのでいくらハスキーボイス・エッジボイスで大人の魅力を体現する声を出したいと思っても、喉に負担のかかるお酒や煙草がOKだということではありません。お酒は声帯の周りの水分を奪い、その状態で喋ることにより乾燥した声帯がぶつかり合うので痛めやすい要因となります。
煙草は有害物質で直接声帯を傷つけ、ただ枯れるだけの魅力的ではない声の元になってしまいます。枯れ声でも雰囲気があって魅力的な人も中にはいますが、煙草とお酒で培われたのであれば決して健康的で正攻法な手に入れ方とは言えません。
全く摂取してはいけないというわけではもちろんありませんが、セクシーなモテ声を手に入れるためだというのであれば必要無いと言えます。正しい声の出し方と表情などで効果的なモテ声を演出していきましょう。
色っぽさの演出とギャップを狙おう
エッジボイスを駆使するならば、洋服やメイクも相応の大人らしい女性の雰囲気を作りましょう。足を綺麗に揃えて組んだり、背筋も意識することです。笑う時も大きな口を開けたりはせず、口角だけを上げて笑ったりなど心の余裕を感じさせる態度を心がけましょう。
そんな少しミステリアスなオーラさえ漂う態度のその女性から発せられるセクシーなモテ声は、男性の隠れた甘えたい気持ちをきっと鷲づかみにできることでしょう。たまに少女のように無邪気に笑ったり照れた様子を見せると、そのギャップは攻撃力抜群です。
お洒落なお店などにも詳しかったり一見サバサバしているけれど、実は照れ屋さんで可愛いものや甘いものが好き。例えるならそんなギャップを効果的に演出できることも、このモテ声の魅力です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。可愛らしいロリータボイスと大人の色気のセクシーボイスの2種類をモテ声としてご紹介しました。憧れる方で意識して練習するのも良いですが、自分の元々の声質に近いものでしたり、コツが掴みやすいものに寄せるのも良いでしょう。
声というものは、顔と同じように親から生まれた時からある自分だけのもの。「元々持っている自分だけの声の魅力」を尊重した上で、理想の声に近付けていきましょう。