好きな上司に嫌われた…対処法3選を原因と一緒に紹介!まずは謝ることが大事?
2018.02.15
優しくて面倒見もよくて、憧れていた上司。他の同僚のように可愛がってもらいたいのに、自分の失敗や言動のせいで嫌われてしまったかもしれない…。そんな悩みを抱えたことはありませんか? 職場の人間関係って、本当に難しいものです。
一緒に仕事をする人たちとは、できることなら円滑な関係を築いておきたいと誰もが思うはず。それが好きな上司なら尚更、嫌われたままなんて嫌ですよね。そんなとき、どう対処したらいいのでしょう。ご参考にしてください。
謝れない部下は嫌われる? 上司を怒らせたらまずは謝罪を
何よりもまず、謝罪の言葉
好きな上司に嫌われてしまったら。あなたの言動で上司を怒らせてしまったとき、あなたならどんな対処をするでしょうか。関係をこのまま悪化させたくない、なんとか修復したいと思うとき、やはり一番に伝えるべきは「申し訳ありません」という謝罪の言葉だと思います。
上司が好ましくないと感じる部下について、「謝らない」また「言い訳をする」という特徴が挙がっているのをよく見かけます。言い訳をしたりふてくされたような態度をとったりして素直に謝ることのできない部下には、上司は良い印象を持つことはできないようです。
もし謝らなければ、ただでさえ嫌われるようなことをしてしまったのにさらに印象を悪くするかもしれないということになるのです。自分に原因があることが自覚できているなら、やはり何よりもまず謝ることが一番の対処法です。
謝罪のタイミング
謝ることが一番大事。しかし、わかってはいても完ぺきな人なんていないもの。いろんな感情のせいで、その場ではうまく謝れなかったということもあるでしょう。タイミングを逃してしまったら、「今更かな」「逆に蒸し返してしまうかな」と言葉が出てこなくなるかもしれません。
謝るという行為は、相手の怒りを鎮めると同時に、あなたに対してもう一度期待を持ってもらうことにもつながり、関係の修復には有効なこと。ただ、その場ではまだ気持ちの整理がつかず、口だけの謝罪になってしまったかもしれません。
誠意の伝わらない謝罪では、関係は修復できないでしょう。一晩経って冷静になってからのほうが心から謝ることができるということもあるかもしれません。翌朝一番に、「昨日は申し訳ございませんでした」と頭を下げても、遅すぎるということはないのではないでしょうか。
仕事中の態度が原因で嫌われたなら、仕事の姿勢で取り返す
自分自身を見つめ直して原因を探す
嫌われたきっかけがはっきりわかっていれば謝ることができますが、理由がはっきりわからないということもあります。理不尽に冷たい態度をとるような人もいますが、あなたが好意を持った上司ですから、きっとそんな人ではないはず。何か原因があったのでしょう。
この場合、自分の何が悪かったのかわからないまま謝罪をしても、上司の心には響かずむしろその場しのぎの印象を与えてしまう不安もあります。友達同士なら腹を割って話し合おうと声をかけることもできますが、相手が上司ではなかなか難しい話です。
上司を不快にさせてしまった原因があなたにあるのだとすれば、その点を改善することが関係修復のための対処になるはず。自分自身を見つめ直し、上司を不快にさせるような言動がなかったかどうか考えてみましょう。
ミスや失敗をしたとき、言い訳していませんか?
仕事中の部下の態度に気になる点があることは、上司が眉をひそめる大きなポイントでしょう。やはり思いつくのはミスや失敗。仕事でしたあの失敗が原因だったのか、あのミスが気に障ったのか。いろいろ思い浮かべては心配になってしまいますね。
しかし、失敗をしない部下なんていないのです。部下は上司に比べて経験が浅いことが多いですから、多少のミスや失敗があるのは当然のこと。上司が気になるのはミスそのものではなく、そういうときに見せる部下の態度なのです。
ミスや至らなかった点を上司に指摘されたとき、素直に非を認めることができているでしょうか。「でも、それは…」と、ついゴニョゴニョ言いたくなる気持ちはとってもよくわかるところですが、上でも触れたように、言い訳する部下を好ましく思わない上司は多いのです。
省略してはいけない「ホウレンソウ」
失敗をしたとき、そもそも上司に報告もしないというのはもっと駄目! 自分の失敗を告白するのは嫌なものですが、報告を怠れば、フォローも間に合わず事態を悪化させることになったり、関連した他の同僚の仕事に支障が出るなど、結局責任者である上司に負担がかかることに。
報告・連絡・相談、いわゆる「ホウレンソウ」をしない部下は上司にとっては困るものです。ひとりで仕事をしているのではない以上協調性は大切。マイペースは長所にもなりますが、自分勝手、謙虚さがないと受け取られたり、周囲に迷惑をかけていることもあるのです。
やる気のない部下だと思われた?
仕事の合間には冗談を交えて話もしてくれる上司。可愛がってもらっていると感じていても、上司とあなたは仕事を通じてつながっていることを忘れてはいけません。仕事を覚える気のない部下を指導したりフォローしたりしなければいけないとしたら、頭の痛い話です。
失敗をしない人などいませんが、同じ失敗を何度も繰り返す、同じことを何度も質問するといったことが続けば、仕事に対するやる気がないと受け取られても仕方のないことかもしれません。その都度上司をはじめ周りの人が手を止める羽目になり、仕事を遅らせてしまいます。
指示された仕事は、毎回最後までやり遂げていますか? 言われたことしかしなかったり、指示されるまで動かないなんてことはありませんか? 上司は部下の仕事に取り組む姿勢を見ています。積極的に仕事を覚えようとする部下とそうではない部下、どちらを好ましく思うでしょうか。
仕事に対する姿勢を変えてみることが一番の対処法
もし、上司に嫌われてしまった原因があなたの仕事中の態度だったとしたら、どう対処すればいいでしょう。あなたは、上司のどんなところに憧れたのでしょうか。上司がきびきびと仕事をする姿を素敵だと感じていたのではないでしょうか。
上司もまた、同じです。素直に指導を仰ぎ、積極的に仕事に取り組み成長していく、そんな部下には好意を持つもの。この場合、慌ててご機嫌をとるようなことをするよりも、仕事で「おっ」と思ってもらえるよう努力することが、事態を好転させる対処法かもしれません。
上司の話には、聞き洩らすことのないよう真剣に耳を傾け、忘れてはいけないことはすぐにメモをとりましょう。ホウレンソウを心掛けつつ指示された仕事は最後まで仕上げ、手が空けば自分から次の仕事を探すようにしましょう。積極的に動くあなたの姿を上司は見ていてくれるはずです。
それでもミスが起こってしまったとき、つい自分を守るために言い訳をしたくなりますが、上司にとって大事なのは何より事態を収拾することです。そのために、迅速に状況を報告し指示を仰いで行動できれば大丈夫。事が収束したら、上司には丁寧にミスの謝罪とフォローのお礼を。
これまで積み重ねたマイナスのイメージは、多少のことではプラスに転じないかもしれません。時間はかかるでしょうが、一度落としてしまった評価を回復させることの苦労を学ぶことも、きっと今後のためのいい経験になるはずです。
好きな上司に気持ちよく働いてもらえる部下になろう
社会人としてのマナーに欠けていませんか?
仕事以前に、一般的な常識やマナーがなっていない部下も上司にとっては嫌なものです。例えば遅刻や急な欠勤が多い人は、社会人として常識に欠けるという印象を持たれてしまうでしょう。言い訳の嘘は大抵ばれているものです。
遅刻が多いことは自分でも自覚できますが、あまり自分では意識していなくても上司は気になっているかもしれないのが、挨拶。たとえ仲がいい職場でも挨拶は最低限のマナーです。上司など目上の人に対しては尚更ちゃんとしておくべきです。
挨拶だけでなく普段の話し方も重要。いくら優しく話しやすい上司でも、ちょっと砕けすぎた口調で話したり、上司の仕事のやり方を否定するような発言をしてしまえば、気を悪くされても仕方ありません。上司を敬う気持ちがないと感じられてしまうのは失敗です。
SNSでの振る舞いも見られています
SNSに上司や職場の愚痴を書き込むことはありませんか? あまりにもそれとわかるような内容の書き込みをしている場合、職場には内緒のはずのアカウントが実はみんなにバレていたなんて怖いこともあるのです。上司の目に入ってしまえば、それは当然気分が悪いでしょう。
同僚との個人的なやりとりだと思っていても、記録が残る以上何かの拍子に上司に見られてしまう可能性はゼロではありません。また、上司本人とのやりとりにしてもSNS上ではついフランクになりすぎてしまうことも。スタンプひとつで返事を済ませたりしていませんか?
SNSでの振る舞いも大人として社会人として節度のあるものを心掛けなければなりません。SNS上であっても上司との距離感を間違わないこと、誰でも見られる公開状態のアカウントに、職場や人物が特定されてしまうような内容を書き込まないことは大人のマナーです。
社会人としての自覚を持ち、周囲に配慮できる大人になる
マナーに欠けた行為が原因で嫌われてしまったとしたら、必要なのは、あなた自身の意識を変えることでしょう。社会人になった今も、どこか学生時代と同じような感覚で過ごしていませんでしたか? 社会人になったのだという自覚を持てていたでしょうか。
学生時代の遅刻は、勉強が遅れたり教師からの覚えは悪くなってもそれで困るのはあなた自身でした。しかし、職場ではあなたが来なければその分の仕事が誰かの負担になったり、もしも取引先との大事な約束に遅刻してしまえば、会社の不利益になる恐れまであるのです。
ふわふわ気楽だった学生時代は残念ながらもう終わってしまいました。今、あなたの周りにいるのは友達やサークル仲間ではなく一緒に仕事をする職場の仲間たち。見えるところで、見えないところで、指導やフォローをしてくれる上司です。
社会人の自覚を持ち、意識を切り替えて大人になりましょう。大人とは、周囲の人たちが気持ちよく仕事ができるよう配慮できる人のことかもしれません。職場でもSNSでも相手を尊敬する気持ちを忘れず接するように心がけましょう。
毎朝大きな声で挨拶をすることから始めてみるのもいいかもしれません。気持ちのいい挨拶だなと感じてもらえたら嬉しいですね。社会人としての振る舞いができるようになったとわかってもらえるように、小さなことを積み重ねていきましょう。
まとめ
好きな上司との仲がうまくいかなくなってしまったら、それでも毎日職場で顔を合わせなくてはいけませんからつらいですね。どんな人でも失敗はあります。反省をして、関係が修復できるよう努力している姿が、上司の心に届くことを願います。
もしもどうしても上司の気持ちが頑なで気持ちが折れそうになるなら、「いつかわかってもらえたらいいや」くらいの気持ちであまり思い詰めないことも大切ですよ。周りの人はきっと見ていてくれるはず。責任感を持って、お仕事に取り組み続けましょう。