結婚を考えている恋人が転勤族だったら
2018.02.08
恋人は、全国各地に転勤する会社員。恋人として付き合い始めた頃は転勤することなんて重く考えていなかったけれど、だんだん結婚を意識するようになり……。ふと「転勤族の妻」になることを考えてみると、はたして自分はやっていけるのだろうかと不安になることがあるでしょう。
ましてや実際にプロポーズされた場合は、真剣に悩んでしまいますよね。今回は、もし結婚を意識した男性が転勤族だった場合について考えてみましょう。
恋人は大切。でも自分の年齢と仕事のことも考えてしまう
女性が30代ともなると、一緒にいて楽しく心から信頼している恋人であっても、つきあっている途中で状況が変わるということが多々あります。自分の仕事において責任ある立場に立つようになり、一段とやりがいを感じるようになってくる年齢でもあります。人生にはいろいろ予想できないことがつきものです。
そうした状況で恋人が転勤ということになり、「結婚して一緒に来てほしい」と言われたら、どんなチョイスをすべきか悩みますよね。もちろん恋人はとても大切な存在ですが、仕事も10年前後続けてきて積み重ねたキャリアがあります。
また、ずっと生まれ育った土地で暮らしてきた場合は、見知らぬ土地で生活していくことに不安を覚えることもあるでしょう。
こういうとき、経験者はどう考えたのでしょうか。
恋人が転勤!そのときの選択肢は3つある
結婚を考えている恋人が転勤する場合、選択肢は3つあります。
1つ目は、とにかく結婚してついていくことです。彼となぜつきあっているのか、彼の良さ、メリットなどを考えると、もうこのようなすばらしい人とは出会わないかもしれません。仕事は、キャリアを活かして新天地で探すこともできるでしょう。
クラウドソーシングも最近は多くなっています。結婚は思い切りが大切な場合もあるので、彼への信頼や愛情を第一に考え、楽しい家庭を築くことを優先するという選択です。
2つ目は、結婚は先延ばしにして、とりあえず遠距離恋愛をしてみるということです。彼のことは大切だけれど、やはり自分のキャリアも失いたくない。週末だけ行き来して、普段はお互いに思いっきり仕事に打ち込む、という選択肢です。
数年で彼はまた帰ってくるかもしれないし、これでうまくいけば、別居結婚もできるかもしれません。ただこの場合、離れていることによるプライオリティの違いができ、破局するというかもしれないという覚悟も必要です。
3つ目は、迷う自分の気持ちに向き合うことです。彼についていくことをなぜためらっているのか。そこには理由があるはずです。パッと「彼についていこう」と思えないまま、気持ちを押し殺してついていってもマイナスの気持ちばかりが強くなることもあります。
自分はキャリアを優先したいんだと自覚し、きっぱりとおつきあいを止めることも選択のうちのひとつです。
転勤族の利点も多い
自分のキャリア以外にも「生まれ育った場所以外で生活したことがないので不安だ」という理由も、踏み切れない一因の場合があります。親が転勤族で、家族としてずっと帯同してきた場合、家庭環境として慣れているので「全然平気」ということが多いです。
よく「転勤ばかりで、子どもがかわいそう」という大人がいますが、子どもたちは案外平気なものです。むしろアウェイでどう生きていくかを身をもって体験しているので、いろんなメリットを知っています。大人が「かわいそう」と思うことこそ失礼な話です。
転勤することのよさもたくさんあります。例えば言葉は軽いかもしれませんが「人生旅行気分」のようなところがあります。知らない場所に住むので、週末ごとに家族で観光地を訪れたり、グルメを楽しんだりできます。これはなかなか楽しいものです。
お互いの実家から遠く離れる場合は、干渉されることがありません。近所や子どもの学校のPTAで嫌な人間関係があっても、数年で転勤するので「どうせお別れだから」と辛抱できます。
また、一度は仕事というキャリアを離れても、いろいろな土地や人を見ることで、文化や人づきあいを学ぶことができるのは、仕事に復帰する上でかなりのメリットです。
「いろんな土地が見られる」「友だちなんてできなくても家族で楽しめばいい」「ひとりでも十分行動できる」と、ポジティブ思考や自立心を持ことは、成功や幸福に結びつく確率も高いのです。
まとめ
人それぞれに人生があります。人がこうだったからということではなく、自分の希望、置かれた状況を考えて選択してください。そして何より、彼を大切に思うあなたの気持ちを、よく考えてみましょう。
人生は多くの道があります。これが正解ということもないし、現時点でどの道が幸せになるかもわからないのです。それはこれからの道を歩くあなた次第なので、今の選択を信じて、ポジティブに進んでいきましょう!