国際結婚で離婚しやすい国籍は?中国?ベトナム?ランキングTOP8をご紹介!
2018.02.06
この記事は2017年3月14日の記事を再編集したものです。
今や国際結婚は特別なことではなく、ドラマの設定とりあげられたりインターネットや飛行機などのチケットも手軽にとれるようになったという現状からも、「国際結婚」は結婚の一つの形として普通に受け入れられるようになってきています。世界がこれまでより遠い国ではなくなってきたようです。国際結婚したい日本人女性も増えてきていますが、気になるのはどのようにして国際結婚の相手と出会いどの国の人と結ばれている人が多いのか、また環境や習慣が違うことによる離婚率はどうなっているのかということがあると思います。どんな国の相手が結婚相手として選ばれて、またその国別の離婚率をみてみましょう。女性にとって気になる疑問を次からみていきますので、国際結婚に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
1.国際結婚事情は変化し続けている
国際結婚するカップル数ってどれぐらいいるの?
国際結婚するは2006年度までは年々上昇をし続けてしており、国際結婚をしたカップルが一番多かったのは2006年になります。その数は、夫婦のどちらかが外国籍である国際結婚は4万4701組でした。数値だけ聞くとすごく多いような気がしますが、その年に日本人同士で結婚したカップルは66万9125組ということなので、ずいぶん差があります。でも数値ではなく「30組に1組」が国際結婚と聞くとちょ思ったより多い気がしませんか?イメージとしては1クラスに1人ぐらいが国際結婚ということになります。
2006年度以降の国際結婚が減少したのは法改正が原因
2006年度までは上昇してきた国際結婚ですが、それまでに「不法入国」「結婚詐欺」「偽装結婚」といった外国人との結婚をめぐるトラブルが増加したためそれを規制する法律が2005年に制定されたのです。外国人の入国を管理する「出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律」の改正によって、日本にやってくる外国人に対する「在留資格」の取得審査がこれまでより厳しくなり、特に日本人男性との結婚相手国として多かったフィリピン女性との結婚が大きく減少したことが原因と言われています。また日本国籍を不法に取得しようとする外国人として多かったアジア人に対する取り締まりが強化されたことも、国際結婚の減少に影響があったようです。
2.日本の国際結婚では夫が日本人、妻が外国人の組み合わせが多い
日本男性はアジア系の女性との国際結婚が多い
2013年のデータでは日本の国際結婚の数は、夫が日本人で妻が外国人という人数は15,442人、妻が日本人で夫が外国人は6,046人となっており、日本人男性の国際結婚の割合は日本人女性の2.5倍以上になっています。また、男性の場合は結婚相手の女性との年の差が大きく男性の方が年上であるという傾向があるようです。また、女性と男性では結婚相手の国籍に違いがあり男性は1位:中国、2位:フィリピン、3位:韓国・北朝鮮、4位:タイ、5位:ブラジル、6位:アメリカ、7:位ペルー、8位:イギリスとなっており、アジア女性との国際結婚が多くなっています。
日本女性の結婚相手はアジア系から欧米までと幅広い
同じく2013年のデータでは、日本人女性が妻で外国人男性が夫の国際結婚の場合、1位:韓国・朝鮮、2位:アメリカ、3位:中国、4位:イギリス、5位:ブラジル、6位:フィリピン、7位:ペルー、8位:タイとなっています。男性と異なる点としては、女性の国際結婚の相手に選ばれる国としてアメリカやイギリスといった国も上位に入ってきており、女性を「レディー」として扱ってくれるレディーファーストの国が入っているのが特徴といえます。日本女性としては、せっかく国際結婚をするなら日本人とは違った「女性」をいつまでも「女性」として扱ってくれる国の男性を選びたくなるのかもしれません。
3.国際結婚の離婚率は約7割
日本人同士の結婚より離婚率は高くなる傾向
現在の日本では、未婚率はあがり初婚年齢は高くなっている上に、結婚したカップルのうち3組に1組が離婚するという状況ですが、国際結婚の場合はさらにそれより離婚率は高くなる傾向があるようです。2014年の厚生労働省の国際結婚の離婚率のデータをみてみると、約7割の国際結婚カップルは離婚するという結果になっています。日本人男女別の離婚率としては、日本人夫と外国人妻の場合75%、日本人女性と外国人夫の場合50%強となり、日本人夫と外国人妻の離婚率の高さが目につきます。この理由としては、日本人男性が結婚相手として選ぶのは年齢の離れたアジア女性ということが関係しており、「経済的援助」といったことや「日本へ来て働きたい」というようなアジア女性の姿が背景にみて取れます。
国際結婚の国別離婚率(男性編)
次に国際結婚の国別離婚率を見てみます。日本人男性が夫で外国人女性が妻の場合の全体の離婚率は75%とかなり高くなっています。日本人男性のが夫の場合の国際結婚は上でも述べたようにアジア系の女性と国際結婚する割合が高いのですが、離婚率を国別にみても上位三か国はアジアになっています。国際結婚の国別の離婚率を見てみると、1位:韓国・朝鮮(46%)、2位:フィリピン(41%)、3位:タイ(40%)、4位:アメリカ(39%)、5位:ペルー(36%)、5位:イギリス(36%)、7位:中国(35%)、8位:ブラジル(32%)。日本人男性が夫の場合は、アジア女性と結婚するカップルが多いので必然的にそこの国の女性との離婚率が高くなるようです。
国際結婚の国別離婚率(女性編)
日本人女性が妻の場合の国際結婚の全体の離婚率は50%となっており、約半数が離婚するという結果になっているようです。日本人女性が妻の場合の国際結婚の国別離婚率を見てみると、1位:フィリピン(70%)、2位:タイ(60%)、3位:中国(48%)、4位:韓国・朝鮮(46%)、5位:ペルー(41%)、6位:アメリカ(25%)、6位:ブラジル(25%)、8位:イギリス(21%)となっています。日本人女性が妻の場合は、国際結婚した男性の順位が低い国との相手ほど離婚率が高くなる傾向があるようです。男性とはまったく反対の傾向があるのが特徴です。
4.国際結婚の相手国で気になる「ベトナム」という国
日本企業の進出で「ベトナム人」との結婚&離婚が増加中
上記で述べた離婚率の上位国としてはは上がってきていませんが、それ以外の国として「ベトナム」は注目しておく必要がある国のようです。近年、日本の企業は日本人よりも「低賃金で雇用者を獲得できる」ということで、日本にとって身近な国である「ベトナム」に進出したり、起業したりという割合が増えてきています。また、反対にベトナムから日本への来日も増えてきていることから、ベトナム人との国際結婚は増加傾向にあるようなのです。また、インターネット上でも、男性向けには「ベはトナム女性」との結婚を斡旋するサイトが数多くあることから、特にベトナム女性と日本男性との結婚は増加傾向が今後も続いてくことが予想されます。もちろん、ベトナム人との結婚が増えてくることになれば離婚数も多くなってくるかもしれません。
ベトナム人の結婚では「家族」をまず第一に考える
日本人男性の国際結婚が女性を上回ることから、やや男性中心の視点からになりますが、ベトナム女性はもともと国際結婚をする割合が高かったようです。ベトナムはこれまでにあげてきたようなアジアの国に比べると、まだまだ経済的には発展途上のため母国ではなく国際結婚をすることもいとわないようです。特に、日本人男性はベトナムの女性から人気が高いようで、子どもの頃から日本文化に触れて育ってきたという背景もあるようです。また日本人女性のように、ベトナム女性は外見で結婚相手を選ばないこと、年齢が離れていても気にしないという点が日本人男性にとっては嬉しいことです。さらに、ベトナム女性といえば「アオザイ」という民族衣装がありますが、それが似合う体型を維持するためにキレイでいることを心がける美意識が高いので、美人も多いようです。ただし、見かけの美しさだけに目がくらんでいてはいけないようです。ベトナム女性は自分の「家族」を何より大切に考えているため、ベトナム女性との結婚=家族も含めた結婚ということを日本人は心に留めておく必要があるようです。
5.国際結婚の離婚理由
生まれ育った文化の違い
やはり「国際結婚」で乗り越えなければいけないのは、お互いの生まれた国の文化がまったく違うこということです。まったく違う環境に育った二人が広い世界で出会って恋に落ち、結婚しようと思うのは女性にとっては運命的なことかもしれません。でも、現実はなかなかうまくはいかないようです。誰しもそうですが、知り合って間もない頃はお互いラブラブなので何をしても相手のことを「好き」という気持ちだけで相手に対して多少の不満があっても許せてしまうことだと思います。二人のつきあう時間が長くなってくれにつれ、無意識にため込んでいたその不満が爆発してしまうことが、離婚の引き金になってしまうのかもしれません。
性格の不一致
これは日本人同士でも、離婚原因のトップにはいるものなので「国際結婚」だからとって決して特別な理由ではありません。ただし、上でも述べたように生まれ育った環境がまったく異なる相手であるために、日本人同士以上に一度うまくいかないと思うと我慢できなくなってしまうことになってしまうのかもしれません。こればかりは、持って生まれたものなのでなかなか直すことができない点であるため修復が難しいことになるのです。
言語の違いによって意思の疎通がうなくいかない
同じ言葉を話す日本人同士であっても、ケンカしてしまったりすれば、言っていることは分かっても相手の言い分は聞く耳がもてなかったりします。また、どれだけ言葉をつくしても相手に伝わらないということもあります。そのため、話す言語が違う相手と気持ちをお互いに理解することはかなり難しいのかもしれません。そんな国際結婚をした二人が離婚を避けるためには、日頃から密なコミュニケーションをしておく必要が日本人同士以上に必要なのかもしれません。
お金にまつわる問題
「お金」にまつわることが離婚原因になるのは、特にアジア女性と結婚した日本人男性に多い問題かもしれません。日本人夫をもったアジア女性の妻は、日本人夫を「日本へ連れて行ってくれる相手」や「経済的なフォロー」をしてくる男性というように見ていることが多い傾向があるようです。そのため年の差国際結婚になることが多いのです。そして、日本へ来ることができたとたん仕事を見つけて「離婚」するということも多いようなのです。お金が絡んだ離婚になると、泥沼になることも多そうなのでできれば避けたいところです。また、女性の場合は、夫となった外国人の収入が少ないというような「経済的な不安」というのも見逃せないです。
妻以外の異性に対するつきあい方のギャップ
特に欧米では、妻以外の女性に対してもハグやキスをすることは挨拶替わりのようなものです。国際結婚を考えるような女性であれば、そのあたりの文化も十分理解しているとは思います。しかし、そのような文化が背景にあるため、異性との距離感の取り方が欧米男性の場合日本人と比べると近くなりがちのような気がします。普段は何でもないことだと許せていても、相手の国に居住することになりひとりぼっちになった時に、誰も相談できる人がいないようなことになってしまうと、ちょっと落ち込んでしまうい悩みが大きくなってしまうことかもしれませんね。
まとめ
インターネットの発達や日本と世界の距離が近く感じられるようになったこともあり、国際結婚はより身近になり、国際結婚という選択をする女性も増えてきていると思います。ただし、これまで見てきた通り、「国際結婚」を維持していくというのはなかなかハードルが高そうです。でも、せっかく「結婚したい!」と思えるような相手と出会うことができたのに、そこで尻込みしてしまうのは残念なことかもしれません。日本人同士でさえ、うまくいかない時はうまくいかないのです。二人の間に何か危機がやってきた時に、一緒に向き合って考えてくれる相手かどうかということが大切なことになります。特に国際結婚というと、まったく環境や考え方の違う母国を二つ持つことになるのです。日本人同士のカップルより大変な場面もでてくるかもしれません。生涯の伴侶として、一緒に歩いていける相手かどうかその見極めをしっかりした上で、国際結婚をに臨むことが大切です。