【香水】期限ってあるの?過ぎた場合どうすれば?正しい捨て方や再利用法をご紹介!
2019.02.13
好きな香りだったので、つい多くストックを買い過ぎてしまった割にはなかなか減らず、気付けば年単位で置いてある。ずっと置いてある香水が何だか心なしか色が濃くなってきたような気がする。
お土産などで昔もらった香水が偶然見つかった。昔付き合っていた人からプレゼントされた香水を捨てるのも勿体無いし、かといってつける気にもなれない。
ボトルが可愛くてつい衝動買いしてしまったけれど、どうにも香りが好きになれない。特に気にしていなかったけれど、購入してから結構年月が経っているかも……などと思った事はありませんか?
今回は、あまり知られていない香水の消費期限、捨て方、再利用方法などをご紹介します。
1.香水の原料と賞費期限
香水の原料
そもそも香水とはなにで出来ているのでしょうか?原料は何なのでしょうか?いつまでもフレッシュな香りがしますが、腐りやすいものなのでしょうか?
いつまでも腐らないのは添加物がたくさん入っているからなのか、そうでないのか?疑問に感じるところですね。ここでは、香水の成分についてご紹介します。
香水は、香料とエタノールで作られています。また、香水の原料である香料は基本的には自然由来のものが多い為、食品などが痛みやすい環境では香水も痛んでしまうのです。
劣化、変質する原因としては、温度変化、光、酸化、細菌、黴、酵母があります。しかし、香水の色が変化していくのは、時間の経過と共に仕方ない事なので、むしろ、変化せずにいつまでもそのままの香水は合成の成分を使っているのかもしれず、体への悪影響が心配になります。
消費期限
香水には消費期限は表示されていません。明記する為には幅や不確定要因が多いからです。しかし、香水は化粧品に分類されるので、薬事法によって化粧品の消費期限は未開封のもので3年以上である事が定められています。
香水も同様に3年を製品品質維持の目安になっていますが、使用方法、保管する場所、保管の方法によって長持ち度が変わってきます。各メーカーで配合している香料も様々なので、正確にいつまでと表記が出来ないのです。
香水は他の化粧品に比べて腐る物ではなく、カビも生えにくく安定しているので、色、香り、感触の異常がなければ、長く使えると考えていいでしょう。
ただ、年数が経過すればする程、香水本体の液体よりも装飾部分や付属部分であるボトルノズル、キャップなどの金属の劣化、腐食が出てきてしまい使うのに困難や不快感を伴う事があります。
香水の劣化を確認する方法
香水の劣化は、見た目だけでわかる場合もあります。透明なビンなら、ビンのまま明るい場所で、色をチェックしましょう。劣化している香水は、透明だったものが黄色くなったり、にごったりと、色が変化している場合があります。
ビンの中にカビが生えていたり、ごみのようなものが底に沈んでいることもありますよ。ビンに色がついていてよくわからない場合には、白い布などに吹きかけると、確認できます。
洋服などにかけて、取れなくなると困るので、使い捨てマスクなど、捨てても良いものに吹きかけてチェックしてみてくださいね。
見た目には大丈夫そうでも、吹きかけて時間がたつと変色する場合もあるので、しばらく使っていない香水を使うときには、念のため劣化していないかチェックしたほうが良いですね。
香水が劣化する原因とは
香水に限らず、水分のあるものは、製造されたときには殺菌されて不純物が混じらないようにされていても、いったん封を開けると、不純物に全く触れないというわけにはいきません。
空気中に含まれているものに触れてしまったり、手についた細菌などが触れてしまうこともあります。そのため、どんなに気を付けていても、未開封のものより、開封したものは劣化しやすくなります。
空気には、酸素も含まれていますが、酸素は様々な物質と結びつき変化させてしまうことがあります。切ったリンゴの表面が茶色くなった経験のある人も多いのではないでしょうか。香水に含まれる成分によっては、同じように、酸素が香水を変化させてしまうのです。
また、直射日光が当たる場所では、温度が急激に上がり、香水に含まれる揮発性の成分が蒸発して、濃度が変わってしまうこともあります。紫外線も、食品や植物に影響を与えるものなので、香水にとっても、変化を起こしやすいものになります。
香水の保管方法
香水は、しっかりと蓋を閉めて、直射日光を避けて、冷暗所で保管するのがベストです。デリケートな化粧品などと同じ保管方法です。
きちんと蓋をする事で酸素に触れずに酸化を防ぎ、直射日光に当てない事で紫外線を防止し、冷たい所に保管する事で温度を一定に保つ事ができ、より安定した状態で長く使用する事が出来ます。ここでいう冷暗所とは家庭での冷蔵庫などが一番イメージしやすいかと思います。
と言っても、スキンケア用品ならいざ知らず、香水をわざわざ冷蔵庫に保管する人は少ないのではないでしょうか。思い立った時に手軽に使いたいとなると、冷蔵庫などからわざわざ出してくるのは面倒な手間になってしまいます。
そうなると、ついつい億劫になってでは本末転倒です。更には香水瓶は見せる為のデザイン性の高いものが多いので、どうしても見えるところに飾っておきたいのが心情なのです。
ですので、あまり神経質にならず、冷蔵庫までとはいかなくとも、直射日光の当たる温かい窓辺などを避け、可能ならメイクをする場所の引き出しなどにしまっておくなどして対応すればいいのではないでしょうか。
2.香水の捨て方
捨てる前に!
まず、捨てる前に知っておきたいのは、使いかけのいらない香水は残量にもよりますが、ブランドの香水などは定価の半値以上で買い取ってくれるリサイクルショップもあるという事です。
買い取り業者は多数ありますが、香水に詳しい所のほうが高値で買い取ってくれる確率は高くなりますので、捨てる前にまず調べてみるのもいいと思います。
香水を販売しているブランドメーカーでは、そのブランドから出している香水の空き瓶を持っていくとコスメと交換してくれる所もありますので、捨てる予定の香水のメーカーに確かめてみるのも1つの手です。他に途上国の支援団体などに引き渡す寄付という手もあります。
それでもやっぱり面倒臭いから捨てたい不要な香水、香りが気に入らない香水はどうやって捨てたらいいのかちょっと迷いますよね。直接、排水に流していいのかどうか……ここではそんな捨て方の疑問と捨てた後に残ったボトルの再利用法を紹介します。
捨て方
ボトルのスプレー部分が取れない事がよくありますので、マイナスドライバー、ニッパー、ペンチなどの工具を使って怪我をしないように気をつけて開けて下さい。
この時、香水が飛び散って衣服などにつくと滲みになりやすく、強い臭いがなかなか取れなくなったりするので、必ず汚れてもいい服装で、ゴム手袋をして、換気出来る環境や屋外で作業して下さい。
中味は燃えるゴミとして捨てます。そのままですと液体で燃えないので、新聞紙、古紙、要らない衣服や布、キッチンペーパーなどに染み込ませて、ビニール袋に入れて密封してから捨てます。
面倒臭いとどうしてもそのまま排水溝に捨てたくなりますが、人工的に香りをつけた液体なので、環境の為にもなるべく排水溝に直接捨てるのは止めましょう。
香水を取り出したボトルは必ず水洗いして乾かし、スプレー部、キャップなど素材にも寄りますが、市区町村のゴミの指定に沿ってそれぞれ不燃ゴミやビンゴミで出して下さい。
空になったボトルの再利用方法
ボトルのデザインが美しいものも多いのが香水ボトルの特徴でもあります。
それを生かして、ビーズや色とりどりの石を詰めてディスプレイのように玄関などに並べて飾ってみたり、一輪挿しの花瓶代わりに使ったり、ミニボトルならネックレスにしてみたり……。
アイデア次第でお洒落なインテリア小物に変身させる事が可能です。
インテリアを変えると、気分がすっきりしますよね。気分が変わって、新しい世界に飛び込みたいと感じたら、電話占いで自分の可能性を占ってみてはどうでしょう。知らない自分が見えてくるかもしれませんよ。
3.香水の再利用方法
部屋やトイレの芳香剤にする
余ってしまった、飽きちゃった、もう使わないと不要な香水をかといって捨てるのも勿体ない気もするし、なんとか何かに使えれば使いたいけど、どんな方法があるのかわからない、ここでは様々な再利用方法をご紹介します。
香水を水で薄めて、スプレー式の容器に入れるか、ビンに入れ蓋を開けてトイレの隅に置きます。香水のスプレー部分を外し、ビンの口に竹串を何本か入れておくとお洒落に見えます。
トイレットペーパーの芯の部分に振りかけておくと、ペーパーを使う度に良い香りがします。アロマ式加湿器があれば、アロマの代わりに数滴落としても香りが広がります。
無香料の消臭ビーズに少量吹きかければルームフレグランスが出来上がります。市販品にはない奥深い素敵な香りで部屋もトイレも上質空間に早変わりです。
掃除や洗濯に使う
掃除機の紙パックに振り掛けておくと、排出口から良い香りがして掃除しながら香りを楽しめます。
また、香水にはアルコールが含まれているので、コットンや布に数滴含ませて拭き掃除にも使えます。
洗濯のすすぎで少量垂らす事で、洗濯物を干している時から使う時まで香りが持続します。家事が苦手な人も、いい香りのお陰で楽しくはかどってしまうかもしれません。
タンスやクローゼットの消臭、芳香代わりに
使わないハンカチなどに振り掛けて箪笥やクローゼットの隅に置いておけば、衣類の嫌な臭い防止にもなり、衣服を着た時にも良い香りがします。ちょっとエンジンのかかりの遅い朝や、寝起きにも不意に香りがすると脳の目覚めが違うかも?
手紙につける
相手が封筒を開けた時に香りが広がります。文字を書かないところに数滴垂らすか、完全に乾いてから文字を書いてください。大切な人や遠くにいる友達にあてる手紙に吹きかけてみると好印象です。
ルームスプレーにする
水で薄めて、寝具や枕に吹きかけたり、カーテンに直接吹き付けたり、コットンに含ませてバッグにしのばせたり、ドライフラワーに吹き付けたりして使い方は多種多様です。気軽にいつでもシュッとすれば気分転換にもなります。
入浴剤代わりにする
いつものお風呂に数滴垂らすだけで、香りが風呂場に広がりリラックス効果も期待できます。いつもよりちょっと贅沢なご褒美のひと時に。
練り香水にする
いらなくなった香水、ワセリン、容器だけでオリジナル練り香水が作れます。作り方は簡単。ワセリンを容器に入れて、香水をお好みの適量振り掛けてよく混ぜるだけです。
ワセリンには保湿効果もあるので肌に塗る事もできて、ほんのり香るので気軽につける事ができます。仕事や学校などにも気軽に利用できます。
キャンドル、石けんに混ぜる
練り香水と同じように、キャンドルや石けんを作る時に混ぜてみると、香りのいいものができます。混ぜて使う段階になると香りも少し変わって落ち着いた感じになっている事もあるので、元の香りよりも穏やかになっている場合もあります。リラックスしたい時のお供にもお薦めです。
車でも使える
車の芳香剤にも使えます。布や紙によく染み込ませて、バックミラーなどにかけるだけです。ドライブする時の車内がお洒落かつ快適に香ります。
【おまけ】おすすめの香水ブランド3選
ミス ディオール ブルーミング ブーケ
女性らしいローズの香りで、大人の女性を感じさせてくれます。甘い香りですが、くどすぎないので、つけやすく、季節を問わずにつけられる香りと人気です。
ピンクのボトルにシルバーのリボンモチーフというデザインのボトルも、女性らしさが感じられます。
・メーカー ディオール
・価格 30ml 6,480円(税込) 50ml 9,720円(税込)
・ホームページ ミス ディオール ブルーミング ブーケ
ティファニー オード パルファム
アイリスをベースにした気品ある香りは、さすがティファニーという安定感があります。香りが強めなので、少量でも、薄れることなく香りの変化が楽しめます。
ダイヤモンドのようにカッティングされた容器は高級感抜群!ほんのりと水色がかったビンも高級感を感じさせます。
・メーカー ティファニー
・価格 9,180円(税込)
・ホームページ ティファニー オード パルファム
ジルスチュアート リラックス オード ホワイトフローラル
天然のアロマオイルが配合された、フレッシュフローラルの香りです。トップノートはシトラスやベリーのさわやかな香りが感じられ、スッキリした香りで使いやすいオーデコロンです。
ビンも、透けるような花柄模様や、宝石のようなキャップにピンクのリボンとかわいらしい雰囲気。見ているだけで楽しい気分にさせてくれます。
・メーカー ジルスチュアート
・価格 4,104円(税込)
・ホームページ ジルスチュアート リラックス オード ホワイトフローラル
まとめ
いかがでしたでしょうか。香水のボトルが可愛くて気付いたらたくさん集まっていたとか、いい加減に捨てたいとお考えの方はこちらを参考にして捨てる以外の方法も検討されてみてはいかがでしょうか。
捨てるのは簡単な事だと思われがちですが、香水は捨てるのも大変なのです。もしかしたら、捨てるよりも遥かにお徳になるかもしれませんし、誰かの為になるかもしれません。自分が不要だと思ってリサイクルした事で、誰かが笑顔になるなんて素敵な事だと思いませんか?
不要な香水の再利用法はどれも気軽にできるものばかりなので、是非チャレンジしてみたいものです。生活の中にさり気なく香りを取り入れる事が出来ると、リラックス効果やアロマテラピー効果が期待でき、生活が生き生きとしたものになります。
ただし、全部が全部良い効果が出るわけではなく、中には再利用してもどうしてもやっぱり好きになれない香りもあるので、その場合は無理せずに売ったり譲ったり破棄したりする方法を選びましょう。
合わない臭いは生理的にも不快感を呼び、どうしても気分が苛々したりしがちになってしまいます。そうなってしまうと、毎日を気持ちよく過ごすどころではなくなってしまうので、あくまでもアトマイザーなどにしても苦にならない香りを選んで下さい。
香水を変えると、気分も変わりますよね。自分の中の新しい可能性を試したり、新しい恋がしたいと感じたら、電話占いで、運勢を占ってみてはいかがでしょう?初めての人は緊張するかもしれませんが、新しい世界が開けてきますよ。