女子ラクロスは男子ラクロスとはルールからプレイヤーの数まで異なります。
主に大学では女子ラクロスのクラブが多く存在しています。
今回は、現在有名で強いチームはどのチームなのか？など女子ラクロスについてスポットを当てて紹介していきます。
ラクロスとは歴史の深いスポーツですので、独特な試合道具や女子の服装などを見て改めてラクロスに対して造詣を深めるきっかけとしても良いかもしれませんよ。

女子ラクロスとは

 

どんなスポーツ？

女子ラクロスの場合にはプレイヤーは1チームが12人制になります。試合時間は1試合25分の前半後半戦で戦います。競技場所は110メートルかける60メートルという規定があります。試合中に使うボールはテニスボールよりもやや大きな硬質ゴム製になっています。

ファッションもスポーツ競技の中でもおしゃれ感があります。ゴールキーパーポジションの人以外はポロシャツというラフなスタイルが基本形になります。

学生リーグの場合には、チーム統一のウエアーを着ていることがほとんどですが、どのチームにも個性があり、颯爽とフィールドを走り抜ける女子の姿には感銘を受けるものです。

 

試合の順序は？

先端にネットがついているスティックをクロスと呼びます。このクロスの素材は木製か金属製になっています。重さがあるので女子の場合には木製を使う場合が多いようです。

最初に、バスケットのジャンプボールのようなイメージで両側のチームの2名の選手が、クロスでボールを一緒に挟み、同時に上に飛ばすことから試合がスタートします。

この後は、それぞれのチームが制限時間のなかでボールを奪い合い相手のゴールに入れることで1点獲得という流れになります。コートの大きさはサッカーと同じです。足でボールを扱うサッカーに対してラクロスの場合にはクロスでボールを操るのです。基本的にこのスタートから点数の取り合いになります。

 

禁止事項は？

スティックで選手の頭や胴体を叩く行為は反則です。そして相手を押すことや動きを妨げるような行為もアウトになります。つまり接触行為自体がすべて反則になるのです。

男子の場合には認められるプレイでも、女子には規制が厳しくなっています。場合によっては危険な接触で事故につながる場合も想定されるからです。

 

ラクロスルールの男女の違いとは？

 

道具が違う

実際に男女ではラクロスの試合形式が大きく違っています。例えば男性ラクロスの場合にはクロスはすべて金属製のものを使用します。女子が何も被っていないのに対して男性はヘルメットと肩と胸を守る防具をつけています。この風貌だけでも、女子ラクロスとは全く別のスポーツのように感じるのです。

男性側のルールのほうがより激しくぶつかり合う場面も多いので気迫に満ちていると言われています。

 

男性ラクロスとのルールの違い

チーム編成は10名でそれぞれ、役割が決まっています。アタック3名・ミッドフィルダー3名・ディフェンス3名・ゴーリー1名ということが決まっているのです。女子の場合とはこの部分も大きく違っているのです。

何よりもこの防具つけて臨む試合には、選手が放つシュートが自足160キロにも及ぶ場合があるからです。

競技時間は20分欠けるというクオーター制をとります。オフェンス時は6名・ディフェンス時はゴーリーを合わせて7名で守るというルールも細かく制定されているのです。

 

男性ラクロスはタックルも許可されている？

男性のラクロスの場合には相手側のクロスを叩くことも、タックルも許可されています。危険を伴う競技なので防具をつけるということが頷けますよね。男性のラクロスはスピードカント迫力があることも特徴の一つなのです。まるで陸上のホッケーのような雰囲気にも見えるのです。

躍動感に溢れるスポーツとして人気を誇っています。

 

 女子ラクロスの魅力は？

 

ラクロスはカレッジスポーツ

主にラクロスはカレッジスポーツと呼ばれることが多いのです。大学に入学してから初めてラクロスに出会い始めたという人が案外と多いのも特徴的なことです。女子大学生にとって、ラクロスは華のあるスポーツの一つとして捉えられています。

大学に入ってからラクロスを始めるという人が多いということは、下積みがなくてもスタートラインが同じであることを意味します。同期でルールを学び一緒に戦うことに大きな意味があるわけです。

ほかのスポーツのように競技人口が圧倒的に多い場合には活躍の場も，チャンスも限られてしまいます。そういう意味でもラクロスは今から才能を磨くチャンスがある、カレッジスポーツの花形的な存在なのです。多くの大学で女子ラクロス部が設立されていますので、他大学との交流も多く望めます。スポーツを通じて仲間を作るチャンスにも繋がるのです。

 

慶応義塾大学女子ラクロス部

日本のラクロス歴史のを紐解くと、慶應義塾が初めてラクロス部を創部したことは有名なことです。クラブ全全体を通じてチームスピリットは「Pioneer’s Pride」です。代々に渡り受け継がれえ来た強さを継承するために精進を積んで、強いチームであり続ける努力を惜しまない名門チームの一つです。

 

関西大学ラクロス部女子

関西の女子ラクロス部では歴史の古いチームです。チームの団結力が強く、日本一になるために学生コーチを配属するなど、常に試行錯誤を重ねている努力派チームと言われています。

 

関西学院ラクロス部

2016年シーズンでは学生日本一を誇った名門チームです。チームスローガンを「ALL　OUT」と掲げ駆け抜けたシーズンでした。チーム全員で勝ちに行くという意味を込めたスローガンにおいて、勝利を手にした関西学院ラクロス部は今後のさらなる飛躍が楽しみなチームなのです。

 

女子ラクロスの見どころ

 

試合開始

まずは、試合最初のクロスを使って高くボールを上にあげることができるのかというところから試合がスタートします。まず、ここは手に汗を握る瞬間なのです。その先の連携プレーや普段の練習の成果やチームメイト同士の絆の深さがうかがえる場面になるのです。

誰が花形ということではなく、あくまでもラクロスの魅力はチームプレイの素晴らしさだと言えます。

 

クロスの可能性

ラクロスにおいてクロスは選手の手となり足となる存在なのです。クロスを通じてボールを扱うのですがクロスはボールを投げてキャッチします。そしてすくうこともできて奪い、運ぶという役割をも果たすわけです。

個々の選手の持ち味を生かしつつ、女子選手がクロスをどのような角度で扱い、体勢をどのように整えてスピード感溢れるプレイを見せるのかという点においても男子のスピードや迫力に見劣りしない見せ場が多いスポーツとして成立しているわけです。

 

女子ならではのオシャレ感覚で演出できるクロス

女子ならではのスポーツとしてクロスにオシャレ感を出す部員も多くなってきています。いわゆる個性をクロスの種類や紐の種類などで出すという方法です。クロスの長さなどにも個人のこだわりが見えてくるものです

ヘッド部分が重いものはディフェンダーに向いているという見方やシュートが打ちやすいクロスで攻撃に出るなど、使い方ひとつも個性なのです。

 

ラクロスがオシャレなわけ

 

ファッションが違う

女子のラクロスの場合、ユニフォームの上からプロテクターをつけることはしません。まるでテニス選手のようなポロシャツ系のアウターを着ることが基本的です。

チームカラーに基づいたものや色鮮やかなデザインのものまで、かなりファッショナブルな雰囲気になります。キュロットのようなスカート姿もひときわキュートさを増します。

 

華やかさがある

昔からラクロス部に所属している部員たちは、私服でいるときにもラクロスの「クロス」を持ち歩くだけで、どんなブランドのバックを持つよりもオシャレだと言われていました。カレッジスポーツの中でもひと際女子を際立たせて美しく華やかに見せるのがラクロスの魅力なのです。

 

まとめ

カレッジスポーツとして、今なお学生リーグでは熱く戦いを続ける女子チームはどのチームにも真摯でひたむきな努力を見出すことができます。ファッショナブルなウエアーの下には男子に劣らない闘志が秘められているわけです。

一度試合をしているフィールドでその女子たちの戦いぶりを目の当たりにしてみたいものです。