人の一生のうちには、必ず通らなくてはならない転機があります。それがいつなのか、その時にはわからず、後から振り返って初めてわかるもの。

だからこそ「これって人生の転機かも？」とハッとしたその直感を大事にしてください。それは、あなたが大きく飛躍するためのチャンスかもしれないからです。

自分の未来をしっかり見つめ直すときに訪れる、ステージチェンジの予感。そこから変わる13の“人生の転機予報”をお届けします。

あなたの周りを取り巻く環境に関する転機の予兆

生活環境やライフスタイルが大きく変わった時

就職、転居、結婚、離婚、出産、病気。生活環境やライフスタイルの変化は、それが自分にとって望ましいことか、そうでないことかに関わらず、あなたの毎日に変化を強いるものです。

自分でやるべきことが増える、我慢することや辛いことが多くなる、仕事や家庭での責任が重くなる、友だちが減る（または増える）、大体はそんな変化ですが、あなたは気付いたでしょうか？

「変化」の本質は、体験もしたことのない未知の世界ではなく、今までやってきたことや、それまでの状態が増えたり減ったり、重くなったり軽くなったりするだけのこと。

ということは、結局、環境が変わっても、生きる基本は同じ。確実に変わることがあるなら、それは、あなたの経験値がグンと増えることです。そして、この変化が日常になった頃には、あなたの器は確実に、ひと回り大きくなっていることでしょう。

人間関係や人付き合いの大切さがわかった時

誰でも人間関係で失敗した経験がありますよね。そして「なぜもっと大事に付き合わなかったのだろう」と、自分の配慮のなさから、友だち関係を失った経験も。

その逆に、大ピンチという時に、あまり親しいと思っていなかった人が助け舟を出してくれて、そこからとても親しくなったという経験をした人もいるのではないでしょうか。今、人間関係の大切さ、付き合いの大切さ、そこに気付いたあなたに訪れる変化は何でしょう。

それは、あなた自身が周りから大切にされるという変化です。人は自分の鏡、人を大事にすれば、自分も大事にされるのです。それでも人付き合いは得意じゃないわ、、、という方へ。まず八方美人になるのではなく、八方と争わない生き方をしてみませんか？

争いになりそうだったらこっそり避けること。そんなふうに、ただ争わないというだけで、互いのイヤな部分を見ることなく、それ以上悪い関係にはなりません。

人に優しく接することができるようになった時

人に対する優しさは、痛みの共感でもあります。あなたは今まで感じなかった痛みを知ったことで、人への思いやりに目覚めたのではないでしょうか。　そんなあなたに訪れる変化は、あなたを頼りにする人が増えるという変化です。

それは女性の相談者かもしれませんし、不倫相手の登場かもしれません。そんなあなたの次のステップは、その優しさが自分のためではなく、本当に人のためなのかかどうかを検証することです。

人に優しく接すことができる今のあなた。あなたが発する言葉は、以前よりも光かがやき、慈愛に満ちているはずです。そして、あなたが笑顔を向けるほど、優しい言葉をかけるほど、誰の心にもあなたの存在感が大きくなっていくのです。

ポジティブな気持ちへの変化に関する転機の予兆

今までの考え方を改めるきっかけになった時

目からウロコ。青天のへきれき。あなたは今、自分の考え方にこだわる生き方をやめたのです。そのきっかけとなったのは人ですか？出来事ですか？言葉、本、それとも映画でしょうか？

どんなきっかけでも、物事の考え方を変えただけで、見える世界、めざす世界は変わってくるものです。例えば、「実現とは、現実をひっくりかえすこと」「働くという字は、人のために動くと書く」そんなフレーズを耳にしただけで、人生がガラリと変わってしまう人も。

すると朝起きる時間が変わる、読む本が変わる、着る服まで変わってしまうことも。今までの考え方にこだわらない、やわらか頭のあなたには、これからも新しい自分を発見するチャンスがたくさん待っているのです。

本当の幸せが何かわかった時

幸せの定義、それは一人ひとり、その人の境遇によって違います。お金や物で計る人もいれば、愛情で実感する人もいるでしょう。深刻な病気の人なら、健康でいられることだけで幸せです。

要するに、幸福指数を計るメジャーは、自分の中にあるのです。だから人を羨ましがらない、妬まない、人と比べない。ただ今の自分を喜べること、それが幸せなのかもしれません。

今、本当の幸せを見つけたあなたは、心がとても満たされているはずです。環境や周囲の人に多くを求めず、すべてに感謝することができる、世の中の景色もすべてパステルカラーに見えるのではないでしょうか。

とにかく前向きに楽しく生きられるようになった時

電話も、電気も、車も、飛行機も、すべては誰かの前向きな想像力によって現実のものとなりました。人が想うことは実現します。前向きな想像であっても、後ろ向きな想像をしても、どちらも同じように実現してしまうのです。

それならば前だけ向いて、振り返らずに生きていきましょうよ。きっと、そんな人生のほうが楽しいことが多いはずです。では楽しく生きて得をすることって何でしょう。

それは、明るく楽しく生きるあなたの周りに、人がどんどん集まってくるということです。誰だって、暗いところには寄りつきません。はつらつと楽しく生きる人に、人も、お金も惹き付けられるのです。さあ、もう取り越し苦労はせず、取り越し喜びをしませんか？

迷いのあった自分の進むべき道が見えた時

深い森の中をひたすら迷い、歩いてきたあなた。ようやく道がひらけたようですね。迷っていた時間が長かった人は、道を見つけた喜びはさぞ大きかったことでしょう。

ところで、あなたの前につづくその道は、どのような道ですか？歩きやすそうですか？それとも崩れそうな山道ですか？

「退路を断つ」という言葉があります。まずはひき返せる道や手段を捨てて引き返せない状況にしておいてから、前に進むという意味です。想像するだに怖い状態ですが、道がどのような状況でも、逃げ道を残して進めば覚悟が足りませんから結局また迷うのです。

後もどりはしない、と決めたその潔さに免じて、道はまっすぐ見えてくるはずです。

セルフイメージを高めることができた時

あなたは自分自身のことをどのように評価しているでしょうか。セルフイメージとは、自分自身の自己評価・自分で考えている自分のイメージのことを言います。あなたの考え方や行動・感じ方などの感情に影響を与えているものです。

自分のセルフイメージが低いと、何かに挑戦してもそれがうまくいかなくなります。自分の人生に関わる仕事や恋愛・人間関係など、様々なことに影響を与えるのがセルフイメージです。

心理学の世界でもセルフイメージに対する研究結果も出ており、人生の転機が訪れている状況でで自分のセルフイメージが低いと、せっかく自分のもとにやってきた転機をうまく掴むことができなくなってしまうのです。

「自分にはトラブルを乗り越える力がある」「負けない精神力を持っている」と思っている人は、実際にトラブルに見舞われても乗り越えることができます。

ですが、自分に対してそのようなイメージを持っていない人は、実際はの乗り越える力があっても、自分の望むような結果を出せないことになるのです。

ネガティブな考え方をしない・自分を認めてあげる・最後までやり抜く・成果を出している自分の姿を想像するなどして、自分のセルフイメージを高め、それまでのネガティブなイメージを書き換えるようにしましょう。

描いた未来に向かって実際に行動しようと思った時

あなが自分で描いた理想的な未来に向かって実際に行動しようと思った時、人生の転機の可能性があります。自分で描いた未来のために、自分の貴重な時間を使いたいと思ったときは、人生の転機がやってきているのです。

あなたの仕事や恋愛・人との関係性・健康を考えるなど、その先の未来を左右する出来事に、あなたの大切な時間を使おうと考えることができたら、このことに時間を使いたいと思えるようになったら、自分の人生の方向を変えられるタイミングになります。

人生の転機において、未来を良い方向に変えられるというのはとても大切なポイントです。描いた理想的な未来に向かい、それまでの行動を正して進んでいくということが、その先の理想的な未来を掴むチャンスになるのです。

運がない出来事が起きるた後は運気が上がる時

成功している人の中には、成功を掴み取る前にとても辛い出来後や運がない出来事を経験してる人も多くいます。

自分が勤めている会社が倒産する・大きな病気や事故にあってしまう・恋人との別れや離婚など、人生最悪の出来事を経験しているのです。

もしも、今あなたが信じられないような不運に見舞われているのであれば、それはこれからやってくる転機の前触れの可能性もあります。今の辛い状況に負けず、自分の運気が上昇していくことを信じて、訪れるチャンスを逃さないようにしてください。

今辛い状況の中にいても、その先には人生の転機が待っていて大成功する可能性もあります。

あなたの中の不屈・責任感・自信に関する転機の予兆

簡単に挫けない強い気持ちを得た時

「逆転力〜ピンチを待て〜」という本を書いたアイドルをご存知ですか？

AKBグループ選抜総選挙で１位になった指原莉乃さん(HKT48)です。「ネガティヴは吐き出さない」「ピンチをチャンスに変えていく」そんな思考が、生き方の実用本としてOLやビジネスマンに支持されているそうです。

彼女の言う「強い気持ち」とは、小さい頃から苦労を重ねた主人公「おしん」のように、我慢に我慢を重ねる強さとはちょっと違うようです。むしろ「世の中、そんなに上手くいくわけない。それなら逆境を楽しもう」というくらいの「軽やかな図太さ」とでもいいましょうか。

しかめっ面で向かい風に耐えるのではなく、微笑みを浮かべて「きっと大丈夫！」と切り替える。そのしなやかな強さが、他の女性にはない魅力になるのです。

社会における責任を自覚するキッカケになった時

専業主婦であっても、会社経営者であっても、社会と接して生きている以上、一人の社会人として責任を果たさなければなりません。責任の一面は国というシステム上の負うべき責任を果たすこと。

もう一面は、地域や共通資産（こどもなど）に対し、大人としての責任を果たすことです。例えば、あなたは町内の集まりに出ていますか？　行政の災害プランに疑問はありませんか？　近所のこどもたちを注意深く見守っていますか？

社会における責任を果たすためには、自ら社会に関心をもって関わっていくことが必要です。その責任を自覚したあなたはおのずと政情に詳しくなたり、社会福祉に関心をもったりと、興味の幅が広がっていくことでしょう。

それは自分に新しい付加価値をもつ、素晴らしい変化なのです。

諦めずに頑張れば出来るという自信を得た時

小さい頃から褒められることが多かったあなた。何ごとにも物怖じせず、トライすることができましたね。きっと何度も褒められてきたことでしょう。逆に、あまり褒められた思い出がないあなたは傷つきやすく、トライしても途中で投げ出してしまうことが多かったのではないでしょうか。

一度始めたことをちゃんと達成して、結果を認めてもらえた喜び。そうした成功体験が、簡単にあきらめない「自信」の裏付けになります。

その裏付けを大人になってから獲得したあなたは、これから水を得た魚のように、挑戦、達成、満足という心地良いステップを体験するでしょう。継続は力であることを、喜びで知ったあなたですから。

まとめ

人生の転機予報、いかがでしたか？　あなたにおとずれるこれらの転機を、人生上昇のきっかけにするか、下降させるかはあなた次第。たとえ、それが離婚や死といった別れの転機であっても、決断の先にはかならず新しい道があるということを意識しましょう。

私たちの目も、鼻も、口も、耳も、それから足も、すべて前向きについています。だから後ろ向きには歩けません。たまに振り返っても、カラダは前に向いて歩く、それが自然な人生の歩き方なのではないでしょうか。