ロングスカートが長すぎたら?バランスのとり方と着こなしのコツとは
2020.03.04
女性らしいヒラヒラと風に揺れるロングスカートを履きたい!と思っても、背が低いとどうしても敬遠してしまいますよね。
小柄だと、長さのバランスがとりにくいので野暮ったくなってしまったり、だらしなく見えてしまったりと難しいアイテムです。それに、そもそも売られているロングスカートは長すぎて履けないという悩みもあって、手が出ないという方も多いのではないでしょうか?
今回は小柄な女性でも上手にロングスカートをコーディネートするためのコツや着こなし方のポイントをご紹介していきます。
小柄でも、上手には着こなしている女性はたくさんいますよね。そのような方が行っているコーデを参考にして、今季はぜひロングスカートに挑戦してみませんか?
ロングスカートが長すぎた!マキシワンピの丈を調整する方法
キャミソールタイプなら、肩ひもを結んで調整
最も調整しやすいのは、キャミソールタイプのワンピース。肩紐を持ち上げてちょうど良い長さを見つけ、結んで調整すれば完成です。
ただ、常時結んでいると肩紐にクセがついてしまうため、洗濯する時にはほどくようにしましょう。なお、150㎝以下の超小柄さんはかなり裾を持ち上げる必要があるので、思い切り「結んでいます!」という見た目になってしまうことも。
そのような時は、ストールやパーカー、カーディガンなどの羽織物で隠せば大丈夫です。
安全ピンを活用する
ノースリーブタイプのワンピースであれば簡易的ですが、応急処置として安全ピンを活用するという方法もあります。
肩の部分をベストな長さにつまんで調整し、安全ピンで固定します。左右対称になるよう、目分量にはなりますが確認しながら行いましょう。
着た時に安全ピンが見え非常に不格好なので、カーディガンなどの羽織物はマストアイテム。見えないようにごまかすのもファッションの技ですよ。
ミシンがあれば、自分で裾上げ
家にミシンがあり、裁縫やハンドメイドが得意な人におすすめなのは、自分で裾上げをすること。買ったワンピースにはさみを入れるわけですから、慣れていないと勇気のいる、上級技とも言えるでしょう。
まず最初にチャコペンで印をつけ、はさみは一気に入れます。裁断が終わったら、三つ折りにしてアイロンをかけ、癖をつけておきます(まち針で固定すると安定)。
そして、ひといきにミシンをかけて完成です。こうすることで、着るたびにいちいち調整しなくて済むし、手縫いと違って丈夫に仕上がります。
ロングスカートが長すぎた場合の対処法
ウエスト部分を織り込む
最も初歩的な方法は、ウエストの部分を折ってロングスカートの丈を短くする方法です。手軽にできて、ミシンが踏めなくても大丈夫なのが嬉しいですね。
しかし、その分ウエスト部分にボリュームが出てしまうので、トップスにはある程度余裕を持たせる方が良いでしょう(ぴったりとしたトップだと妊婦さんみたいに見えてしまいます)。
また、トイレに行くたびに形がおかしくなってないか確認をする必要があるため、そのあたりは気を付ける必要があります。
スカート丈調整ベルトを使う
スカートを引き上げ、丁度良い丈で固定してくれる「スカート丈調整ベルト」というものも売っています。スカートにも馴染み、ウエストもブクブクにならないので、1本持っていると便利です。
ネット通販でも買えるのでチェックしてみましょう。
裾上げサービスを利用する
店舗で裾上げサービスを行っているところでは、必ず買う前に試着してサイズがちょうど良いか確かめましょう。
でも、買った後でも手遅れというわけではありません。例えばオンラインや店舗などでスカート丈詰め・裾上げといったサービスもあるので、ぜひチェックしてみてください。
ハイウエストとしてアレンジ
余ってしまった丈を「ハイウエスト」のスカートとしてアレンジしてしまうというのもおすすめの方法です。サスペンダーやベルトなどの小物も取り入れて、おしゃれに着こなしてしまいましょう。
スタイルをよく見せたいならぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
自分で裾上げ
マキシワンピースの丈調整と同様、ある程度ミシンが踏めるのであれば自分の丈に合わせて裾上げしてしまうのも良いでしょう。
初心者でもこの機に、長すぎるボトムの裾上げに慣れておいてはいかがでしょうか?
小柄だと似合わない…敬遠しがちなロングスカートの上手なトータルコーデを紹介
帽子をかぶったり、お団子にしたり。頭にポイントを持ってこよう
小柄な女性がロングスカートを履くときには、ポイントになる部分を上に持ってきましょう。
帽子をかぶったり髪をお団子のようなアップにしたりすると、それだけで身長が高く見えてバランスが良くなります。少しでも自分のスタイルを縦長に見せるのがロングスカートをキレイに履くコツなので、ぜひ試してみてください。
逆にスカートに目が行くようなコーデにするのは、避けた方がいいかもしれません。ただでさえ面積の大きいスカートは目立つのに、アイキャッチになる場所までスカートにしてしまうと、背の低さが目立ってしまうので注意が必要です。
ウエストは隠すより見せる方がすっきり
ミモレ丈や足首まであるスカートを着こなすには、ハイウエストにするのがポイントです。ハイウエストにすると、上半身を小さく、下半身は長く見せる事が出来ます。
低身長の方は全体的に重心が下がって見えるので、ちょっとハイウエストかな、と思うくらいでもちょうどよい雰囲気になります。
ベルトを付けたり、トップスをインしたりして、ウエストの位置が見えるようにするととてもバランスのいいコーデが出来上がります。
トップスや羽織はちょっと辛口が似合う
ロングスカートはそれだけで、女性らしさが出るアイテムです。また、背が低い女性や華奢な女性も、可愛い印象になります。背が低い女性がロングスカートを履くと、それだけで甘く、子供っぽい印象になりがちなので、アイテム選びには注意が必要です。
出来れば、トップスや羽織はシンプルなものやカッコいい印象のアイテムを選んでみましょう。可愛らしい体系のおかげで、辛口なアイテムもそこまでハードな印象にはならず、ロングスカートと合わせたときにちょうど良い雰囲気が作れます。
ヒールの高い靴はそれだけでバランスアップ
背が低い女性がスタイルをよく見せるために必要なアイテムは、ヒールです。すでにヒールが高い靴以外は履かないと決めている方もいらっしゃるのではないでしょうか?小柄な女性がロングスカートを履くと、どうしても引きずるような格好になることがあります。
そこでロングスカートを履くときには、ヒールを履いて背を高く見せ、脚も長く見せて、ロングスカートとのバランスを取りましょう。でも、スニーカーやローヒールの靴とロングスカートのコーディネートも可愛いですよね。
そんなときは、靴の中にインヒールを入れて身長を高く見せたり、スカートのウエストを折ったりするなどして足首が見えるくらいの長さにするとバランスが取れるのでおすすめです。
トップスはタイトにが鉄則
ロングスカートは、どんな形でも面積が大きいアイテムです。特に慎重が低い女性がロングスカートを履くと、体の割りにスカートが大きくなるので難しいと言われています。
そんな大きなロングスカートに、トップスまで大きいサイズのものを合わせてしまうと、「大人の服を着た子供」のようになってしまいます。ロングスカートを履くなら、トップスはコンパクトなものにした方がスッキリとスタイルよく見せる事が出来ますよ。
装飾はトップスのデコルテ周りに、ロングスカートはシンプルに
「小柄だけどロングスカートを履きたいし、でもトップスにもボリュームのあるものを着たい」と思ったときにはどうすればよいのでしょうか?
そんな時は、トップスの装飾が顔の近く、つまりデコルテのあたりについているものを選ぶこと、そして、ウエストは必ずマークすることでスタイルアップすることができます。
デコルテ周りに装飾があると、視線を上にあげることが出来ますので、ロングスカートを履いてもバランスよく見せる事ができます。また、トップスに装飾がある場合は、スカートはシンプルな物にするのがおすすめです。
コサージュやブローチなど、胸元にアクセを付けて視線を上に
視線をスカートではなく上に向けさせるために、アクセサリーを付けることもおすすめです。胸元にコサージュやブローチを付けるだけで、全身のバランスが取れることがあるので、ロングスカートでコーディネートするときにはぜひ活用してみてくださいね。
またイヤリングやネックレスのように、顔回りにアクセサリーを付けることも同様の効果があるのでおすすめです。
マーメイドラインは難しい?女性らしく着こなせるロングスカートのシルエットについて
フレアなら鉄板!
ロングスカートの中でもフレアなら、小柄女性のイメージにピッタリとあいます。特に、柔らかい素材で広がりすぎないデザインのものなら、小柄な女性が履いても落ち感が出てスッキリと見せてくれます。
フレアのように揺れるロングスカートは、下に行きがちな重心をごまかしてくれるので、スタイルが良く見える効果があり、小柄女性におすすめです。
ミモレ丈ならトップスはコンパクトに
小柄女性が履きこなすのに難しいスカートと言えば、このミモレ丈ではないでしょうか?ひざ下よりも長いミモレの中途半端な長さは、縦のラインを途中で切ってしまうので、小柄な人は難しいかもしれません。
でも、ミモレ丈って可愛いですよね。ミモレ丈のスカートのコーディネートのカギは、短めのトップスとハイウエストにあります。スカート丈が中途半端な分、ウエストの位置を上げることでバランスをとるのです。さらにヒールを履けば、もっとスタイルアップが叶います。
ちょっと苦手だなと思うスカートでも、着こなしでバランスが良くなりますので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
細かいプリーツのロングスカートなら縦のラインを強調出来る
小柄の女性でも縦ラインが強調出来るロングスカートと言えば、プリーツスカートです。出来れば細かいプリーツの方が、縦のラインが強調出来るので良いかもしれません。ストンと落ちる感じと裾が揺れるスカートはきっと小柄女性の味方になってくれるはず。
ただし、ウエストからヒップにかけてのラインを拾ってしまうので、小柄でもぽっちゃりした方は試着してピッタリサイズのものを選ばないと、太って見える場合があります。
サイズ感が合えば小柄な女性も着こなしやすいので、迷ったらプリーツスカートを選んでみてはいかがでしょうか?
足首が隠れるようなフルレングスは難しいかも
小柄女性でもロングスカートは着こなせます!とはいえ、足首も隠れてしまうようなフルレングスのスカートはちょっと難しいかもしれません。
やはり重たい印象になってしまいますし、市販のフルレングスのスカートは小柄さんだと引きずってしまう可能性が高いのです。
コーディネートや自分のスタイルに自信がある方なら良いと思いますが、出来れば足首が見える丈の方がおすすめです。
マーメイドやタイトスカートは小柄な女性には難しい
小柄な女性がマーメイドやタイトスカートを履くと、どうにもスタイルが悪く見えることがあります。それは、ロングスカートの長さというよりも、腰回りがピッタリとして体のラインが出るシルエットになるのでバランスがとりにくいからです。
それに、縦のラインよりも腰回りのウェーブが目立ってしまうので、スッキリした感じが出しにくいのです。
特に、小柄な女性向けではないスカートは、ウエスト、ヒップ、太もものラインが平均身長の人に合わせて作られているので、小柄さんだと着られている感じが出てしまいます。
小柄な女性がタイトなロングスカートを買う際は、サイズ感を合わせることと、縦のラインが印象付けられるようなデザインを選ぶことが大切です。そうすれば全身のバランスをとることが出来るでしょう。
体格に合わせて色や柄をチョイスしよう!小柄女性に似合うロングスカートの色や柄とは?
柄は細かい方が似合う
小柄さんの場合、ロングスカートの柄はなるべく細かい方が似合います。大きい柄が付いているものは、大きいサイズのスカートを履いている印象になってしまうので、避けた方が賢明です。ドットや花柄など細かい模様のものなら、小柄な女性でも違和感なく着こなせるはずです。
ストライプ、特に細い物がおすすめ
小柄な方がロングスカートを選ぶときは、ストライプのものを選ぶのがおすすめです。細い縦のラインが入っていると、縦の長さを強調できるのでスッキリ見せる効果があります。横
縞のボーダーもデザインとしては素敵ですが、小柄な女性はなるべく縦に長く見えるコーディネートにした方がいいので、あまりお勧めはできません。
派手カラーよりもベーシックカラーの方が小柄さん向け
カラバリのあるロングスカートだと、少し派手めな色の方が可愛くみえることがあります。でも、似合う似合わないという話でいえば、小柄な女性にはベーシックカラーの方がおすすめです。
小柄な女性は、コーディネートの重心が下にいきがちです。下に重心があるとスタイルが悪く見えてしまうのですが、派手カラーのロングスカートを履くとどうしても目線がスカートに行ってしまい、下半身が協調されてしまいます。
もし、派手カラーのロングスカートのを履く場合は、帽子や顔回りにアクセサリーを付けて、視線がスカートに集中しないように工夫をしましょう。
スタイルアップが叶うかも。小柄女性に定評があるショップやブランドとは?
INGNI
適度に上品で、適度にカジュアルはINGNIは幅広い年齢に人気のブランドです。全体的に細身な作りなので、華奢な方も探しやすいのではないでしょうか?シンプルでもトレンド感があり、女性らしいシルエットの商品が多いので一度試着に行ってみてはいかがでしょうか。
GAP
XXSというかなり小さいサイズもあり、キッズサイズを選ぶこともできるGAPは小柄な女性の味方です。シンプルなものから、ちょっと目をひくデザインのものもあるので、ロングスカートを探すときはまずはGAPに行って見ると良いかもしれません。
ユニクロ
プチプラ、サイズ展開豊富、日本人の体形に合うシルエット、どれをとってもユニクロは優秀なショップです。もう説明する必要のないくらい、小柄女性には定番のお店です。
UNITED ARROWS
Sサイズ、XSサイズがあるユナイテッドアローズ。小さいサイズのロングスカートがたくさん販売されているので、選ぶのが楽しくなります。ユナイテッドアローズなら、自分が小柄だから…と気後れしないでトレンド感のあるロングスカートを探せます。
IENA
スタンダードなのに、ディティールのこだわりが美しいデザインのIENAもXSサイズを展開しています。ロングスカートの種類やカラバリも豊富なので、小柄な女性の味方のブランドです。
まとめ
身長が低いから、華奢だからとロングスカートを避けている方は多いと思います。
でも、トップスとのバランスや色柄の選び方など、全身でのコーディネートをすれば小柄な女性でも、スタイルよく見せることは可能です。
ちょっとしたポイントを抑えるだけでオシャレに着こなす事が出来ますので、ぜひワードローブに加えてみてはいかがでしょうか。ロングスカートがあるだけで、コーディネートの幅が広がりますよ。