大好きな彼が出来たら、いつだってずっと一緒にいたいもの。

それが普通のはずなのに周囲から「依存している」なんて言われたことはありませんか？中にはその「依存」が原因で大切な彼と別れることになってしまう人も……。

どういった状態が「依存」なのか、また依存してしまった場合、どうしたらその状態から脱出できるのか、それらを１度にまとめてご紹介します。

恋愛依存のチェックポイント３つ

返信が気になりすぎるのは恋愛依存の初期症状

まず最初に恋愛依存のチェックポイントを簡単に３つご紹介します。当てはまる項目が多いほど依存度が高めになっていきますので、今の自分がどれくらい依存してしまっているのか確認してみましょう。

１つ目のチェックポイントは「返信が遅いとイライラする」です。昔の連絡手段と言えば手紙、そして電話でした。少し時代が新しくなるとポケベルや携帯電話が登場します、そして今はスマホの時代。

彼氏との連絡手段はどんどん便利に速くなりました。今や連絡の返事が次の日まで来ないなんて考えられませんよね。

「だから返事が来ないことにイライラするのは当たり前！」そう思うでしょうか？もちろん、そういう側面もありますね。けれど恋愛依存に陥っている人はそのイライラが普通の人よりずっとずっと早くきてしまうのです。

では、どれくらい早いと恋愛依存なのでしょうか？これは個人差があるので絶対の数字はありません。しかしあなたが自分が連絡を送信した後、１度目のスマホ確認の時に彼からの返事が無いことにイライラしてしまう様なら注意が必要です。

すぐイライラすると何がいけないの？

なぜ１度目のスマホ確認でイライラすると危険なのか。実は恋愛依存でない人がイライラし始めるのは何度も連絡した後や数時間単位の長い時間を待たされた後なのです。

どうしてそんなに待つことができるのでしょう。それは「仕事や学校かな？」「家でテレビに熱中してるかも」「お友達と出かけているかもしれない」といった色々な相手の都合に合わせることができるから。

だからこそ「もう少し待ってみよう」「もう一度連絡してみようかな？」といったようにイライラせずに次の選択に移ることができるのです。

ここでポイントなのは恋愛依存の人はその相手の都合がイライラの原因になってしまうところです。自分が相手のこと以外を考えられなくなっているので「自分ならすぐに返信するのに」という考えが先に立ってしまいます。

そのせいで彼が何よりもまず自分への返信を優先してくれないということに怒りがわくのです。でも冷静に考えてみましょう、彼女からの連絡にいつも神経を集中している状態というのはどんな状態でしょうか。一歩引いてみるとそれが不自然だと感じられるはずです。

もちろん、彼女は一番大事な存在です。でもだからといって、いつでも返信がくるわけではありません。それが納得できるかどうかは大きなポイントの１つなのです。

昨日は誰と過ごした？彼氏以外と疎遠になっているかも

２つ目のチェックポイントは「彼氏以外の人との接点が薄い」というものです。

恋愛の依存度が高い人の特徴として、彼氏以外と疎遠になるというものがあげられます。彼氏に依存しのめり込むあまり、周囲の別の人に気持ちが向かなくなってしまうのです。

もし、あなたが１週間を振り返って一緒に出掛けたり、話したり、連絡をとったりする人が彼氏しかいなかったら要注意。彼氏にのめり込みすぎているかもしれません。

昔は平気だったのに…１人が不安でたまらなくなる

３つ目のチェックポイントは「１人の時間への強い不安感」です。

１人ぼっちは誰しも寂しいものです。でもだからといって片時も１人にならない、なんてことはありませんよね。生活をしている上で１人の時間は自然に出来ますし、また必要なものです。

この１人の時間に強い寂しさを覚えてしまったら、これも恋愛依存の危険信号。彼氏といる時間に執着しすぎているのかもしれません。夜、寂しくて眠れない日がよくある、なんて心当たりがあったらすぐに対策を練りましょう。

彼氏に依存してしまうのはどうして？

彼氏に依存するのは普通のこと？

そもそも、どうして彼氏に依存してしまうのでしょうか？これは何か悪いことなのでしょうか？意外にも答えはNOなのです。恋愛というのは１人の相手を決め特別に扱う行為です、その相手に他の人より執着したりすることは当然です。

それならばなぜ問題視されなければならないのかといえば、やはり何事も度が過ぎるといけないからなのです。

彼を特別に扱うのは当然ですが、彼以外の人と関わりを絶って生きることは容易ではありません。しかし恋愛依存になると、まるで彼氏以外の他者が存在しないかのように視野が狭くなります。

自分自身のことすら省みなくなり、だんだんと自分のことも大切に出来なくなる、それが恋愛依存の怖い部分なのです。

自信が足りない、そんな気持ちが引き金に！？

普通の恋愛から、恋愛依存と呼ばれる状態になってしまうのはなぜでしょうか。これには色々な原因がありますが、大きなものでは「自信がない」というものがあげられます。自分に自信が持てない人は、色々なことを彼氏で決めてしまうことがあるのです。

「彼と付き合っている自分」が自分自身の価値になったり、「彼が連絡をくれる」から安心できたり、「彼が決めてくるから」決断できる状態になったり。

彼がいないと出来ないこと、確信が持てないことが増えるといつも一緒にいないと苦しいという状態になってしまいます。これが恋愛依存の始まりです。

依存は気付かずエスカレートする

恋愛依存も最初は小さなことからなのです。しかし放っておくとだんだんと依存度は高くなります。最初は３時間後の返信で満足出来ていたのが２時間、１時間、30分と短くなって、やがて５分待つのも辛くなってきてしまうのです。

その変化は少しずつで自分では気づけないことも多いです。しかし、気づかずに放置すると最後には彼に「付き合いきれない」と愛想をつかされることにもなりかねません。

自分は依存してしまっていないか、エスカレートしていないか、時々自分を振り返るのはとても大事な作業です。もしも自分で判定できないと感じたら身近な友達などに意見を求めると良いでしょう。

彼氏に依存しやすい女性の特徴

友達が少ない

友達が少ないと、いつも彼氏と一緒にいるだけの生活になりがちです。彼氏のことだけを考え、彼氏とともに行動する、彼氏中心に生活が回るようになります。

友達が多ければ彼氏だけに集中することなく交流が広がり、視野も広くなるのですが、友達がいないので彼氏に一点集中してしまうのですね。

自分に自信がない

「わたしなんて」が口癖の人は、彼氏依存症になりやすいタイプです。自己肯定感が低いので、何をしてもダメ、美人でもない、スタイルも悪い、というように、すべてにおいてネガティブ思考になってしまうと、彼氏の存在だけに救いを求めるようになります。

「彼氏がいないと生きていけない」「彼氏に捨てられたくない」と不安が募り、彼氏からのLINEの返事をひたすら待ったり、既読がつかないだけで半狂乱に陥ったりします。

夢中になれる趣味がない

何か夢中になれる趣味があれば、そっちに興味を向けて楽しむ余裕もできるのですが、何も趣味がないために、他に考えることと言えば彼氏のことしかなくなります。

好きなもの・趣味すべて「彼氏」となって、どっぷりと彼氏のことだけを考える日々を過ごすようになります。

恋愛経験が少ない

恋愛経験が少ないと、余裕がなく付き合い方が極端になり「恋愛」を中心に生活する傾向があります。せっかくできた彼氏を逃すまいと、すべてにおいて彼氏を優先し、依存してしまうのです。

恋愛をすると恋愛以外のことを考えられなくなるのでしょう。真面目で不器用な女性が陥りやすいケースで、仕事も手につかなくなって支障をきたすこともあります。

寂しがり屋

寂しがりな女性は彼氏の存在により安心したり、かまってもらうことで愛情を感じたりするようになります。つまり常に関心をもってほしい「かまってちゃん」と化すワケですね。

欲求が満たされることで満足し、繰り返されて彼氏依存症になっていくのです。寂しさ、不安をかき消すために彼氏にすがる、これが依存の構図です。

彼氏依存が与える悪影響

情緒不安定になる

彼氏からの連絡がなければ不安になり、すぐに返信があることでホッとするような生活を送っていると、ちょっとしたすれ違いなどでも感情的になって情緒不安定になる傾向があります。

自分に自信が持てないことが原因ですが、少しのことで落ち込んだり、喜んだりするなど、彼氏の言動で一喜一憂して心が休まることがありません。そのうちに心が疲弊して壊れてしまう恐れもありますので依存しないで済む方法を模索しましょう。

何をするにも彼氏が最優先

常にどんな状況でも彼氏が最優先となるため、友人からのお誘いがあったとしてもすべて断ってしまいます。彼氏のために休日の予定を入れることもできず、付き合いが悪くなるので、数少ない友人もあなたから離れていってしまうでしょう。

彼氏が好きだと言えば服装からメイク、趣味や価値観までも合わせるようになり、アイデンティティーが失われていきます。

彼氏に尽くし過ぎる

彼氏に求められることで自分の存在意義を確かめていますので、彼氏のためならなんでもする傾向があります。それが無理難題であっても、あるいは金銭的な要求であっても応えようとします。

「その彼はやめておいたら」という友人からの助言も聞かず、ひたすら尽くして彼氏が離れないように必死になります。

彼氏にとって「重い女」になる

彼氏依存症になると、つねに彼氏の行動を監視していないと不安になり、重症になると彼氏を束縛しようとして「重い女」になりがちです。感情の起伏も激しくなり、彼氏にもぶちまけることも。

最初は依存にも寛容だった彼氏も負担を感じるようになり、彼女から離れてしまうパターンが多いようです。

フラれてストーカーになる

彼氏から別れ話をされた後、依存症の彼女は諦めきれずにストーカーになってしまう可能性が高いです。何度も復縁を迫ったり、電話やLINE攻めをしたりで相手を怖がらせることもあります。

彼氏に依存しないためにはこうしよう！

具体的にはどうすれば？依存から脱却しよう！

どういった状態が依存の状態かを簡単に説明しました。ここまで読んで「私は大丈夫！」と思える人はとても素敵な恋愛になっていますから、これからも自信を持って楽しいお付き合いを続けて下さい。

しかし反対に依存してしまっていると感じている人はどうすれば良いでしょうか？ここからは依存してしまっている人の為に「彼氏への依存からの脱却方法」もご紹介します。すぐに始められることばかりですので、少しずつ取り入れてみてください。

彼氏への依存から脱出するにはどうすればいいでしょうか。では具体的な方法を少し箇条書きであげてみましょう。

• 彼氏への連絡を減らす
• 彼氏に意見をきかずに何かを決めてみる・彼氏のいない休日をつくる
• 彼氏以外と１日出掛ける
• 彼氏に自分以外の人と遊びに出掛けてもらう
• Twitter、Facebookなどの彼氏のアカウントを覗かない日をつくる

どうでしょうか。人によっては「いきなりそんなこと言われてもできない！」という人もいるでしょう。依存度が高くなっている人にはこれらの行動はとても苦痛を伴うものなのです。とても不安ですし落ち着かず、イライラしてしまうことでしょう。

依存しない方法を具体的にいうのは簡単です。しかし、それを実行するのは困難。ではどうすればいいのでしょうか？まずは行動ではなく、心の方からアプローチをすると良いでしょう。ではどんな風に心にアプローチすればいいのか、それは次の項から説明します。

彼と自分は別人、それは寂しいことじゃない

恋愛依存に陥っている人は依存度が高くなると彼と自分が同じであると感じたいと強く思うようになります。好きなものも一緒、どこに行くにも一緒、考え方も一緒、生活スタイルも一緒。そうでなければ不安になってしまうのです。

これには理解できない、知らない部分があると不安になる心理が影響しています。TwitterやFacebookを頻繁にチェックしたりするのもこの気持ちからですね。沢山の情報を得て、より近付きたいと思っているわけです。

しかし、困ったことにもともと彼とあなたは別の人間です、完全に一緒になることはできません。まずはその事実を怖いものではなく自然なことなのだと認める努力をしてみましょう。その不安はみんなが抱いているもの、特別ではありません。

また、２人の関係に問題があるからでもありません。違ったままでも上手くいく、そう考えをシフトできれば依存からは大きく脱却できます。

もちろん、１度に考え方の全てを変えることは必要ありません。ほんの少し意識することが重要なのです。彼との違いに不安になる気持ちはなくなりませんが、それも間違いではないのだと自分を信じてあげましょう。

プチハッピーを増やそう

「彼と自分を別だとは理解してもその寂しさや不安はなくならない！」と思いますよね。

そうなのです、そのままだとどんなに依存から脱却しようとしても、苦しいばかりでまた依存に戻りたくなってしまいます。依存からの脱却に必要なのは「苦しみを我慢する」ことではなく「新しい楽しみを見つける」ことです。

つまり簡単に言えば、彼といるとき以外に楽しい時間を作ってしまいましょう！ということです。それは１人の時間かもしれませんし、友達との時間かもしれません。趣味や習い事、仕事に打ち込むのもいいでしょう。

最初は短い時間、簡単なことで大丈夫です。「幸せ」が１つしかないと人はそれに依存します。つまり沢山の幸せを持っていれば１つに依存する危険は減っていくのです。

「彼といるのが一番幸せ！」その思いを変える必要はありません。けれどそれ以外に「プチハッピー」を沢山作れば彼との距離感は適度になり、関係はむしろ良好になっていくのです。

自信をつけて少しずつ前へ！

別人だと認め、プチハッピーを増やす。ここまでできればもうゴールは目前です！その２つを頑張るうちにあなたの中にも自信が芽生えてくるはず。

それは「彼がいないとなにもかもダメ」と思っていた依頼心の強い状態から「私が自分で決められる」という自立心を持った状態への変化です。彼を思う気持ちが同じでもこの部分が変わるだけで関係は劇的に変化します。

「自信」というのは何かを特別に人より秀でていると思うことではなく、自分を信じるということ。これが出来れば「依頼心」「不安」から発生している「依存心」をやっつけることができます。

ここまで来たら、先ほど紹介した具体的な方法を試してみましょう。彼への連絡を少なくしてみたり、スマホを確認する回数を減らしてみたり、また休日に彼がいない状態で遠出などをしてみたりするといいでしょう。心が整っていればそれほど苦痛に感じないはずです。

注意しなければならないのは、心がまだ整っていないのにこれらの物理的な手段を試すこと。

依存度が高い状態で無理に連絡を我慢したりすると、より不安が強まり逆に依存度が高くなってしまいます。イライラや不安定な心を制御することができずに体調を崩したりすることに繋がりかねません。

恋愛依存からの脱却はゆっくりじっくり一歩ずつが肝心です。最初にも書いたように、彼氏に依存すること自体はある程度自然なことです。急いで無くしてしまおうと焦る必要はありません。彼と同じくらい自分のことも大切に思いながら進んでいきましょう。

彼氏を依存させる方法とは？

料理上手で胃袋をガッチリ掴む

彼氏に依存するのではなく、彼氏があなたから離れられなくするにはどうしたらいいのでしょうか？

よく言われるのは「胃袋を掴む」方法ですよね。料理上手になることで、他の女性など目もくれず、家にまっすぐ帰ってこさせるというものです。

彼氏が自分に依存するくらい夢中にさせたいのであれば、料理教室に通ったり、レシピを見ながら料理を研究してみたりするのもオススメですよ。

経済的に自立する

彼氏が依存する女性は、自分の足でしっかり立ち、経済的に彼氏に依存していないタイプが多いです。

彼氏がいなければ生きていけないから依存しやすくなるワケで、経済的に自立できて彼氏に頼る必要がなければイーブンの関係でいられます。そんな余裕がある女性に男性は依存したくなるのでしょうね。

姉御肌で面倒見がいい

料理はもちろん、洗濯や仕事のサポートまでいたれりつくせり、「ほら、がんばって！」と叱咤激励してくれるような女性に彼氏は依存しやすくなります。

なんでも周りのことをやってくれる母親のような存在で、気がつけば彼女なしでは生きていけない「彼女依存症」になっているのです。

大人の包容力がある

経済面でも自立しているだけではなく、精神的にも落ち着いた大人の包容力がある女性は、彼氏を上手にリードして上に押し上げてくれます。

そんな彼女に頼り切っていると、いつしか彼女なしの生活が考えられなくなってしまうのです。年上彼女＆年下彼氏のカップルに多いパターンです。

自分の世界を持っている

趣味や好きなこと、興味を持ったことに打ち込める女性は、自分の世界を持っています。

プライベートが充実しているので、彼氏へ依存することもほとんどありません。そのような女性に男性は惹かれ、逆に依存するようになっていくのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。依存ときくと何か特別で大変なことのように思いますが、誰にでも起こりうる身近なことだということがお伝えできていれば幸いです。

もし自分が依存してしまっているとしても、暗い気持ちにならずにむしろポジティブに向き合っていきましょう。心持ちを変えるだけで状態はうんとよくなります。大切な彼氏との付き合い方はみんなそれぞれです。

あなたにとって一番心地よい関係を是非見つけて下さいね。