飲み会のお礼、失敗したくない!マナーがあると思われたい。メール・LINEの書き方
2021.04.02
人との付き合いの中で飲み会とは日常的に繰り広げられる場面です。特に飲み会でご馳走になった場合には、すぐいお礼のメールやラインを入れたいものです。
しかし、しっかりとしたマナーを守って相手に伝えるためにはどのような言葉を選べばよいのでしょうか?当たり前の常識の範囲で思ったことを告げるべきなのですが、今回はあえて失敗しない文章について考えてみましょう。
飲み会後のお礼メール・LINEは必要?男性意見は
男性にとって、飲み会後に女性からお礼のメールやLINEを送られてくることはどのような感覚なのでしょうか?アリ・ナシ両方の意見を紹介します。
「アリ」派の意見
飲み会のお礼メールやLINEが来ることについては、「アリ」か「ナシ」か?これは男性それぞれ考えがあり、意見も分かれるところです。
まず「アリ」派の意見としては「素直に嬉しい」「礼儀正しくていい子だなと思う」「奢ったのになんのメッセージもなかったりすると、常識がない子のように思えてしまう」といった声が上がりました。
男性としては、せっかく奢ったからには連絡が欲しいという思いと、礼儀やマナーがきちんとしている女性は印象がイイという考えがあるようです。
場合によっては、交換したばかりの連絡先から最初のやりとりになるわけなので、新鮮さもあるのでしょう。
「ナシ」派の意見
続いて「ナシ」派の男性の意見です。一説によると男性の約6割が「飲み会後のお礼メールやLINEは、ぶっちゃけ嬉しくない」という考えのようです。
その理由としては「間違いなく社交辞令でしかないから」「4人以上の女性から一斉にLINEが来ると疲れる」「返信しなきゃいけないのが面倒」というものが挙げられます。
その他にも「気になる子やいい感じの子からしかいらない」「社外などで個人的なやりとりをするのは誤解を招く恐れがある」といったものもありました。
相手との関係性が、大きく左右することが分かります。
その他の意見
アリかナシかの他の意見として挙げられるのは、「どちらでもいい」「相手による」というものでした。「お礼が欲しくて誘ったのではないし、別れ際に口頭で伝えてくれればいい」という意見のほか、「会話が長引きそうな相手からの長文LINEは疲れる」というものが挙がりました。
ご馳走になったときの礼儀とは?
男性から食事やお酒などをご馳走になった場合、礼儀としてどのような方法でお礼を伝えるのがベストなのでしょうか?最低限かつ基礎的なことを紹介しています。
ビジネスの場合
飲み会でご馳走になった目上の人に対してどのようなメールを送ることが礼儀に繋がるのでしょうか?そんなことを真剣に考えたことはありますか?
基本的に大人のマナーなのです。そのうえ当たり前のことですが、信頼関係を築くことにもつながるのです。ただ、ありがとうございました!と言葉で告げるだけよりも、改めて文章でお礼を述べることに意味があるのです。
ビジネスの場面ではほんの些細なやり取りが今後のお取引や仕事上での人間関係に微妙な影響を及ぼす場面がほとんどなのです。特に年上の人に、ご馳走になる場面が多いはずです。
このときには本当に瞬発的にメールでまずはお礼を言いましょう。時間が経過すればするほど、メールやLINEでのお礼の意味が遠ざかってしまいます。
日中の早い時点で
お礼の気持ちがこもったメールは早ければ早いほど効果的だと考えてください。自分は年下なのだからご馳走になっても良いという甘えた気持ちは捨ててください。
あくまでも、お世話になったという敬意を込めたメール文にするべきなのです。本来であれば手紙などでお礼を告げるところを、メールというツールを使って一瞬で送ることができるわけです。
若いのにきちんとしている、そんな印象を与えることはとても重要なことです。逆に、ご馳走になって当たり前、という横柄な態度だけはNGです。この時点で社会人失格です。
少しの手間も臆さずに、きちんと飲み会のお礼を述べるべきなのです。当日の美味しいお酒と、参考になった目上の人が語った言葉などを丁寧になぞりましょう。
実際にどのように書けばよいのか?
いよいよ実践です。文章で伝える場合、いきなり書こうとすると何を書いたら良いか分からないし、マナーも知っておきたいですよね。例文を挙げておくので、参考にしてください。
内容は?
思いのまま感謝を告げるという内容でよいのですが、ここは完璧な文章を学んでおきましょう。まずは飲み会でご馳走になったことへのお礼を最初に伝えます。そしてお店の印象やお料理の感想を相手目線で文章に盛り込みます。
次に顔を合わせたときに、相手が読んで嬉しいと感じる内容であるべきなのです。本当に親しくしている一つ年上の先輩に書くようなくだけたメールだけはやめてください。
例文としては
「○○様へ
いつもお世話になっております。△△です。
先日はご馳走になり本当にありがとうございました。
仕事の話を聴いていただけて今後の参考になりました。
これからの仕事に生かしていきたく思います。私はまだ未熟な社会人ですが、修練を積んで○○様のお力になれるように努力をして参ります。
今後とも、ご指導とご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。」
基本的にはこのような内容を届けるのが礼儀です。自分自身のオリジナルで文章を作るのは良いのですが、ビジネスレターの範疇で常識を踏まえた内容にしてください。それが何よりも肝心なのです。
気持ちを込めてメールを書くと、きちんと相手に気持ちの温度が伝わるものです。普段から人に対してのお礼の在り方をこの機会に学んでおきましょう。
ひとひねりでさらに好印象になる
ちょっとした一工夫で、あなたの印象は好感度アップ!知らないと損な小技をここで紹介します。ぜひ活用してくださいね。
メールだけで良いのか
社会人になると取引先の人を交えての飲み会も、仕事の延長線にあるような雰囲気が漂います。結果的に自分はお金を出さずに、ご馳走になった場合には社会人として当たり前の、きちんとした礼を尽くしてほしいと思います。
お礼は口頭+メールやLINEというのが今の主流です。若いからと言って常識のない行動だけは取らないようにしてください。
マナーがないな……と思われることは一番残念なことなのです。事前にきちんと文章を考えて相手に失礼のないように誠意を見せる内容にしてください。礼儀マナーには年齢は問われません。若いからなんでも許されるという甘えは捨ててください。
ビジネスにおいては最低限のルールとしてお世話になったときにはすぐに礼を尽くすのは人としての常識です。
電話よりもメール
なんでも電話で済ませるというよりも相手あってのことです。多忙を極めているような相手の忙しさを理解いたうえで、あえてメールで挨拶をするということを選びます。
電話をいきなりかけてしまうと、かえって相手に迷惑をかけてしまう可能性があります。まずはこの状態を避けるためにもメールという手段を優先してください。
スピードがものを言う
お礼のメールを送るタイミングは飲み会の直後が本当はベストなのです。遅くとも24時間以内にはお礼を告げて今後の良き関係性のきっかけにしたいものです。
自分自身も忙しくゆっくりとパソコンからメールを送るタイミングに困る場合には方法があります。そんなときにはLINEという方法も使えます。ただし、普段からラインでやり取りをしている人に限ります。
スマホなどから送る場合には「スマホ・iPhoneからの短文で失礼します」という前置きを必ず入れてください。丁寧さが伝わりとても感じが良い滑り出しになるのです。
それほどかしこまった内容でなくとも、感謝をしていますという思いを最低限伝えたいものです。砕けた文章だけは避けるようにしてください。
飲み会のお礼メールやLINEの礼儀作法とは?
お礼メッセージを送るにあたっての礼儀作法はとても大事。上司にお礼を伝える際の、マナーや常識などをここで紹介していきます。
LINEは避けた方が良い?
楽しいひと時を過ごした後、その次につなげるために自分は敬意を示すということに使命感を持ってください。
いつのことだったかな?と相手が半分忘れてしまいそうな遅れた時期にメールを出してもなんの意味もありません。一両日中にきちんとしてお礼を文章で伝えることに意味があるのです。
もしも取引先の関係者であったとしても知っているLINEメッセージのほうに投稿するのは避けてください。やはりきちんとしたメールとして届けることが礼儀です。本来であれば手紙とう手法もあるのですが、今の時代はメールも書面と同じくらいの効力があります。
どんなメールが上司を喜ばせるのか?
上司の行きつけの店に連れて行ってもらったと仮定した場合、まずは飲み会や食事に対してのお礼を述べます。心からうれしかったということを正直に伝えてください。そして最後の文面には今後のお付き合いを上司とも円滑にするための工夫が必要です。
上司の食の好みや趣味などをあらかじめリサーチして、とにかく上司を賞賛するような内容をきちんと書くべきです。今後ともあなたの部下として努力を重ねる所存です、という結びは絶対に大事です。
「近いうちにまたお話を聴いていただける時間を賜ることをお待ちしております。」という内容に近いものを自分の言葉で書いてください。
LINEの場合に注意するべきこと
LINEにはスタンプ機能が搭載されています。友人との間ではどんなスタンプも貼り付けて楽しい内容になっています。間違っても飲み会のお礼メールにはくだけすぎたスタンプを押さないようにしてください。
ただ、早くお礼を言いたかったということを伝える手段なのです。仲の良い友人と同じレベルのラインを送るということよろしくないことです。この部分は特に注意をしてください。そのような気がなくてもくだけたスタンプはNGです。
飲み会のお礼メールやラインで魔法の言葉を使う
上司の開いた飲み会だった場合には、その上司との会話の中で学ぶべきものが多々あったときにはその感動をメールやラインで伝えるべきなのです。
「的確なご指導をありがとうございました。」
「○○さんを目標として進んでまいります。」
「大変勉強になりました。」
この3つは上司が読んでも決して不愉快になるようなものではありません。相手の心をくすぐるような内容にすることが何よりも大事で重要なことなのです。
当日のお礼だけで済ませるのは弱い
飲み会の後にご馳走してくれた相手に対しては「ありがとうございました」と言ってその場は別れるはずです。ただ、これだけでは物足りないと感じるのが日本人なのです。一度お礼を言っているからメールなどは不必要では?という意見もありまう。
それでも、ビジネスの場合にはお礼のメールを好印象!と捉えて、次の機会もお誘いを受ける必要性もあるのです。すでにビジネスの段階で小さく成功しているわけです。
お礼メールの重要性
お礼はただ伝えるだけではなく、中身や行動が伴っていないと軽いものになってしまいます。「いかに重要か」ということだけでなく、どのようなスタンスで伝えるべきかを紹介します。
口頭だけで本当に伝わったとは限らない
ほんの少し気を配ってひとことお礼を告げておけば円滑な人間関係を積み上げるきっかけになります。しかしながら中には、直接お礼を言ったからもう必要ない!と割り切る人もいます。
でも、お礼や感謝の言葉が届かない場合、上司はきっと「生意気な部下だ」というレッテルを貼ってしまいます。挙句の果てに「礼儀知らず」とまで言われてしまいます。大切なのは、口頭でのお礼に加えて丁寧さを出すためにメールを届けるのです。
ご馳走になった分頑張る!
飲み会でご馳走になった分を頑張って仕事でお返しします!という謙虚な姿勢はとても好感が持てます。実直でわかりやすい、等身大の自分自身の気持ちを素直に示すことも大事なのです。ポジティブな自分をアピールするという意味でも効果的です。
同じものをご馳走するというわけにはいかない立場の違いがあるはずです。そこは、精一杯のお礼の気持ちを示して、自分にできる範囲での恩返しをするというスタンスがとても潔いと感じます。飾り気のない言葉こそ、相手に伝わるものです。
まとめ
飲み会のお礼をメールやラインで行う場合には、とにかく口頭でお礼を言った後にも、同じようにメールなどでもう一度お礼を言う方が効果的です。そして次の機会にその相手と会う前にメールをすることが鉄則です。常に謙虚さと誠実さを持ち合わせて文章を送るべきなのです。