不倫をしている既婚男性の「妻とはいずれ離婚するつもりだ」という言葉は、常套句といってもいいぐらいよく聞くセリフです。

しかしその発言が本心かそうでないかは人によって違うので、言葉の上辺だけを鵜呑みにするのは賢明ではありません。そんな期待を持たせることを言っておいて、結局は家庭に戻っていく人も少なくはないのです。

ですから彼が本当に離婚する気があるのかどうか、それは遠くない未来なのかどうかは、彼に離婚の兆候があるかないかで判断してみましょう。

今回は既婚男性の離婚の兆候をはじめ、不倫する心理や浮気を本気にさせるテクニックなどをご紹介いたします。

【離婚の兆候】既婚男性が不倫する心理とは？

妻と仲が悪い

たとえどんなに愛し合って結婚しても、年月を重ねると相手のいやな部分が見えてきて夫婦の関係性にも変化が起きるものです。綻びを早めに修正できないと夫婦の仲はどんどん悪化していき、険悪な仲になることもあります。

男性は家庭に癒しを求めます。けれどそんな険悪な関係の妻と一緒にいても癒されることは不可能です。仕事でストレスが溜まり、家庭でもストレスが溜まるとなった時に、求めるのは家庭以外の安らげる場所です。

その安らげる場所というのがずばり不倫相手そのものです。男性は社会的なストレスや妻との不仲で荒んだ心を癒されたいがために、不倫に足を突っ込む人が多いのです。

妻を女性として見れなくなった

妻が妊娠や出産、育児に追われている姿を見て、女性として見られなくなってしまったという既婚男性は多く存在します。中には立会出産でトラウマが残り、妻とレスになってしまう男性もいます。妻からすると誰の子どもを生んだのかを考えてほしいものですが、気持ちが離れてしまうことは理屈や正論ではどうにもできないのでしょう。

妻を女性として見れなくなったとしても、性欲がなくなるわけではありません。妻の妊娠中に不倫する男性が多いのも、性欲の捌け口を探しているうちにいい感じになった女性とつい出来心で関係を築いてしまうからです。

また妻が子どものことに掛かりきりになっていると、構ってほしいという寂しさから不倫に走る既婚男性も少なくありません。女性に心置きなく甘えたいと思う気持ちが、不倫のきっかけになるパターンもよくあるものです。

本能を抑えきれない

男性の中にも性欲が強い人もいれば、淡白な人もいます。しかし不倫をする男性に限っていえば、どちらかというと性欲が強めの人が多くなります。

男性はより多くの子孫を残したいという本能的欲求を持っていますが、その欲求が特に強い人は家庭内で妻と割と良好な関係を築いていたとしても、妻だけでは満たされずに他にも捌け口を求めます。こういうタイプの男性は妻には妻のよさがあり、不倫相手には不倫相手の魅力があると割り切って関係を築いていきます。

中には同時期に本妻と不倫相手を妊娠させてしまう人もいます。本能的な欲求が強すぎて理性に勝ってしまい、衝動が抑えきれずにそのような過ちを犯してしまうのです。

まだ自分は男性として魅力があると信じたいから

女性が妻となり母となっていくように、男性も家庭を持てば１人の男から夫となり、父親になっていくものです。けれど産む性である女性がその変化を自然に受け入れられる人が多いのに比べ、産まない性である男性は受動的であり、自分の立ち位置の変化についていけずジレンマを抱えている人もいます。

家庭の中では夫や父親としての顔を求められますが、男性としての可能性を捨て切れないと欲求不満に陥り、自分を１人の男として受け入れてくれる女性を外に求めます。自分はまだ男として女性を魅了することができると感じることで、プライドを保つことができるのです。

理性が効かないほどの恋に落ちてしまった

既婚男性が不倫をする理由の中でも、最もロマンチックで背徳的な理由が、理性が働かないほどの恋に落ちてしまったというものです。

出会うのが遅すぎた恋、運命に逆らえない恋、失楽園のような恋など、様々な呼び名で表される道ならぬ恋は、なぜか健全な恋愛関係よりも男女の心を燃え上がらせるものです。

そのような関係になってしまったら、もう誰が止めたとしても元には戻れないでしょう。たとえ世界が敵になったとしても、誰も２人の仲を裂くことはできません。

しかし不倫が不道徳なことというのは現代では常識となっていますが、この手の恋愛を題材にしたドラマや小説が大きく話題を呼び人気作品となるのは、既婚男性に限らず誰もが道ならぬ運命の恋に密かに憧れを抱いているということなのかもしれません。

既婚男性の離婚の兆候７つ

妻と別居または家庭内別居している

実際に物理的に距離が離れる別居は、離婚の前段階の状態です。もう一緒に生活をするつもりがないとなった時に、まず別居という手段を取る夫婦は多いものです。

また単身赴任などの理由がない別居状態は婚姻関係の破綻を示しているので、一般的に５年間別居していれば相手が離婚に応じなくても離婚要件となる目安とされています。

また経済的な事情などで別々に暮らすことはできず、家庭内で既に別居状態であるという場合でも、タイミングが来れば離婚という選択をすることになるでしょう。

家庭を優先しなくなる

週末や祝日などの休みの日は家族優先だった男性が自主的にあなたと休日を過ごすようになれば、それは離婚の兆候といっていいでしょう。

そうなればもう彼は家族よりもあなたと一緒に過ごしていたいし、あなたといる時間やあなた自身を大切にしたいと考えているのです。

また彼から家族の話題が出なくなったり、携帯の待受けやSNSのプロフィール画像が家族写真だったのに他の関係のない写真に変わったのなら、それも離婚まで秒読みの兆候と考えられます。

あなたとの関わり方が変わる

男性が不倫をしながらも離婚を考えていない時は、不倫相手の女性と一緒にいる時人目につかないように気を付けるものです。２人で並んで外を歩いていても手を繋ごうとしなかったり、そもそも昼間の外でのデートは避けてホテルやあなたの家に直行したり、まるで有名人のお忍びデートのような雰囲気になるでしょう。

けれど離婚を考え始めた男性は、もう２人の関係が他人に知られてもかまわないと思うため、不倫相手との関わり方も変わります。友人に不倫相手を紹介するなど、２人の関係をはばかろうとしなくなります。

自分から離婚について具体的な話を持ち出す

不倫相手と会うたびに「妻とは離婚する」と口走っていたとしても、実際には行動を起こさない男性は多いものです。本当に離婚する気があるのか、ただポーズとして言っているだけではないのか、待っている側からするとやきもきしてしまいますよね。

しかし彼との会話の中で弁護士や別居など、離婚に関係する具体的な言葉が出るようになれば、それは離婚の兆候としてとらえられます。

協議や調停についてスケジュールなどを語ってくるようなら、もう離婚までそんなに時間がかからない状態となっていると判断できます。

考え込む時間が増える

離婚は結婚よりもエネルギーを使うと言われていますが、実際面倒な手続きが必要なことも多く、また自分の有責の離婚だと妻からのプレッシャーや慰謝料などのこともあり、とても大きな労力を消費します。

もし彼があなたと過ごしている時に、ふと考え込んでいたり深いため息をついているようなら、離婚に対して真剣に考えているということです。そんな時はあなたが彼にとって癒しとなれるように、ねぎらったり労わりの言葉を掛けてあげてください。

お金の使い方が変わる

家庭を持っていると既婚男性はおこづかい制だったり、生活費が夫婦で折半だったとしても家計費に入れる分が多くなるので自分で自由に使えるお金はそんなに多くはありません。クレジットカードもうっかり明細を見られたら不倫がバレかねないので、派手に使う人は少ないでしょう。

しかし離婚の話が具体的に進むと、お金の使い方が今までとは変わる男性は多いです。しかしその変化のあり方は人によってまちまちで、使う金額が妻に縛られず自由になる人もいれば、慰謝料や養育費の足しにするために前よりも節制するようになる人もいます。

スキンシップが増えたり甘えてくるようになる

彼と過ごしている時に、あなたに触れる頻度や抱きしめたりキスしてくる回数が増えたり、前よりも甘えるような態度をとるようになったなら、それも離婚の兆候と考えられます。

離婚に向けて行動している男性は大きな不安や葛藤を心に抱えています。家族だった存在が敵となり孤独を感じやすい時期なので、あなたとの繋がりを強く求めているのです。

ただ男性はその不安を口にすることができない人が多く、その代わりあなたとのスキンシップやくっついて甘えることで安心感を得ようとします。

【離婚の兆候】既婚男性を虜にする女性の特徴とは

放っておいたらどこかに行ってしまいそうな女性

男性は好きになった女性が別の男性からも口説かれていたりすると、自分の元から去って他の誰かのものになってしまうのではないかと不安になります。

もしこのままの付き合い方で将来の約束をすることもなくいたら、二度と彼女に触れられなくなる日が来るんじゃないか。そういう不安を煽れる女性は、男性の心を掴んで離しません。

一刻も早く自分のものにしてしまいたいと思わせる女性になれれば、既婚男性はあなたに夢中になってしまうことでしょう。

一緒にいて居心地がいい女性

不倫を始めるきっかけが家庭に居場所がなかったり家族からないがしろに扱われていることだった既婚男性は、居心地のよさを感じられる女性を求めます。

家に帰ると妻は機嫌が悪く怒ってばかり、子どもにも相手にされない。そうなると自分に笑いかけてくれる女性が天使のように見えてくるのです。

ですから常に笑顔を絶やさずに明るい雰囲気を持った女性や、自分を労わってくれる優しい女性は失いたくない存在だと思われます。この女性の側にずっといたいと思ってもらうことが、癒しを求める既婚男性を虜にする秘訣です。

妻にない魅力を持っている女性

責任のある仕事を持って自立していたり、自分と共通の趣味や価値観を持っているなど、妻にはない魅力を持っている女性は既婚男性の心を強烈に惹き付けます。

妻には期待できない部分を持っている女性は、既婚男性にとって憧れの存在です。そんな女性とずっと一緒にいられるようになれるのなら、今の家庭を捨てても構わないと思えるほどの情熱を燃やすのです。

自分を男として認めてくれる女性

男女として出会って結婚した夫婦でも、年月を重ねるうちにお互いに異性を感じなくなってしまうことがあります。妻を女性として見られなくなった、もしくは妻に男として扱ってもらえなくなったなど、ときめきや緊張感のない関係にうんざりしてしまった既婚男性は、自分の中の男の部分を誰かに認めてもらいたがります。

自分を父親や家族ではなく１人の男としての魅力を認めてくれる女性は、既婚男性の欲求不満を解消してくれる存在です。そんな女性ともう１度、人生をやり直したいと考えるのです。

体の相性がいい女性

性欲は人間が持つ３つの欲望の内の１つで、男女の間では無視することのできないものです。特に男性にとって、自分自身で相手を満たすことができて自分も満足できるような体の相性は魅力的なものです。

相性がいいことを肌が合うとも言いますが、実際に肌を重ねた時の印象や、性癖の相性などは男女の関係を良好に保つために大きな役割を果たします。

そんな体の相性がいい女性となら、何もかもを捨てても一緒になりたいと思うのが男心なのです。

【離婚の兆候】既婚男性を本気にさせるテクニックとは

尽くす時は尽くして時には突き放す

居心地の良い場所や癒しを求めている既婚男性に尽くすのは、愛情を得るための有効な手段となります。しかし尽くしっぱなしでいては相手も油断して楽な方向にいこうとするので、いつまでも離婚話を進めなかったり曖昧な関係を続けたりと進展が望めません。

既婚男性を本気にさせるには、尽くす時にはとことん尽くしてあなたなしではいられなくしてから、突き放してあなたを失う不安を与えましょう。離婚するつもりがないならこれ以上付き合いきれないということを伝え、彼の決断を促すことをおすすめします。

女性らしい魅力を磨いて生活感を出さない

既婚男性は生活感にあふれた妻に魅力を感じなくなっている人が多く、いつでもすっぴんでいたり外に出かけない日はずっとパジャマでいたりという状態には辟易しています。

ですから彼に選ばれる女性になりたいなら、常日頃から身だしなみに気を付けて生活感を出さないように気を付けましょう。どんな時でもきれいでかわいらしいあなたに、彼は夢中になるはずです。

また髪や顔のケアだけでなく、体のケアも怠らないようにするとなおいいです。どこを触ってもすべすべで触り心地のいい肌を作り上げ、見た目にも触れた時にも彼を魅了するような女性を目指しましょう。

彼を悦ばせるテクニックを磨く

体の相性は男女の相性の中でも重要な位置にあるものです。元々の体の造りなどは変えられませんが、テクニックを磨いて彼好みになることで、あなたなしではいられない体にすることができます。

彼とする時は、どうしてほしいか、そしてどうされたいかを伝えあいながら体を重ね、彼の好みをリサーチしながら実践していきましょう。最初はうまくいかなくても、自分のために頑張ってくれているとわかるだけで男性は感動します。

体の相性のよさは既婚男性に離婚を決意させる武器となります。触れ合ったらもう二度と離れたくないと思わせる女性になりましょう。

ただ待ち続けるだけの女にならない

彼と会えない日に引きこもっていたり、何もしないで過ごすのはあまりおすすめできません。彼からの連絡や呼び出しを待ち続けたりするぐらいなら、外に出て気分転換をしましょう。

不倫中の男性は妻に知られていなくても、気持ちはいつでも板挟み状態です。不倫相手が重い女性だとたとえ離婚して再婚しても明るい未来が待ってるとは考えづらく、離婚に二の足を踏んでしまいます。

彼がいない時でも楽しく過ごせるという気丈さを見せることで、放っておいたら自分の元からいなくなってしまうのではないかという不安を煽れますし、自分にも心の余裕が生まれます。

彼を追い詰めない

既婚男性の彼に対して、離婚を迫り過ぎるのは得策ではありません。彼の妻があなたよりも上手だった場合、追い詰められた彼を説得して元サヤに収まってしまう可能性もあります。

離婚して！と強い言葉を使うよりは、結婚したいという前向きな言葉を使いましょう。ずっと一緒にいられたら幸せ、というあなたの気持ちはしっかりと伝え、なかなか離婚しないことを責めるのではなく寂しがると、彼のあなたを守りたいという気持ちを焚きつけられます。

まとめ

既婚男性の離婚の兆候や、浮気を本気にさせる方法などをご紹介いたしました。

いつまでも不倫相手という宙ぶらりんな状態でいるのは不安にもなりますし、彼が本当に離婚して自分のところに来てくれるのかを考えると夜も眠れなくなってしまうと思います。でも焦りは禁物。離婚するかどうかを決めるのは夫婦の問題です。

彼と一緒になるためには、あなたの理解が必要です。彼と再出発するためにも離婚の兆候が出たらできる限りサポートし、彼の決意を鈍らせないようにしてあげてくださいね。