大好きだと思って付き合った彼。でも一緒に時間を過ごしているうちにだんだんと本性が見えてきて……。彼の本当の姿はメンヘラだと分かってしまい、別れるに別れられない、という状況になってしまっている女性はいませんか？

別れたいのに放っておけない、そんなせめぎ合いの中で苦しんでいてはどうにもなりません。そこで今回は、メンヘラ彼氏と上手に別れるための方法をご紹介します。

できる限り彼の心に負担をかけずに、自分もダメージが少ない別れ方を知ること、それにより後腐れの無い人間関係を作っていきましょう。メンヘラ彼氏と別れる時はあなたの無事が第一！　自分の心と身体を大切にしつつ、新しい明日へ進んでいきましょう。

感情的にさせないことが鍵？メンヘラ彼氏と上手に別れるための７つの方法

いきなり別れるのが怖いのならまずは「距離を置く」

メンヘラ彼氏の怖いところは、あなたが自分の気持ちを正直に伝えたとしてもそれが良い方向に向かうのか分からないところです。いくら別れたいからと言って最初からそれを単刀直入に伝えてしまうと、相手を激昂させてしまいかねません。場合によっては言葉や物理的な暴力に発展する可能性もあります。

最終的には別れるということが確定していたとしても、一旦「距離を置きたい」などのようにクッションを挟むという方法が良いでしょう。メンヘラ彼氏が許可をしてくれるレベルのお願いから少しずつ離れていき、相手を必要以上に刺激しないようにしつつもあなたのいない生活に慣れさせていきます。

同棲をしているのであれば荷物を出す

もしもあなたとメンヘラ彼氏が一緒に住んでいるのであれば、多少強制的にであっても荷物をもう出してしまうというのも手です。出来れば少しずつではなく１日でいっぺんに終わらせてしまいたいものですが、長年生活を共にしているとなかなかそういうわけにはいきませんよね。

季節的にしばらく着ないものや靴や帽子、雑貨やインテリアなどの無くても困らないものは、事前に持ち出すか郵送してしまいましょう。必要最低限のものだけの状態で、纏めて車で持っていくとスムーズです。あなたの物が部屋から無くなることで、あなたの本気度を彼にアピールすることができます。

「○日に話したいことがある」と事前に布石を打つ

メンヘラは心が打たれ弱いです。そしてそれは男女関係無く、特に男性のメンヘラが大きなショックを受けてしまった場合は暴力や物理的な束縛にも発展してしまいかねません。力の弱い女性は、男性に強行的な手段に出られてしまうと恐怖も相まって上手く行動ができなくなってしまいます。

できるだけ彼氏の心のショックを減らすためにも、別れ話をする時には事前に布石を打って雰囲気を漂わせておくことが肝心です。誰であっても「上手くいっている」と思っている恋人から別れ話をされたらショックですよね。「そろそろヤバいかも」と感づかせておくことで心の負担を減らすのです。

少しずつわざと嫌われるような行動をしていく

メンヘラ彼氏と別れづらい原因は、彼氏の方は（例え依存であったとしても）あなたのことが好きだから。そしてそれをあなた自身も分かってしまっているからでしょう。多少時間がかかる方法ではありますが、あなたの方から彼氏に嫌われるような行動をしていくことでスムーズに別れやすくなります。

異性交流であったり、家事を疎かにしたり、わざと冷たく・感じ悪く接したり。彼氏の方から「お前なんかいらない」「お前のことなんか好きじゃない」と思わせるのです。多少こちらのプライドを捨てるようなやり方ですが、本気で別れたいのであれば背負うリスクは結果的に少なくなる方法です。

１度でも情に流されずに別れ話は１回きりで終わらせるつもりで

男女に限らない話ですが、人がメンヘラになる過程はそれぞれです。ですが共通点として「心が繊細である」ということが言えるでしょう。一般的な人よりも感受性が強く、少しきっかけさえあればとても優しく思いやりのある性格になれるのがメンヘラなのです。

そんなメンヘラ彼氏に必死に説得をされると、固かったはずの決意も揺らいでしまいかねません。「お前がいないと生きていけない」「お前がいなくなったら俺はどうなるの？」「こんな俺のことを愛してくれるのはお前しかいないんだ」。彼らは言葉巧みにあなたを引きとめてくることでしょう。

「本当に私じゃなきゃだめなのかな……」。そう思って彼氏にまた期待をしてしまっては思うツボです。また同じことを繰り返してしまいますし、それこそが依存の始まりです！別れ話をするのだと決めたら心にしっかりと決意をし、彼らのお願いに屈することのない気持ちで挑みましょう。

「○○や△△にも別れるって言ってあるんだ」など外堀を埋めていることを伝える

メンヘラ彼氏はとても体裁を気にする傾向があります。自分が病んでいることを周囲にアピールするくせに、それでも頑張っている健気な自分を演じたいのです。なおかつ、一目置かれる存在でいたいですし、カッコワルイところを見せて幻滅されたくないと思っています。

そんなメンヘラ彼氏が最も気にすることの１つは「周りからの評判」。別れ話をするにおいてあなたが既に他の人にそれを話しているということを伝えれば、それ以上火種が広まってしまうことを恐れた彼は大きな反逆を起こし辛いでしょう。特に共通の友人の名前を出せば効果は高いです。

最終手段は、連絡ブロック。ただし周りの協力も必要

どんな手を使ってでもどうしてもメンヘラ彼氏と別れられない……。そんな時の最終手段は連絡手段のブロックです。ですが相手がメンヘラである以上、これは本当に最終手段。面倒だからと言って気軽に使っていい方法ではなく、自分の身に危険が迫りそうだからこそ使える方法です。

そしてブロックしたのであれば周りの協力も必要。あなたがどこに住んでいるか、どの道を通り帰るかを彼に知られないように心がけることです。連絡手段を失った彼氏は、あなたへの想いが冷めやらない限りは何かしらの行動を起こしてしまう可能性を忘れてはいけません。

勇気出してメンヘラ彼氏に別れを切り出そう！ベストな場所やタイミングは？

よく晴れている昼間、日光が当たる場所

別れ話をするのであれば、夜よりは昼、雨や曇りよりは晴れの日が良いでしょう。メンヘラに限らず人間は気圧や気温が快適の時は体調や自律神経の具合も良くなりやすく、その分心に余裕が生まれやすいです。少しでも生物的に相手がイライラしていないタイミングを狙うべきでしょう。

彼が満腹の時・お酒を飲んでいない時

人間誰しも空腹であれば多少はイライラしやすくなります。何もそんなタイミングを狙って別れ話をする必要はありませんよね。逆に満腹ですと、三大欲求の１つが満たされている状態なので必要以上に怒らせたりせずに済みますし、彼も冷静でいやすいです。もちろんアルコール時はNGですよ！

第三者や彼の友人がいる場所

メンヘラ彼氏があなたからの別れを受け、もしも怒声・罵声・暴力・恫喝の意思に襲われたとしても、第三者や人目のある場所であればそのシチュエーション自体が抑止力になります。また共通の友人を準備すれば、別れ話の内容の証人としても利用価値があります。

簡単には別れられないと思っているのであれば、第三者の用意は必須事項と言っても良いでしょう。２人きりで話していても「言った・言わない」で話が進まなくなり、彼氏が耳を塞いでしまう可能性も高いです。

連絡のシャットダウンは要注意。メンヘラ彼氏と別れた後に注意するべきこと

家を知られているなら外出先では気を付けて

メンヘラの恐怖の真骨頂は、私達の想像をはるかに超えたその恐るべき行動力です。彼らは本気になった時に、一般常識では考えられないような行動を起こしてくる可能性が常にあります。彼氏に対して別れというショッキングな事実を告げる以上、それを忘れてはいけません。

もしも一見彼が納得している様子であっても、メンヘラの心の闇を甘く見てはいけません。彼にもしも家や帰路のルート、職場や学校の場所を知られているのであれば、ほとぼりが冷めるまでは充分注意をするべき。家までの道は電話をしている振りをしながら帰るなど対策を取りましょう。

SNSもしばらくは手を付けるべきではない

メンヘラ彼氏と別れた後もあなたが普段と同じようにSNSを更新していると、彼氏からすると「俺はお前のせいでこんなに傷付いているのに、何でお前だけ普通に暮せているんだ」という恨みを買ってしまいかねません。その結果、煽らなくても良い感情を煽ってしまうという場合があります。

別れを告げられた彼氏の身になり、しばらくは共通のSNSの更新は控えるべきでしょう。いわゆる自粛です。不本意と感じるかもしれませんが、メンヘラ彼氏を下手に刺激してしまうとその矛先はあなたに向いてしまうということを理解しましょう。

できる限り着信拒否はしない。彼が連絡してこれる手段を残す

別れたいのに別れられないというと「全部ブロックすれば」という人が中にはいますが、これは基本的には絶対にいけません。前項に記した通り、自分の身に危険が迫った場合の最終手段として使うべきです。

彼があなたへの想いを伝える手段、いわゆるガス抜きの手段を残しておいてあげることで、それ以上の行動を抑止することができます。逆にその手段を全て封じ込められてしまうと想いを発散する場所が無くなり、思いもよらぬ行動を起こされる可能性が高まるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。メンヘラ彼氏との上手な別れ方やコツをご紹介しました。メンヘラにもタイプが色々ありますので、彼のタイプやバロメーターに合わせて臨機応変に対応していきたいものですね。

メンヘラ彼氏と別れるにおいて重要なのは、彼氏を激昂させないことでしょう。そのためにも第三者の介入や彼へのフォローは必要不可欠。最低限以上のホスピタリティーと自己防衛の意識を持って挑むことです。