モラハラ夫とうまく付き合う・関係を修復する方法!話し合いで夫は変わる?
2020.08.24
夫からモラハラを受けていても、お金や育児のことなど、様々な理由で離婚できずに悩んでいる人は多いでしょう。また、モラハラをされてはいるものの、「まだ愛情が残っているから、どうにかして改善してほしい」と望む人もいるかもしれません。
この記事では、離婚しない方向で進めたい女性に向けて、モラハラ夫とうまく付き合う方法を紹介します。関係を修復する方法、別れた方がよいケースについても触れていきます。
モラハラ夫とうまく付き合うには
夫にモラハラをされても離婚したくない場合に、うまくやり過ごす方法を紹介します。少しでも快適な暮らしにするために参考にしてみてください。
夫のモラハラを適当にかわす
日々のモラハラに、毎回反抗していると疲れてしまいますよね。そのため、夫のひどい言動を適当に受け流す方法を身につけましょう。嫌味や説教などは聞いているふりをし、真剣に受け止めないことで、自分の精神が落ち込むことを防げます。また、友達に夫の悪口を言うことで、ストレス発散につながる人もいるでしょう。
夫のモラハラを冗談のように捉えることができれば、自分を傷つけずにうまくやり過ごせます。ただ、嫌味の内容や程度によっては、気にしないというのも難しいでしょう。あくまで、可能であれば適当にかわすことをおすすめします。
モラハラ夫と接する時間を減らす
モラハラ夫と接することを避け、一緒にいる時間を減らしましょう。仕事に熱中する、夫に生活リズムを合わせないなど、夫と過ごす時間を減らすことで、モラハラを受ける時間を物理的に減らせます。
また、夫の性格によっては、無視をすることで自分の失態を自覚してくれる場合もあるかもしれません。さらに、夫を避けるように暮らすことで、自分のおこないを改め、仲直りを求めてくるケースもありますよ。この方法は特に、寂しがりやの夫、誰かに注目されたい欲が強い夫に対して効果があるでしょう。
モラハラ夫の注意を他に向ける
妻が友達と出かけようとすると、嫌味を言って引き留めようとする夫がいます。このケースは、夫があなたに依存していることで起こっていることが多いでしょう。そのため、夫が夢中になれる趣味や友人を作ってもらうことで、あなたへの執着心が少しずつ減っていく可能性がありますよ。
出不精の夫に対しては、一緒に習い事を始めて、他者と接する機会を作ってもらいましょう。共通の友達を作ることで、夫のことを相談できる人が増えることにつながります。それは、あなたにとっても、ストレス解消の機会となるでしょう。
モラハラ夫を手玉にとる
多くのモラハラ夫は、自分が妻よりも優位に立ちたいと考えています。そのため、妻に対して嫌味を言ったり、夫の言う通りにしなければ説教を長時間続けたりと、ひどい行為をするのでしょう。
そのような横暴な態度の夫には、自分が優位に立っていると思わせておけばよいのです。あなたの思い通りに動いてくれるよう、夫をおだてながら行動を誘導する術を身につけてみてください。反抗するのではなく、手玉にとることで、一段上から旦那を見下ろしましょう。
しかしながら、モラハラ夫に対して、この方法をおこなうのは容易ではありません。夫の心理を理解し、上手くあしらえるようにトーク力を身につけるとよいでしょう。また、自分磨きをし、夫が何も言えないくらい魅力的な女性になるのもおすすめです。
モラハラ夫を教育する
夫を自分の息子だと思い、教育し直しましょう。思春期の子どもは、両親を批判したり、暴言を吐いたりすることがよくあります。そんな子供とモラハラ夫を同様に考え、夫の言動に対し、時にはペナルティを与えて反省させましょう。
また、親や思春期の子どもに接するように、時には放置することも得策です。特に、怒りやすい夫には落ち着かせる時間を与えることで、客観的な視線を取り戻させると、冷静に話し合いができます。
さらに、この方法で、「思春期の子どもだから」と、夫のひどい言動を軽く受け止めることができるでしょう。
モラハラ夫と話し合いで仲直りするには
「モラハラ夫との関係を結婚前のように修復したい」と考えている人もいるでしょう。いまはモラハラ夫になってしまっていても、付き合っているときはきっと魅力的な男性だったからこそ、結婚に至ったのだと思います。こちらでは、話し合いを通して魅力的だった頃に戻ってもらい、仲直りをするための方法を説明します。
夫がモラハラをする理由を知る
まずは、夫を責める前に、夫がなぜそんな言動・行動をとるのかという理由を考えてみましょう。モラハラをする理由として、男尊女卑の考え方が根付いている場合、仕事でストレスが溜まっている場合などが考えられます。妻側がその原因を理解することで、夫のモラハラ改善につながり、関係を修復できるかもしれません。特に、結婚当初は問題なかったカップルは、仲直りできる可能性が高いでしょう。
例えば、ストレスが原因の場合、夫の愚痴や悩みを親身に聞いてあげたり、転職を勧めたりすることで、夫の気持ちが安定するかもしれません。また、夫を助けることで、相手から信頼感を持たれ、関係の修復に近づけるでしょう。
モラハラは横暴な行動であり、決して許されることではありません。しかし、「妻が夫に無関心である」「養ってもらっていることに感謝を示さない」など、妻が原因となっているケースもあります。夫だけを悪者にせず、妻が原因を知ってお互いに歩み寄ることが、仲直りするためには重要です。
夫にモラハラを反省させる
モラハラ夫と仲直りのために話し合いをする際、夫に自分の行為を反省させましょう。原因が何であれ、ひどい行為をしていたことに変わりはありません。夫が反省していないうちに許してしまうと、また繰り返す可能性が高まりますよ。
一方、あなたが夫に対して、ひどい行動をしたことがあり、それが原因になっていた場合、夫にきちんと謝りましょう。多くの人間が、自分だけに非があると思われると、不満が残って仲直りする気持ちになれません。あなたも反省していると知れば、夫も一緒に反省し、夫婦関係が変わっていくきっかけになるでしょう。
モラハラ夫でも信頼する
人間関係において、相手に信頼を示すことは、よい関係を築くために重要なことです。特に、夫婦や家族関係では、相手に信頼されているとわかれば、相手を裏切らないように行動しようと思う傾向があります。
散々モラハラをしてきた夫を信頼しろと言われても、最初は難しいかもしれません。しかし、変わってほしいと願うのであれば、夫がモラハラをしなくなると信じながら、愛情をもって接するようにしましょう。そうすることで、夫も妻の気持ちに応えたいと思うかもしれません。
家族に対して素直になれない夫の場合、夫の信頼する上司や友達に協力してもらうとよいでしょう。夫の行動を説教するのではなく、前向きに変わるように促してもらうことがポイントです。
モラハラ夫は反省して変わる?別れるべき?
夫に、これまでのモラハラを反省させ、相手が心を入れ替えて変わってくれる可能性について説明します。また、変わる可能性が低く、別れるべきパターンについても見ていきましょう。
本人が自覚すれば変わる可能性はある
人の性格は簡単には変わりませんが、本人が悪かったことを自覚することで変わる可能性があります。夫とうまく付き合っていきたいなら「どうせ変わらない」と諦めるのではなく、あなたも相手に変わってもらうように努力しましょう。
そのためには、夫がいままでしてきたことと、自分がどれだけつらかったかを伝える必要があります。もし言葉では理解してもらえないなら、夫がしてきたことを同じようにやり返すしかありません。
そのとき、夫も同じようにつらいと思えば変わる可能性があります。相手にひどいことをするのは心が痛むかもしれませんが、変わってもらうためには必要な場合もあるでしょう。それが嫌な場合は、徹底的に距離を置いて相手に反省させるなどの方法をとるのがおすすめです。
モラハラ夫に変わる意志があるのか見極める
モラハラ夫に変わる意志があるのか、言動や行動を見極めましょう。「絶対に変わる」と、泣きながら謝っていたとしても、数日後にはモラハラを繰り返す夫がいます。そのような人は、口先だけで真剣に考えておらず、変わる意志はありません。
夫に意志を確認するにあたり、大切なものを預かり、「約束を破ったら壊す」など、条件を提示する方法がありますよ。夫の反応によって、意志の強さを計れるでしょう。
一方、夫の精神に問題がある場合、家族や本人だけで更生するのは難しいかもしれません。夫にカウンセリングを受けさせるなど、専門医の力を借りましょう。
モラハラを繰り返すようであれば別れを考える
モラハラを一度反省しても繰り返すようであれば、離婚をおすすめします。あなたが嫌がることを繰り返すならば、愛情がないということです。そのような夫に、あなたの貴重な人生を費やす必要はありません。
夫に対して愛情があって離婚できない人は、まず別居をしてみてはいかがでしょうか?離れて暮らすことで、夫と自分のこと、そして現状を客観視できます。そうすれば、自然と夫への情が無くなり、すっきりと別れられるかもしれません。
モラハラに我慢する必要はありません
モラハラを我慢することで、自分の精神や身体に異常がみられる場合、離婚を進めるべきでしょう。真面目な人ほど我慢すべきだと思い詰めて、無理をする傾向があります。また、心では大丈夫だと思っていても、体調に不調がみられるなど、身体が夫に拒否反応を示す場合は危険です。
人によって許容できることは異なります。家族や友達に相談した際、夫の行為に対して「それぐらい我慢しなさい。」と言われることもあるでしょう。しかし、あなたにとって耐えられない事柄であれば、人の言葉など関係なく逃げ出すべきです。
まとめ
モラハラ夫とうまく付き合う方法や関係の修復方法、別れた方がよいケースについて紹介しました。モラハラとうまく付き合えるかどうかは、自分の気持ち次第でしょう。モラハラ被害者のなかには、子どもが成人する頃までは我慢し、その後に熟年離婚を決断した女性もいますよ。
世界中には、様々な人生観を持つ人が存在し、人生の内容はそれぞれ異なります。モラハラ夫とどう接していくのか、最終的に決断するのは自分です。自分の人生を大切に、後悔なく過ごせるようにしましょう。