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モラハラ彼氏を訴えたい!慰謝料の相場や訴訟の手順を紹介

    彼氏や元彼のモラハラを訴えて慰謝料を請求し、復讐をしたいと考えている人は多いかもしれません。しかし、モラハラは言葉の暴力なので、目に見えた証拠が残りにくく、訴訟や慰謝料の請求が難しいのも事実です。また、弁護士に依頼する費用や訴訟の方法など、どのように進めればよいかわからない人もいるでしょう。

    だからと言って、あなたが深く傷ついたことを我慢し、泣き寝入りする必要はありません。モラハラ彼氏に罪を理解させるために、勇気を出して訴えましょう。

    今回は、彼氏や元彼をモラハラで訴える際に、必要な情報をすべて紹介します。多くの人が不安に思う部分である、お金の問題についても解説しますよ。

    モラハラ彼氏を訴える!訴訟の手順


    モラハラ彼氏を訴える際の全体の流れを解説します。弁護士に相談する前に準備することに加え、訴訟の進め方についても見ていきましょう。

    証拠を集める

    まず、モラハラを受けた証拠を集めることが何よりも重要です。証拠がなければ訴えることも、慰謝料を請求することもできません。

    有力な証拠になるのは、モラハラを受けている際の録音データです。タイミングは難しいと思いますが、喧嘩などで不穏な空気になったらバレないようにスマートフォンで録音しておきましょう。

    また、LINEの内容や電話の着信履歴のスクリーンショットも役立ちます。LINEでひどいことを言われたら、すかさずスクショで証拠を残しておいてください。電話の内容も可能であれば録音しておくとよいでしょう。

    その他、いつどんなことを言われたか、何をされたかなど、日時と詳細な内容を記録した日記を残しておくことも大切です。被害者の目線ではありますが、細かい内容やセリフなどまで書かれた日記なら証拠になり得ます。

    そして、モラハラが原因で精神を病み、心療内科などの病院へ通っている人は、医師からの診断書ももらっておきましょう。診断書があれば、精神にどれだけ苦痛を与えられたかがわかるので、訴えを起こす材料になります。

    準備をして弁護士に相談

    証拠を十分に集めたら、法律事務所や法テラスへ行き、弁護士に相談しましょう。本格的に訴えるか悩んでいる人でも、弁護士に相談することで現実的なアドバイスをもらえます。

    【相談するときに準備すること】

    弁護士に相談する際、話をスムーズに進めるために、自分の状況をまとめた資料を準備しましょう。必要な内容は以下です。

    1.彼氏について(年齢・職業など)
    2.モラハラ被害を受けた期間
    3.モラハラの証拠
    4.希望する結果(慰謝料の金額など)
    5.弁護士に質問したいこと(弁護士費用についてなど)

    弁護士と話したことがない場合、その場で落ち着いて話せないかもしれません。限られた時間であなたの状況をしっかりと伝えるために、事前に簡潔な資料を作成しておきましょう。

    示談を試みる

    弁護士に相談してすぐに訴訟を起こすのではなく、まずは示談にできないか、弁護士から彼氏に連絡を取ります。示談の際は弁護士を含めた話し合いになるため、当事者だけよりも和解できる可能性が高いでしょう。

    彼氏や元彼の居場所がわからない場合でも、弁護士の権限で住民票を取り寄せて連絡を取ってくれますよ。また、示談の連絡は弁護士に任せられるので、彼氏と話したくない人も安心してくださいね。

    示談が成立すれば示談書が作成され、示談金の額や支払い方法が記載されます。またトラブルが起きたり、相手方の支払いが滞ったりしたときのためにも、示談書は大切に保管しておきましょう。

    起訴する

    彼氏が示談に応じない場合、いよいよ訴訟を起こす段階です。弁護士の指示に従って、家庭裁判所に提出する訴状を作成します。訴状を作成する際は、モラハラの証拠をまとめる必要があるので、弁護士に提出した内容が役立ちますよ。

    裁判所には弁護士だけが出向けば、本人達が行く必要はありません。そのため、彼氏に直接会うのが怖い人は、弁護士に頼むこともできます。ただし、自分が行くことで意見表明をできるので、不利な状況にならならいためにも、できれば裁判に参加しましょう。

    裁判では、月に一度のペースで資料を提出し、内容の確認をします。そして、お互いに納得する結果を話し合いで決め、和解という形で終結するのが一般的です。

    モラハラ彼氏の訴訟とお金問題・慰謝料の相場や弁護士費用


    モラハラ彼氏を訴えるときに一番のネックになるのが、お金の問題です。ここでは、弁護士への依頼でかかる費用や慰謝料の相場を紹介します。特に、経済的な不安が大きい人は参考にしてくださいね。

    弁護士への依頼でかかる費用

    法律のプロである弁護士に依頼すると、多大な費用がかかるイメージがありますよね。しかし、なかには、初回の相談は無料で受けている弁護士事務所もあります。そのため、まずは相談の際に費用を確認し、いくつか比較してからどこにお願いするか決めるとよいでしょう。

    弁護士に支払う費用の内容は以下の6点です。

    1.相談費用(30分5,000円〜数万円)
    2.着手金(事件に着手してもらう際に支払う契約金)
    3.報酬金(事件が解決した際に支払い)
    4.日当(弁護士が事務所以外で活動した費用)
    5.手数料
    6.実費(書類のコピー代や切手代など)

    弁護士に支払う費用は、慰謝料の額によっても変動します。大まかに20万円から60万円ほどと考えられますが、弁護士によって異なるので最初にしっかりと見積もりを出してもらいましょう。

    法テラスなら分割払いもできる

    法テラスなら、弁護士費用を一括で支払えなくても立て替えてもらえるので、分割での支払いが可能です。

    法テラス(日本司法支援センター)とは、経済的な余裕のない人でも法律に関する相談ができる場所です。刑事・民事などの容を問わず、国民が必要な情報を得られるよう、国によって設立されました。

    お金のことが心配で、弁護士に相談するのをためらっている人は、まず法テラスに問い合わせてみましょう。相談だけなら無料です。

    証拠があれば慰謝料を請求できる

    はっきりとした証拠さえあれば、慰謝料は請求できます。ただ、モラハラのひどさや期間によって、慰謝料の金額は異なります。恋人関係でも同棲していた場合は、精神への被害が大きいとみなされ、慰謝料は高額になるでしょう。

    しかし、証拠が不十分だと、相手がモラハラの事実を否定するのが普通です。そうなれば慰謝料は請求できないので、できる限りの証拠を揃え、弁護士に「今ある証拠で慰謝料を請求できるか」と相談してみてください。

    慰謝料の相場

    モラハラによる慰謝料の相場は50万円から300万円です。言動による被害だけでなく、暴力を振るわれていた場合、300万円以上の請求が認められることもあります。

    被害状況や証拠の内容によって慰謝料の額が異なるので、事前に弁護士に予想金額を聞いておきましょう。また、慰謝料から弁護士費用を引いても、プラスになるかどうかも考えておく必要があります。

    モラハラ彼氏を訴えるためにかかる期間

    多くの人は訴訟を経験したことがないため、どれぐらいの期間で訴える準備から解決までに至るのか想像できませんよね。ここでは、モラハラ彼氏を訴えるために、全体でどの程度の期間が必要かを解説します。訴訟は心身ともに疲れが溜まるので、必要な期間を知って備えておきましょう。

    準備や訴訟にかかる期間

    モラハラ彼氏を訴えるためにかかる期間は、およそ6ヶ月から12ヶ月ほどです。話し合いで解決できる場合と、裁判所に起訴する場合とで、期間は大きく変動します。

    モラハラ彼氏とすでに別れている場合は、相手の居場所を探し出すのに時間がかかることもあります。また、彼氏が示談に応じず、連絡を無視し続けたりすると、余計な時間がかかるでしょう。

    どちらにせよ、短期間で解決する問題ではないので、1年ほどはかかると覚悟しておく必要があります。

    訴えている期間は心を強く持つ

    モラハラ彼氏を訴えるには、体力も気力も必要です。途中で心が折れそうになるかもしれませんが、最後まで諦めずに戦いましょう。

    あなたは彼氏からのひどい言動を日々受けていたのですから、精神が疲弊していて当然です。今は彼氏と別れて過去のことになっていても、いざ訴えると決めればまた嫌なことを思い出すでしょう。そのため、訴訟を起こして慰謝料を請求するための期間は、想像以上に精神をすり減らすことになります。

    そんな状況でも戦い抜くためには、栄養をとって夜はしっかり眠ることが大切です。精神が病むと、食欲がなくなったり、色々と考えて眠れなくなったりします。無理にでも食事をとり、普段はなにも考えないようにしてください。

    自分がつらいときは我慢せず、友人や弁護士に話しましょう。理解してくれる人がいるだけで心が軽くなるので、1人でがんばりすぎずに周りの人に協力してもらいながら、訴訟を乗り切ってくださいね。

    まとめ

    モラハラ彼氏を訴える際に知っておくべき情報を紹介しました。モラハラ被害の大きさに加え、証拠が残っているかにより、彼氏に請求できる慰謝料の金額が変わります。そのため、できる限りモラハラの証拠を残しておくことが重要です。

    訴訟をするためには、モラハラを受けた嫌な記憶を思い出さなければならないので辛いでしょう。しかし、彼氏を訴えることで相応の罰を与えられるので、気持ち良くこの先の人生を歩めるようになる人もいます。彼氏への復讐心だけでなく、自分の幸せを考え、訴訟をするべきか決断しましょう。

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