モラハラ妻がエスカレートして帰宅恐怖症に……ひどい場合は警察へ
2020.10.07
今この記事を読んでいる人は、妻のモラハラがエスカレートしてきて、我慢の限界を迎えそうなのかもしれません。ひどい妻の存在によって、帰宅恐怖症となり、家に帰りたくない人もいるでしょう。
そこまでいくと、妻に対して、精神が拒絶反応を示している証拠です。そうした精神状態に陥ることで、危険な事件など、取り返しのつかないことが起こる場合もあります。
今回は、モラハラ妻に限界を迎えそうな男性に向けて、被害が増大しないための対処法や注意点を紹介します。また、警察への相談方法なども解説しますよ。
モラハラ妻のエスカレートで帰宅恐怖症に……
帰宅恐怖症とは、夫が妻のいる家に恐怖を感じて帰りたくなくなる症状です。こちらでは、帰宅恐怖症になってしまった男性が、どのように克服・対処すればよいのか説明します。また、他の女性と関係を持ってしまった際のリスクも見ていきましょう。
妻と話し合いをする
自分が妻のひどい言動よって傷ついており、家に帰りたくない状況であることを伝え、話し合いをしましょう。妻はモラハラの自覚がなく、夫をそこまで苦しめていると思っていない場合があります。そのため、話し合いをすることで、妻は態度を改めてくれるかもしれません。
妻と2人きりで話し合いたくない人は、家族や共通の友達に立ち会ってもらいましょう。そうすることで、妻も冷静な態度で話し合いに応じてくれるでしょう。
信頼できる人に相談する
妻に直接話しにくい場合は、信頼できる友達に帰宅恐怖症になっていることを相談してみましょう。悩みを他者に話すことで頭の中が整理され、解決策を見つけられる場合があります。
また、妻に対する不満を溜め込むことで、帰宅恐怖症になっているのかもしれません。他者に妻の愚痴を言い、ストレスを発散することで、克服につながる可能性もあるでしょう。
妻に反抗する
妻に言い返すことで、よりひどい状況になるのではないかと思い、我慢を重ねてしまう男性がいるでしょう。しかし、一方的にひどい言動を受けることで、妻が優位な立場になり、その結果、帰宅恐怖症になっているのかもしれません。
そして、モラハラ妻は、自分が優位だと認識すれば、言動がエスカレートする傾向があります。そのため、自分の感情を抑えず、妻に反抗しましょう。今まで言うことを聞いていた夫が言い返せば、妻も驚いて何も言い返せなくなるかもしれませんし、少なくとも対等な関係にはなれますよ。
ただ、あなたまで感情的に言い返してしまうと、妻を刺激するので危険です。そのため、できれば冷静な口調で、論理的な内容で言い返しましょう。そうすることで、妻も冷静になり、自分の行動や言動を客観視してくれるかもしれません。
別居をする
妻のモラハラがあまりにもエスカレートしているなら、帰宅恐怖症を克服しようと無理をする必要はありません。もし、精神的に辛いのであれば、離婚、もしくは別居をしましょう。
離婚の原因が相手側のモラハラである場合、慰謝料の請求も可能です。まだ、離婚を決意できない場合でも、モラハラに関する知識を仕入れておくことは、今後の行動を決める参考になります。そのため、配偶者暴力相談支援センターや弁護士など、専門家に相談してみましょう。
家に帰るのが嫌でも浮気は禁物!
妻のひどい言動によって帰宅恐怖症になった人は、他の女性に安心感を求めてしまう傾向があります。もちろん、家で安心して暮らせないのですから、そういう気持ちが出てくるのも自然なことです。しかし、きちんと離婚が成立するまでは、絶対に浮気・不倫はしないでください。
浮気が妻にバレれば、モラハラがエスカレートするかもしれません。それだけでなく、妻に浮気の証拠を押さえられてしまえば、離婚する際にあなたが不利になってしまいます。
モラハラを受けていれば妻への愛情が冷めるのは当然です。しかし、不貞行為によって、本来は被害者だったあなたにも責任が生じてしまうので、夫婦関係を解消してから次の幸せを見つけましょう。
妻のモラハラがエスカレートすると殺人が起こることも……
妻のモラハラがエスカレートすることで、それまで我慢していた夫の怒りが爆発し、大きな事件に発展する危険性があります。また、妻の嫌がらせが悪化すると、男性の身に危害が加えられる場合もあるでしょう。こちらでは、そのようなモラハラによる危険性について説明します。
モラハラ被害のストレスで事件が起こるケースも
妻からのモラハラで溜まったストレスは、どこかで発散しなければ、いつか爆発して取り返しのつかない事件が起こるかもしれません。モラハラが原因となり、夫婦間で殺害事件が起きたニュースを見たことがある人もいるでしょう。
例えば、2015年には、モラハラ妻の一言に夫がキレてしまい、殴打暴行死事件が起こりました。加害者の男性は、周囲から「優しくて温厚な人」と評価されており、怒りやすい性格ではありません。さらに、「父だけが悪いようには思えない」と、暴行を目撃した長女が裁判で証言しています。このように、事件の加害者は夫ですが、原因は妻のモラハラというケースもあるのです。
どんなに、穏やかな人でも、嫌味を毎日言われることで、相手への悪意や殺意が湧き上がる恐れがあります。生まれた殺意は、些細なことをきっかけに行動へと変わるかもしれません。そのため、あなたが事件の加害者にならないためにも、モラハラは我慢せず、早めに対処することが重要です。
参考資料:産経WEST〈「お前、ええ身分やのう」〝モラハラ妻〟の一言で夫がキレた 殴打暴行死事件の背後に「言葉の暴力」〉
男性に危害が加えられる危険性
モラルハラスメントは、言葉の暴力によって相手の精神を傷つけることであり、最初は怪我をすることはないでしょう。しかし、妻の行動を放置することで、暴力に発展し、夫の命に危険が迫る場合もあります。
例えば、妻の思い通りに行動をしなかったことで、夫に土下座を要求するかもしれません。そして、土下座する男性の頭を殴る、蹴るなどの暴行を加える場合もあるでしょう。
頭に暴力を振るうことは、命の危険につながる非常に悪質な行為です。また、夫よりも体格が小さい女性であっても、硬い物や刃物を投げられると、当たり所によっては命にかかわります。自分の身を守るためには、妻の行動がエスカレートする前に離れる選択も必要です。
エスカレートする前触れ
妻のイライラが何時間も収まらないなど、精神状態が不安定な場合、行動がエスカレートする恐れがあるでしょう。それは、精神が不安定な人ほど、暴力などの予測できない行動をする確率が高いからです。
そのため、もし妻の精神が正常ではないと感じたら、すぐに「配偶者暴力相談支援センター」などの専門機関に相談しましょう。時間の猶予が無い場合、すぐにでも家を出て妻から離れてください。
モラハラ妻がエスカレートしてきたら警察へ
妻の言動や行動があまりにもエスカレートし、身の危険を感じる場合、早急に警察に相談することをおすすめします。「事件が起きていないのに警察に相談するのは大袈裟だ」と考えてしまう人もいるかもしれません。しかし、何か起きてあなたが傷ついてからでは手遅れです。こちらでは、警察に相談すべきモラハラの程度や相談方法、その際の対応について説明します。
警察に相談すべきモラハラの程度
身の危険を感じるモラハラを受けた場合、すぐに警察に知らせるべきでしょう。例えば、妻のモラハラが原因で別居したにもかかわらず、毎日電話やラインで嫌がらせをしてくる場合があります。このように、妻の精神状態が正常とは言えない場合、あなたの身に危険が迫っているかもしれません。
そのほか、すでに暴力を振るわれている場合も警察に相談しましょう。殴る蹴るといった暴力だけでなく、妻が怒って包丁を突き付けてくるといった場合も、いつ事件が起こるか予測できません。まだ包丁で刺されていないとしても、そのような脅迫は命の危険を感じる行為です。
また、子どもにも被害が及ぶ可能性がある場合も、警察に相談するべきでしょう。子どもに直接の被害がなかったとしても、モラハラがある家庭環境が子どもの成長に悪影響を及ぼすかもしれません。そのため、妻のモラハラがひどい場合は、子どもの学校や警察に相談する必要があります。
警察への相談方法
警察への連絡方法は2通りあります。「110番への通報」と「警察相談専用番号♯9110への連絡」です。
突発的にモラハラがエスカレートし、命の危険を感じる、暴力を受ける恐れがあるという場合は、110番に連絡しましょう。緊急性が高い場合は110番へ電話して助けを求めてください。
警察相談専用番号♯9110は、事件が発生していない状況でも利用できるので、モラハラが徐々にエスカレートして危険を感じ始めた際に利用するのがおすすめです。緊急性がなくても相談に乗ってくれるので、まずは電話だけでもしてみましょう。
警察に相談して得られること
「警察相談専用番号♯9110」から警察に連絡することで、相談内容に合った専門機関の紹介をしてくれます。例えば、妻の精神状態によっては、カウンセリング先の案内などがあります。そのため、自分の状況をどこに相談すればよいかわからない人も、こちらに連絡してみるとよいでしょう。
また、担当の相談員は、相談者のプライバシー保護や心情に配慮しながら対応してくれます。つまり、何らかの理由があり、言えない情報を伝える必要はありません。「警察に相談したことが妻にバレると怖い」という人も安心です。
まとめ
帰宅恐怖症への対処法やモラハラがエスカレートした際の危険性、警察への相談方法について解説しました。
自分の精神状況は客観視しにくいものです。うつ病などの精神疾患を引き起こすまで、自分が追い込まれていることに気づかない人も多くいます。もし妻からのモラハラがエスカレートしていると感じるのなら、手遅れになる前に友人や家族に相談し、最終的には警察などの専門家に助けを求めましょう。