職場のモラハラ男の扱い方!うまく付き合う・反撃するなどの方法を紹介
2020.11.06
職場で上司や同僚からモラハラをされていても、仕事を失わないために我慢するしかない場合がありますよね。しかし、嫌味や暴言に耐え続けると大きなストレスが溜まり、精神に悪影響を及ぼします。
そして、そのような環境では実力を発揮できず、キャリアが台無しになる恐れがあるでしょう。1人で抱え込んでいると、いずれメンタルに限界が来て、休職や退職に追い込まれるかもしれません。
そんな最悪の事態に陥らないために、今回はモラハラ男とうまく付き合う方法に加え、効果的な反撃の方法、対処法について解説します。職場の上司や同僚に性格の悪い人がいて悩んでいるなら、ぜひ参考にしてくださいね。
職場のモラハラ男とうまく付き合う方法
ひどい上司や同僚であっても、仕事を円滑に進めるためにはある程度の付き合いが必要です。しかし、自分が標的になって嫌味を言われ続けると心が病んでしまいますよね。ここでは、モラハラをする上司や同僚と適度な距離感でうまく付き合っていく方法を紹介します。
モラハラを受け流す
ひどい言動をされても深く受け止めず、聞き流すことでモラハラ男とうまく付き合えるでしょう。目の前では相手に反抗せず、心の中でだけ「他者にひどい態度をとる可哀想な人」だと考えましょう。そうすることで、傷つくような言葉を言われても、気にせずに受け流せるようになります。
受け流す力を身につける1つの方法として、海外などの未知の環境で過ごすことが挙げられます。自分の力ではどうにもならないこと、流れに身を任せるべきことを体験できるからです。
また、自分の精神を安定させることで、モラハラをしてくる相手に対する苛立ちや怒りを最小限に抑えられます。そのためには、嫌なことがあっても、気を紛らわせる趣味などに没頭するのがおすすめです。常に仕事のことばかりを考えていると息が詰まるので、気晴らしを見つけましょう。
社会勉強と考える
上司や同僚から理不尽な嫌味を言われても、社会で生き抜くための忍耐力を身につけるためだとプラスに考えてみてください。
このように考えるのは簡単なことではありません。自分が悪いことをしていないのに怒られたり、嫌味を言われたりすることは、誰だって腹が立つことです。しかし、それも1つの経験だと考えると、モラハラをしている人よりも上のステージへ行けます。
「世の中にはこんな人がいるんだな」くらいで考えておくと、気持ちが楽になりますよ。嫌な人は世の中にたくさんいるので、ここで忍耐力をつけておけば、あなたの人生できっと役に立つでしょう。
話を合わせて褒めておく
モラハラ男の人間性は好きになれないのも当たり前ですが、仕事のためにひとまず話を合わせておくのも賢い方法です。また、モラハラをする人は、自分が他人より優れていると信じている場合が多いので、適当に褒めておけば機嫌が良くなります。
こうすることで、あなた自身が標的になることを避けたうえで、相手を上手く扱えるので、職場で他の人に被害が及ぶことも防げます。もちろん、モラハラをする人間相手に、心にもないことを言う必要はありません。話を聞いて「そうなんですね」「大変ですね」「すごいですね!」などと相槌を打つだけでOKです。
モラハラ男は性格に問題があるため、基本的に友達が少ない傾向があります。そのため、あなたが普通に話を聞いてあげるだけでも喜ぶでしょう。モラハラをする人も気に入った相手の話は聞いてくれるので、自分の意見も通りやすくなり、うまく付き合っていける可能性が高まります。
距離を置く
モラハラする上司や同僚と職場が一緒であっても、仕事内容によっては関わらなくてもよい場合があります。それならばわざわざ関わらず、相手と距離を置くことでうまく付き合えるでしょう。
仕事終わりなどのプライベートの時間は誘われても行かない、業務連絡は淡々と返すという風にしていれば、自然と距離を置けます。あからさまに無視をすると角が立ちますが、さりげなく距離を置くことで、ストレスを軽減できるでしょう。
他の同僚と愚痴を言い合う
モラハラ上司や同僚は、自分だけでなく他の人からも嫌われている確率が高いと言えます。そのため、信頼できる同僚に、モラハラをしてくる人間について話してみましょう。同僚もあなたと同じように考えていれば、愚痴を言い合える仲間になれます。嫌いな対象が同じ仲間は、信頼関係を築きやすいので、お互いに助け合える仲になるはずです。
愚痴を言える人がいれば、1人でストレスを抱え込むことはありません。その結果、モラハラ男ともうまく付き合える精神を保てるでしょう。
しかし、モラハラ上司・同僚を何とも思っていなかったり、むしろ好感を持っていたりする同僚もいます。そんな人に間違えて相談してしまうと、職場の噂はすぐに広まるので、あなたが愚痴を言っていることも本人に伝わるでしょう。そうならないためにも、相談する相手は慎重に選ぶべきです。
職場のモラハラ男に反撃!立場逆転させる方法
職場で上司や同僚から日常的にモラハラを受けている人は、悔しくてつらい思いをしているでしょう。そのままではいつか我慢の限界がきてしまうでしょうから、うまく反撃する方法を知っておきたいですよね。こちらでは、モラハラ男に反撃し、立場を逆転させる方法を紹介します。
言い返す
モラハラ男の発言に矛盾しているところがあれば、言い返すことで相手が黙るでしょう。言い返す際は、強気でいくことが重要です。モラハラをする人は自分が言い返されるとは思っていないので、強く言い返すだけで怯みます。
また、あなたが言い返してくる人だとわかると、モラハラ男は「厄介な相手だ」と認識するので、そこから何も言ってこなくなるでしょう。モラハラをする人の性格が直らなくても、あなたに嫌味を言わなくなれば、職場でも過ごしやすくなりますよ。
弱点を見つける
ひどい上司や同僚を黙らせるために、相手の弱点を探しましょう。モラハラ男が言い返せない上司や同僚、取引先の人を調べ、その人達と仲良くなることで立場を逆転できる可能性があります。モラハラをする人も、自分より偉い人には何も言えない場合が多いので、あなたがそちら側の人に気に入られていれば下手なことは言えません。
その他にも、仕事上でモラハラをしてくる人を助けて、恩を売るのもひとつの方法です。あえてモラハラ男に優しくし、相手が何も言えない状況を作りましょう。
仕事で成果を出す
モラハラをする人の多くは、自分が相手よりも優位だと思っているからこそ、見下したような発言をします。つまり、あなたがモラハラ上司や同僚よりも優位になれば、相手も手の平を返すでしょう。
そのためには、ひどい上司や同僚を見返すために、仕事に打ち込むことが大切です。モラハラをするような人間に負けないよう、仕事で成果を出してキャリアアップすれば、立場が逆転します。また、成果を出して自分に自信がつくことで、嫌味を聞き流せるようになるかもしれません。
他の同僚や上司を仲間にする
モラハラをしてくる相手は、あなたを弱者だと思っているからこそ、ひどい言動をするのかもしれません。そんな相手に危機感を抱かせるために、他の同僚や上司を仲良くし、自分の人間関係の広さをアピールしましょう。
多くの人は、顔が広い相手に嫌われたくはありません。人脈が広い人に嫌われれば、多くの人を敵に回ることになるからです。そうした心理をうまく使えば、モラハラ男との立場を逆転できる可能性があります。
会社にモラハラを報告する
モラハラ男のひどい態度を会社に報告することは、相手にとって大きな痛手となるでしょう。相手は今まで築き上げてきた立場を失い、左遷か退職を余儀なくされるかもしれません。
会社に報告するときには、モラハラの証拠を集めておくと説得力が増します。例えば、以下のような証拠を揃えると有効です。
1.モラハラを受けているときの動画や音声
2.モラハラを証明できるメールやLINE
3.モラハラを証明できる他の同僚からの証言
4.精神疾患を証明できる医者の診断書
自分の状況に合わせて、揃えられるだけの証拠を用意してください。あなたの証言だけでも話は聞いてもらえますが、決定打にはならない場合もあります。動かぬ証拠を持って会社に報告することで、モラハラ男に大きなダメージを与えられますよ。
職場のモラハラ男を怒らせた時の対処法
部下や同僚にモラハラな発言をする人間は、突然怒りだすと手が付けられません。また、自分勝手な性格から、機嫌が悪くなると周囲に当たる人間もいるでしょう。こちらでは、モラハラをする人が怒りだしたとき、どのように対処するべきかを解説します。
関わらないようにする
モラハラをする人間が機嫌を損ねて怒りだすと、扱いがさらに難しくなります。そのため、自分が直接怒られていない場合は、関わらずに距離を置くのが一番です。
しかし、相手が上司の場合、タイミング悪く仕事の報告をしなければならないこともあるでしょう。自分が関わらなければならないときは、相手をできるだけ刺激しないよう心掛けてください。
無視する
あなたの行動が原因で、モラハラ上司や同僚が怒っているとしても、あなたに落ち度がないのであれば無視しましょう。もしあなたのミスなどで怒りだした場合は、自分が悪かった点に関しては謝りましょう。そうでなければ、あなたが謝ったり機嫌を取ったりする必要はありません。
モラハラをする人の多くは、他者から相手にされないとわかれば、次第に何も言ってこなくなります。最初はわめき散らすかもしれませんが、強い気持ちで無視し続けましょう。
逆らわずにとりあえず謝る
モラハラをしてくる上司に怒られている際は、理不尽な内容であっても逆らわず、ひとまず謝っておけばその場は切り抜けられます。逆らうことでモラハラがエスカレートし、説教が長時間になる場合も多々あるので、話を聞かずにとりあえず謝っておきましょう。
ただ、この方法は、完全に聞き流すスキルがなければ、ストレスがかなり溜まります。そのため、自分が言い返せるタイミングを見計らいつつ、一旦モラハラ上司が落ち着くまで待つとよいでしょう。ずっと我慢し続ける理由はないので、上で紹介したような反撃の方法を進めてみてくださいね。
まとめ
職場で起こるモラハラへの対処法や反撃方法を紹介しました。仕事を辞めたくないからと、ひどい態度や言動に我慢し続ける必要はありません。明らかに相手に非があるなら、必ず反撃の機会はやってきます。
仕事が好きでやりがいを感じているなら、モラハラ上司や同僚から逃げるために辞めてしまうことはもったいないと言えます。何もせずに辞めるのではなく、うまく付き合う方法や反撃の方法を試し、それでも状況が改善しないとわかってから転職を考えるのがおすすめです。