モラハラ彼氏と結婚したらどうなる?結婚前に婚約破棄する方法などを紹介
2020.10.16
彼氏からモラハラまがいのことをされていても、好きな気持ちがあると結婚に向かってしまうことがありますよね。また、婚約をしてから彼氏が豹変し、このまま結婚してよいのかと悩んでいる女性もいるかもしれません。
付き合っている時点でモラハラ気質が出ているならば、結婚後はさらに悪化すると考えられるでしょう。そのため、結婚を考えて婚約までしているとしても、流れに任せて人生を決めてしまうのはおすすめできません。
今回は、モラハラ彼氏との結婚を悩んでいる女性に向けて、結婚生活で予想されることなどを紹介します。すでに婚約をしてしまった女性には、婚約破棄をする手順も解説しますよ。
モラハラ彼氏と結婚前に婚約破棄する手順
彼氏と婚約したものの、言動や発言からモラハラの予兆が感じられ、結婚を迷っていませんか?もし彼との将来に不安を感じ、別れたいのであれば、早急に婚約破棄をするべきです。こちらでは、同棲しているモラハラ彼氏と婚約破棄する方法を紹介します。
信頼できる人に相談する
婚約破棄をする前に、まずは自分の状況を冷静に考えるため、信頼できる人に相談してみましょう。
結婚は人生を大きく左右する重大な決断なので、結婚前は神経がデリケートになり、マリッジブルーでマイナス思考になる女性も多くいます。その結果、彼氏の言動に敏感になり過ぎているのかもしれません。
そのため、彼氏が本当に危険なモラハラ男なのか、自分だけで判断するのはやめましょう。友人や家族などの信頼できる人に相談し、婚約破棄をした方がよいのかどうか、客観的な意見を聞くべきです。他の人に話しても「それはモラハラだ」と判断されたなら、別れの準備をすることをおすすめします。
また、婚約破棄を決めていても、1人で抱え込んで彼氏に言い出せない人もいるでしょう。そういった場合も親しい人達に助けてもらえるので、ひとまずは相談してみるのが一番です。
引越しの準備をする
彼氏と同棲をしていて婚約した女性の場合、彼氏に別れを伝える前に引越しの準備をしておきましょう。特に、家探しは時間がかかるので、前もって目星をつけておくか、友人の家や実家などに住まわせてもらえるか確認しておいてください。
婚約破棄を認めないモラハラ彼氏もおり、家を出て行くことを邪魔するケースがあります。その際、先に大切な物を実家や友人の家などに運んでおけば、スムーズに家を出られます。
入念に準備しておけば、喧嘩などに発展したとしても身一つで家を飛び出せます。さらに、彼氏に大切な物を捨てられる心配もありません。しかし、引越しの準備は彼氏にバレないように進める必要があるため、家具などの大きい物は諦めましょう。
彼氏に直接伝える
婚約破棄をするならLINEや電話などで済ませず、彼氏に直接伝えることが大切です。彼氏のあなたへの依存度が高いほど、婚約破棄は相手の心に大きなダメージを与えるでしょう。そのため、自分の意見や誠意を伝えるためにも、顔を見て伝えるべきです。
また、モラハラ彼氏でれば、彼女に別れを告げられても諦められず、ストーカーになるケースもあります。そういった面倒事を避けるためにも、彼氏に別れを納得させなければなりません。
また、両親への挨拶も済んでいるなら、お互いの親にもきちんと知らせることを忘れないようにしてください。結婚を考えるまで一緒にいた彼氏なのですから、例えモラハラをするような人であっても、誠実に別れを告げることが大切です。
モラハラ彼氏と結婚するデメリット
嫌味や暴言を言う彼氏と結婚すれば、確実に辛い生活になるでしょう。こちらでは、モラハラ彼氏と結婚するデメリットを紹介します。彼氏の性格が、どこかのタイミングで改善する可能性もゼロではありません。しかし、モラハラ気質が直らないまま結婚に進むと、このようなことが起こり得るという参考にしてくださいね。
精神的に疲れる
モラハラをする夫との生活は、精神的に疲れます。一つ一つの言葉は些細な内容だったとしても、毎日言われることで心へのダメージが積み重なるでしょう。
心の傷は目に見えないので、多くの場合、自分で気がついたときには精神がボロボロになり、取り返しのつかない状態になっています。モラハラ彼氏と結婚して毎日を共にすれば、精神疾患になる恐れまであるのです。特に、真面目で我慢強い性格の女性は、精神が病む危険性が高いので注意が必要です。
行動が制限される
執着心が強く、束縛をしてくるタイプの男性と結婚すると、あなたの行動を監視・制限される場合があります。1人で遊びに行くことを禁止されたり、連絡をすぐに返さないと怒られたりと、息苦しい生活になるでしょう。
恋愛感情は徐々に落ち着いてくるものなので、「束縛をされるのは結婚当初だけだろう」と思っている女性もいるかもしれません。しかし、モラハラ夫の目的は妻を支配することであるため、好意がなくなっても束縛を続けると考えられます。
また、ひどい夫のなかには、家庭のお金はすべて自分で管理したがり、妻に自由にお金を使わせない人もいます。そうなると、洋服やメイク、趣味に使うお金もまったく無くなってしまうので、楽しい生活はできないでしょう。
子どもの成長に悪影響を与える
モラハラ夫との生活は、子どもの成長にも少なからず悪影響を及ぼします。将来子どもが欲しいと思っている女性は、注意が必要です。
子どもは身近にいる大人を見て育つので、家庭環境は人間の性格に強く影響を与えます。つまり、嫌味や暴言を言う父親を見て育った子どもは、他者に同じことをする恐れがあるでしょう。
また、父親が母親にモラハラをしている様子がトラウマとなり、異性や恋愛が苦手になる子供もいます。そのため、将来生まれてくる子供のためにも、モラハラ彼氏との結婚は避けるべきです。
DV夫になる恐れがある
交際相手を傷つけるような発言をする男性は、DV(家庭内暴力)をするかもしれません。そもそも、モラハラ行為をする男性は、思いやりがない自分勝手な性格です。そのような性格の人は怒りっぽく、言葉の暴力にとどまらず、身体への暴力も振るう危険性があります。
DV夫になれば、精神だけでなく身体まで傷つけられます。さらに、暴力によってあなたの命が危険にさらされる恐れもあるのです。
今は彼氏の言動に我慢できるかもしれません。しかし、結婚を機に、さらにひどい生活になる可能性も考え、モラハラ彼氏との結婚は慎重に考えるべきでしょう。
浮気・不倫に走ることも…
夫といても満たされずに疲ればかりが溜まると、他の人に癒しを求めてしまい、浮気・不倫に走ってしまうケースがあります。モラハラを日々受けていれば、誰かに助けを求めたくなるのも当然のことですが、それでも結婚している間は他の男性と関係を持つべきではありません。
まず、夫が不倫の証拠を押さえてしまえば、離婚をする際に不利になります。そして、モラハラの被害者であったあなにも不倫という落ち度があれば、周りからの助けも得られなくなるでしょう。
モラハラ彼氏と結婚後はどうなる?
上で紹介したデメリットは、交際中でも相手の性格から予想できるでしょう。しかし、結婚を機に、モラハラ彼氏の言動や行動がエスカレートする場合も多くあります。こちらでは、モラハラ彼氏が夫になった場合、あなたがどのような結婚生活を送るのかを予想してみましょう。
嫌味や暴言がひどくなって追いつめられる
正式に結婚をすると離婚が難しいので、何を言っても離れられないだろうという意識が強くなり、結婚前よりもモラハラの程度がひどくなるでしょう。それにより、あなたの精神も蝕まれていくことになります。
一緒に過ごす時間が長くなるほど、相手への遠慮がなくなるものです。それはモラハラ彼氏も同じで、婚姻期間が長くなれば嫌味や暴言の内容がエスカレートするケースが多いでしょう。
また、生活を共にすることで、モラハラ以外にも相手の嫌なところが見えてきます。お互いに嫌な部分が増え、あなたも精神が追いつめられることで、モラハラをやり返してしまうような性格になってしまうかもしれません。
完璧な家事を求められて言いなりに
モラハラをする男性の考え方として多いのが、妻は専業主婦となり、自分だけに尽くすべきだという思考です。特に、支配欲が強い男性は、この思考を持っている傾向があります。その他にも、妻に収入がないことで、扶養者である自分が家庭の支配者だと勘違いするケースもあるでしょう。
なかには、料理や掃除など、完璧な家事を要求する人もいます。夕食はおかずを4品以上、埃がない家を保つなど、レベルの高い家事を毎日こなすことは困難です。また、このような家事は一般の主婦に求めるべき内容ではなく、家政婦として扱われているとも言えます。
さらに、夫の要求に応えられなければ小言を言い続けるなど、精神的に追い詰めてきます。このような彼氏と結婚すれば、自分の人生を謳歌できず、旦那の言いなりに生きることになってしまいます。
家事や育児にストレスを感じる
モラハラをするような彼氏は、結婚をしても家事や育児に協力してくれないでしょう。そのため、共働きであっても、すべて一人でこなさなければなりません。
家事だけでも大変ですが、子どもが生まれるともっと大変になります。特に、初めての育児の場合、多くの女性は不安でいっぱいです。本来なら夫が妻の精神面を支えるべきですが、モラハラ夫の存在はストレスを増やすだけで助けにはならないでしょう。
また、育児のストレスを子どもに向けてしまう恐れもあり、育児放棄や虐待を併発するかもしれません。本当は子どものことを愛したいのに、精神的なストレスのせいで子どもを攻撃してしまうことは、あなたも望んでいないはずです。しかし、モラハラ彼氏と結婚することで、子どもまで愛せなくなる恐れがあります。
離婚のリスク
モラハラの兆候を感じつつも、流れに任せて結婚してしまった場合、結婚後に耐えられなくなって離婚まで至る場合もあります。
もちろん、辛い状況に耐え続けて結婚生活を維持する必要はありません。しかし、離婚というのは想像以上に手続きが面倒で、お互いの同意も必要なので、自分の意志だけですぐに実行できるものではありません。
そのため、我慢の限界が来たとしても、離婚が成立せずに辛い日々が続くことが予想されます。また、親戚や友人からの目が気になり、離婚に踏み切れない人もいるでしょう。
結婚前に彼氏のモラハラ気質に気付いたなら、そこで立ち止まればまだ間に合います。結婚後に辛い生活を送る前に、別れの決断を下すべきでしょう。
まとめ
モラハラ彼氏と結婚するデメリットに加え、婚約破棄の方法について説明しました。交際相手を傷つけるような男性は、性格に問題があります。性格を改善するためには、彼氏自身が努力する必要があり、彼女が何かをして直すのは困難です。
結婚は、将来を左右する重要な決断です。モラハラ彼氏と結婚すれば辛い状況に陥るリスクが高いので、冷静に考え直すべきでしょう。彼氏のことを好きな気持ちがあっても、今後のことを考慮して行動することをおすすめします。