モラハラ妻が生まれる原因!結婚や出産がきっかけでモラハラ妻になる場合も
2020.10.02
ひどいモラハラをする妻にも、そのような性格になった原因があります。もちろん、だからと言ってモラハラは許されることではありません。しかし、妻がモラハラをするようになった原因を知ることで改善につながり、あなたの精神が楽になる可能性があります。
妻がモラハラをする原因は、生活環境や性格によって異なります。とはいえ、幼少期の家庭環境、家事や育児によるストレスなど、多くの女性に共通する原因もあるのです。
今回は、モラハラ妻が生まれやすい家庭環境や原因、心理について紹介します。妻の扱い方に悩み、どのように対処するべきかわからない男性はぜひ読んでみてくださいね。
モラハラ妻がモラハラをしてしまう原因
妻がモラハラをする原因は、幼少期の経験や家庭環境によるところが大きいでしょう。では、どのような環境で育つと、モラハラをする性格に育ちやすいのでしょうか?もちろん、こういった環境で育った人が全員モラハラをするわけではありませんが、傾向として参考にしてくださいね。
モラハラがある家庭環境だった
子どもは親の姿を見て育つため、おおむね似た性格になる傾向があります。そのため、両親からモラハラを受けた経験がある人は、同じことを身近な人にしてしまうかもしれません。また、母親が父親にモラハラをしている様子を見て育った女性は、自分も母親と同じように夫を扱ってよいと思ってしまい、モラハラをする場合が多いでしょう。
幼少期に経験したことは、その人の性格に多大な影響を及ぼします。つまり、日常にモラハラがある家庭環境に育ったことで、ひどい妻になったのかもしれません。
両親に本音を言えず育った
両親に本音を言えずに抑圧されていた人は、思春期に少なからずストレスを抱えて育っています。
例えば、親の期待に応えるために優等生になりきっていた人は、大人になってからストレスが爆発するケースが多いでしょう。そのストレスを発散する場所が、両親よりも物を言いやすい夫や子供になり、モラハラ妻と化すのです。大人になっても親から完璧を求められている状態が続いているなら、なおさらそうなります。
また、両親が共働きで忙しかったために、親に甘えられずに我慢していた人もモラハラをしやすいタイプです。その場合、夫には素直になれると安心して甘えた結果、遠慮のない物言いになっているのかもしれません。
両親から躾をされなかった
両親から甘やかされ、欲しいものを何でも手に入れてきた女性は、自己中心的な性格になりやすいでしょう。しかしながら、両親が裕福でお金に苦労した経験がなかったとしても、素晴らしい人格の方は多く存在しますよね。
つまり、甘やかしていたとしても、両親が躾をしたかが重要です。他者への接し方や寛容さを教えられなかった女性は、思いやりに欠けるため、夫にもひどい言動をするでしょう。
父親のことが嫌い
酒癖が悪くて暴言を吐くなど、父親が尊敬できなかったならば、娘が父親に嫌悪感を抱くのは自然です。そして結婚後、同じ男性である夫に父親と重なる部分を発見すれば、理不尽にも夫にイライラしてしまうでしょう。
嫌悪感を持った相手との生活は、穏やかなものではありません。そのため、靴下を脱ぎっぱなしにするなど、些細な行動でさえも、夫に不満を抱く原因になるでしょう。このように、夫にそれほど落ち度がなかったとしても、父親と重ねて見てしまうことが原因で、不満が募ってモラハラにつながる場合があります。
家族の仲が悪い
家族の仲が悪かった人は、家族を信頼しておらず、円満な家庭は存在しないと思っているかもしれません。
通常、円満な家庭を築くためには、家族であっても最低限の礼儀は守るべきです。しかし、家庭に期待していない女性は、家庭の調和を守ろうと思わないでしょう。そのため、夫に遠慮せず、嫌味や批判によって傷つけてしまいます。
妻が結婚してからモラハラし始める原因やきっかけ
付き合っている時はモラハラをしていなかった妻が、結婚を機にモラハラをする場合があります。こちらでは、その原因を見ていきましょう。特に、妊娠や育児の期間はデリケートな精神状態なので、妻が夫に攻撃的になりやすい特徴があります。
夫の浮気
夫が浮気をしたことで、妻は裏切られたと感じ、モラハラをするようになることがあります。たった一度の浮気であっても、多くの女性は一生許せず根に持ちます。そして、許せない相手に対しては、些細なことでイライラするものです。
また、男性のなかには、妻が育児中でかまってくれないことが原因で、不倫をする人もいます。その結果、妻は夫の父親としての自覚のなさに失望し、嫌悪感を抱くでしょう。
もし自分の浮気が原因で妻がモラハラをするのであれば、あなたにも責任があるので、信頼を取り戻すために努力してくださいね。
産後ブルー
女性は妊娠から出産の過程で、ホルモンバランスが大きく変化します。そのため、気持ちがイライラしたり、気分が沈みやすくなったりするのでしょう。
心が沈んているときは、周囲の人に、思いやりを持って接することが困難です。その結果、夫が思い通りに行動してくれなければ嫌味を言うなど、モラハラをしてしまうのでしょう。
そして、妻が産後ブルーになったことで、夫婦関係が急激に悪くなる状況「産後クライシス」になる場合があります。男性はなかなか理解しにくい変化ではありますが、妻を愛しているならば、できるだけ寄り添ってあげてくださいね。
育児によるストレス
子どもとの生活では、大人の計画通りに過ごすことはできません。赤ちゃんは夜泣きをするため、多くの母親は睡眠不足になります。特に、1人目の子育ては知識が少ないため、要領よく家事や育児をこなすことは想像以上に難しいのです。
このように、子育て中の女性はやるべきことが多く、24時間労働のような状況になります。そのため、夫が家事や育児に協力的でなければ、「私だけが家事も育児もしている」と思ってしまうでしょう。
夫からしたら、「妻は育休中だから、家事も育児もするのが当たり前」と考えるかもしれません。しかし、初めての子育てで不安な女性にすべてを任せるとストレスを生み、モラハラへとつながる危険性があります。
あなたも家庭を支えるために仕事でお金を稼ぎ、とても疲れているでしょう。家ではゆっくり過ごしたいと思うのは当たり前のことなので、あなたが悪いわけではありません。しかし、妻も子育てや家事という仕事を担っているので、お互いに協力しながら生活することが大切ですよ。
夫への愛が冷めた
出産や育児などをおこなう過程で、女性のなかでは夫の優先順位が下がります。それは、子どもを守らなければという母性が強まるからです。さらに、女性のなかには、夫が育児に協力的でないことなどが原因で、夫への愛情が冷めてしまう場合もあります。
また、婚姻期間が長くなるにつれて、相手の嫌なところが目立つようになり、愛が冷めていくケースもあるでしょう。このように、夫に対する気持ちがなくなることは、思いやりがなくなることにつながります。つまり、モラハラをする原因にもなるでしょう。
他者と触れ合う機会が少ない
専業主婦や育休中の女性は、家事や育児などをしなければならないため、家で過ごすことが多くなります。外出したとしても、スーパーや病院などが主になり、行動範囲は狭くなるでしょう。そして、他者と触れ合う機会が減り、夫に気持ちが集中しやすい傾向があります。
また、触れ合う人が減ることで、価値観が狭まり、他者に寛容でなくなる恐れがあるでしょう。そのため、夫の些細な行動が気に障り、モラハラをしてしまうのです。
モラハラ妻の心理
これまで、妻が夫にモラハラをする原因を紹介してきました。そして、こちらでは、モラハラをしてしまう妻の心理と対処法について解説します。妻の心理と対処法を知れば、夫婦関係を修復できるかもしれませんよ。
夫にかまってほしい
男性のなかには、妻の出産や育児の様子を見ることで、女性として扱えなくなる人がいます。そして、その変化は、多くの女性を傷つけるでしょう。その傷ついた気持ちは、夫を嫌悪する感情に変わることがあります。
しかしながら、この場合、妻は夫のことが好きだからこそ、ひどい言動をしていると言えます。そのため、夫から妻に歩み寄ることで、関係が修復できる可能性があるでしょう。
夫の存在が気に障る
家事や育児に協力してくれないなど、夫への不満が溜まり、夫の存在が気に障る状況になっている場合があります。夫からしたら、不満があるならモラハラをするのではなく、きちんと話し合いたいと思うかもしれません。しかし、家事や育児の忙しさで気持ちに余裕がなく、夫に優しく伝えることができない人もいます。
「存在が気に障る」ということは、相手を意識しているということです。無関心でない限り、「好き」と「嫌い」は表裏一体であるため、関係を改善できるかもしれません。
特に理由が無いのにもかかわらず妻が横暴な態度をとるなら、一旦距離を置きましょう。妻に嫌だという気持ちがあるのに、あなたが無理に関わろうとすると逆効果です。
もしあなた自身にも思い当たる原因があるなら、休みの日に家事や育児を代わりにおこない、妻を1人で遊びに行かせてあげるとよいでしょう。それが気晴らしになり、あなたの協力的な姿勢も見ることで、妻の気持ちも安らぐ可能性が高まります。
結婚生活に満足していない
他の家庭の経済状態、夫婦円満な様子などに嫉妬し、自分の結婚生活に満足できなくなる女性がいます。そして、その不満を夫のせいにし、ひどい言動をしてしまうのです。
他者と比べたら、欲望は尽きません。そのため、夫は妻のすべての希望に応える必要はありません。それよりも、妻が他の家庭と比べないように促すことで、よい夫婦関係に戻れる可能性があります。
例えば、妻に愛情や感謝の気持ちを言葉で伝える、花やケーキなどできる範囲でのプレゼントを贈るなど、目に見える形で日ごろの労いをしてあげてください。心の中で感謝の気持ちがあったとしても相手には伝わりませんし、女性ははっきりと実感できる愛情表現を求めています。
もしそれでも妻が納得しないなら、価値観が違うので結婚生活に満足してもらうのは難しいでしょう。特に、夫の収入に不満がある場合は、突然給料の良い仕事に転職するのは困難ですよね。そのような理由で罵られているなら、離婚も視野に入れるべきでしょう。
まとめ
モラハラ妻になりがちな原因や心理について紹介しました。原因のなかには、夫の行動が発端となっているケースもあります。もちろん、一方的に他者を傷つけるモラハラを許してはいけません。しかし、原因が男性にある場合、謝罪をして態度を見直すことで、夫婦関係を改善できる可能性があるでしょう。
モラハラを受けていても妻と仲直りしたい、妻のことが嫌いになれないという男性も多いでしょう。そのような人は、今回紹介した内容を参考に、関係修復のための行動をしてみてくださいね。