モラハラ妻の悩みは一人で抱えず相談しよう・適切な相談所5つ
2020.10.14
妻からのモラハラに限界を感じ、誰かに相談したいと思っていませんか?
特に男性は、友人や家族に自分の悩みを話せない人が多く、1人で悩みを抱え込んでしまうでしょう。しかし、1人で考えるよりも、他者の意見を聞いた方が簡単に解決できるケースもありますよ。
今回は、妻のモラハラについて相談する場合、誰に・どこに相談するのが適切なのかを紹介。妻の態度の程度や家庭環境によって、適切な場所は異なります。この記事を参考に、自分に合った相談場所を見つけてくださいね。
モラハラ妻のことを相談する相手1.友人
信頼できる友人には、プライベートのことでも相談しやすいですよね。また、お酒を飲みながら談笑するなど、気持ちをリラックスさせた状態で話せる相手です。他者に悩みを打ち明けにくい性格の人でも、親しい友人なら相談できることもあります。こちらでは、友人に相談することのメリットとデメリットを解説します。
友人に相談するメリット
友人に相談することでストレス発散になり、精神的に支えてもらえます。その他にも、妻に態度を改善してもらうために、話し合いに参加してくれる可能性もあるでしょう。
嫌味や暴言によって精神にダメージを受けている状況で、問題を一人で抱え込むのは危険です。うつ病などの精神疾患を引き起こす恐れもあるので、そうなる前に友人に相談しましょう。例え問題がすぐに解決しなくとも、それだけで気持ちが軽くなりますよ。
また、モラハラ妻の場合、夫自身が態度を改めるように話しても、大抵は聞く耳を持ちません。しかし、友人に間に立ってもらうことで、自分の行動について冷静に考えて反省する望みが持てます。夫婦間だけでは話が堂々巡りになりがちなので、第三者の考えも交えてお互いに考えてみましょう。
友人に相談するデメリット
妻のモラハラのことを友人に相談したとしても、根本的な解決策は見つからないでしょう。モラハラを受けた経験があったり、夫婦問題に精通していたりする友人であれば、あなたの力になるはずです。しかし、モラハラへの理解がない友人なら、ただ愚痴を聞いてもらうだけで終わりでしょう。
また、妻の精神が不安定な場合、あなたが友人に相談していると知れば、友人にまで危害を加えるかもしれません。そのため、まずはバレないように相談するべきでしょう。
モラハラ妻のことを相談する相手2.親族
血のつながりのある親族との関係が良好な場合、友人よりも頼りになります。自分の親族だけでなく、妻の兄妹に相談できれば、状況の解決にもつながりやすいでしょう。こちらでは、親族に相談するメリットとデメリットを解説します。
親戚に相談するメリット
親族とよい関係を築けているなら、あなたの悩みについて友人よりも親身になって聞いてくれるでしょう。また、妻と離婚することを決めた場合、経済面で困ることがあります。そんなとき、親戚の方が、友人よりもお金の工面を頼みやすいのもメリットです。
また、子どもがいる人は、妻と離婚したら親権を得たいと考えているかもしれません。一人親で子どもを育てるのは、家事と仕事を両立しなくてはならないので、想像以上に大変なことです。しかし、親戚に相談しておくことで、養育面も助けてくれるでしょう。
もし妻の親族に相談できる場合、妻の態度を改めさせ、状況を改善できる確率が高まります。家族であれば、妻の性格を熟知しているでしょう。妻の親族からも理解を得られれば、離婚をするにしても関係を修復するにしても、強力な助っ人となってくれるはずです。
親戚に相談するデメリット
親戚が近くに住んでいれば、様々な面で力を貸してくれるかもしれません。しかし、遠くに住んでいる場合、助けを得るのは物理的に難しいと言えます。
「遠い一家より近い隣」という言葉があるように、いざというときには遠くの親戚よりも、近くの他人の方が頼りになります。そのため、信頼できる親戚だったとしても、状況によっては相談しても助けにならないかもしれません。
また、妻と上手くいっていないことを相談すれば、心配をかけることになります。すでに離婚の意思が固いなら、どちらにせよいつかは話すことになるので、隠しても同じでしょう。しかし、妻との関係を改善させる方向で進めるなら、親族に話すタイミングは慎重に考えたほうがよいかもしれません。
モラハラ妻のことを相談する相手3.離婚相談所・弁護士
妻との離婚を考えている場合、状況によっては、離婚相談所や弁護士に相談する必要があります。こちらでは、離婚相談所や弁護士に相談するメリットとデメリットについて解説します。
離婚相談所・弁護士に相談するメリット
法的な目線で的確なアドバイスがもらえる場所が、離婚相談所や弁護士事務所です。離婚や夫婦問題に詳しい専門家に相談できれば、離婚や慰謝料の請求を有利に進められるでしょう。
特に、妻の言動によって精神へのダメージが大きい、妻が離婚を拒否するといった場合、弁護士への相談をおすすめします。専門家に相談すれば、最短で解決できる可能性が高いからです。
また、妻とモラハラについての話し合いを考えているなら、仲裁役を弁護士に依頼すると安心です。夫婦問題の依頼を多く受けている弁護士は、そのような状況に慣れているでしょう。そのため、友人に頼むよりもスムーズな話し合いができ、解決策も見つかりやすいと言えます。
離婚相談所・弁護士に相談するデメリット
離婚相談所や弁護士に相談するには、お金がかかります。法テラスを利用すれば無料で相談も可能です。しかし、親権や慰謝料など、離婚内容を妻と争うことになれば費用がかかるでしょう。
さらに、話し合いで双方が納得できる離婚内容を決められなかった場合、裁判で決めることになります。そうなると、時間や費用はさらにかかるため、精神面だけでなく、経済面でも余裕をもっておかなければなりません。
また、弁護士という存在を、裁判や争いの場と結びつけて考えてしまう人もいます。そのため、弁護士に相談していることが妻にバレると警戒され、関係が悪化するかもしれません。
モラハラ妻のことを相談する相手4.配偶者暴力相談支援センター
配偶者暴力相談支援センターは、内閣府の男女共同参画局によって運営されており、各都道府県に設置されています。こちらでは、配偶者暴力相談支援センターに相談するメリットとデメリットを説明します。
配偶者暴力相談支援センターに相談するメリット
配偶者暴力相談支援センターは、DV(家庭内暴力)など、配偶者から暴力を受けている人が相談できる場所です。モラハラは外傷がないため、相談を聞いてもらえるのか不安に思う人もいるでしょう。しかし、身体へ暴力を振るわれていなくても、モラハラは精神への暴力なのできちんと相談できますよ。
また、配偶者暴力相談支援センターなら、専門家に無料で相談できるのがメリットです。さらに、こちらに相談することで、他の専門機関も紹介してくれるでしょう。
例えば、妻の精神に問題があるためにモラハラへと至っているなら、カウセリングを受けることで状況が改善するかもしれません。その場合、配偶者暴力相談支援センターに相談することで、カウンセリングの場所や精神科医を紹介してもらえます。つまり、モラハラ妻に悩んでいる人が、状況に応じて解決策を見出せるのです。
配偶者暴力相談支援センターに相談するデメリット
施設によってシステムは異なりますが、多くの場合、相談をするためには事前に電話する必要があります。そのため、モラハラから暴力に発展する恐れがあるなど、緊急性のある相談には適していないでしょう。
また、無料の相談所だからこそ、多くの方が助けを求めに来ます。そのため、相談できる時間に制限があり、一度の相談では悩みを解決できないかもしれません。相談する相手も全く知らない人なので、気軽に話せる場所ではないでしょう。
モラハラ妻のことを相談する相手5.警察
警察への相談方法は2種類あります。緊急性のある場合に使用する「110番」への通報と、相談専用電話「♯9110」です。状況によって使い分けましょう。こちらでは、警察に相談するメリットとデメリットを紹介します。
警察に相談するメリット
妻の行動がエスカレートし、命の危険を感じるレベルの緊急性がある場合、警察に通報してください。早急に対応をしてくれるため、身の安全を確保できます。
また、現状では緊急性がなかったとしても、警察に相談することで、万が一のときに備えられます。例えば、妻が暴力的な性質を持っていたり、子どもにまで危害が加わりそうだったりするなら、警察に相談するのがおすすめです。
警察に相談するデメリット
警察はモラハラだけでなく、ストーカーなど様々な相談を受けています。そのため、緊急性がある内容がより優先されます。そのため、警察に相談しても、緊急性がないと判断されれば助けてくれないかもしれません。
また、モラハラの程度が低い場合、警察に相談するのをためらわれますよね。確かに警察としても、すぐに対応する必要がないレベルの嫌味などを相談されても困るでしょう。警察に相談するのは最後の手段とし、友人や親族などを頼ってもどうしようもなく、かつ危険がある場合に利用してくださいね。
まとめ
妻のモラハラのことを誰に相談したらよいか悩んでいる男性に向けて、5つの相談場所を紹介しました。それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分に合った場所を選びましょう。
どのような状況でも、一人で悩みを抱え込むより、誰かに相談した方が解決への近道となります。そのため、プライベートな話を他者に言い難い人でも、勇気を出して相談するのがおすすめです。