モラハラ被害で職場を退職…休職の手順やトラウマの癒し方も解説

    職場でモラハラを受けて、会社を退職するべきか、もしくは休職するべきかと悩んでいませんか?モラハラを受け続けていると、うつ病やPTSD(心的外傷後ストレス障害)を引き起こす恐れがあります。そのため、精神的に限界を感じているのであれば職場から距離をおくべきですが、それを決断するのはなかなか勇気がいりますよね。

    今回は、モラハラ被害が原因で退職したい人に向けて、退職の手順や休職という選択肢について解説します。また、「すでに退職したけれど、モラハラで心が傷ついて仕事復帰は難しい……」という人に向けて、トラウマを癒す方法も紹介しますよ。

    モラハラで限界なら職場を退職するべき

    職場でモラハラを受けて精神的に辛く、限界を感じていても退職に踏み切れない人が多いでしょう。こちらでは、いまモラハラ被害で悩んでいる人に向けて、退職した方がよい理由を説明します。また、退職する前にやるべきことも解説しますよ。

    モラハラは精神への暴力である

    モラハラは精神への暴力なので、甘く考えて放置してはなりません。

    嫌味や暴言など、言葉による攻撃は外傷がないため、周りからは被害状況を確認しにくい場合があります。そして暴言は、言われている本人しか辛さを理解できないこともあります。そのため、他者に相談しても「それぐらい我慢しな」と言われるなど、周囲の理解を得られない場合もあるでしょう。

    しかし、モラハラによって精神を追い詰められれば、精神疾患や自殺など命の危険につながるケースもあるので、軽く考えないようにしましょう。あなたが耐えられないレベルのモラハラを受けているなら、自分を守るためにも退職するべきです。

    職場にモラハラを報告

    退職を決断したとしても、モラハラのことを会社に報告しないまま辞めてしまっては、加害者はのうのうと働き続けます。そして、あなたも悔しい思いを晴らせません。

    企業によっては、社員のために相談窓口を設けている場合があるので、そこに報告しましょう。相談窓口がない場合は、人事の人や上司に報告し、自分が退職したとしても職場改善に役立ててもらうとよいでしょう。

    きちんと受け止めてくれる企業なら、モラハラ問題にすぐに対応してくれます。そのため、あなたの報告によって、職場の状況がすぐに変わるかもしれません。その結果、加害者に罰が与えられ、あなたが退職せずに解決されるケースもあるでしょう。

    モラハラは労災認定が可能

    労災とは、仕事中に、怪我や病気をしてしまったことを言います。ここには、モラハラやパワハラ、セクハラによる、精神的なダメージも含まれていますよ。そして、労災だと認められれば、補償金を得られます。

    労災認定のためには、モラハラ被害を受けていたことを示す、証拠が必要になります。精神病を患い、医者の診断書があれば、認定される可能性は高いでしょう。

    自分の状況を冷静に考える

    職場を退職する前に一呼吸置き、自分の状況を冷静に考えることをおすすめします。

    このままモラハラを我慢して続けたらどうなるのかなど、客観的に考えてみましょう。例えば、会社での将来性や今後の目標などを考え直せば、退職する決断のための判断材料になるかもしれません。

    また、モラハラ被害を受けていると、精神的に不安定で思い詰めてしまう人が多くいます。その状況では、的確な判断ができないかもしれません。そのため、友達や知人にも意見を聞きながら、冷静に考えてみましょう。

    仕事は他にもある

    経済的な理由で、モラハラを受けていても退職に踏み切れない人は多く存在するでしょう。しかし、このまま仕事を続けていると精神病を患い、これまでのように生活できなくなる恐れがあります。その結果、仕事だけでなく生活がままならなくなるかもしれません。そうした状況を防ぐためにも、転職について考えてみましょう。

    精神的に疲れていると、視野が狭くなる傾向があります。そのため、退職を決断する前に、転職サイトに登録してみるのがおすすめです。他の企業や職種を知ることで、転職しても大丈夫だと自信を持てるかもしれません。

    モラハラで退職する前に休職する手順

    これまで退職について説明してきましたが、モラハラから逃げる手段として休職という方法もあります。こちらでは、休職のメリットやデメリット、そして休職に必要な準備について紹介します。退職を踏み切る前に、休職についても考えてみてくださいね。

    休職のメリット

    退職ではなく、休職をすることで、モラハラ被害がなくなる可能性があります。それは、ひどい言動をしてきた人は、あなたが休職することで反省し、態度を改めるかもしれないからです。また、加害者にモラハラの自覚がなかった場合は、今後自分の言動に気を付けてくれるようになるかもしれません。

    また、休職をして体調を整えることで、自分の状況を整理できます。特に、モラハラ被害に加えて仕事も激務で疲れている人は、思考が散漫になり、退職を踏み切れないのかもしれません。そのため、一旦落ち着いて考えるためにも、休職の制度を利用してみましょう。最終的に今の職場を退職するとしても、次の職についてもゆっくり考えられる機会を得られますよ。

    そして、復帰する際にモラハラ加害者と一緒に仕事をしたくない場合は、会社に事情を話して部署や勤務地を変更してもらうのがおすすめです。そうすることで、職場の人と気まずくなることなく、気持ちを新たに仕事を再開できるでしょう。

    休職のデメリット

    異動ができない会社や仕事内容によっては、休職をしてもまた同じ職場で働くことになり、気まずい思いをするかもしれません。その他にも、休職したことに対して嫌味を言われるなど、状況が改善しない場合もあるでしょう。

    また、モラハラによるトラウマがある方は、加害者がいる会社で働くことに対する拒否反応が出る可能性があります。その場合、あなたの精神疲労が悪化する確率が高いでしょう。

    必要な準備1:被害内容を記録する

    モラハラの被害証拠は、休職・退職のどちらを選択するにしても集めるべきです。モラハラの証拠には、以下のようなものが挙げられます。

     

    1.モラハラを示すLINEやメール
    2.モラハラを受けていることを示す音声
    3.精神病を患った場合は、医者の診断書

     

    モラハラを証明にできず、泣き寝入りする結果にならないよう、しっかりと証拠を揃えましょう。また、あなたの他にも、職場に被害者がいる場合、一緒に協力することでより効力がある証拠になります。

    必要な準備2:会社に相談する

    休職するためには、会社に理由を説明して認めてもらう必要があります。そのため、まずは職場でモラハラを受けていることを相談しましょう。

    また、本人の都合で休職する場合、給料は発生しませんが、労災が認められれば補償金を受け取れます。職場でのモラハラは、状況によっては労災として認めてもらえます。

    また、あなたがモラハラによって精神疾患になってしまっている場合は、傷病手当をもらうのも1つの方法です。傷病手当をもらうためには、会社に書類を書いてもらう必要があるので、病院で診断書をもらっておきましょう。

    必要な準備3:家族や友達に相談する

    家族や友達などの信頼できる人に、モラハラ被害を受けていることを相談しましょう。そうすることで、あなたが休職するときに役立つ情報を得られるかもしれません。

    また、家族や友達の性格によっては、モラハラのことを言わずに休職すると、余計に心配する可能性があります。それを防ぐためにも、近しい人に前もって伝えておきましょう。そうすることで、休職によって経済の面で困った際などにも、家族や友人に助けを求めやすくなりますよ。

    モラハラで職場を退職した後のトラウマを癒すには

    職場でのモラハラをきっかけに退職したけれど、その後もトラウマや後遺症に悩まされていませんか?こちらでは、そのような人に向けて、トラウマを癒す方法を紹介します。また、再就職する際に気を付けることについても説明しますよ。

    生活環境を変える

    トラウマを解消するためには、生活環境を変えるのが一番です。引っ越しや旅行、留学などをして、今の生活をガラッと変えてみましょう。

    仕事を退職したとしても、住んでいる場所が変わらなければ、モラハラを受けていたことを思い出すきっかけが多いでしょう。そのため、トラウマを解消するためにも、思い切って引っ越しするのがおすすめです。

    引っ越しが難しければ、長期間の旅行や留学をし、気持ちをリフレッシュする方法もありますよ。新しい世界を知ることで考え方が変わり、再就職へのモチベーションが上がるかもしれません。

    また、新しい趣味や習い事を始めることも、トラウマを癒すきっかけになるでしょう。何かに夢中になることは、ストレス発散にもつながりますよ。

    専門機関で相談

    モラハラによるトラウマで日常生活に支障が出ている場合、心療内科などの専門機関へ速やかに行くべきです。専門家に協力してもらい、カウンセリングなどを受けることで精神が安定するかもしれません。

    また、病院に通わなくても、メールや電話でカウンセリングしてもらえる場所もあります。そのような場を利用しつつ、自分の心を少しずつ癒していきましょう。

    再就職する際の注意点

    精神が不安定なときはストレスに敏感になっており、働き始めると再び体調を崩す恐れがあるので、すぐに転職するのは避けましょう。職場を退職すると、早く新しい仕事を見つけなければと焦りますよね。しかし、そこで焦ってしまうと、仕事を辞めてせっかく精神が安定してきていても、また状態が悪化するかもしれません。

    そのため、無理はせず、ゆっくりと転職活動をすることが大切です。すぐに仕事を始めなくても、労災や失業手当など、経済を支えてくれるシステムがあります。そういったシステムを使いながら、また同じ状況が繰り返されないよう、転職先はしっかりと吟味しましょう。

    まとめ

    職場でのモラハラによって精神のダメージを受けている人に向けて、退職や休職の手順、トラウマの癒し方を紹介しました。精神へのダメージは目に見えないので軽く考えられがちですが、放っておくと対処が大変になります。

    体の健康を維持するためにも、精神の安定は重要です。退職や休職をすることは、仕事から逃げることではありません。あなたの身を守るためにも、ひどい状況から抜け出してください。

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