久々に女友達から連絡があったと思ったら、学生時代の男友達との結婚を報告され驚いた、という経験はありませんか？

卒業以来全く連絡を取っていなかった男友達との再会は、ひと昔前でしたら同窓会や共通の友人の結婚式ぐらいしかありませんでした。でも今はSNS（特にFacebook）でつながって再会し、一気に結婚する同級生婚も増えています。

SNSの母校コミュニティが盛り上がって同窓会が開かれ、同窓会婚するカップルも増えてきていますよね。また、空白期間がなくとも、学生時代の同級生と長い春を経て結婚に至るケースも、これはプロスポーツ選手に多いパターンです。

この場合、現在の自分のステイタスに目がくらんでいる女性に辟易したハイスペックな男性が、無力で無名だった自分を好きになってくれた彼女を心から信頼しているからです。誰からも祝福される素晴らしい結婚ですよね。

共通の友人も多く、お互いの家族とも最初から信頼関係ができている「男友達との結婚」ですが、実は向き不向きもあります。

今回は、男友達との恋愛のメリットとデメリット、男友達との結婚のメリットとデメリットをあげ、向き不向きについて解説します。そして、彼との上手な付き合い方をご提案します！

男友達との恋愛のメリットとデメリット

長い間友達関係だった彼に告白された！意外と私ときめいてる！？でも、男友達と今更恋愛するなんて照れくさい…というあなたに、男友達との恋愛のメリットとデメリットをあげてみました。

男友達との恋愛のメリット

男友達との恋愛の一番のメリットは、お互いの素の部分をある程度知った上で付き合っている、という点でしょう。後から知って「こんなはずじゃなかった！」「え？こんな人だったの？」ということが少なく、何が起きてもたいていは想定内。けんかした時も友人や家族がフォローをしてくれるので、すんなり仲直りできます。共通の友達が多いことで、浮気の心配が少ないのもいいですね。
共通の趣味を通じて知り合った男友達でしたら、週末の過ごし方でお互いが我慢することなく、不満もたまりません。

また、これはデメリットにも通じますが、彼の過去の女性関係を知ってことが、あなたの強みになるでしょう。彼の恋愛行動はある程度把握していますよね。彼が元彼女に抱いていた不満を思い出してみましょう。彼が少し疲れているようにみえる時、元彼女はどうしていましたか？街デートに誘って、彼を余計疲れさせていませんでしたか？彼の親友の悪口を言って、彼を怒らせていませんでしたか？
友達時代に彼が元彼女と別れた理由を聞いていたら、あなたはそのような態度や行動を取らないように気を付けることができます。逆に、彼もあなたが元彼氏に抱いていた不満を聞いていれば、もし同じような行動をしてしまう状況になっても、あなたが納得のいくように事情を説明をしてくれるに違いありません。デメリットもメリットに変えてしまいましょう。

男友達との恋愛のデメリット

男友達との恋愛のデメリットは、ロマンティックなシチュエーションに酔いきれない、ときめきが少ない、彼の背後に常に彼のバックボーン（実家や友人）がみえてしらける、などでしょうか。
お互いに知り尽くしているので、ロマンティックな場面で素の姿を思い浮かべて噴き出してしまったり、初めてコトに及ぶという場面で、どうしても恥ずかしくて、わざとふざけてしまいムードが台無しに…なんてことも。それはそれで男友達との恋愛の楽しい部分でもあるとお互い割り切れればいいですね。恥ずかしい面もあるかもしれませんが、時と場合によっては目いっぱい可愛くふるまってください。意外な一面をみて、ますますあなたに夢中になってくれるかも？

実際問題、男友達との恋愛で一番困るのが、なんらかの理由で少し距離を置きたくなった時に周囲に報告しにくく、別れた後に気まずい思いをするという点です。

幼馴染で実家が近所だった場合、2人が微妙な関係である時にも、お互いの家族同士が会うこともあるでしょう。あなたの両親や兄弟が彼のことを本当の家族のように思っていてくれていたら、新しい彼を紹介しても、「やっぱり〇〇君の方がいい」「〇〇君と別れなきゃよかったのに」と比べられてしまうケースも多いです。

男友達が会社の同期や同僚であったらさらにややこしいですよね。男性側はそれを嫌って元から社内恋愛には否定的な人もいるくらいです。
男友達と恋愛するデメリットは、けんかした時やいざ別れることになった時に、周囲を巻き込んでしまうことです。

男友達との結婚のメリットとデメリット

男友達との結婚のメリットとデメリットは、根本的には恋愛におけるメリットとデメリットとあまり変わりません。ただ、それがさらに密で深いものになるのです。

男友達との結婚のメリット

男友達と結婚するメリットの一番は気心が知れていることです。地元が近い、小中学校の同級生なら、その土地の性質やお互いの家庭環境を知っているので、すんなりと結婚生活を始めることができます。お互いの実家同士仲がよければ、盆正月にどちらの実家に先に挨拶にいくか、どちらの実家に多く泊まるかも、フレキシブルに対応できるでしょう。だからといって、慣れ合いにならず、甘えすぎないことが大切です。お互いに相手の実家を立て、自分の実家より相手の実家を大切にしようと心がける姿勢は必要です。

男友達との結婚のデメリット

逆に、お互いの地元や環境に共通点が多すぎて、聞きたくないことが耳に入ってくることも多いのがデメリットです。相手の元交際相手がSNS上の友人リストにあがってきたり、いらないお世話や忠告をしてくる人も多いものです。そこは信頼関係で乗り越えてください。最終的にあなたを選んだのは彼なのですから。
また、男友達と長い交際期間を経て結婚した夫婦は、夜の生活が極端に少なく、またそのことを二人とも特に不満に思っていないことが多い、という現実もあります。できれば結婚前にその点は改善に努めた方がよいでしょう。「安心」や「信頼」はあなたにあっても、夫が外に「ときめき」を求めてしまう可能性が少なくないからです。

男友達との結婚には向き不向きがある！

男友達との恋愛に不向きな人がいます。どんな女性だと思いますか？

恋愛対象外の男性の前では素を出しすぎてしまう

逆に、向いている人というのは、「恋愛対象外の男性の前でも一定の節度を保てる（下ネタなどに不用意にのらない）」「昔から周りの男性にとってのアイドル的存在だった」人です。
この違いは結婚後にも女性として大切に扱ってもらえるかどうかに大きく関わってきます。不向きとされるあなたでも、彼が「それでもずっと好きだった」とべたぼれ状態なら問題ないのですが、男友達との結婚は「友達同士だった時のことを思い返すと甘酸っぱい気持ちになる」位が理想です。

黒歴史が多すぎる

彼がひいてしまうような黒歴史があって、もしなにかの拍子に共通の友人からバレてしまったら…。人には決して知られてはならない秘密を抱えらながらびくびくして付き合っていかなければならないのは苦しいですよね。その黒歴史、彼は受け入れてくれそうですか？

社会経験が乏しい

交際期間はその社会的立場やお給料に大きな差があっても、お互いの生活の責任を負わなくても済むので、彼氏彼女として立場は50：50でよいのですが、結婚してひとつの家庭を築く時、彼に生活費や交友関係の負担を全て背負わせてしまう状況になると、途端にパワーバランスが乱れることがあります。精神的に、または経済的に自立した女性になるよう、あなた自身の努力が必要です。

恋愛経験が少ない

男友達と長い交際期間を経て、破局することなく結婚に至った後に、ある時ふと「他の人と恋愛してみたかったな」「私の人生、これでよかったのかしら」と思ってしまいがちだからです。

男友達との結婚に向いている人は？具体的にはどんな女性？

男友達との結婚で一番向いている人は、30代で社会経験や恋愛経験を年齢相応に持っている、自立した女性といえます。できれば、20代で少し疎遠になっていた時期があればなおいいでしょう。久しぶりに再会した男友達にときめくことができ、なおかつ彼の性格や家庭環境がわかっているので、「ときめき」と「信頼」を備えた理想的な結婚になります。

男友達との上手な付き合い方

男友達と恋愛するにしても結婚するにしても、上手に付き合うには、いくらある程度の素の状態を知られていても、100％さらけ出さないことです。女性が思っているよりも男性は単純なものなので、過去がどうであれ、今目の前にいる彼女が、自分に尊敬や愛しさを込めた目で見つめてくれていたら、それを素直に受け止めてくれるからです。
そして、友達時代以上に、共通の友人や彼の家族を大切にしてください。2人になにかトラブルが起きた時、きっと助けになってくれるはずです。

まとめ

男友達との恋愛・結婚するメリットとデメリットについて解説しましたが、男友達に告白やプロポーズを受けているあなたの背中を押すことははたしてできたでしょうか。また、思い切って逆告白する心の準備はできましたか？
酔って醜態をさらしたことがある、過去の恋愛を赤裸々に相談していた、いまさらときめきもない、それはお互い様。恋愛に至ったということは「そんな自分を受け入れてくれた」「そんな彼も好き」という証拠です。
出会ってすぐに婚姻届けを出す夫婦なんて、ロマンティックではありますが、あぶなっかしくて仕方ない超レアケースです。ほとんどのカップルは出会いから付き合うまでの期間に差はあれど友達関係を経ているものですよね。

あなたの友人が付き合いたての彼氏に夢中だったり、可愛らしい新妻になった姿をみると、つい不安になってしまうかもしれませんね。あれこれ考えすぎず、彼を信頼して、お幸せになってくださいね。