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【パンジーの花言葉】誕生花、特徴、由来、色別に変化する意味を解説。青、白、紫など

    誰もが一度は目にしたことがあるパンジー。小さい頃校庭の隅の花壇に、鮮やかに咲いていた覚えがある人も多いのではないでしょうか。紫、黄色、白……好きなパンジーの色はありますか?実は、パンジーは花の色ごとに花言葉が違います。

    パンジーを見たことがあっても、花言葉を知っている人は少ないのではないでしょうか。パンジーの花言葉は恋に関するもので、ちょっぴり切ない意味もあります。あなたの好きな色はどのような意味を持つのか知りましょう。

    ここでは、パンジーの色ごとに花言葉をご紹介いたします。ぜひ花言葉を覚えて、愛する人や大切な人にパンジーを贈るときに役立ててくださいね。

    パンジーの由来は

    まずは、パンジーという花を知ることから始めましょう。基本情報や名前の由来などを紹介していきます。知れば知るほど、パンジーを好きになる話ばかりです。

    パンジーの基本情報と由来

    まず、パンジーの基本情報をご紹介します。

    パンジー(英語名:Pansy)
    科:スミレ科
    属名:スミレ属
    別名:三色菫 サンシキスミレ
    草丈: 10cm~30cm
    原産地:ヨーロッパ

    パンジーはスミレの一種です。日本には来たのは江戸時代末期頃で、オランダから輸入されたと言われています。

    パンジーの花の柄と形が人の顔に似ていることから、人面草(じんめんそう)とも呼ばれています。また、蝶が舞う姿にも似ていることから遊蝶花(ゆうちょうか)などという呼び名も。

    そして「パンジー」という名前の由来。花の模様と咲いている様子が、前に傾くくらい深く考え事をしている人間の顔に似ており、そこからフランス語の「パンセ(思想)」と名付けられたと言われています。確かに、どことなく考え込んでいる人の顔に見えますね。

    花言葉も、その深く考えているように見える様子が元になっているものばかりです。

    パンジーには色味も数種類あり、代表的なものは紫・黄色・白・オレンジ・アプリコット・青などです。パンジーに様々な色がある理由はすごくロマンチックなのですが、そのご紹介はのちほど。

    また、ひとつの花に数種類の色が混ざっていたり、同じ青でも黒っぽかったり水色っぽかったり、素人目で判断するのは実はとても難しい花なのです。

    色の組み合わせを数えるだけでも数十種類以上あります。そのグラデージョンは自然にできるものなので、家で開花させる際はどんな花が咲くのか楽しみですね。

    パンジーの開花期間

    パンジーの開花時期は冬から春です。花びらがヒラヒラと柔らかそうなので意外かもしれませんが、寒さに強い花ですよ。冬場に日当たりのよい場所に植えると、鮮やかな花が春にかけてたくさん咲きます。

    また、月で言うと開花の時期は12月から5月と言われていますが、市場に出回る時期は10月から6月が一般的です。高温多湿に弱いので、夏がくる前には枯れてしまいます。

    しかし、夏に開花時期を迎える花は他にたくさんありますよね。パンジーは花の種類が少ない時期に咲いてくれる貴重な花なのです。

    盛んな品種改良が行われたことで、今日のパンジーがあります。元々は春の花でしたが、秋と冬にも楽しめるようになりました。管理もそれほど難しくなく、ガーデニング初心者でも育てやすい花です。色の種類も豊富なので、庭を華やかに彩ってくれますよ。

    パンジーを国花としている国

    パンジーは、ポーランドの国花とされていました。国花は国民に強く愛され、その国の象徴とされる花を指します。
    しかし、国花は花に限定するものではなく、樹木や草木、農作物が指定されることも。加えて、その国の原産、あるいは国に多く見られるものとも限りません。

    パンジーは西アジアやヨーロッパが原産地です。ただ、寒さに強い性質に加え、日当たりと水はけが良好な場所に咲く育てやすい花であることから、日本を含む各地で育てられています。

    そんなパンジーを国花とするポーランドは、ヨーロッパの中心に位置する国。国名は「平原」という言葉が語源となって名付けられたものです。

    しかし近年、ポーランドの国花であることが間違いだと指摘する声も上がっています。ポーランド政府観光局のTwitterでは、野原によく咲いているポピー(ヒゲナシ)が国花だと主張しています。

    パンジーのロマンチックな話

    パンジーがこの世に生まれた物語はロマンチックです。様々な言い伝えがありますが、その中からひとつご紹介します。

    ある日、愛の神であるエロスが春の野に降り立ち、一群れの真っ白なスミレの花を見つけました。美しく清らかな姿とほのかな甘い香りに、エロスはいたく感動します。神々が集う華麗な天界であればいざしらず、まさか地上にスミレのような花があるとは思いもしなかったのです。

    愛の神エロスは、スミレの花にそっとささやきます。「人々に真の愛の心を伝えておくれ。私たちの面影をお前たちに映してあげるから」。そして、真っ白なスミレの花に3回キスをします。

    すると、スミレの花がみるみると3色の美しいパンジーになり、神々の面影を映したかのように気高く咲き誇りました。こうしてパンジーは春と愛を知らせる使いとなり、世界中の野に広まったと伝えられています。

    パンジーに関する名言

    パンジーの花言葉が使われた名言に「上辺だけの慎ましさは、いちばん手の込んだ虚栄である」というものがあります。
    これは、フランスのモラリスト・作家であるラ・ブリュイエールによる名言です。色とりどりの小振りな花を咲かせるパンジーは、フランスでも広く愛されている花。

    「花の模様が人の顔に似ている」「前側に花が傾いた姿が、物思いにふける人のように見える」とも言われています。そのことから、「物思い」「私を想って」という花言葉が付いたと考えられます。

    また、海外での名言に「記憶は精神の番人である」というものがあります。これは、かの有名な詩人・劇作家であるシェイクスピアによるものです。

    かつてパンジーはとても良い香りがすることが特徴だったのですが、そのせいで多くの人に摘み取られて無くなってしまいそうだったと言います。

    そこで、パンジーの花は神様に、自らの香りを消すように頼んだのだとか。神様はそれを聞き入れ、パンジーの香りを消しました。

    その香りは、人の記憶にしか残っていない……そんなイメージなのでしょうか?

    それって本当にパンジー?

    パンジーは特徴的な花柄と形をしていて、一目見ただけですぐにそれだとわかりますよね。しかし実は、ある一定の大きさにならないと園芸上ではパンジーと呼びません。

    「ビオラ」という名前を聞いたことがありますか?聞いたことはあっても、パンジーとの違いがよくわからないという人も多いでしょう。学術的に明確な違いはありませんが、園芸上では花径5センチ以上をパンジー、花径4センチ以下をビオラと分類しています。

    「見た目が大きく豪華であればパンジー、小ぶりで可愛らしければビオラ」という風に、だいたい主観的に区別されています。ビオラはパンジーの小輪多花性種とも言われる花です。また、パンジーとビオラの中間の「パノラ」と呼ばれる花まであります。

    ただ、ビオラもパンジーも盛んに品種改良が行われ、品種は数百種類にも及んでいます。そのため、境界線は曖昧になり、学者の間でも意見が分かれているようです。ちょっと複雑な植物なんですね。

    パンジーの花言葉

    花には、一つ一つに花言葉があります。全般的な花言葉、色別の花言葉など、たくさん紹介していきます。花をプレゼントする際の参考にしてみてくださいね。

    パンジー全般の花言葉

    まず、パンジー全般の花言葉を見ていきましょう。こちらが基本の花言葉なので、まず覚えておきたいですね。

    パンジー全般の花言葉

    「もの思い」「私を思って」

    他にも「純愛や物思いにふける」「思索」「思想」「楽しい思い」「私を思ってください」「平穏」「心の平和」などもあります。由来は、先ほどご紹介した花の名前の由来と同じように、花の見た目が深く物思いにふける人の顔に似ていることからきています。

    色ごとの花言葉

    次に、各色ごとの花言葉を紹介していきます。あなたの好きな色は、どのような意味を持っているでしょうか?好きな色味の花言葉は特に覚えておきたいですよね。

    のパンジー
    「思慮深い」「誠実」「忠実」「律儀」

    黄色のパンジー
    「つつましい幸せ」 「田園の喜び」

    のパンジー
    「温順」「温和」

    オレンジのパンジー
    「イノセント」

    オレンジのパンジーの花言葉「イノセント」には、由来とされている言い伝えがあります。

    あるとき、キューピッドが偵察を兼ねて地上に降り立っていました。恋愛の神であるキューピッドは弓矢を持っており、その矢に打たれた者は恋に落ちるといわれています。

    キューピッドはうっかり、その矢を真っ白なスミレに当ててしまいます。すると、傷口から3色の色が流れ出して、パンジーが誕生したのです。

    このエピソードも、パンジーが誕生した瞬間のひとつと言われています。このときパンジーにはキューピッドの矢が当たっているので、恋に関する花言葉が多いというわけです。

    アプリコット(黄とオレンジの中間)のパンジーの花言葉が「天真爛漫」であるのも、どことなくキューピッドの話からきている気がしますよね。

    パンジーは恋の花

    パンジーの花言葉には、相手を思いやるような内容が多いですよね。パンジーは恋の花と言われています。花言葉と直接関係はありませんが、パンジーに関する恋のエピソードがいくつかあるのでご紹介いたします。

    まず、かの有名な作家シェイクスピアの「真夏の世の夢」という作品から。この物語の中で「眠っている女性にパンジーの花の汁を垂らして飲ませると、その女性は目を開けて最初に見た男性を好きになる」という話が出てきます。

    先ほどのキューピッドの話が由来とされており、パンジーには恋を叶える特別な力が宿っているのではないかと考えられていました。

    もうひとつは、バレンタインにパンジーを恋人に贈るというヨーロッパの習慣の話です。

    バレンタインデーの元となる聖バレンタイン。彼が投獄された際に「私を忘れないでください」という恋人宛てのメッセージと共に、牢獄の窓際に咲いていたスミレをハトに託しました。この言い伝えが元となって現在の習慣が生まれたのです。

    こうしてパンジーは、恋愛の重要なシーンに度々登場してきました。

    ちょっと切ない花言葉

    パンジーには、ちょっと切ない花言葉もあります。

    それは「遠慮」です。

    この花言葉にも、由来とされているドイツの言い伝えがあります。

    昔、パンジーにはスミレのような甘い香りがありました。その香りに誘われて、人々はこぞってパンジーを摘み取ってしまいます。パンジーは自分たちの乱獲と、自分たちのせいで他の草花や野菜までも人々に踏み荒らされてしまうことを嘆きました。

    そこでパンジーは祈ります。「私の香りを全て奪ってください」と。この切実な願いを神が聞き入れ、そこからパンジーにはスミレのような甘い香りがなくなりました。

    ちょっと切ないですが、パンジーのつつましさが表れている美しいエピソードですね。

    誕生花としてのパンジー

    誕生花とは、生まれた日にちなんだ花のことです。誕生日ごとに、一日一日違う花が誕生花となっています。しかし、誕生花そのものを誰が決めているのか、由来や起源などは国や文化によって異なりますよ。

    どの日にどの花というのは同じ日本でも諸説ありあすので、絶対とは言い切れないのが誕生花の面白いところです。あなたの誕生日の花はなんでしょうか?調べてみると、自分の性質や生まれにさらに興味が湧くかもしれません。自分の誕生花を知って、どんな花か調べてみましょう。

    パンジーは、色によって違う日の誕生花であると言われています。今回は、紫・黄色・オレンジ・白・アプリコットのパンジーを誕生花とする日を紹介します。あなたの誕生花にもパンジーが当てはまりますか?

    紫のパンジー:12月10日

    12月10日に生まれた人は謙虚で、相手の事を想うことを常に忘れない人です。信仰心なども強く、とても繊細な人でしょう。

    黄色のパンジー:12月29日

    12月29日生まれの人は、つつましく控えめですが、人を惹きつけるので輪の中心にいることが多いタイプです。

    オレンジのパンジー:11月6日

    11月6日生まれの人は人を惹きつける性質を持っています。パンジーの力で愛には恵まれています。

    白のパンジー:2月12日

    2月12日生まれの人は、パンジーの花言葉の通り温和で優しい性格です。いつも中立な立場で、問題などは上手くまとめることができ、そのおとなしさ・まじめさで周りを落ち着かせている人です。

    アプリコットのパンジー:12月4日

    12月4日生まれの人は「天真爛漫」という花言葉の通り、とてもエネルギッシュです。大きな目標を達成する力に長けています。

    全般:11月27日

    色に関係なく、パンジー自体を誕生花としているのは11月27日です。パンジーの花言葉通り、愛に生きている人でパッションに溢れていることでしょう。

    ビオラの花言葉

    パンジーと見た目がほぼ同じビオラ。各々の名前が違うように、パンジーとビオラは花言葉も違います。ビオラが持つ素敵な花言葉も紹介しているので、ぜひこの機に知っておいてくださいね。

    パンジーとまったく同じわけではない

    見た目がほぼ同じパンジーとビオラは明確に区別する定義がなく、大きさで見分けられています。パンジーとビオラは、花の名前が違うように花言葉も違います。どちらも恋や相手を思う気持ちがメインですが、ビオラには前向きな花言葉が多いです。

    植物としてはざっくりした区別でも、花言葉はきちんとそれぞれにあるのですね。見た目はほとんど変わらなくても、「パンジー」と「ビオラ」という別の名前が与えられている花。その意義を汲んでいる花言葉は、繊細で奥深いものだといえますね。

    誰かに花を贈るときは、ぜひ花言葉を意識してみましょう。大切な人にロマンチックな気分を味わってもらえますよ。

    ビオラの花言葉

    「誠実」「忠実」「信頼」「少女の恋」

    これがビオラの花言葉です。パンジーより小さいビオラは、見た目から可憐な少女を想像させる花です。一説では、ビオラのつぼみは下向きにつくので、どれも夢見る少女の純粋な恋を応援するような花言葉になっているのだとか。

    しかし、ビオラにも切ない花言葉がいくつかあります。

    「私の胸はあなたでいっぱい」「私を想ってください」「私を忘れないで」「純愛」

    これらは、ギリシャ神話と関係している部分が多いと言えます。ギリシャ神話の神ゼウスが、イオという美しい少女を溺愛し、イオのためにスミレの花を咲かせたことから来ているものも。神話が絡んでくると、花言葉はぐっと感傷的になりますね。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。パンジーの花言葉は色によって様々でしたね。そして大きさが違うビオラにも、また違った意味の花言葉がありました。誰かにパンジーやビオラを贈るときは、ぜひ花言葉を添えてみてください。

    パンジーは身近な存在ですが、ロマンチックなエピソードがたくさんある花です。パンジーに限らず、神話や伝説が由来の花言葉は数多くあります。花を物語の登場人物として見てみると、奥深くて面白いですよね。

    今回パンジーに様々な背景があると知ったことで、これから今までとは違うパンジーの楽しみ方ができるのではないでしょうか。

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