毒親の特徴とチェックリスト!毒親にならないための子育て法もご紹介!その言動注意かも?
2019.01.15
子供を大切に思って大事にするのはいいことですが、愛情が度を過ぎることで子供が成長した後も、子供が親との関係のせいで悩んでいると相談する場合も少なくありません。
それとは反対に親は子どもが自分のそばから独立することを望まないのにもかかわらず独立しようとばかりする子のせいで悩んでいるということも。今回はそういった子供に執着する毒親についてご紹介していきたいと思います。ご参考にしてください。
永遠に逃げられない毒親の特徴は?
子供に「あなたは○○なんだから」と決め付ける
どんな親でも自分の赤ちゃんがかわいくて愛おしいと思わない人はいないですよね。しかし、これが度を過ぎることになってしまうとかえって子供に悪影響を及ぼすという事実を自覚しなければなりません。
毒親と呼ばれてしまう人たちは、ただ愛情さえあれば何であっても正当化するという考えのもとで自分の子供に自分の考えを強要してしまっています。
このような親は大体、あなたはこういう子なんだからお母さんが必ず必要、あるいはお父さんが必ず必要なんだと、まるで親がいないと何もできない子供という認識を与えてますます独立性が落ちて実家に簡単に依存してしまう子供として成長させることになってしまいます。
確かに子供には親の愛情が必要ですしそれと同じように関心も必要なんですが、子供の成長のためにも時には一人で自らできる知恵と力を育ててあげることも重要です。
条件付きの愛しか与えない
子供にとって、特に幼少期は親に真心の愛を受けながら幸せに育たなければならない時期です。
しかし、このようなタイプの親たちは条件的な愛しか与えない人が大多数であり、子どもたちは深い愛を感じずにただ条件に似合う愛だけを認知した状態で愛情欠乏段階に陥ることになってしまいます。
またこのような環境で育った子どもたちは、自分の心にある欠乏を恋愛で満たそうとする傾向があり恋愛に依存する人に変わる恐れもあります。
子供の恋愛観は、親が子供にどのように愛してくれたかによって変わるので、子供と深い絆を形成することが何より重要です。
自分が子供の人生のパートナーを選ぼうとする
親が子供の結婚相手を決める政略結婚のような話はドラマに出てくる話ではないかと思う人たちもいらっしゃるでしょう。
こういったタイプの親は自分の子供が最高の相手と結婚することを夢見ているために、いつも誰と恋愛しているのか気にしたり、大企業に通っている高収入の人でなければ結婚は反対だという意見を言ったりする人々が多いです。
結婚において最も重要なものは夫婦二人の心であるのに、毒親からすれば心より物質が優先される場合が多く、親の立場では子供が後で苦労しないでほしいということを望んでそうしているのでしょうが、このような態度が子供を幸せにしてくれるとは限りません。
子供に自分の理想を押し付ける
子供の高い学歴や運動能力、あるいは外見をきれいに磨いてあげるため、投資を惜しまない親たちが多いのですが、そんなに子供たちに投資するのは、実は本人そんなふうにできなかったというコンプレックスにとらわれているからのようです。
本人が出来なかったことに対する劣等感を子供によって優越感で満たしている場合が多く、このようなやり方で自分の欲求だけを満たそうとするなら、子どもが自分の才能を開発して自分だけが楽しめる時間が犠牲になってしまう結果に。
顔が美しかったり成績が優秀だったりすることももちろんいいのですが、それはあくまでも子供が望んでいた時の場合であり、絶対に親がそうしたいからといって人形を飾るように、子供を操縦しようとするのは正しくないことですね。
自分の親は毒親なのか確かめるチェックリスト!
- 親が過干渉だった(過干渉:子どもが考えて行動する前に先回りをし、口出し手出しをすること)
- 親が過保護でいつもかまわれていた・わがままを許されてきた
- 親の期待が大きく常にプレッシャーを感じていた
- 親からの暴力・虐待があった(身体的・精神的・性的など)
- 親が自分の責任を果たせずに親子の立場が逆転してしまっていた
- 親はいつでも自分の都合が優先だったと感じる
- 親は正しいことがすべてで間違いや失敗が許されなかったと思う
- 親の精神が不安定なことが多かった
- 兄弟やいとこ・近所の子・友達と比べられることが多かった
- 親に否定的なことばかり言われていたと感じている
- 両親の間で暴力があった・または夫婦仲が悪かった
- 家族間の会話が少なく、笑顔は多くなかったと思う
- 家の中に問題があったり、いつも気がかりなこと・心配事があった
- 条件付の愛情しか与えられなかったと思う
毒親にならないための子育て方法は?
過保護にしない
このような親たちは大体的に子供を過保護にしてしまう傾向が多いようです。過保護とは子供を育てる際に必要以上に心配したり、管理することをいいます。
子供をちやほやしてしまう親は子供の自主性をともに尊重している場合ならまだ大丈夫ですが、それが度を過ぎた場合には子ども自身が物事を決断できない状態で成長してしまう可能性があります。
このような心理状態を依存心といいますが、親があまりちやほやしながら過保護になってしまうと、子どもはそれほど親に依存するようになり、これが度を過ぎたときには自分では何もできない子供になってしまいます。
子供の成長に向けて心配してしまう気持ちも分かりますが、ある程度自制し、子供が自ら何かに挑戦できるように見守ることが重要であり、子供を信頼して子供の決定を尊重する考え方を覚えることも必要です。
過干渉をしない
子供をあまりにちやほやしすぎるあまり、これがどんどん悪化してしまって過干渉をするようになる場合があります。過干渉は親が子どもを一人の人間として認めず、その子の自主性などを否定または無視し、自分勝手にコントロールしようとしている状態を意味します。
今この文を読んでいる方は本当にだめな親だなと考えている方もいらっしゃると思いますが、普段自分の子供を過保護にしている親たちがここで一段階アップグレードしたのが過干渉となります。
最初はただ単に子供を心配する心から始まることかも知れませんがこれが度を過ぎると、ある瞬間から必要以上に保護するようになり、それだけ自分の不安を解消するため、子供を自分の思いどおりにコントロールしようとして干渉し始めるのです。
これ程のレベルに達したら、自分の子供をまるでペットや人形のように思っていると言っても過言ではないでしょう。
このような親にならないためには本人が感じている不安を最大限子供で解消しようとしないよう気をつけて、子供が本人自ら決定できるように見守るのが重要です。
円満な夫婦関係を作る
一般的に毒親家庭は夫婦仲がいいというより寧ろとても悪い方に属しているようですが、現在の夫婦仲が悪かったり、あるいは自分の両親の仲が悪かった経験を持っている場合にこのような家庭に変わってしまう場合が多いです。
また、夫婦の仲が悪い環境で育った人はそんな生活が日常だったため、仲の良い夫婦に対するイメージをよく思い浮かべられない人が多いことも。
少なくとも夫婦ならお互いに好意を持って接しなければならないので、夫婦の間がむつまじくあるべき姿を見せていれば、子供も情緒的に不安定せず、正しく成長することができます。
毒親になってしまう人の言動は?
過干渉してしまう親の言動は?
- 特定の行動を指示する親
- このようにするのはお前のためだという言動をし、口癖のように自己合理化する親
- 子供の携帯電話のメールの内容、あるいは手紙をいつもチェックし、支配しようとする親
- 付き合う友達も全部干渉し、制限しようとする親
- 指定された時間に帰宅しなければしつこい程連絡する親
- 子供の試験勉強計画を自分が立てる親
- 子供の1日のスケジュールを全部自分勝手に定める親
- 子供がもらったプレゼントや人にプレゼントするものまで全部干渉しようとしている親
子供を支配しようとする親の言動は?
- 自分がいないとまともに生活できないというように話し、脅迫するように叱っている親
- 親の思いどおりにしないのなら、この家から出て行けと攻撃する親
- 子供の希望は完全に無視したまま、親本人が希望する学校に送るという親
- 自分が決めておいた子供のルールで子供が逃れようとすること自体を許さない親
- 平均以上の学校に進学しなければ学費を支払わないと警告する親
- 親の言葉に従わなければ望むことを聞いてくれないとし、条件付きの愛情を示す親
- 感謝の表現を強要する親
- 子供の努力を認めず、結果だけを重視する親
ネグレクトな親の言動は?
- 子供がまだ幼いのにもかかわらず、一人で遊ぶように放置する親
- ギャンブルと酒に依存している親
- 自分がしなければならない家事を子供にさせる親
- 自分の子供に愛情表現をしていない親
- 子どもの世話をしない親
- 服や物が壊れても直してくれない親
- 子供をどこにでも放置する親
暴力的な親の言動は?
- 言葉より暴力が先に出てしまう親
- 自分の気に入らないことがあると子供に八つ当たりする親
- 何の理由もなく子供に暴力を振るう親
- いつも怒っており、子供を怒鳴りつけている親
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毒親が子どもに与える影響
アダルトチルドレンに育つ
アダルトチルドレンとは、毒親に育てられた子どもがなりやすいもので、過干渉に育てられたり、親の理想を押し付けられ、親の言う通りの道を歩んできたため、自分というものを持たないまま成長してしまった人のことをいいます。
環境によっては、自分の意見を述べる場もなく、述べてもすぐにその意見は刈り取られてしまうような状況で育ってくると、感情も表に出せず、何をすればいいのか、自分が何をしたいのかもわからなくなってしまうことがあります。その反面で、毒親に対していい子で居続けることに苦痛を感じ、だんだんと自らの居場所を見失ってしまうのです。
自分に自信が持てず、批判的
すべてを干渉したり、愛情表現をしない毒親の元で育った子どもは、自分に自信を持つことができず、自分のことを嫌いになる傾向が強いといわれています、他人から良いところだと褒められたとしても、自分ではその“良いところ”すら批判的に見えてしまうのです。
自分に自信が持てない上に、自己評価に関しては非常に批判的で、自分を厳しく採点する特徴があります。自分の価値を親に決められてきたため、他のことに対する価値観はもちろん、自分自身に対する価値観すら見失ってしまうのです。
自分のしたいことをするときに罪悪感を感じる
すべてを毒親に管理されてきた子どもは、自分でしたいと思った一つ一つの行動すら、親の顔色を窺いながら行うようになります。時にはしようと思ったことそのものを否定され、禁じられてきたこともあるでしょう。
そうすると、成長してからも何か自分がやりたいことをするときに罪悪感を抱くようになります。本来であれば何の問題もない行動だったとしても、毒親に否定された記憶が心からも消えず、やりたいことをできなくなってしまうのです。あまりにも心の傷が大きいと、“やってみたい”という気持ちが生まれただけで罪悪感を抱くこともあります。
不器用で人間関係をうまく構築できない
人は愛情をもらうことで人に愛情を注ぐことができるようになります。親から愛情を受けることができなかった子どもは、人への愛情の与え方がわからなくなってしまうこともあるのです。毒親の行動は時に、愛情だけではなく人との接し方そのものを分からなくさせることもあります。
相手とどんな表情で向き合えばいいのか、この状況でどんな言葉を投げかければいいのかなど、人間関係をスムーズに維持するために必要なコミュニケーション能力が身につかないまま成長してしまうのです。
人の目を気にしていて批判や冷たい態度に弱い
毒親の元で育った子どもは、自分に対する評価が低く、否定的な反面、人から批判を受けたり、冷たい態度をとられるようなことがあると、すぐに心が折れてしまいます。それがどんなに理不尽な内容だったとしても、“自分がすべて悪い”と思い込んでしまうからです。
これは、幼い頃から親に干渉され、否定され続けてきたことが原因となっています。人にどう見られているかが気になり、他人と親しくなることも苦手と感じてしまいます。少しでも自分に否定的な態度や言葉を見せられると挫折してしまうため、職場で上司や先輩に叱られると、すぐに仕事を辞めてしまうといったことにもつながります。
感情を表に出すのが苦手
喜怒哀楽を表に出すのが下手なのも、毒親の元で育った子どもの特徴の一つです。不満を外に出せば、怒鳴られ、時には手をあげられたこともあるかもしれません。悲しみを精一杯表に出しても、見向きもしてもらえなかったこともあるかもしれません。そういったマイナスの感情を自分の中だけに閉じ込めてしまうのです。
さらには、嬉しい気持ちや楽しいと思う気持ちといったプラスの明るい感情ですら、表に出すことに罪悪感を感じることで、マイナスの感情と同じように心の中に閉じ込めてしまうのです。小さいうちからそうやって育った子どもは、大人になっても自分の感情を表に出すことが苦手なままになってしまうのです。
自分の親が毒親かも…毒親への対処法とは
早めに対処するべき
自分の親が毒親だった場合、放置してある程度我慢してうまく付き合っていけば、そのうち何とかなる……という考えは捨てましょう。毒親との関係というのは、失恋の痛みとは全く別物で、決して時間が解決してくれるものではありません。早めに対処したかどうかで、自分の感情を守ることも、毒親との関係を断つこともできるのです。
“自分の親が毒親かもしれない”と思ったのであれば、自分自身を見失ってしまうまえに対処すべきなのです。
一番大切なことに気づく努力をする
毒親の対処法というと、親を何とかしないといけないという感情が出てくるのではないでしょうか?ですが、実際には一番大切なのはそこではないことに気が付いてほしいのです。何よりも一番大切なのは、自分自身の感情だということ。それを忘れないでください。
今どう感じているのか、何を考えているのか、自分が何をしたいのか。そういった気持ちや考えを素直に表に出せることが何よりも大切なことで、毒親との関係云々よりもずっと重要なポイントなのです。
毒親への対処法を学んでも、これに気づけていなければ、何も変わらないままで、自由を手に入れても心から笑って生きることができなくなってしまいます。
毒親が変わってくれるとは思わないこと
人の性格を変えるには、その人の年齢と同じだけの年数と絶え間ない努力が必要になります。そうなると、自分自身が納得してすべて受け入れたうえで“変わりたい”と思ったとき以外、人が変わることはとても難しいことだということがわかりますよね。毒親に関しては、ほとんど罪悪感もなく無意識のうちに毒親になっているため、変わろうと努力することはほぼないと言っていいでしょう。
つまり、毒親が“理解してくれるかも”とか“変わってくれるかも”という期待は抱かないほうがいいということになります。毒親に育てられた子どもは成長してからも他人の感情にとても敏感で、心はガラスのように繊細です。そのため、淡い期待を抱き、その期待が破られたときのショックというのは計り知れないものがあります。
毒親は変わらない。それを頭に入れておきましょう。変えようと努力する必要もありません。
親へ復讐をしようとは思わないこと
毒親のせいで自分はこうなってしまった……そんな感情から、復讐や仕返しをしてやろうという考えが沸き起こることもあるかもしれません。自分がこれだけ辛い思いをしてきたのに、親はそれにまったく気づいてくれていないどころか、自分が大人になってからも干渉してくる。そんな環境では復讐したいという気持ちが生まれてしまっても仕方ありません。
ですが、復讐したところで結局それは自分がされたことと同じことを親にしているだけになってしまいます。自分がこうしてやりたいと思ったことを親にしたとしても、最後に自分の心に残るのは、虚しさであったり、罪悪感であったりということも多いのです。
期待せず、仕返しもせず、毒親から心身ともに離れることが一番です。
すべてを毒親のせいにはしないこと
今の自分がこうなったのは、毒親にあんなことをされたからだ、こんなことを言われたからだと、今の自分を否定しつつすべてを親のせいにするのはやめておきましょう。
今の自分の存在そのものを、毒親のせいにしてしまっては前に進むことができなくなります。感情が表に出せないこと、自分に自信が持てないこと、人間関係がうまく構築できないこと。その結果に到達するまでの一連の流れの中での通過点だったのだと思うようにしましょう。
すべてを毒親のせいにしてしまうと、今の自分を作り上げたのが毒親ということになります。そうなると余計に恨めしく思ってしまい、仕返ししてやりたいといった感情が出てくることもありますよね。結果、いつまでも毒親にとらわれたままになってしまいます。
毒親との関係に悩んでいるなら、『電話占い』で相談してみましょう。人間関係の悩みにもめっぽう強い電話占い師が、あなたと毒親の関係を占ってアドバイスをくれるでしょう。詳細は以下の記事にまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
どんな親でも自分の子供が大切なのは当たり前ですし、その分守ってあげたいと思うはずです。
ですが、どんなことも度を過ぎると薬から毒になるように保護本能だと主張してもそれがやりすぎると逆に子供に毒になり、結果自分が望んだものとは違って子供を不幸にしてしまう可能性があります。
そのためにもチェックリストやご紹介させていただいたを参考にしながら、現在または未来の素敵な親を目指しましょう。