プラトニック・ラブの意味とは?その関係を求める理由や心理も徹底解説
2019.07.02
プラトニック・ラブをご存知ですか?肉体的な関係を求めない恋愛のことで、精神的な想いだけで恋愛していくのです。
心と心の結合だけで恋愛するプラトニック・ラブが何のために存在しているのかを知らない人がほとんどです。そんな関係は絶対にありえないという声も確かにたくさんあります。
しかしプラトニック・ラブには色んな意味があり、お互いが理解しあえているからこそ成立しているのです。本当に愛し合えている者同士だからこそ成り立つこの関係。
本当のプラトニック・ラブの意味とは何なのでしょうか?本当に純粋な愛という意味だけなのか。男女のプラトニック・ラブへの見方も見ていきましょう。
プラトニック・ラブとは?
恋愛は肉体ではない
古代ギリシャの哲学者であるプラトンが、「恋愛は肉欲ではなく、精神的な結合を大切にすべきだ」という言葉を残しており、それをきっかけに「プラトニック・ラブ」が広まっていったとみられています。
その言葉どおり、恋愛において、肉体関係を持たないことをプラトニック・ラブと言います。
肉体関係を持たないことで、深い愛を追及することができるため、最近増えている関係です。というのも、若年層では肉体関係に興味がない人が多く、付き合ってもSEXをしないというカップルがいます。お互いに求めないので、いい関係を続けていけるのです。
精神的な結合を目指す
肉体的な関係がない代わりに、精神的な面での結合が需要になってきます。心と心が通じ合うことで、肉体関係のある普通の恋愛よりももっと深い愛を見つけることができるのです。
肉体関係を持つと、体目当てであったり、それだけで一緒にいたりするというパターンも少なくありません。
肉体関係を持たないという事は、本当に相手のことが大好きで、お互いに通じ合っていて信頼しており、一緒に居るだけで楽しい恋愛を楽しむことが出来るのです。心と心が通じ合う恋愛は、最高の恋愛とも言え、最高のパートナーであると言えるでしょう。
どこまではOK?
一概にプラトニック・ラブとは言っても、どこまでがOKで、どこからがNGなのでしょうか。こればかりは、人により受け取り方が違うので、本人たちで決めるのが良いでしょう。人によっては、キスをするはOKという人がいたり、手をつなぐだけでもNGという人もいたりします。
プラトニック・ラブとは、肉体関係を持たないということが定義なので、それ以外はそれぞれの概念で決めていいでしょう。付き合う前にこういう関係でいくことをお互いに決めておくと良いかもしれません。
お互いが苦痛にならない程度の条件を決めるのがストレスにもならず、良い関係を築けるでしょう。
プラトニック・ラブになる理由
純粋な愛を求めるため
プラトニック・ラブになる意味は、純粋な愛を貫く・守るためであります。肉体関係がないという事は、内面だけでの恋愛になります。
そのため、普通の恋愛よりももっと中身を知ろうとします。それに、内面的での相性が一番になるので、内面的に最高の相手を見つけるために重要な関係です。
肉体関係を持つと、その関係だけで持っているようなカップルもいてます。内面的には合っていないけど、肉体的には合うから付き合っているという声も。
本当に結婚していい相手なのかを見極める
肉体関係がないという事は、精神面の結合が重要視されます。ということは、これからともに歩んでいく結婚相手が、本当にこの人で良いのかを見極めることができるのです。
肉体関係での相性が良かったとしても、性格や価値観の違いが生じてしまうと、私生活で多大なるストレスを抱えることになりますよね。
それを未然に防ぐためにも、肉体関係のないプラトニックな関係を築き、本当に心から愛しているのか、肉体関係がなくても自分のことを愛してくれているのかを、確認することができるのです。
お互いを敬い、信じて愛している相手だからこそできるプラトニックな関係は、結婚相手を見極めるのには最適な関係なのかもしれません。
処女を貫くため
処女を結婚まで貫きたいという人は多いのではないでしょうか。
若い人よりも、年齢が上がるにつれてその気持ちは強くなります。ここまで処女を守ってきたのだから、結婚し、バージンロードを歩くまでは絶対に肉体関係を持ちたくないという人が、プラトニック・ラブを求めていることもあります。
大切な人の気持ちを尊重するため、パートナーも合してくれます。しかし、中には結婚まで待てないという人も居てるので、それはそこまでの関係だったと思うしかないでしょう。処女を貫きたいのであれば、しっかりと相手に説明してあげて、理解してもらわなくてはいけません。
性病のリスクを減少させるため
肉体的な関係もをたないという事は、もちろん性病のリスクもぐっと下がりますよね。性病は怖くて中には治らないものや、命の危険があるものもあるようです。
そんな性病から自分自身を守るためにも、SEXはしたくないという人が増えているようです。その恐怖心から、肉体関係を持つのは、子供を産むときだけでいいという考えの人も。
自分自身を守るために、プラトニック・ラブは必要なのかもしれません。相手をしっかりと信じ、尊敬し、お互いに信頼できる関係になった時に初めて肉体関係を築くことも良いでしょう。
既婚者と付き合うため
既婚者との恋愛にも用いられるプラトニック・ラブ。既婚者と付き合って肉体関係になると完全なる不倫になりますよね。その罪から逃れるためにも、プラトニック・ラブの関係を持っているのです。もし、ばれた時でも証拠がまったくないので何も心配することがありません。
しかし、プラトニックな関係とは言っても、手をつないだり、キスはするという人も居てるので、それは不倫と取られてもおかしくないでしょう。
本当にただ既婚者と楽しむだけの恋愛がしたいなら、キスなどは抜きで、一緒に映画を見たりお買い物をしたりと楽しむだけの関係にしておくのが良いでしょう。
既婚者との恋愛はこのまま続けていていいのかな、いつまでこの関係が続くのだろうかと不安になることも多いはず。ですがなかなか誰にも相談することが出来ないもの。
誰かに相談したいけど誰に相談すれば良いのかがわからない。そんな時こそ恋愛相談のプロである占い師に身の丈を打ち明けてみてはいかがでしょうか。
割と敷居が低く体験をすることができるので是非確認してみてください。
単純に性欲がない
女性は男性と違って誰しも性欲が旺盛というわけではありません。中には、そうした性的な行為に一切興味を示さない人もいますし、まだ結婚を考えていないならばなおさらです。
過去にこうした性的なことでトラウマがある場合、余計にその傾向が強くなる場合もあります。また、性欲がないというよりはSEXへの関心、楽しさがわからないなどの意見もあります。
しかし男性の場合はそうも言ってられないでしょう。男女の見方はどうなっているのか、続いてご紹介しましょう。
プラトニック・ラブの効果・メリット
信頼関係が築ける
心で繋がることでより固い信頼関係を築くことができます。言葉でコミュニケーションを取り、相手の内面を知ることで、心の底から相手のことを信頼できるようになるのです。
体の繋がりよりも心の繋がりがメインになる恋愛ですので、体の繋がりがなければ二人の関係がもろいものに感じるかもしれませんが、心で繋がることで強い絆で結ばれることができます。
精神的に安定した恋愛ができる
心で結ばれるプラトニック・ラブは、精神面でも安定した恋愛をすることができます。心の繋がりを強く感じるため、日常生活の面でも、仕事の面でも、心が揺れ動くことなく安定した生活をすることができます。
心の繋がりを感じることで、愛されている安心感や心が満たされる恋愛をすることができるのです。
お互いが努力をして魅力を保つ
体の繋がりがない分、自分たちが努力をして魅力的な人でいようという自分磨きを怠りません。
体で繋がることがない分、内面的にも外見的にも素敵な人間になろうとすることで、いつまでも相手の気持ちを繋ぎとめておくことができます。
努力している姿を見ることで、さらにパートナーへの気持ちを強く感じ、自分もそれに釣り合う人でいようと考えるため、お互いに魅力を高め合うことができるのです。
心が穏やかな恋愛ができる
精神的に安定して心で繋がるプラトニック・ラブは、相手のことを考えて不安な気持ちになったり、やきもちを妬いたりするということは少なくなります。
いつも不安を感じ、ハラハラドキドキした恋愛をすると、いつの間にかそのことに心が疲れてしまうことも……。
ですが、精神的な繋がりがメインであるこのような恋愛は、パートナーを心から信頼することができるため、心が穏やかな恋愛をすることができます。
体の相性やセックスでの悩みがない
体の関係を持たないプラトニック・ラブは、体の相性が合わない・セックスでの悩みを抱えるということがありません。
体の相性やセックスに関する悩みを抱えるカップルは多くいます。ですが、そもそもプラトニックな関係はこうした行為をしないため、多くのカップルが抱える性の悩みを抱える必要がないのです。
その分トラブルや問題も起きず、良好なお付き合いをすることができます。
プラトニック・ラブへの男女の見方
男性の過半数はプラトニック・ラブを理解している
男性の多くは、プラトニックな関係を望んではいませんが、相手がそれを求めるのなら理解するという声が多くみられます。
それは、大好きな人が望むことなら理解し、その気持ちを尊重したいという事からこういう結果になっているのです。男性は女性と違って肉体的関係を強く求める傾向にあります。
しかし、本当に愛していて肉体関係がなくても愛し合える、一緒に居るだけで愛を感じることができるという場合に、プラトニック・ラブな関係もありだと思うようです。
女性だけでなく、少数ですが男性も自らプラトニックな関係を求めている人も居るので、お互いに同じ気持ちでいるのが一番いい関係になるでしょう。
女性の過半数はプラトニック・ラブを求めている
女性は男性と比べて、プラトニック・ラブな関係を求めている人は多くみられます。自分も相手もプラトニックな気持ちで居たいと思っており、そのほうが愛し合えるという見方もあります。
しかし、いくら自分がその関係を望んでいても相手がそういう気持ちがないなら、相手に合わせるという人も中にはいます。
それに、もし自分がそうじゃなくても相手がプラトニックな関係を求めるのであれば、それに答えるという声もあり、柔軟に対応するという声がありました。女性は肉体関係がなくても大丈夫と思っている人のほうが多いのかもしれません。
付き合う前に、本当に体目当てじゃないのかを確かめるために数か月だけプラトニックな関係を求める人もいます。
男女とも理解できないという声も
男性だけではなく、女性もともにプラトニックな関係に全く理解できないという声もありました。どれだけ多くの人が、恋愛においてSEXはとても重要だと思っているかがわかりますね。
相手がもし、プラトニックな関係を求めていたとしても自分はそれに答える事が出来ないという人も居て、それは仕方ない考えなのかもしれません。
理解できないという気持ちを無理に消し去ってしまう必要はありません。相手に合わせそうなら合して、徐々にその関係になれていくのもありでしょう。
プラトニックな関係を続けてみたけど、やっぱり我慢できないとなるとその関係は終わってしまうか、どちらかが我慢して合わせていくしかないでしょう。
自分のことを相手がどう思っているのかはやはり知りたいですよね。そのための相談相手としてオススメなのが占い師です。それも電話占い師だと自宅でも相談をすることができますよ。
お互いが理解し合うことが必要
やはり、人それぞれ意見は違うので、いくら自分がプラトニックな関係を求めていても、相手がそうじゃなかったら意味がないのです。無理に強要するようなことはしてはいけません。
相手が嫌な気持ちになったり、どちらか一方が我慢して精神的に追い詰められたりしてしまうと、それはプラトニックな関係が成立しているとは言えないのです。
プラトニック・ラブとは、お互いが同じ気持ちで居ることが重要で、肉体関係がなくても良いとそれぞれが思っていないと成り立たないのです。
最初は理解してくれていなかった相手でも、しっかりと自分に気持ちを理解してもらうことで、関係を築けるかもしれません。お互いの気持ちを尊重しあう事こそが、うまくいく秘訣なのです。
プラトニックな浮気は危険かも
プラトニック不倫・浮気とは
一般的な不倫は、体の関係があります。ですがプラトニック不倫の場合は、体の関係は持たず、精神的な気持ちの繋がりだけで愛し合う関係になります。
プラトニック不倫をするカップルたちは、自分の配偶者にその関係がバレるのを恐れ、体の関係を持たずに不倫や浮気をしているのです。本当は体の関係を持ちたいと思っても、あえて純粋な関係を続けるカップルもいます。
プラトニック不倫・浮気の境界線
SEXをするなど、肉体関係を持たないのがプラトニック不倫です。ですが、これにはキスやハグといった行為は含まれていません。法律では、SEXをするといったような体の関係を持つ行為、またはこれに等しい性的な行為を不貞行為としています。
実際に、プラトニック不倫でどこからが不倫や浮気の境界線になるのか、その人によって考え方は違うでしょう。
キスをすればアウトと判断する人もいますし、心の繋がりがあれば不倫や浮気だと判断する人もいます。
本気になりやすい
プラトニックラブは心のつながりを求める恋愛です。そのため普段家で疲れている男性の心を癒してくれる女性、ということで肉体関係がある浮気よりも、長く継続することが多いようです。
またプラトニックな関係を好む男性によっては、その居心地のよさにそちらに本気になってしまうことも。肉体関係を望む男性ばかりではないということです。
彼氏がどういった恋愛関係を求めているか、その辺りはしっかり確認しておく方がよさそうです。
証拠がつかみにくい
肉体関係のある浮気はホテルに行った痕跡や証拠など、何かと断定できるものがつかみやすいもの。ですがプラトニックな関係の浮気だと、メールだけ出来ればいい、顔が見られればいいというものまであるため、明確に浮気だと判断することが出来ません。
ですが彼の心が彼女に向いていない時点で、立派な心の浮気です。
終わりが見えない
恋人以外の異性と肉体関係を持つと、さすがに罪悪感を覚えるという人も多いはず。ですがプラトニックラブはその関係がないため、普通の浮気よりも罪悪感がなく、いつまでも終わりが見えないという難点があります。
当の本人たちも「自分たちは恋愛とかではない、ただ相手を思っているだけ」といった綺麗な気持ちであることが多く、責めるこちらの方が悪者になったような気さえします。
プラトニックな恋愛をテーマにした歌や曲
愛を込めて花束を
Superfly(スーパーフライ)の歌う「愛をこめて花束を」はまさにプラトニックな美しい恋愛を描いた一曲。
相手を思う美しい心を花束を使って表現しているのが素晴らしく、慈愛に満ちた歌詞に惹かれる人も多いはず。
出典:愛をこめて花束を/作詞:越智志帆・多保孝一・いしわたり淳治 作曲:多保孝一、編曲:蔦谷好位置
奏
スキマスイッチの「奏」。映画「ラフrough」の挿入歌としても有名で、明るいけれどどこか切ない歌詞と、美しいメロディーがマッチした一曲。
互いに成長し別れを迎えながらも、心のどこかではずっと繋がっているんだという切ない思いが込められています。
出典:奏/作詞:スキマスイッチ 作曲・編曲:スキマスイッチ
雪の華
中島美嘉といったらやっぱり「雪の華」でしょう。高い歌唱力とハイトーンを要求する楽曲で歌うのには練習が必要ですが、その分歌い上げた時の気持ちよさは最高です。
相手を思う優しさと、どんなになっても傍にいるという、まさにプラトニックな関係を歌い上げた名曲。女性の中には共感できる人が多い歌詞も魅力の一つですね。
出典:雪の華/作詞:Satomi 作曲・編曲:松本良喜
まとめ
いかがだったでしょうか?プラトニック・ラブは、普通の恋愛とは違って肉体関係を持たず、精神的に愛し合う関係の事なのです。真実の愛や、本当の愛を見つけることができる最高の関係です。
どちらか一方が我慢してストレスになるような関係ではなく、お互いがプラトニック・ラブに理解していないといけません。お互いに尊重しあい、信じて精神的に向き合うことで、本当の愛に気づくことができ、良きパートナーとして認めることができるでしょう。
今いるパートナーと、すでにん肉体関係を持っていても、期間を決めてプラトニック・ラブな関係になるのもありです。あとあとトラブルにならないためにも、プラトニック・ラブの期間を設けておくと良いでしょう。