友達や親からの束縛が怖い!逃げる方法とは
2020.07.15
束縛という言葉を聞いてまず思い浮かぶのは、恋人やパートナーからの束縛ではないでしょうか。しかし、束縛をしてくる相手が、必ずしも恋人やパートナーとは限りません。友達や親など、恋愛関係ではない人からの束縛に苦しんでいる人も多く存在します。
今回は、友達や親から束縛で悩んでいる人に向けて、なぜ友達や親の立場で束縛をするのか?その理由や対処法などについてご紹介します。
友達からの束縛が怖い…対処法を紹介
束縛をしてくる相手が友達の場合、その関係性を考えるあまり、対応に悩んでしまうかもしれません。とくに同性の友達の場合、自分の本音を言い出せないケースも多いでしょう。そもそも、束縛を対処する方法はあるのでしょうか?
束縛する同性の友達の心理
束縛をする同性の友達に共通しているのは、“自分に自信がない”という点です。
自分に自信がないことで、大事な友達が「いつかなくなってしまうのでは?」という不安な気持ちが涌きます。過去のいじめ体験や友達からの裏切りにより、そのような気持ちを抱いてしまうケースもあるでしょう。
また、「私のすべてを認めてほしい」というような欲求が強い人は、束縛をする傾向にあります。自分の大事な存在である友達に褒めてほしい、励ましてほしいなど、自分の中にある欲求を友達にぶつけてしまうのかもしれませんね。
束縛する同性の友達の特徴
では、束縛する同性の友達には、何か特徴はあるのでしょうか?そこには、「相手に依存する傾向がある」という特徴があります。恐らく、恋人やパートナーに対しても、同様かそれ以上に束縛をする可能性があるでしょう。
また、「孤独に弱い」という点もあるかもしれません。1人でいることが苦手で、いつも誰かと一緒にいることを望む人は、自分にとって居心地の良いと感じる相手に依存してしまうのです。
束縛する同性の友達に困った時の対処法
束縛する友達は、常に誰かを束縛相手のターゲットとして探している場合があります。残念ながら、あなたのことを心から大切な友達として思っていれば、あなたの嫌がる過剰な束縛はしないはず。要するに、あなたの変わりを見つけることも可能なのです。
そのため、できるだけ2人で会うことを避け、なにかあれば他の友達も誘うようにしてみましょう。グループ行動をメインにしておけば、束縛をするのは難しいはずです。また、LINEやメールの返信についても、少し時間をおきましょう。
相手はイライラするかもしれませんが、そのうちに「もっと自分を満たす相手が良い」と思い、束縛相手を変えるかもしれません。都合の良い友達にならないことで、自然に距離をおけるかもしれませんよ。
異性の友達が付き合ってないのに束縛してくる…理由と対処法
次は、異性の友達からの束縛について見ていきましょう。同性の友達と違い、恋人やパートナーになりたい気持ちが、束縛という形になってしまうのか……?その理由を解説します。
束縛する異性の友達の心理
異性の友達の場合は、少なくとも束縛をする相手に対して好意を寄せている場合が多いでしょう。そのため、あなたのことを独占したいという思いが、自然に束縛という形になってしまうのです。
また、自分に自信がない性格のため、告白をするなど次のステップまでに時間がかかる傾向があります。束縛をされている側にしてみれば、「彼氏(彼女)でもないのに、どうして束縛するの?」と、不思議に思うかもしれません。
そこには、あなたのことを「誰にも渡したくない」という心理が隠されているケースが多いでしょう。
束縛する異性の友達の特徴
束縛をする異性の友達は、先ほども触れたように自分に自信がないため、なかなか自分の気持ちを伝えられません。その反面、プライドが高く傷つきやすい面もあります。そのため、余計に自分の想いにブレーキをかけてしまうのです。
また、同性や異性にかかわらず、友達が少ないケースもみられます。そのため、せっかく仲良くなれた異性の友達の存在が、何よりも大切になっているのでしょう。
束縛する異性の友達に困った時の対処法
同性の友達とは異なり、異性の友達からの束縛については、ある程度しっかりと伝える必要があります。何となく誤魔化し続けていると、相手に過度な期待を持たせることになるからです。
もし、相手から「付き合ってほしい」などの告白があった場合、あなたも自分の気持ちを正直に伝えましょう。もちろん、あなたも好意を抱いていれば、晴れて交際に発展できますね。しかし、あなたに好意がないなら、きっぱりと断るべきです。
また、友達関係のうちから束縛をしていた相手は、交際後、束縛がさらにエスカレートするケースも考えられます。その辺りもしっかり見据えて、慎重に答えを出しましょう。
親からの束縛と過干渉…度を越えているのはどこから?
次は、親からの束縛について解説します。まずは、親からの束縛で度を越えているケースについて、どんな例があるのかを具体的にみていきましょう。
親の束縛がひどい例1.1日の行動を細かく伝えなければならない
“束縛親”には、いつまでも自分の子を「子ども扱いしていたい」という傾向がみられます。中でも、1日の予定や行動を知っておきたいと考えるケースは多いかもしれません。また、過度な心配症でもあるため、子どもの行動をすべて把握しておきたいのです。
そんな中、もし帰りが遅くなった場合は大変です。「今日は〇時に大学が終わる予定なのに、まだ帰らない……」など、少し遅くなっただけでも不安に感じ、LINEや電話攻撃に走るでしょう。
親の束縛がひどい例2.友達や恋人の情報を細かく伝えなければならない
1日の予定にとどまらず、あなたの人間関係についてすべて知りたいと願うのが、束縛親の特徴です。友達はどこに住んでいて、どこの大学を卒業して、どんな会社に就職して……など、細かい情報を収集しようとするケースもあるでしょう。
恋人がいる場合、さらに束縛は悪化していきます。まずは自分に会わせるように強要し、少しでも気に入らない点があれば、「別れた方が良いわよ」と親自身の意志を押し付けようとします。それが面倒になり、黙って交際を続けていれば、見つかったときが大変です。
「親に内緒で付き合うなんて、絶対に許さない」と、交際を否定する場合もあるかもしれません。
親の束縛がひどい例3.外出中に何度も連絡が来る
さらに親からの束縛がエスカレートした場合、学校やアルバイト、勤務先にいるにもかかわらず、頻繁に連絡をしてくるケースがあります。予定時間を過ぎても帰らない場合のほか、イレギュラーの予定があるときは、その傾向が強まるでしょう。
友達と遠出をした場合、仕事で出張に行った場合など、遠方にいて会えない日は束縛の度合いが高まります。メールやLINEの返信が遅れると「返事がないけど、何かあったの?」と一方的に連絡を送り続けるでしょう。
親の束縛が度を越えているのは、どこから?
今回挙げた3つの例は、いずれも“度を越えているケース”といえます。束縛されている本人の意志を全く尊重してないうえ、親の一方的な欲求で子どもを縛り付けているからです。
また、親と子どもという力関係も大きく影響しています。たとえ成人し、社会人になっていても、親は子どもにとって強く大きい存在です。そのため、親からの束縛行為は、子どもに対して精神的苦痛を与えることにもなるでしょう。
親の束縛から逃げる方法
では、もし親の束縛が続く場合、そこから逃げる方法はあるのでしょうか?親による束縛は、当事者だけにしかわからない部分もあり、非常に難しい問題です。ここでは、そんな親の束縛から逃げる方法について紹介します。
親の束縛から逃げる方法1.職場や住まいの環境を変える
本当に親から逃げたい場合、同居しているのであれば、まずは実家を出ることから始めましょう。もちろん、親を説得する必要はありますが、なかなか承諾を得ることは難しいと考えられます。
その際は残念ですが、一方的にあなたが家を出るしかありません。もし、同居している家族の中であなたの味方がいるのであれば、ぜひ協力をお願いしましょう。
また、徹底的に逃げるのであれば、職場の環境も変える必要があります。大学を変えるのは難しいと思いますが、仕事については同業種の中で転職先を探してみるなど、何らかの方法があるはずです。金銭的に余裕があれば、これを機に留学を考えるのも良いかもしれませんね。
親の束縛から逃げる方法2.職場・学校・自宅の住所を知られないようにする
次のステップとして重要なのは、親に職場や自宅の住所を知られないようにすることです。LINEやメールのアドレスを変更しても、住所が分かれば押しかけてくる危険性もあります。
自宅の住所については、住民票や戸籍から調べられますが、これらの資料には「閲覧制限」があります。最寄りの市役所などに問い合わせ、確認をしてみてくださいね。
親の束縛から逃げる方法3.弁護士に相談する
これらの方法でも難しい場合は、もうプロの力を借りるしかないでしょう。弁護士に相談し、対策をお願いするしかありません。
そこで、子どもの日常生活に支障をきたしていると判断できれば、弁護士から親へ内容証明を送り、束縛を控えるように交渉することも可能です。しかし実の親に対して、そのような通知を送るのは、できれば避けたい方法ですね。
まとめ
友達や親からの束縛について、その心理や対処法などをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
あなたの身近な存在である友達や親。大切な存在であるにもかかわらず、束縛という行為により、その関係性は大きく変化してしまいます。しかし、あなた自身が1人で苦しむ必要はありません。
まずは相手と話し合いの場を設け、それでも解決しない場合には、第三者の力を借りるしかありません。あなたの明るい未来のために、勇気をもって一歩を踏み出しましょう。