薔薇の花言葉は怖い?色によって全然違う意味に!由来や本数による違いも
2021.05.25
突然ですが、あなたは何色の薔薇が好きですか?
「花の女王」とも呼ばれる薔薇は、世界中で愛される花であり、古くから人々に愛され大事に育てられてきただけあって品種改良も他のどの花よりも進められており、様々な色や形、模様、サイズの品種があります。
愛を象徴する花としても名高い薔薇ですが、花言葉は色や本数、花の咲き方や花弁の模様によっても異なり、中には恐怖を感じさせるような意味を持つ薔薇も存在しているのです。
薔薇の花言葉を知らなくても生活する上で困ることはまずありませんが、知っておくと人生をちょっぴり豊かにしてくれます。フラワーギフトとしてもよく使われる花なので、誰かに薔薇をプレゼントしたい時に花言葉を覚えておくと、さらに気持ちを込めることもできます。
今回は色や本数によって異なる薔薇の花言葉を、その由来と共にご紹介いたします。
色とりどりの薔薇の花。色別の花言葉。
赤い薔薇
ドラマや映画などロマンティックな場面で登場する王道の赤い薔薇。王道カラーの持つ意味は「あなたを愛しています」「愛情」「美」「情熱」「ロマンス」。
告白やプロポーズの時のイメージが強いですが、まさしくその通りの意味を持ちます。王道すぎて気恥ずかしいと思う人もいるかもしれませんが、もらうと嬉しいですね。
また、赤い薔薇のつぼみにも意味があります。花言葉は「純粋と愛らしさ」「純粋な愛に染まる」どちらも素敵な意味を持ちます。赤い薔薇の花束の中につぼみがあると愛らしく、優しい気分になれそうです。
白い薔薇
純白の白い薔薇。ウェディングドレスを纏った美しい花嫁さんをイメージできるカラーです。咲き誇った白い薔薇の花言葉は「純潔」「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」と、花嫁さんにぴったりの言葉です。
しかし、この白い薔薇ですが、ネガティブな意味も持ち合わせています。赤い薔薇同様につぼみにも意味がりますが、白い薔薇のつぼみの花言葉は「恋をするには若すぎる」「少女時代」「心にもない恋」白い薔薇を贈る時は注意が必要ですね。
青い薔薇
美しく神秘的なカラーの青い薔薇。以前は青い薔薇が存在せず、またそれを開発することが不可能だったことから、花言葉は「不可能」でした。
しかし、いつしか青い薔薇を生み出すことができそれからというもの、不可能だったことが可能になったことから、青い薔薇の花言葉は「夢かなう」「奇跡」「不可能なことを成し遂げる」といったようなポジティブな花言葉に変わりました。
花言葉にも歴史があるという一面が垣間見れますね。
黄色い薔薇
父の日のシンボルフラワーでもある、黄色い薔薇。恋人へ贈るには少し不向きな花言葉を持っています。それは「愛情の薄らぎ」「嫉妬」「友情」やはり、恋人へはあまりおすすめできません。
しかし見た目がとても愛らしいので気にしない相手であれば、贈るのも良いかもしれませんね。また、友情と言う花言葉の通り、友達に贈るのには向いています。
ピンクの薔薇
様々な色がある花の中でも女性に人気のあるのが、ピンクの薔薇です。赤い薔薇に比べて柔らかな印象を持つピンクは薔薇の中でも人気の色です。
ピンクの薔薇の花言葉は「しとやか」「上品」「感銘」「感謝」「幸福」。とても素敵な花言葉が並んでいます。女性への贈プレゼントとして、とても喜ばれます。
しかし、ピンク系というくくりになるとネガティブな意味も持ってしまうので少しだけ注意が必要です。(ピンク系の花言葉については後述)
その他の色の薔薇
薔薇の花の色は赤色は153品種、ピンク系は498品種、黄色は94品種、白は150品種、オレンジは62品種、赤黒は15品種、青は8品種とたくさんの色を持っています。上に載っていないそのほかの薔薇の花言葉はこちらです。
オレンジ:「無邪気」「魅惑」「絆」「信頼」
明るく活発なイメージが湧くオレンジの薔薇。そのイメージ通り、こちらまで元気を貰えるような花言葉です。
緑:「穏やか」「希望を持ち得る」
心に優しい色の緑も色の印象通りの花言葉を持っています。緑の薔薇を見ていると心が自然と落ち着きそうですね。
紫:「誇り」「気品」「尊敬」
紫の薔薇といえば、あのガラスの仮面の「紫のバラの人」を思い浮かべます。贈ったのには「誇り・気品・尊敬」の意味をこめて渡していたのですね。さすが、紫のバラの人。
緋色:「灼熱の恋」
燃えるように咲き誇る緋色の薔薇はその色の通り、灼熱の恋、という激しい花言葉を持っています。それほどまで相手に想われているのも、それほど想える相手がいるということも素敵ですね。
濃紅色:「内気」「恥ずかしさ」
少しピンクを持ち合わせたようなこの色合いはどちらかと言えば控えめな花言葉を持っているようです。恥ずかしいという思いを少しでも伝えたいときには一輪入れるのもいいですね。
紅:「死ぬほど恋こがれています」
鮮やかな色の紅色は恋いこがれています、という花言葉。しかもその前に死ぬほど、という。情熱的な気持ちを、こらえきれない思いを伝えるための花と言っても過言ではないでしょう。
黒:「貴方はあくまで私のもの」「決して滅びることのない愛」「永遠の愛」
なかなかディープな黒の薔薇。どうしても黒の薔薇というとイメージは魔女になってしまいます。
しかし、永遠の愛という意味も受け取りようによってはポジティブな意味になりますね。それでも、贈られてきたら少し身構えてしまいそうです。本当に愛する人に贈るのなら良いのかもしれませんが、まだまだこれから、という関係の仲で贈るには少々ハードルが高いですね。
虹:「無限の可能性」「奇跡」
花びらが虹色に染まったレインボーローズ。とても美しくついつい見惚れてしまいます。恋の奇跡をおこしたい、そんな人におすすめです。
絞り模様:「満足」
おしゃれな絞り模様の薔薇は満足。そっと家の花瓶においてあると素敵ですね。
ドット柄:「君を忘れない」
素敵ですね。一歩間違えれば怖いと想うこともありますが、遠くはなれてしまう友達や良い間柄の人に贈るのは良いかもしれません。
出典:https://takaljin.jp/hanakotoba-rose/
怖い、ネガティブな意味の薔薇の花
黄色、ピンク
上でも少し触れましたが、黄色の薔薇「別れよう」「恋に飽きた」といった意味も持っています。漫画やドラマでも黄色の薔薇が恋敵から罠のように置いて置かれ破局、というシーンもありました。
また、黄色い薔薇は中輪、小輪によっても変わります。(中輪は、花径(開花時の花の直径)が5センチ〜8センチのもの、小輪は花径が3センチ〜5センチのものを指します。)
黄色い中輪は「あなたには誠意がない」小輪は「笑って別れましょう」です。恋人から花言葉を調べて、なんて言われながら渡されたくないですね。
ピンク系の薔薇、アンジェラ(つるばら)は「一時の感銘」ピンクの薔薇の花言葉はとても素敵な意味を持つのにもかかわらず、アンジェラ(つるばら)となるとまた違う意味になるようです。
また、薔薇の品種の中で最も種類が多いのがこのピンクになります。限りなく白に近いピンクから、はっきりとした色合いのショッキングピンクまで、一概にピンクと言っても様々です。品種によっても持つ意味が違うようなので贈るときには確認して見るといいかもしれません。
怖い意味がある黒赤色、白薔薇
赤に斑模様は「戦争」「戦い」、黒赤色は「死ぬまで憎む」「化けて出る」「憎悪」「恨み」……少し怖いですね。見た目も少し毒々しい色で、死を連想するに容易いです。花言葉の通りの色合いをしています。
折れた白薔薇も少し怖い意味を持ちます。「純潔を失い、死を望む」。間違っても渡す前に折れないように注意して運ばないといけないですね。また、日本種の白薔薇だと「君の美しさは唯一の魅力だね」と皮肉を込められてしまいます。白薔薇は奥が深いようです。
その他に、棘は「不仲中の争い」枝は「貴方の不快さが私を悩ませる」といった意味を持っています。
本数によっても意味が違う
1本から20本まで本数の意味
薔薇の花言葉も多種多様でしたが、本数によっても違いがあります。薔薇の花言葉と花の本数で告白をして返事を本数で返すこともできそうです。まずは、1本から20本まで、各本数ごとに意味があります。
1:一目惚れ、貴方しかいない
2:この世界は二人だけ
3:愛しています、告白
4:死ぬまで愛の気持ちは変わらない
5:あなたに出会えて本当に良かった
6:貴方に夢中、お互いに尊敬し愛し合う
7:密かな愛
8:貴方の思いやりや励ましに感謝します
9:いつも一緒にいよう
10:貴方は可愛い、貴方は完璧
11:最愛
12:付き合ってください
13:永遠の愛情
14:プライド
15:永遠の愛情、ごめんなさい
16:ころころ変わる不安な愛
17:取り戻せない絶望の愛
18:誠実
19:忍耐と期待
20:私のひとひらの愛
21本から999本まで本数の意味
21本以降はまばらに意味があります。999本なんて、渡す人も貰う人も特別な感じがしてきますね。いつか花束で貰ってみたいものです。
21:心からの愛
22:あなたの幸運をお祈りします
24:いつも貴方を想っています
25:あなたの幸せを祈っています
30:信じれば縁あります
36:覚えています、ドラマティック
40:真実の愛を誓います
44:変わらぬ愛を信じます
50:永遠、出会いは偶然
99:永遠の愛、ずっと好きだった
100:100%の愛
101:これ以上ないほど愛しています
108:結婚してください
365:貴方が毎日恋しい
999:何度生まれ変わっても貴方を愛する
まとめ
いかがでしたか?薔薇全般の花言葉は「愛」「美」という意味ですが、そのほかに色や形、本数によっても変わる薔薇の花言葉。ロマンティックなメッセージがたくさん詰まっています。
もしこれから贈ろうとしている方がいましたらその時は色だけじゃないということを思い出して、色の花言葉の他に隠れたメッセージを伝えてみてはいかがでしょうか?そのメッセージ気づいたとき、種明かしをしたとき、とても素敵な瞬間が待っているかもしれません。
また、薔薇を贈られたときそのメッセージを汲み取って薔薇で返事をするのもおしゃれですよね。美しいものには棘がある、その通り注意しなくてはならない薔薇の色もありますが、色・形・香り、そして花言葉、それらすべてを薔薇のひとつとして楽しんでみてはいかがでしょうか?