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さつきの花言葉の由来は生育環境とギリシャ語にあり!種類や語源、ツツジとの違いは?

    この記事は2016年11月28日の記事を再編集したものです。

    道路沿いの植え込みなどで見かけることが多いであろう、さつきという花。さつきはツツジと似ているため、混同しがちですが、実は異なる花なのです。また、さつきの生育環境や花言葉などを考えてみると、さつきという花の魅力もさらに深まります。いつもとは違った、さつきの見方ができることでしょう。今回は、さつきの花言葉、その由来、ツツジとの違い・見分け方、種類などについて紹介していきます。普段は何気なく見ているさつきの花ですが、さつきのことを知ると少し違った魅力も発見できるかもしれませんよ?

    さつきの基本情報

    さつきってどんな花?

    さつきはツツジ科・ツツジ属の植物です。「サツキツツジ」とも呼ばれています。さつきもツツジも、同じツツジ科の植物なのです。見た目も似ています。学名は「Rhododendron indicum」です。「indicum」はインド産を意味するそうでうすが、日本が原産の花だそうです。なぜインド産を意味する言葉が付いているのかは不明だそうです。

    花の色は、赤色、ピンク、白、黄色などが一般的とされています。花は小さく、背も低いですが、群れをなして一面に咲くので、とても華やかで可愛い印象です。

    その可愛らしさからか、庭木、盆栽、植え込みなどにも親しまれています。

    さつきはどんなところに咲くの?

    自生しているさつきは、山奥の岩肌や石垣によく咲いているそうです。また、元々は渓流の岩上に咲いていて、渓流植物の特徴も持っています。渓流というのは、流れが急であったり、集中豪雨などで水位の上下が激しかったり、場所によっては砂利などにも晒されるので、植物が育つのには厳しい環境だそうです。水がかからないように、背を低くしているとも考えられています。

    そのような厳しい環境に負けずに咲き乱れるさつきの花は、私たちにも勇気をくれますね。花も育った環境などまで含めて考えると、面白いものです。

     

    さつきの開花時期は?さつきはいつの時代からあるの?

    さつきの開花時期は、初夏の5月中旬ごろから6月ごろです。まだ少し風が冷たかった春が終わり、暑くなってきて、昼間は羽織物も必要なくなる頃に咲く花と言えます。さつきが咲いたら、「夏はもうすぐそこ!」という感じでしょう。

    さつきは、江戸時代(1603年〜1868年)につつじから育種された園芸品種だと言われています。大きな変化が多々あった混沌とした時代に生まれたのは少し意外なところかもしれません。しかし、もしかしたら、変化が多く不安定な時代だったからこそ、さつきの花に癒しを求めた可能性もあります。

    また、江戸時代には、ツツジの栽培ブームがあり、そのブームの影響でさつきが育てられたとも言われています。

     

     

    さつきの名前の由来は?

    さつきの由来は開花時期

    さつきの開花時期は、5月の中旬ごろから6月ごろなのですが、さつきという名の由来はこの開花時期に由来しています。さつきの開花時期が、旧暦の5月である「皐月(さつき)」であることが、さつきの花の由来だとされています。「皐月」は新暦の5月の別名でもあります。

    また、さつきはツツジ科の植物でツツジとも似ていることから、「サツキツツジ」とも呼ばれています。「サツキツツジ」が元々の名だという説もあります。この「サツキツツジ」の「ツツジ」が省略されて、さつきと呼ばれるようになったと言われています。

    「皐月」自体の語源はというと、稲作に関連していると言われています。「耕作」を意味する古語である「さ」を、稲作の月に当てて「さつき」となったと考えられています。また、「皐月」の「皐」の字が「神に捧げる稲」の意味を持つため、「さつき」に「皐」の字が当てられたとも言われています。「皐月」自体の由来にも深い意味があるようです。

     

    さつきの学名はギリシャ語に由来!?

    さつきの属名の学名は、「Rhododendron(ロードデンロン)」と言うそうです。これは、ギリシャ語で赤やバラを意味する「rhodon」と木を意味する「dendron」が語源になっているとされています。赤い花がなる木という意味なのでしょう。

    英名は「Satsuki azalea(サツキアザレア)」と主に呼ばれているそうです。「azalea(アザレア)」は西洋ツツジを意味するそうです。アザレアの名は、ギリシャ語で「乾燥」を意味する「アザロス」という語からきているそうです。岩場や石垣でも育つことから、この名になったのかもしれません。

     

    「杜鵑花」という別名もある

    実はさつきには、「杜鵑花(トケンカ)」という別名もあるそうなのです。「杜鵑花」の由来にも開花時期が関連しています。さつきの開花時期が、杜鵑(ホトトギス)が鳴く時期と同じ時期だからだそうです。

     

     

    さつきの花言葉は?

    さつきの花言葉は「節制」「貞淑」

    さつきの花言葉は「節制」「貞淑」です。なんとも慎ましいというか、控えめな印象を受けますね。「節制」や「貞淑」の花言葉がついたのは、さつきが岩場や石垣という水の少ない場所を好んで育つことからだと言われています。

    また、英名の「Satsuki azalea(サツキアザレア)」のアザレアは西洋ツツジを意味します。同じツツジ科である西洋ツツジの花言葉にも、「節制」があります。アザレアの語源は、ギリシャ語で「乾燥」を意味する「アザロス」と言われています。そのため、「節操」などの言葉と結びついて「節制」が花言葉になったのかもしれません。

    いずれにせよ、水を多く必要としないところから、慎ましいイメージのある「節制」「貞淑」がつけられたと言えるでしょう。

     

    「協力を得られる」というのもある

    さつきの花言葉には、「協力を得られる」というのもあります。さつきが渓流や岩場や石垣など、植物が育つには厳しい環境でも低い姿勢で耐えて育つことから、付けられた花言葉かもしれません。「頑張っている人に協力したくなる」というのは、人間の心理でよくあるものです。

    さつきは道路沿いや公園の植え込みなどにもよく植えられていますが、「協力を得られる」という花言葉も関係しているのかもしれません。「公共の場では、みんなで協力して欲しい」というメッセージが込められている可能性も考えられます。

     

    似ているけど違う!さつきとツツジの違い

    開花時期が違う!

    さつきとツツジはよく似ているので、混同しがちかもしれませんね。しかし、同じツツジ科の植物ではありますが、さつきとツツジは異なる植物とされています。

    まず異なるのが、開花時期です。ツツジの開花時期は4月中旬から5月上旬です。それに対して、さつきの開花時期は5月中旬から6月上旬です。つまり、ツツジが咲き終わった頃にさつきが咲き始めるのです。リレーのバトンタッチのような感じです。

     

    葉・花の大きさなども違う!

    開花時期の他にも、葉・花の大きさも異なります。ツツジの方が葉・花が大きめで、さつきの方が葉・花が小さめです。ツツジの方が全体的に大きく、さつきの方が全体的にも小さめです。そのためか、ツツジは庭木、さつきは盆栽で用いられることが多いようです。

    さつきとツツジは葉の性質・硬さも異なります。ツツジは、葉が軟らかいです。それに対して、さつきの葉は硬いです。ツツジの葉には光沢がなく、服にくっつきやすいです。反対に、さつきの葉には光沢があります

    また、色も多少異なるようです。ツツジの花は、白、ピンク、赤紫色が多いですが。さつきは紅赤色が多いようです。色は似ている部分もあるので、見分ける際にはあまり参考にならないかもしれませんね。

     

    さつきとツツジを見分けるポイント

    意外にさつきとツツジには違いがあるのです。さつきとツツジを見分けるためには、葉・花の大きさ、葉の柔らかさや硬さ、葉に光沢があるかないか、葉が服につきやすいかに注意してみれば、見分けることができるかもしれません。

    ただ、さつきもツツジも、人工交配などによって違いが微妙になってきているものも多くなっていると言われています。そのため、見分けるのはなかなか難しいものもあります。

    友達や恋人などといる時にサラッと見分けて豆知識まで出すことができたら、知的で素敵なイメージがつく可能性が高いでしょう。ただ、その際はドヤ顔してしまってイヤらしくなることには注意が必要かもしれません。

     

     

    さつきの種類

    紫苑(しえん)

    ピンク色に近い紫のとても可愛らしく華やかな花を咲かせる種類です。可愛らしい見た目から想像できませんが、強い性質を持っていて育てやすいそうです。

     

    好月(こうげつ)

    1株にバラエティ豊かな花を咲かせる種類です。マーブル模様や、縁だけ色が違ったり、底だけ色が白くなっていたり、様々なパターンがあります。

     

    秋月(しゅうげつ)

    紫色で底が白くなった、大きな輪の花を咲かせる種類です。凛として印象の美しい花です。

     

    ロージー

    ピンク色の花を咲かせる種類です。1年の間に春と秋に咲く珍しい花でもあります。

     

    晃山(こうざん)

    黄味がかったピンクというか淡い紅色の花を咲かせる種類です。全体的に小振りなのも特徴的です。

     

    真如の月(しんにょのつき)

    西洋ツツジ(アザレア)との交配品種です。紫紅色の花で底は白い花です。大きな花で堂々と華々しく咲いている印象があります。

     

    寿姫(ことぶきひめ)

    白い花に赤い斑が入ったり、薄ピンクに赤い班が入ったり、色鮮やかな種類です。全体的に淡い色の印象で、慎ましく控えめな印象です。

    まとめ

    今回はさつきの基本情報、花言葉、花言葉・名前の由来、ツツジとの違い・見分け方、種類などについて紹介してきました。さつきは、渓流、岩場などの厳しい環境でも低い姿勢で耐えてキレイな花を咲かせます。そんなさつきの姿は可愛らしく慎ましい魅力に溢れています。また、厳しい環境でもしっかりと咲いていることで、私たちに勇気を与えてくれることでしょう。これを機に、普段何気なく見ているさつきの花を、少し感慨にふけって眺めてみるのもいいかもしれませんね。

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