【再婚の顔合わせ】親族との食事会で守っておきたいマナーとは
2018.05.21
一度目の結婚は旦那と合わなくて離婚。今付き合っている彼氏はすごく気が合うし、私がバツイチなことにも理解がある。
もしかしたらこの人と再婚するかも…?と考えているあなた。再婚するとなれば向こうのご両親や親族との顔合わせは避けては通れませんよね。
でもバツイチだと言うと、反対されるのでは…と不安な時のために、食事会の時に知っておきたいマナーについてまとめてみました。
親族との顔合わせってどんな流れ?
そもそも顔合わせって何?
結婚の経験がない人は、顔合わせという言葉は聞いたことがあっても、具体的にどういうものか詳しく知っているひとは少ないのではないでしょうか。知っているという人もいざ自分が結婚すると決まった時に調べた、という人も多いのでは。
また既婚者の中にも年若く結婚して式など挙げなかった、互いの両親が遠方でどうしても集まることが出来なかったなどの理由で、顔合わせをしたことがない人もいます。
顔合わせというのは、婚約が決まった二人がお互いの両親・兄弟・親族などを招き、レストランや料亭などで食事をとる場のことを言います。付き合っている時点から両親には紹介しているというひとも、なかなか親族にまで知られる機会は少ないはず。
結婚という家と家との結びつきに備えて、改めてきちんとした場で二人のことを紹介する、お互いの家のことを知るという場です。
絶対にするというものではない、だけど…
家族が近くに住んでいれば比較的簡単に出来ますが、婚約した二人は上京して東京、両親は地元に残っている場合といった距離的な問題がある場合、顔合わせをするのも難しくなるケースがあります。
そういったカップルの場合、顔合わせに集合、結婚式に集合としていると金銭的にも体力的にも大変なため、結婚式にまとめて両家の紹介を、とする場合も少なくありません。
なんとなく結婚が決まったらするもの、という認識はあると思いますが、式と同じで「絶対にしなくてはならないもの」というわけではありません。
ただし顔合わせは先述した通り、家と家との出会いの場でもあります。厳しいご両親であったり、地元の土地柄的に顔合わせは必要とされているところもあります。
地元が遠いから、スケジュールが合わないからといって、二人だけでする・しないを決めるのではなく、きちんと互いの両親に相談して了承をとってから決めましょう。
一般的には結納・顔合わせ・結婚式
それでは顔合わせをする、と決まった場合は具体的に何をすればいいのでしょうか。まず結婚が決まったら互いの両親にご挨拶に行きます。先に、女性の両親側へ男性が挨拶にしに行き、その後男性の両親側に報告にいくのが一般的です。
そうして結婚の了承がとれたら、結婚を約束する儀式として「結納」を行います。ただし最近ではしないカップルが増えていますので、家のしきたりや方針などでこの辺りは省いても良いでしょう。挨拶、結納が終わると、次に来るのが「顔合わせ」です。
まずは自分たち、両親など招待する人達のスケジュールを聞きながら、日程を調整します。時間は昼のことが多いです。次に場所を決めますが、集まる人たちが不便のない場所に決めるのが良いでしょう。交通の便がいい東京や、地元の中間点などがおすすめです。
それが決まれば店を手配します。予算は様々ですが、やはりきちんとした場なので、ある程度のランクの食事である方が好まれます。和食や洋食などの好みも加味できるとなおいいですね。
最後に支払いの方法と手土産まで確認できると◎。支払いは互いの両親の分を負担する方法や、交通費なども含めて折半する方法、また両親が出してくれる家など実に様々。基本的には自分たちで支払うものと考えておきましょう。
悩みの種の…離婚した理由ってどう伝える?
かならず事前に伝えて貰っておく
さていよいよ顔合わせ。でも前回と違って今回は再婚…間違いなく離婚の理由を聞かれると思っていいでしょう。向こうの親族の心情を考えると、失礼と思いながらも聞きたくなるのは理解できるところです。
でも再婚というだけで、嫌な印象を持たれないか心配…という気持ちも当然ありますよね。まずは向こうのご両親にあった時点で、再婚であることをきちんと説明しておきましょう。ここで隠しておいて、顔合わせの時にばれた!となると大変なことになります。
今は色々な経験をしている人が増えている時代。きちんと訳を話せば向こうのご両親もきっと理解をしてしてくれるはずです。もちろんそれより前に、彼から事情を伝えてもらったうえで、きちんと自分の口から説明するようにしましょう。
特に子連れでの再婚であれば、養育費の話など現実的な問題も絡んできます。幸せな再婚のため、変に隠すのではなく素直に説明をした方が好印象です。
聞かれた分にだけ答える
再婚であることを伝えたときに、まず間違いなく理由を聞かれると思います。その時は「お互いの価値観があわなくて…」といった風にさらりと答えるくらいがベスト。
ここであまりに感情的になってしまうと、向こうのご両親から「大丈夫かな?」と心配されてしまうことも。前の旦那さんへの悪態や悪口は出来るかぎり控えましょう。
また詳しく知りたいと言われても、つとめて冷静に。暴力や不倫といった明確な事実があったとしても、せっかくの結婚挨拶の場で聞きたいものではありません。
特に被害意識が高い人は「ああされた」「こうされた」と憤ることが多いですが、あまり熱く語ってしまっても周囲は引いてしまいます。相手を貶めすぎても、自分に非があると落ち込みすぎてもよくありません。離婚に対する事実だけを認めて、出来るだけ冷静に事実だけを伝えましょう。
彼からのサポートは必須
それでも「再婚は…」と渋る人がいるのも事実。そんな時は彼からきちんとフォローしてもらいましょう。
「過去には色々あったけれど、今は結婚に対して前向きに考えている」「自分も彼女を精いっぱいフォローする」といった、実の息子からのお願いがあれば、両親もすこし考えを改めてくれるはずです。
顔合わせで親族の方に説明する時も同じ。彼氏は彼女が困った質問をされて困惑をしていないか、自分側の親族が失礼なことを言っていないか、気を付けてみておく必要があります。
両親が受け入れてくれても、親族の中にはそういったことを面白おかしく聞いてくる人もいます。そういった時に守ってあげるのが、男性として大切なことではないでしょうか。
親族との顔合わせで気を付けておきたい3つのマナー
服装については事前に話を
顔合わせは親族が一堂に会する大切なイベント。失敗しないようにいくつかマナーにも注意しておきましょう。男性はスーツでいいのですが、女性で困るのが服装ですよね。
レストランか料亭かによっても違いますし、和装にするか洋装にするか、和装であれば事前に着付けや髪のセットなども準備しなくてはならないため、早くに知っておきたいところ。
出来れば日時と場所を決定した際に、女性陣の服装についても事前に話しておくのが◎。特にお母さん達はきちんと話しておかないと、向こうのお母さんが着物なら私も着物を着たのに!といったトラブルも考えられます。
集まる場所や時間も考えたうえで、何を着ようとしているか確認し、相手方にも伝えてもらうようにしましょう。もし和装の場合は、着替えの部屋や時間なども考慮してあげられるといいですね。
手土産や支払いの有無も確認を
お互い遠方から集まった場合に、手土産を持ってくることも多いです。そういった場合どちらか一方だけが準備していた、というのはなかなかに気まずいもの。
出来れば事前に手土産を準備するかしないか、といった話をしておくのが良いでしょう。両家共に手土産を断り、自分たちで同じものを親族あてに準備するのも◎。不安な場合はどちらの家も準備しておく方が無難かもそれません。
また食事会の支払いや結納金の手渡しなどお金の話が出ることも考えられます。顔合わせが終わってから奥でこっそりとする分にはいいのですが、表だってお金の話をされるとなんだか気まずいもの。出来れば支払いの方法などについても、あらかじめ話し合っておきましょう。
親族の方ともゆっくりお話を
顔合わせ当日、ご両親とは一度話したことがあるとはいえ、まだまだ緊張している頃。更に親族の方もいるとなれば何を話して良いか分からない!ということもあるでしょう。
無理に話題を見つけて喋り倒す必要はありませんが、出来れば相手の家族がどんな人なのか、簡単に質問をするようなイメージで会話をしていきましょう。初対面の人であれば、聞く内容には事欠かないはず。
中には緊張して全く喋らないという女性もいますが、彼氏側の親族からすれば少し残念に思われてしまうかも。緊張しているのが伝わって構わないので、出来るだけ丁寧に会話が出来るよう頑張りましょう。
また男性側のサポートも大切。彼女が会話に困っているのを察したら、自分から話題を振ってあげるなど彼女一人に無理をさせることのないように。親しくなってからはいいですが、彼の親族だけの中に彼女一人を残してちょっとタバコ、なんてことになったらがっかりですよね。
逆に女性も彼氏が会話に困っていたら助け舟を出してあげましょう。緊張しているのはみんな同じ。緊張して上手く会話できなかったと悔やむ必要はありません。ただし喋れないからひたすら食べていた、またはお酒を飲んでいたというのはちょっと考えものですよ。
まとめ
再婚の顔合わせは、一度目の時よりも緊張するもの。今は時代も変わってきているため、再婚というだけで嫌がるご両親も少なくなっては来ています。ですがそれと息子が幸せな結婚を出来るかはやはり別問題。
きちんと大人な話が出来て、この子になら任せてもいい、と思えるような女性に見られるよう、顔合わせをばっちり成功させてくださいね♪