日本人夫婦にとって、セックスレスは大きな問題となっており、レスが原因で離婚するカップルもたくさんいるのも事実ですが、レスでも楽しく、仲睦まじく過ごしている夫婦もいます。セックスは大切な愛情表現のひとつですが、表現の方法は他にもいくらでもあります。

セックスレスだからと言って悩み過ぎず、新しい「レスでも幸せな夫婦生活を過ごす方法」を考えてみませんか。ここでは、レスでも離婚しないで円満夫婦になる秘訣を紹介します！

レス状態でも構わない？セックスレスでも離婚していない夫婦の特徴

お互いに一人の人間として尊重しあっている

夫婦の距離が近いほど、優しさを忘れてしまいがちですが、夫婦でも、もとは他人同士であるという関係性を認識しておくことで、お互いに気を配れる関係を保つことができます。

セックスレスでも、お互いのいい部分、悪い部分を理解し、一個人として愛情を持って尊重しているので、仲の良い夫婦でいられるのですね

 

喧嘩を引きずらない

夫婦にケンカはつきものですが、その日のうちにすぐ仲直りできる夫婦は離婚せずに円満に続けていけるようです。

円満夫婦は、間違っても、「あの時あんなことを言った、あんなことをした」とずっと後になって恨み節のように蒸し返すことはしません。相手の不満を聞き入れるという寛容な心を持つようにしているためです。

人は感情の生き物ですので、ケンカは当たり前です。ケンカすることでストレスも発散し、不満も伝えることができますが、その後どうするか、が肝心です。

その不満をどう２人で解消するかを考えることが大切であり、円満夫婦は、不満、問題点を解消することでより信頼関係を強めています。

コミュニケーションがとれている

毎朝の挨拶にはじまり、ありがとう、ごめんなさい、伝えるべき言葉はきちんと相手に伝えることが、円満夫婦の秘訣です。人として、親しき仲にも礼儀ありの意識を持ってお互い向き合っていれば、夫婦仲は長続きするのですね。

無理にセックスしなくてOK。セックスレスでも円満夫婦になる秘訣13選

セックスだけに囚われることをやめる

セックスレス＝愛情がないという観念に囚われると、不安になったり、夫婦生活を続けていく自信がなくなってしまったりします。セックスレスだと夫婦関係が上手くいかないと思いがちですが、実は、普段の関係が良好でないためにセックスがないという考え方もできます。

重要なのは、２人の関係性であり、愛情表現はセックスだけではないという意識を持つことで、気が楽になりますので、心に余裕をもって過ごすことができます。２人で他の方法を模索して円満夫婦の道を探るようにしましょう。

 

挨拶をきちんとすること

朝、顔を合わせた時には無言ではなく、「おはよう！」と挨拶をしましょう。何も言わないよりも、いい気分で過ごせるようになります。

「いってらっしゃい」ももちろん大切なフレーズですので、忙しい朝も、できるだけ玄関まで行って、笑顔で送り出すようにしましょう。夫が帰宅したら「おかえり」、寝る時には「おやすみ」。相手を思いやる気持ちでいれば、自ずと言葉が出てくるようになります。

１日に１回は感謝を言葉で伝える

夫が家庭のため、あなたのために日々必死で仕事をしているのは紛れもない事実です。それに対して感謝していますか？あなたが夫を「ATM」として見ていれば、相手はあなたを「徴税人」と見るでしょう。そこに夫婦円満があるはずがありません。

夫があなたや子供のために頑張ってくれていること、あるいはそのような大きなことではなくても、あなたのためにしてくれたことについて、「１日１回」以上は、「言葉に出して」感謝を伝えましょう。

共働きや子育てや、残業ばかりで時間が合わない、と言っていたら離婚間近です。方法は手紙でも、LINEでもいくらでもあります。これは必ず実行しましょう。

謝るときはきちんと謝ること

悪いと思ったときは、素直に「ごめんなさい」と謝罪しましょう。ケンカの際には自分が悪いと分かっていても、腹が立っていたり、悔しい気持ちであったりする時は、なかなか言えないものです。

そうなると険悪なムードになってしまいますし、しばらく口をきかない日々を過ごすことにもなりかねません。そんな無駄でストレスのかかる時間を過ごすぐらいなら、さっさと素直に謝って、わだかまりのない関係でいられるようにしましょう。

共通の趣味や目標を持つ

「パートナーとして」関係が強化されるのは、一緒の趣味や目標を持ち、その追及や楽しみの中で連帯感を作ることです。特に趣味は、夫の方から誘ってくることはほぼないので、あなたの方から歩み寄って一緒に楽しむ姿勢を作りましょう。

共通の目標となると「子供の受験」「自宅建築」などですが、それが終了したとたん、夫婦関係も破たんし始める危険性があるので要注意です。

一緒に振り返れる思い出を作る

２人で一緒にソファに座ってお酒などを飲みながら、一緒の思い出について楽しく語り、「仲間」としての連帯感を強めます。そのためにも、一緒に旅行に行ったりすることをおすすめします。

スキンシップをとる

セックスレスになると全く相手に触らない、ということが多いですが、身体の一部でも触れ合わせることはシンパシーを感じさせるきっかけになります。

たとえば一緒に歩いているときに、そっと相手の小指の先をつかむとか、相手に不審がられないようなささやかなスキンシップから始めましょう。

コミュニケーションの量と質を重視する

セックスレス夫婦、あるいは円満ではない夫婦に共通しているのは、圧倒的にコミュニケーションの「量」と「質」が不足していることです。

量とは話している回数、質とはその内容がお互いを否定し合うようなものではなく、肯定的に受け止めたものであることです。具体的には、どれだけ「一緒に笑えるか」です。夫の他愛ない、あるいはばからしい話をきちんと聞いて、共感し、相づちをうってあげましょう。

お互いに「好き」という気持ちを伝え合う

ときには「好き」「愛してる」という言葉を伝え合ったり、キスや手を繋いだりすることで、お互いに愛情を感じることができますので、レスでも仲良く過ごすことができます。

メールやメッセージではなく、直接目を見て伝えることが大事。心が満たされる気持ちになりますし、性欲ではない部分での幸せを感じることで、円満な夫婦でいることができます。

子供を望まないこと

セックスレスになる原因に、妊娠が怖くてできなくなったという場合があります。様々な理由がありますが、夫、もしくはあなた自身が妊娠を望まないのであれば、子供を持つことは諦めることで、レスでも愛情があれば関係性を保つことができます。

将来のことを夫婦で話し合って決めたのであれば、２人の納得のいくプランを作っていくことです。

一人エッチは禁止！

一人エッチをして満足をしてしまうから、という理由でセックスレスになる場合もあります。相手に気をつかわず、自分のしたい時に、好きなだけして満たされてしまうと、片方だけ満足するようでは、パートナーは面白くないですよね。

不満が溜まれば離婚になってしまう可能性もありますので、２人とも一人エッチを禁止してみましょう。

性欲はあるけれど、マンネリ化によってレスになった場合などは、性欲が溜まった上でセックスをしたいという気持ちが出てくるかもしれません。もしもセックスが嫌いでレスになったのでなければ、また復活する可能性もありますので、別れる心配もなくなります。

アイコンタクトをとり合う

言葉のコミュニケーションはもとより、心と心のコミュニケーションで２人の絆を深めることも大切です。長年一緒にいると、自然とお互い気をつかわなくなり、ただ一方的に言いたい放題になることが多くなります。

それでは一緒に暮らしても辛いことが増える一方ですよね。相手の目を見て、心を込めて会話をすることによって、自分の気持ちが伝わりやすくなり、相手のことも理解するようになります。レスであっても、理解を深めることで幸せな生活を送ることができます。

お互いに束縛しないこと

拘束、束縛は夫婦生活にとってNGです。お互いの交友関係、趣味、プライベートの時間は尊重し合いましょう。例えば、あなたは毎日一緒に寝たいと思っても、夫はたまには一人で寝たい日もあるかもしれません。そんなときは、好きなようにさせてあげましょう。

そう思えるようになると、相手の気持ちを尊重する気持ちが伝わりますので、良い関係性を築くことができます。

夫にセックスを拒否されている…どうしたらいいの？

仕事で疲れている

ベッドに誘っても「疲れてるから」「もう寝たい」と断られるケースが多いのではないでしょうか？家庭の外で働く時間が長い男性は、めいっぱい気を張り、細かい神経を使っています。

家に帰るとドッと疲れが出て、セックスどころじゃないのでしょう。

あなたに「女」を感じられなくなった

恋愛感情は３年も経てば消えるという一説があるように、夫結婚生活の長い夫婦ほど、ときめきは薄れてきているのではないでしょうか？

また、産後太りや美容を怠ったツケが一気にやってきて、加齢とともにたるんだおばさん体型になっていませんか？夫は「若い頃は細かったのに、今は抱く気にもなれない」と感じているかもしれません。

子どもを産み終えたから

若い頃は愛と性欲でやっていたセックスも、結婚後は「子どもを作るためのセックス」になってしまっている可能性も。

男性の方が考えが現実的なので、「セックス？もう子ども作る必要ないからいいじゃん」と、さほど重要視されていないかもしれません。

若くないのにセックスは恥ずかしい

若い夫婦ならともかく、30代後半や40代でのセックスはみっともないと考える男性もいます。男性は年齢を重ねるにつれて、腰回りを中心に体へ肉がつきます。

腹筋の割れた肉体ではなく、たるんだ体を妻にさらしたくないというプライドもあるとも考えられます。

自己処理で満足してしまっている

あなたが見ていないところで、夫は自分の性欲を１人で処理している可能性もあります。それなら相手も必要ないし、自分のペースだけで出来てしまいます。

手軽にできるので、セックスより自己処理派である可能性も考えられるでしょう。

セックスレスは離婚理由になるの？

セックスレスが理由で離婚する夫婦もいる

結論から言うと、セックスレスが原因で離婚に至る夫婦は確かに存在します。その場合、セックスレスに至るまでにいろいろと問題があったり、お互いに歩み寄り、相手を理解しようとする姿勢がなかったりする場合が多いです。

要は、コミュニケーションを大切にしていれば、セックスレスだけが原因で離婚するのは避けられることでもあります。

結局は努力次第

お互いがセックスレスを自覚しており、一方が「この状態が寂しい」と感じている場合。セックスを重要視していない方はそのことに気付いていない可能性もあるし、そこまで心に余裕がないのかもしれません。

両方がお互いの意見に聞く耳を持つという努力は必要ですが、離婚の理由になるかならないかは信頼関係次第ということです。

離婚理由は本当にセックスレスだけなのか

セックスを嫌がる側の気持ちが鍵を握っている可能性も高いです。「最近、セックスに愛を感じられない」「なんだか物足りない」。

そのような不満が積み重なり、「いちいちつらいから、セックスなんかしない方がまし」と、セックスを遠ざけているとも言えます。言ってしまえば、離婚を考える理由に「セックスレス」は後付けの１つとなっている可能性も考えられるということです。

セックスレスで離婚して後悔しないために

夫婦での話し合い

最も大切なのは、夫婦で話し合うこと。セックスレスであることが不満と言う言い方をするのではなく、「恋人時代のように心から愛し合う時間が欲しい」と、言葉選びには気を付けること。

相手がセックスを嫌がる理由、自分がセックスがないことで寂しいと感じている理由なども見えてくるでしょう。

自分でできる努力はする

相手が努力してほしい部分もあって当然ですが、まずは自分が努力すること。女でいることを忘れないように、体型や美容、おしゃれなどに気を配って外見を磨くこと。

相手がその気になってくれるよう、記念日を大切にしたり、上手に誘く方法を研究したりと、できることはたくさんあります。

上手くいっていることにも目を向ける

セックスレスだけで離婚するのは、あまりにも寂しいと思いませんか？夫婦関係で上手くいっていることにもしっかり目を向け、「私って実は幸せだったんだ」と気づくことも大切です。

そうすることで自然と相手のこともいたわれるようになり、感謝の言葉も増えるでしょう。

前よりもっと仲良くなろう！上手にコミュニケーションを取るコツ

お互いに名前で呼び合うルールを作る

夫のことを今、なんと呼んでいますか？あなたはどのように呼ばれていますか？「パパ、ママ」と呼び合ってませんか？新婚当初を思い出して、ニックネームや下の名前で呼び合ってみてはいかがでしょうか。

もちろん、子供に対しては「パパは～」と言い、夫婦間の会話では名前を呼び合うというように、使い分けを上手にしてください。名前を呼ばれるだけで、嬉しくなりますよね。より仲の良い関係を築ける可能性大！

 

ときどきデートに誘ってみましょう

家族という関係をときには外れ、恋人同士のようにデートにお互い誘ってみてはいかがでしょうか。デートは、非現実的な楽しい時間を共有することになりますので、「ママ」ではない女性としてデートを楽しんで、より愛情を深めることにも繋がります。

結婚記念日など、特別な日に思い出の場所へ出掛けてみるなど、大切な２人の時間を持つようにしてみましょう。

ときどきお風呂を一緒に入る

子供がいる家庭では難しいかもしれませんが、子供と一緒にみんなで入るなどして、お互いの裸を見られる機会をもつようにしましょう。スキンシップの一つとして、お互いの裸を見て、肌に触れ合ったり、話をしたりすることも大切なポイントです。

まとめ

セックスレスでも夫婦円満の秘訣は、夫婦であってもお互い人として尊重し合うこと、スキンシップを上手にとることが大切なポイントのようです。

セックスレスでも悲観せずに、セックスがないならないなりに、幸せを模索する道があります！愛情表現を忘れずに、幸せな夫婦でいるためのコツをぜひ実践してみてください。