セックスレスでつらい?解決には夫との話し合いが大事!その際に注意するポイントは?
2020.05.28
セックスレスで悩んでいるあなた。夫婦でセックスレスについて話し合いをしたことはありますか?夫と話す勇気が出ずに1人でつらい思いを抱えているのではないですか?
話し合いとセックスレスの解決が結びつかず、もっと直接的な行動をした方が良いのではないかと話し合いを試そうともしなかったり、話し合いをしようと思ってもスルリスルリと逃げられて逆にイライラしたり。
話し合いはセックスレスの解決にならないと感じている人も多いです。でも、それは話し合いの方法が間違っているからではないでしょうか?セックスレスを解決したいなら話し合いをおすすめする理由と上手な話し合いの方法をご紹介します。
何故解決に繋がるの?夫との話し合いが重要な理由
結論を出すのではなく話し合う事が重要
セックスレスにかぎらず、問題点を話し合おうとした時に男性から「そんなことは必要じゃない」とばかりに「○○に決まっているだろう」とか「こうすればいいんだよ」と結論を出されてしまった経験はありませんか?
男性の多くはプライドが高くて女性とは話し合う必要はないとばかりに自分の意見を通そうとする人が多いです。
でも、夫婦の話し合いで重要なのは結論を出すことではなくて、お互いの気持ちを確認することです。学生時代など、討論の末にお互いをよく知り親友になった人はいませんでしたか?
ここで言う夫婦の話し合いは、結論を出すことよりもそちらの意味合いでおすすめしています。
言うことで伝わる願い
もちろん、話すこと自体にも意味は十分にあります。それを認める認めないは別として、妻が何を考えているのか、夫が何を考えているのか知ることが出来るからです。
「あなたがいつも疲れているのはわかっているけれど、私もセックスレスが続くと精神的につらいの」と口に出して夫に伝えましょう。
言わなければそんなあなたの気持ちに気づいてもらえることもないかも知れません。もしその結果夫から「その気持ちはわかるけれど、やっぱり疲れていて無理だ」と拒否されたとしても、言えた、伝えられたということは意味があるのです。
女性の多くは話すだけで満足する
どうして伝えられただけで意味があるのか、というと見出しのとおり、女性は思いの丈を口に出すだけで満足できる人が多いからです。
「悩み事があるなら聞くよ」とよく言いますよね。誰かに話すことでスッキリとすることがあるのは誰でも体験したことがあるでしょう。
「主人に自分の気持ちを話して、それを理解してもらえば気が晴れるんです」と言っていた職場の同僚がいました。
「夫婦円満のための7つの原則」という本にも「妻は解決策がほしいとは思っていない。ただ話を聞いてほしいもの」と書かれています。
2人で一緒にやっているという充実感がある
友人の中に、休日の午前中、家の近所のにぎやかなカフェで夫婦2人で家庭の問題を話す時間を持つようにしているという女性がいます。
庭に植える予定の木を何にするかという他愛ない話からセックスレスの話まで。話す内容はその時ごとに違いますが、この時間を持つようになってから夫婦で協力して何かしているという満足感が得られていて夫婦関係がよくなったと言っています。
言いたいことがあれば週末を待てば良いので、1人で考えすぎてイライラすることも少なくなったそうです。
忘れていた時間の経過を思い出す
忙しい夫婦は、夕食の時間もバラバラ。疲れているからギリギリまで寝ていて、朝もろくに顔を合わせずあわただしく食事を済ませて出かけるのに精一杯。
気づいたら口も聞いていない、顔をよく見た最後はいつだったろう?という人達もいるのではないでしょうか。
たとえ、セックスレスの話し合いだとしても、2人で向き合って話をすることで一緒にいる時間が増えます。
女房は少し痩せたかな?とか、うちの旦那も白髪が目立ってきたなぁとお互いの顔を見て感じることもあるでしょう。
今まで忙しさに忘れていた時間の経過を知ることで「これなら若い時のようにセックスが頻繁になくても仕方ないかな」とセックスレスについての見方も変わることもあるのです。
具体的には何がどう解決する?話し合うことで解決できる5つのこと
1. ただ聞いてもらうだけで良いのに
「私も仕事をしている。その上家事もやっている。多少手抜きや大雑把になってちょっと気が咎める時はあるけれど、彼はそういうことをあまり気にしないタイプなので助かっている。
だけど、私だって疲れもたまるし仕事の愚痴なんかを彼に慰めてもらいながら聞いてもらいたいと思う時だってある。けれど、毎晩ぐったりと疲れて帰ってくる姿に思わず口をつぐんでしまうのは事実。」
夫が疲れていることを感じて何も言い出せない優しい奥さんの告白です。家族のために働いてくれるありがたさはあるけれど、話くらいは聞いてほしいなと思っているのです。
2.私のイライラを感じて!
「心の不満をぶつけるタイミングも時間も見つからない。だから、そんなイライラはつい態度に出てしまう。
なるべく手作りの食事を心がけていたけれど「どうせ、わかんないから」とスーパーの惣菜でごまかしてしまったり、それすら用意しなかったり。そんな時も「ラーメンでいいよ」とのんきに言われて、その無神経さにさらにいらだつ時もある。
せめて、「どうしたの?夕食は食べたの?」「なんか具合悪いの?」と聞いてくれれば少しは救われるのに……。どうして男性は女性の気持ちに鈍感なんだろう……。」
夫と話し合う時間が持てないため、フラストレーションだたまる一方の妻と、そんな妻の気持ちがわからない危機感に欠ける夫。どちらも悪くないけれど、この奥さんの爆発寸前の気持ちがよくわかります。
3.フラストレーションを吐き出させる
海外映画では、カウンセリングを受けるシーンや、カウンセラーに話を聞いてもらうと言っている描写をよく見かけます。自分の悩みを話すことの大切さをよくわかっているのです。
海外ではパートナーは相手の話を黙って聞くというのは、配偶者の役割と考えられています。話すことで気持ちが落ち着くことが人々の中で知られていて、定着している証拠です。
昔から日本人、とくに女性には沈黙の美徳のような考えがあり、妻は黙って夫にしたがっておけというような考え方がありましたよね。
最近では厳しく「女は黙っておけ」と言う人もいませんが、話し合いがイライラを解決してくれると知らない人も多いのです。
4.男性の性、女性の性は言葉にしないとお互いわからない
話し合いをしただけでセックスレスが解決したご夫婦もいます。親戚のおばさんが集まって夫との愚痴や不満をおもしろおかしく話しているのを子供の頃にきいていた時の話です。
私が子供だから内容はわからないだろうと思っていたのでしょう。赤裸々な夫婦関係のお話をしていました。
「○○さん(叔父の名前)に誘われて、疲れてるからって断ったのよ。それからしばらくたって、私から迫ってみたのだけど今度は○○さんが疲れてるからって断ってしばらく(性交渉が)なかったのよ。
でもね、あんまりご無沙汰だから「最近してないわね」って言ったら「お前したかったんか?」だって。笑っちゃうわよね」
笑い話にするくらいだから、叔母夫婦のセックスレスはそれで解消されたのでしょう。セックスレスになる理由も、その解決もこんなに簡単なことである場合もあるんです。
5.悩みはケースバイケースやってみなければわからない
そういう夫婦もいるだろうけど、うちとは違うかも。そう思っている人もいるでしょう。話し合った結果ダメだったのなら違う方法考えるまでです。
話し合うことでセックスレスを解消できた人は、実際いらっしゃいます。その人たちも最初はあなたと同じように無駄でしょうと思いつつ口に出してみたのではないでしょうか。
よほど大喧嘩になるような口論をしない限り、話し合いはやって損するということはありません。ダメ元で話したら、解決はしないまでも気持ちがスッキリする可能性はあります。
これで場は整えられる!話し合いへのもっていきかた5選
まずは、ふたりでいる時間をふやす
とにかく忙しい毎日ですが二人でいる時間を作る努力をしましょう。平日の夕食は難しいかもしれないけれど週末は必ず一緒に夕食を食べるとか、それでも難しければお茶でもいいし、朝食を一緒にとる。
話し合いの機会を意識的にとるというふたりのための習慣を改めて設ける努力をしてみることが大切です。
記念日を特別なものにしてみる
誕生日やクリスマス、結婚記念日などの「記念日のお祝い」をつい「相手から何かをしてもらいたい」という気持ちで受け身の体勢で待っている場合が多いです。
でも、マメな男性は別としてたいていが忘れてしまう男性が多いとすれば、自分主催で行ってみてはいかがでしょうか?
二人で人前に出る機会を作る
パーティでもコンサートでも多くの人が集まる場所に外で待ち合わせをして出かけてみましょう。その際は、必ずいつもよりもおしゃれにしていきます。
いつもは隣か、せいぜい離れていても部屋と部屋の距離しか離れていないですよね。それを、待ち合わせをしてちょっと遠目でみるあなたはいつもよりも若くてきれいにみえる。何となく周りの男性の視線も集めているような気がする。
そういった時は必ず男性はあなたを「女性」として意識をするはず。
先に話したい内容を伝えてみる
話し合いをしようと思っても男性が話し合いを面倒くさがる場合もありますよね。その理由のひとつは、相手が何を言い出すのかわからないのでとりあえず逃げておこうとする男性心理が働くのだそうです。
「今日は最近の2人の夜の生活についてお話したいことがあります。私の意見を聞いてほしいの。それでできればあなたの気持ちも聞きたいわ」と内容と目的を先に告げます。
こうすることで、「聞くだけならとか」、「手短に話してよ」と聞いてくれる夫は意外と多いのです。
話し合いしてくれなかったら○○
どうしても話し合いを避ける夫への最後通達としての方法です。「この話し合いに応じてくれなかったら実家に帰らせていただきます」などの条件をつけて、まずは話し合いの場を作るのです。
条件はこんなにきつくしなくても良いですし、離婚も考えている人ならそれを匂わせるようにすることも出来ます。
夫も緊張してしまっているかも。どう話し合えばいいの?
まずは落ち着いて
あくまでも、話し合いで口論の場ではありません。時には激しく感情のまま言葉を口から出すことでストレス解消されることもありますが、あなただけスッキリして夫婦仲が悪くなることもあるので注意が必要ですね。
まずは、落ち着いて話すことが大切です。「聞いてくれるだけでいいの」と言っておくのも良いですね。
喧嘩はしても侮辱はしない
「あなたの考えはおかしいわ!」というのは口論上ありですが、「あなたって馬鹿?」と直接相手の人格を否定するのは話し合いのマナーとして無しにします。
このように話し合いのルールを決めるのも、夫が話し合いに応じやすくなるのでおすすめです。
無言で席を立たない
男性によくあるのですが、話し合いの途中で何も言わずに立ち上がり一方的に話を中断させる人がいます。
自分の考えと違うから話しても無駄という意思表示なのでしょうが、夫婦の話し合いの目的は結論を出す事ではないので、これはやめてもらうようにルールを決めましょう。
もし、どちらかが熱くなりすぎて頭を冷やす時間が必要だと思った時は「今日はここでやめて、後日改めて話しをしよう」と提案するようにしましょう。
適度にリラックスするためには?話し合いの際注意すべきポイント
お腹が空いている時や疲れている時はダメ
とある夫婦のお話です。「帰宅した夫に愚痴をこぼしました。でも、話の途中で夫が疲れ切って気もそぞろなことに気づきました。夕食を取ってから続きを話そうと提案すると、夫は喜んで賛成しました。
食事が終わって話し合いを再開すると、私も落ち着き、夫もちゃんと話を聞いてくれました」
お腹が空いていたり、疲れていたりする時に話し合いを持とうとしても思ったような結果にならないんですね。
断定口調は禁物
あなたは、何のために夫と話し合いをしたいのでしょうか?ただ愚痴を言いたいだけではないはずです。できれば、自分の気持ちを理解してもらい、最終的にはセックスレスを解消したいのだと思います。
そのためには、「これはこうでしょ!」とか「なんでこんなこともわからないの!?」という言い方はいけません。
相手が納得できなければその話はそこまでで終わってしまいます。「私はこう思っているの。あなたはどう感じる?」という感じで話せば夫の意見を聞き出すことも出来ますね。
間違いは素直に認める
円滑に話し合いをしたいなら、口調の他に自分の非はすぐに認めるということも大切です。自分を正当化して言い訳を繰り返す相手に対して、あなたはどんな感情を持ちますか?
言い訳ってすぐにわかりますよね。それ以降の相手の話は聞いても仕方ないなと感じるでしょう。
セックスレスを話し合いで解決させたカップル・夫婦の体験談
思い切って「セックスがしたい」と伝えた
女性からベッドに誘うことも、セックスがしたいことを素直に伝えることも、何ら恥ずかしいことではありません。
肉食女とか、がっついてる風に思われたくないし、いくら夫でも「恥ずかしい」という気持ちがあったんですね。
それでも勇気を出して伝えたら、夫は私が誘うのを待ってたみたいで……。セックスレスから、無事に抜け出せました。
相手の要求も取り入れた
20代 女性
男性の要求を取り入れることで、相手がその気になってくれることも。
私の彼は絵に描いたような草食系男子。恥ずかしながら私は性欲強めの肉食女子。あまりセックスをしたがらない彼だけど、彼の本音を聞いた時に「僕はポリネシアンセックスみたいに、お互いにくっついて抱き合う方が好き」と話してくれました。
セックス=激しく求め合うという概念を捨て、じっくり愛し合いたいという彼の要求も取り入れてみたんです。
そしたらセックスレスも解消できたし、このように心安らぐセックスもいいなと思えるようになりました。
話すだけでなくスキンシップも取り入れた
30代 女性
元キャバ嬢の女性が取り入れた必殺技です。
男性は、二の腕を触られるのが好きという人が多いんですよ。自分たちのセックスレスについて話し合った時、さり気なくですが、夫の腕に触れたりいたずらっぽくキスをしたり、スキンシップを交えてみました。
食後にお酒を飲みながらだと、ベッドに誘うのにより効果的ですよ。
旦那からの誘いを断った過去はないか?
20代 女性
男性は、意外と傷つきやすいのかもしれません。
最近ご無沙汰だし、私が誘っても「忙しい」「疲れてる」しか言わなかった夫。どうしてなのか聞いてみると、意外な本音が……。
以前、私が彼からのセックスの誘いを冷たく断ったことがひどくショックだったみたいなんです。私は全く覚えてなかったんですが、ちゃんと理由が分かって良かったです。
今では、夫婦の大事なセックスの時間も楽しんでしますよ!
「女性」を取り戻す努力をした
40代 女性
年齢と女性の美しさは反比例じゃないんです。
子どももある程度手を離れて、セックスレスを解消したくて夫と真剣な話会いを試みたんです。
夫は「出産以来、お前の体型が変わってしまって、あんまり抱く気になれなかった」と本音を語ってくれました。
自分でも自覚してた部分なので、一念発起。ダイエットや美容を頑張って、夫から「最近きれいになった」と言われる頃には、セックスレスもなくなっていましたね。
話し合いがセックスレスを長期化させた例も…
ド直球すぎる言葉が重かった
20代 女性
今思えばかなり無神経なんですけど、「あなたっていつも早いよね?」「EDなんじゃない?病院行ったら?」とか、彼のプライドをへし折ることも平気で言ってました。
そのせいで彼は「自信ないからしたくない」と心を閉ざしてしまいました。
相手の話を否定し過ぎると平行線のまま
20代 女性
夫は激務なので、セックスを断る理由は「疲れた」「もう寝たい」ばかり。私は「気持ちは分かるけど、セックスがないのは寂しい」と、全然彼を理解しようとしてなかったんですね。
「分かるけど」って言ってたくせに、「私はしたい」夫は「勘弁して」で、話も平行線。今でこそ彼をいたわることを第一に考えるように意識してますが、相手を否定し過ぎてセックスレスが長引いていたような気がします。
愛情よりも怒りや不満をぶつけ過ぎた
30代 女性
話し合いのつもりが、彼に不満をぶつけただけになってしまったんです。「愛されてる気がしない」「セックスレスが続くなら夫婦でいる意味ない」とか。
どう考えても大袈裟ですよね。「あなたに甘えたい」「もっとくっつきたい」などと可愛い言葉で言えば良かったんですけど。
結局彼が話し合いを嫌がるようになって、セックスレスを長期化させる形になってしまいましたね。
まとめ
セックスレスの解消には、話し合いが役に立つというお話でした。聞いてもらいたいと思う女性と対照的に男性はできれば話したくないと思う人が多く、話し合いを持つことも大変になりそうです。
先に話し合いたいことと、その目的を言ってしまうと男性の話し合いを避けたいと思う気持ちが和らぐこともあるようなので試してみてください。
その他にも、話し合いにルールを決めるのも、話し合いのハードルを低くします。
ぜひこの記事を参考にセックスレス解消を目指してみてくださいね。