スピード婚は離婚率が高い?後悔せず成功した結婚生活を送る秘訣
2020.07.27
今や日本では結婚さえすれば人生バラ色という訳でもなさそうです。そんな中でも、知り合って結婚するまでの期間が短い「スピード婚」をするカップルもいます。
そんなスピード婚をした女性の結婚の実態はどうなっているのでしょう。また今の日本の離婚率の高さの中でスピード婚の人の割合は高いのでしょうか。
できれば、結婚する以上結婚相手とはラブラブのままいつまでも過ごしたいものです。そんなためにも、スピード婚の実態を次から紹介してみます。
スピード婚ってつきあう期間がどれくらいのことをいうの!?
結婚までにつきあう期間の平均はだいたい1年~2年
既婚者に聞いたアンケートによると、つきあってから結婚するまでの期間は次のようになるようです。
Q.結婚までにどれくらいの期間、交際して結婚をしましたか?
つき合い始めてすぐ……3人(1.6%)
1カ月……2人(1.0%)
3カ月……2人(1.0%)
半年……24人(12.4%)
1年……51人(26.3%)
2年……44人(22.7%)
3年……22人(11.3%)
それ以上……46人(23.7%)
調査時期:2014年11月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:社会人500人(インターネットログイン式アンケート)
出典:マイナビフレッシャーズ
1年~2年で結婚を決めたカップルが全体の約50%というボリュームゾーンになっていますね。
スピード婚として一般的敵に考えられているのは「交際期間が半年以下で結婚した人」になりますが、この結果をみるとスピード婚は結婚したカップル全体の中約15%程度でまだまだ少数派のようです。
つきあい始めてすぐでもOK!が10%近くも
上では実際につきあってから結婚にいたった期間を既婚者に聞いたアンケートですが、別のアンケートで結婚するまでに「必要だと思う交際期間」がどれくらい必要かを未婚の人と聞いてみると、「つきあい始めてめてすぐでもOK」という人がなんと10%近くもいるのです。
それだけ、未婚の人の中では「結婚」に対するハードルはやや低くなっているのかもしれません。
ただこの場合も結婚するまでに必要な交際期間は、ボリュームゾーンンとしては1年が41.8%、2年が17.0%と答えている人が約半数以上をを占めており、実際の結婚までのつきあって期間の実態より少し慎重な回答になっているところもあるようです。
スピード婚になったきっかけって何があるの?
赤ちゃんを授かちゃったから
スピード婚になった理由として大きなものとしては、赤ちゃんができちゃったからという「デキちゃった婚」かもしれません。
子どもを産むかの、二人で育てていくのかという現実に直面して、はじめてカップルの間で「結婚」を現実的な問題として向き合わざる得なくなったのがきっかけなのかも。
でもそれが一つのきっかけになって、二人でしっかり「結婚」「出産」「子育て」ということをきちんと考えることになれたのなら、これから先の子どものことも含めた将来を考えることができて一番よいことですよね。
長くつきあっていた彼と別れて将来に不安を感じたから
上で見てきたアンケートからもよくわかるのですが、つきあいが長くなればなるほど意外に結婚する割合は低くなるようです。
彼とのつきあいも長くなってきたので、そろそろ二人の間で「結婚話」がでるかなぁと女性が思っていた時に、相手からこっぴどく振られるというのはよく聞く話です。
長すぎる春が結婚に至らなかった……そんな場合は、女性にとってはかなりダメージが大きく心の傷になります。
そのため次の恋愛にはとっても慎重になって、単なる「彼女」という立場ではいつまた振られるかわからないから、結婚して「妻」という安定した立場を得たくて結婚を急ぐのです。
出会いの場がそもそも「結婚前提」の場だったから
「婚活」という言葉があたり前になってきたように、男性も女性もある一定の年齢になると結婚するかどうかわからない相手とつきあうのではなく、「結婚を前提」につきあう相手を探すようになります。
そのため、「お見合いパーティー」や「結婚相談所」などといった場で出会う男性は、もちろん女性を「結婚相手」として探しにきています。そのため自分の考える「結婚相手」の条件にあわない女性には関心をもちません。
もちろん女性側も自分が男性を「結婚相手」として考えられる人を探しにきています。そのため、お互いの気持ちがぴったり一致して「この人なら結婚相手にぴったり!」と思う相手に出会えば結婚するまでの期間は自然に短くなるものです。
スピード婚の決め手
趣味や価値観が合っていた
結婚は一生添い遂げることを前提にするものですから、結婚をするにあたって重要視するべきなのは相手のことがどれだけ好きかよりも、相手との生活が後々苦痛にならないかどうかです。
共通の趣味があったりお金や物事の考え方などの価値観が一致していたりすると、結婚後も夫婦の時間をたくさん取れる上にお互いにわだかまりも溜まりにくく、いつまでも仲良しでいられるのだとか。
特に趣味を通じて出会った場合、子どもができた時に家族みんなで同じ趣味を楽しめることを期待して、早めに結婚を決めたという夫婦も珍しくありません。
考え方や価値観が似ていれば結婚後もぶつかり合うことが少ないので、共通する部分が多ければ多いほど交際期間の短さが夫婦仲に直接影響することはないのかもしれません。
出会った瞬間にこの人しかいないと思ったから
ひと昔前の言葉で言えば、いわゆる「ビビビ婚」ですね。出会った瞬間に「多分この人と結婚する」という確信めいたものを感じ、それが結婚の決め手となることもあるといいます。運命的な出会いと結婚に憧れる女性も少なくはないですから、羨ましく感じる人もいるでしょう。
また付き合って間もないにも関わらず、一緒にいてお互いに自然体でいられることに気付いたから結婚を決めたという人も、スピード婚経験者には少なくありません。中には初めてデートしたその日にプロポーズして、婚約したという超スピード婚夫婦もいます。
早く結婚したかった
お互いに結婚願望が強く、早く家庭や子どもを持ちたいと考えていれば結婚を決めるのも自ずと早くなります。特に男性側に強い結婚願望があれば、とんとん拍子に話が進んでいくようです。
また出会った時には既に結婚適齢期を過ぎていて、もともと相手が誰かは関係なく次に交際する人と結婚すると決めていたという人もいます。
働く女性が増えた現代ではタイミングが合わないと結婚しづらいので、相手に結婚するつもりがあるのかないのかわからない状態で長々と付き合うよりも、結婚前提で付き合ってスピード婚した方が色々と都合がいいという、合理性重視の現実的な考え方もあるようです。
スピード婚のメリットとは
毎回新鮮な気持ちでデートできる
スピード婚の場合、カップルとして付き合っている期間が短いため、新鮮さを失わないうちに結婚できます。そのため、付き合っているときのデートがマンネリ化したり、どこに行こうか毎回悩んだりなんていうこともなく新鮮な気持ちのまま楽しむことができます。
今度はあそこに行ってみよう、あのお店でご飯を食べてみようなど、2人で行くとどこでも楽しい、どこでも幸せな気分になれるという気持ちと、何をしても真新しいことばかりという新鮮な気持ちのまま結婚できるのは、とても素敵なことですよね。
新婚生活を思いきり楽しめる
毎回新鮮な気持ちでデートを楽しんでいるうちに結婚してしまうので、長く付き合って結婚したときと比較したときのフレッシュさには大きな違いがあります。カップルでいた期間が長かったり、同棲期間があったりすると、結婚しても結局何も変化がないように感じてしまうもの。
特に男性は、苗字も変わらないので、結婚したことを実感できなかったりもします。
スピード婚だった場合は、ラブラブで新鮮さが薄れていないカップルの状態から一気に結婚するわけですから、当然、そのままラブラブの新婚生活を楽しむことができます。
まだお互いのすべてを知り切っていない間柄なので毎日新たな発見や気づきがあり、刺激的な毎日を過ごせるんですね。
婚期を逃さない
男性はあまり気にしないかもしれませんが、女性の場合スピード婚であれば婚期を逃さないというメリットも生まれます。「何歳までには結婚したい」とか、「いつになったら結婚するの?」という周囲からの圧力も、気にする心配がないのは嬉しいことですよね。
中には、早く結婚しないといけないという焦燥感に駆られて、慌ててスピード婚に持ち込む人もいるようですが、これも結局は婚期を逃さないためという目的があってのことなんですよね。ただ、それだけを考えて結婚すると相手選びを間違えて離婚することになってしまうかも?
プレッシャーから解放される
長く付き合っていると、女性側には「そろそろ結婚かな?」とか、「プロポーズしてくれないかな?」という感情が生まれ、男性側も「彼女が結婚を意識し始めてる?」という、プレッシャーを感じるようになります。
カップルとはいえ、お互いにそう簡単に相手に尋ねることができない、センシティブな問題ですから、内心お互いにプレッシャーを与えあい、感じあっている状況です。これが結構精神的にきついと感じている人が多いようなのです。
スピード婚であれば、何年付き合っているから結婚かな?とか、プロポーズはいつくらいならOKがもらえるだろうなんていう心理戦は必要ないわけです。そのため、お互いにプレッシャーから解放され、軽い気持ちで交際を続けることができるのもメリットといえます。
実は離婚率が低い
スピード婚に対して世間の人が持っているイメージの中には、「勢いで結婚したんだから、どうせすぐに離婚するんじゃない?」という意見も少なくありません。
確かに勢いで結婚してしまった場合、男女ともに「この人じゃなかった」と感じ、離婚するケースは存在します。ですが、意外にもスピード婚の離婚率は決して高くないのです。
付き合ってみて、良かったら結婚するというわけではなく、結婚するつもりで付き合う人を選んでいるのが離婚率が低い理由なのでしょう。長く付き合っていると情がわいてしまい、結婚相手として本当に自分にふさわしい相手かどうか見極めるのが難しくなってしまうんですね。
スピード婚のデメリット
相手の欠点に結婚してから気付く
交際相手のことをよく知らないままにスピード婚してしまうと、結婚してから初めて相手の欠点に気付くことになるというデメリットがあります。その欠点が許せるものならいいのですが、どうしても見過ごせないような欠点だと離婚に繋がってしまうことも。
欠点がない人間など滅多にいるものではありませんから、大事なのはその欠点をお互い様だと考えて見過ごせるかどうかが肝心です。もしくは相手が気分を悪くせず欠点を改善してくれるように、上手に操作するしかありません。
離婚となった時も展開が早い
人間は自分が時間やお金を費やしたものに対して、たとえもう必要がなかったり興味を失っていたりしたとしても、いざ手放そうとすると惜しく感じてしまうものです。
それは夫婦関係においても同じで、結婚するまでに時間やお金がかかったり周囲からの祝福が多かったりしたなら、夫婦間で見過ごせない問題が起こった時も離婚を躊躇しやすく、特に男性はその傾向が顕著です。
しかしスピード婚の場合は交際期間が短く交際中に費やしたお金も時間も比較的少ないため、離婚への抵抗心が薄くなります。なので離婚を考えるような夫婦間の問題が浮かび上がってしまった時に、実際に離婚に行きつくまでの展開が早くなってしまうのです。
周囲の人から心配される
不思議なことに長く付き合った人と結婚する時ほど、周囲の人のお祝いの気持ちも強くなります。それはきっと私たちが無意識のうちに、結婚とはじっくり相手と向き合ってから決めるべきものと思い込んでいるからなのかもしれません。
なのでスピード婚は家族や友人など身近な人たちから、過剰に心配されやすいという一面もあります。親しい人ほどお祝いよりも心配の気持ちが強くなるので、結婚を報告しても「おめでとう」よりも先に「大丈夫なの?」という言葉を投げかけられることもあるようです。
他人の意見を気にしない人であれば周囲からの心配の言葉を聞き流せますが、周囲の心配に流されて本当に結婚してよかったのだろうかと不安になってしまう人もいます。
家事や育児の分担がうまくいかない
結婚に対して慎重な人はまず結婚生活のルールや条件を決めてから結婚に踏み切ることが多いです。
子どもは何人作るのか、両親とは同居か別居か、マイホームは購入するのか、共働き夫婦になるなら家事や育児はどう分担するのかなど、結婚前に決めておけば結婚してからもめることが少なくなります。
結婚前にルールを決めておくことは、夫となる男性をコントロールしやすくなるというメリットもあります。結婚後よりも結婚前の方が、男性は女性が提案したルールに従ってくれやすくなるのです。
しかしスピード婚夫婦はその辺の意見の擦り合わせが足らず、結婚後にお互いの意見が食い違いもめやすくなることも。夫婦になってから初めてケンカしたという話も多く、仲直りのきっかけがなかなか見つけられなくなるようです。
相手の親族との相性が悪いとつらい
結婚はただ好きな人と籍を入れるだけのものではありません。交際中は2人だけの世界を築けていたとしても、結婚すれば相手の両親や兄弟、親戚などとの付き合いも始まります。
ある程度長い交際期間があれば、お互いの両親とも面識を持ち相手の親族がどんな人柄なのかも何となくわかっていることが多いものです。
しかしスピード婚の場合は結婚が決まった後に初めてお互いの両親に挨拶するという状況も多く、相手とどれだけ仲がよくても親族との相性が悪いとそれが結婚生活のストレスとなることがあります。
また結婚してから相手が親離れできていないということに気付く人もいて、2人きりで新婚生活を楽しむはずが相手の親の過干渉に苦しめられるというパターンもあるようです。
スピード婚をしやすい女性の特徴
フィーリングを重視する
スピード婚をしやすい女性は恋愛をする時に、相手の人柄を裏付けるデータよりも相手と向き合った時のフィーリングを大切に考える傾向があります。
つまり相手の職業や生い立ち、長所や短所といった情報よりも、自分が相手をどれだけ好きか、相手とどうなりたいかという感情を重視して行動するのです。
物事を計画的に考えてから実行することが苦手なので、買い物なども衝動買いが多いのがこのタイプ。自分がこうと決めたら誰に何を言われても聞き入れない頑固さもあり、いい人に当たればいいのですがそうでなかった場合は苦労が多くなります。
昔から結婚願望が強い
子どもの頃の将来の夢はお嫁さん、大人になってからも早く専業主婦になって旦那様を支えたいというタイプの女性も、スピード婚をしやすい女性です。
このタイプの女性はまず結婚を前提に付き合える人とでないとお付き合いしないので、理想の相手が現れないと婚期が遅くなりがちですが、一度この人だと思える相手と出会えればそそくさと結婚します。
逆に付き合ってから相手が本当はしばらく結婚するつもりがないことがわかると、見限るのも早いです。
他人を疑わない性格
他人を疑うことを知らない素直な女性は、付き合った男性の結婚願望が強いとそれに乗せられてスピード婚することが多いです。相手の性格や年収、職業など、言われたままを信じて何か裏があるのではと考えることがないので、結婚に対してあまり慎重にはならないのがその理由です。
このタイプの女性は生まれつき見た目がいい、いわゆる天然美人で、経済的に恵まれた家庭で育った女性が多いです。子どもの頃から周りに愛されて大切に育てられてきたために、他人が自分に悪意や下心を持って接してくるとは考えません。
なので大切にしてくれる男性と出会えれば交際期間の長短は関係なく幸せな結婚生活を送れますが、自分勝手な男性や束縛の強い男性と知らずに結婚してしまうと、スピード離婚に至る確率も高いです。
スピード婚の離婚率は高いのか!?
結婚までの交際期間は離婚原因に影響する
実際の離婚経験者のアンケート結果によると、離婚原因に「交際期間」が関係していると回答している人は全体の27.5%に達しています。
そのうち回答した人の実際の交際期間で一番多いのは、半年未満(40.0%)、次が半年~1年未満(20.0%)となっており、離婚した人の実感としてもう少し長く交際期間を取っていれば離婚することはなかったのではないかと感じているようです。
データ出典:ガールズちゃんねる
スピード婚をした人の離婚率が必ずしもという訳ではないのですが、実際に離婚した人の意見からはもう少し長く付き合って相手のことをよく知っておけばよかったという気持ちがあるようです。
交際期間が長ければ必ずしも避けられるものではないですが、離婚の理由の第一位は「性格の不一致」ということは覚えておいた方がよいかもしれませんね。
「結婚」に対する自分人生プランを立てていない
今の日本の3組に1組という離婚率の高さから考えると、スピード婚ばかりが離婚率が高い訳ではなさそうです。ただ言えるのは、スピード婚の場合「勢い」にまかせて結婚する確率が高いようです。
そのために、この男性と「結婚」してからのどうのように自分の人生を生きて行こうという人生プランをしっかり考えていない場合が多いように思います。
仕事はどうするのか、子どもはいつ産むのか産まないのか、子どもを産んで仕事を続けるのか、専業主婦になるのかといったことをしっかり二人の将来に関わることを向き合って話しあうことなく、お互いその時の「好きだー!」という気持ちだけで突っ走ってしまったことがあとあと「こんなはずじゃなかった」ということで離婚につながっていそうです。
スピード婚の離婚率は決して高くはありません。ですが、勢いに任せて結婚してしまうと、そのあとに相手の知らない一面が出てきて結婚を後悔することになる……という可能性も捨てきれませんよね。
そんなときは、電話占いで彼との相性診断を受けてみてはいかがでしょうか?自宅にいながら、霊視鑑定が得意な占い師にみてもらうことで、彼とこのままスピード婚してしまっても後悔することがないか、幸せになれるのか、相談してみるといいでしょう。
結婚生活がうまくいくようアドバイスをもらうこともできます。詳細は以下にまとめてありますので、スピード婚を考えている人は、チェックしてみてください。
スピード婚を選んだことに対して後悔していること
相手のことを「まったく知らない」ことに結婚後気づいた
交際が始まったころは、相手に目がくらんでよいところばっかり見ていたために、結婚したとたんに相手がこんな人とはまったく気づかなかったということはよくあります。
ある程度交際期間を重ねていても、「恋愛」をしていただけの時と「結婚」という現実に直面した時では相手は思っていた人とは違う!ということがよくあるものです。スピード婚でであれば交際期間が短くなる分その傾向がより顕著になると思います。
「結婚」に過剰な期待と憧れを抱いていたことに気づいた
まわりの女友達がどんどん結婚していき、自分だけ取り残されていく状況になると、よりスピード婚に気持ちが向かう可能性は高くなります。
そんな時に、女性の根底にあるのは「結婚」自体に対する単なる「憧れ」であることが往々にあります。結婚すれば毎日がハッピーで、愛する旦那様がいて幸せな日々を過ごせると過剰に期待していた自分と、「結婚の現実」とのギャップに直面した時なのです。
自分の「自由」がまったくなくなってしまった
特に「デキ婚」の場合、結婚したらすぐに子育てが待っています。そのために一般的な結婚のように、ラブラブな新婚生活ということがなかなか送れないかもしれません。
これまでバリキャリで働いていた人で家庭だけにおさまることを考えていなければ、仕事をすることができなくなりますし、趣味に生きていた女性であれば自分だけの趣味の時間も持てなくなってしまいます。
さらに、結婚相手が育児に協力的でなければ、女性側の負担ばかりが大きくなって、結婚相手に対する失望も大きくなってしまいそうです。しかし、これも結婚を急ぎすぎたあまりに起きてしまった結果といえるかもしれません。
相手の性格はどれだけ交際期間が長くても実際結婚してみなければわからないということはありますが、自分自身のことはわかるはずです。自分が結婚してどうなりたいのかということはしっかり自分の中で明確にしておく必要があることです。
結婚式をちゃんとしてみんなに祝福されたかった
スピード婚をした直後、相手のことしか目に入らないのであまり思わないかもしれませんが、ふとした時に「なんでちゃんと結婚式をしなかったんだろう」と思うことがでてきます。
今はスピード婚の人にも対応できるように、「スマ婚」なるものもでてきて、スピード婚の人が全て結婚式や披露宴をしない訳ではありません。
しかし、1年~2年という交際期間を経て結婚した人に比べるとその割合は高くなると思います。式場の予約は最低でも半年はみておかないといけないといったことから考えても、交際期間が半年以下の場合は式場探しなども難しくなります。
女性にとって結婚式&披露宴、そしてウエディングドレスを着て花嫁になるというのは永遠の憧れで、一生に一度に一大セレモニーといっても過言ではありません。それをできなかったというのは一生の後悔になりかねません。
また、きちんと結婚式&披露宴をするには労力がかかりますがそれをしないと、結婚に対する気持ちも軽くなり、それと共に離婚することも同じように簡単に考える傾向があるようです。
スピード婚を成功させるための秘訣
相手と自分は違う人間だと心得る
スピード婚だけに限らず、夫婦の争いの原因になる理由の多くが性格や価値観の不一致です。なぜあの人は私のことをわかってくれないのだろう、どうして私の気持ちに気付いてくれないのだろうという不満が溜まり、それが爆発して離婚に至ってしまう夫婦も珍しくはありません。
しかしよく考えてみてください。自分と旦那(もしくは奥さん)は元々は別々の環境で生まれ育った赤の他人です。偶然出会いがあって気が合う部分も多かったから結婚したのは確かですが、理解できない部分や伝わらない気持ちがあるのは当然のことなのです。
なので夫婦なのだから言葉にせずとも自分の気持ちが通じると考えてはいけません。夫婦だからこそ思ったことは言葉にして伝えなければなりませんし、不満があるなら溜め込まず小出しにして言うべきなのです。言わないことが優しさではありません。
考え方や価値観の違いもあまりにかけ離れているようならもう諦めるしかないと思いますが、多少のすれ違いなら話し合いをして意見を擦り合わせていく努力も必要です。そういう努力を地道に繰り返して本物の夫婦になっていくものだと考えた方が、気持ちも楽になりますよ。
人生に「もしも」はないことを自覚する
結婚生活で何か嫌なことがあると、「もしもこの人とじゃなくあの人と結婚していたら」とか「もしもあの時結婚していなかったら」とか、もしもの未来を考えてしまいがちです。
気分が落ち込んでいたり腹が立っていたりする時に考える「もしも」は、必ず今よりも幸せな状況にいる自分です。なぜならそれは現実逃避するための妄想だから。
なのでどれだけ「もしも」を夢見ても不毛です。それよりも結婚した相手とどう理解し合っていけばいいのかを現実的に考えましょう。
旦那や奥さんを元カレや元カノと比べて非難するなんてことは絶対してはいけません。たとえ相手がどんなに悪かろうと、元カレや元カノを話に持ち出せばさらに話がややこしいことになります。
過去のあなたが選んだのは元カレや元カノではなく目の前にいる配偶者なのだということを忘れないでください。
お互いに思いやりを忘れない
どんな結婚でも成功させるために必要なのは、お互いに相手に対する思いやりを忘れないことです。
相手に何かをしてもらえることを当たり前だと考えず、1つ1つのことにきちんと感謝しつつ思いやりの気持ちを持って接することができなければ、いずれ結婚生活が破綻することは目に見えています。
特にお互いが仕事や家事育児で疲れていると、「自分の方が疲れているのに」「なぜ疲れていることを理解してくれないのだろう」という不満が溜まります。夫婦でお互いにそんなことを考えていても、傷付け合いさらにお互い疲れていく未来しか見えません。
たとえ夫婦としての役割ややれる事は変わらなくても、「いつもありがとう」「お疲れさま」の言葉があるだけで印象は変わります。できればお互いに支え合えればベストですが、それが無理でもせめて相手に対する思いやりは忘れないようにしましょう。
スピード婚をした芸能人って誰?
芸能人のスピード婚は意外と多い
芸能人の交際には、週刊誌やワイドショーの目が光っているためか、売れっ子と言われる人ほど、交際期間が短い状態でゴールインしてしまう、スピード婚のカップルが目立ちます。
山本耕史さんと堀北真希さんは、出会ってからは6年ですが、交際がスタートしてからはわずか2ヶ月で結婚となりました。堺雅人さんと菅野美穂さんも交際期間3ヶ月のスピード婚です。
そしてなんと!鈴木おさむさんと大島美幸さんは交際0日での超スピード婚!森三中に会ってみたいと思っていた鈴木さんが主宰する飲み会に大島さんが来たことがきっかけですが、彼女がいるのにも関わらずプロポーズしたというからびっくりですね。
交際期間は3カ月~半年くらいが主流
交際期間が短いスピード婚ですが、芸能人は3カ月~半年くらいで結婚する人が多くなっています。新藤晴一さんと長谷川京子さんは交際3カ月、一般女性と結婚したチャンカワイさんや桐谷健太さんは交際4カ月です。
中尾明慶さんと仲里依紗さんは交際5カ月、ドラマの撮影で沖縄に3カ月一緒にいたということなので、交際期間は短くても、お互いを知る時間は十分あったのかもしれませんね。
交際期間が半年くらいになると、できちゃった婚のカップルも出てきます。赤西仁さんと黒木メイサさんは、交際6カ月で結婚しましたが、同時に妊娠も発表して話題となりました。鈴木亜美さんも交際7ヶ月での結婚でしたが、妊娠3か月でした。
スピード婚はスピード離婚も多い?
スピード婚をした芸能人の中には、離婚も素早かったというカップルもいます。遠野なぎこさんは、出会って半年の一般男性と結婚しましたが、2カ月で離婚。その後も出会って2カ月の男性と結婚しましたが、今度は1カ月半ほどで離婚してしまいました。
松田聖子さんも、神田正輝さんとは交際1カ月のスピード婚で幸せな結婚生活を送っているように思えましたが、12年後に離婚、その後「ビビビ婚」と言われる2度目の結婚を交際2カ月でしますが、2年後に離婚してしまいます。
離婚するカップルは、スピード婚だからというよりはおたがいに自由な性格だったり、恋愛体質だったりという個性が関係していそうですね。
遠野なぎこさんは、独身時代は愛情を求めるあまり7股をしたこともあるというほど。結婚生活で安心できる愛情が得られなかったのではないでしょうか。松田聖子さんも、恋多き女性というイメージがあり、最初の離婚の原因は、お互いの浮気となっています。
交際期間が短いまま結婚したから離婚が多いというわけではなく、もともと恋愛体質で、熱しやすく冷めやすい性格が影響しているわけですね。スピード婚だから……というのは、スピード離婚の理由にはならないということです。
だからこそ、スピード婚だからという理由で、「本当にこの人と結婚しても大丈夫かな?」と不安になっている方は、電話占いがおすすめなんです。電話占いをおこなってくれる占い師は、霊視鑑定を得意としている人が多く、あなただけでなく、彼の性格なども診断してくれます。
そのうえで、あなたと彼が結婚したときにうまくいくのかどうか、もしうまくいかない可能性があるとしたら、どこに気を付ければいいのかについてアドバイスをしてくれます。対面の占いではありませんが、親身になってあなたに寄り添ってくれますよ。
このまま結婚したいけど、やっぱり不安という方はぜひ一度電話占いを頼ってみてください。
幸せいっぱいの結婚生活になる場合も
スピード婚でも、幸せな家庭を築いているカップルも多くいます。中尾明慶さんと仲里依紗さんはInstagramなどで家族で過ごす幸せな様子や、ラブラブな様子を公開しています。
鈴木おさむさんと大島美幸さんも、超スピード婚ですが、不妊治療に取り組んで赤ちゃんを授かるなど、お互いに支え合っている様子が伝わってくるカップルです。
山本耕史さんや堺雅人さんは、夫婦の話をテレビなどではしませんが、たまにポロリと出る言葉に、妻への愛情が感じられますね。
お互いのことを深く知らなくても、短い期間でひかれあった相手は、運命の相手だったのかもしれませんね。
実際にスピード婚をした夫婦のエピソード
子どもができて交際半年でスピード婚
「旦那と出会った時、私は28歳で旦那は34歳。出会ってから半月で付き合うことになりましたが、年齢的にもなんとなくこの人と結婚することになるのかなとは思っていました。
ただ交際半年で子どもができたので、思っていたよりもかなり早く結婚が決まりました。
子どもが生まれるまでは結婚式のことや生活スタイルの変化で多少ぶつかり合うこともありましたが、まあまあ平和な新婚生活を送っていました。
けれど子どもが生まれてから1年ほどは私に旦那をかまう余裕がなくて夫婦関係が悪くなった時期があり、密かに離婚を考えた時もあったのです。
でも子どものことを考えると耐えねばと思いながら何だかんだ結婚3年を迎えて、今は大したケンカもなくそれなりに仲の良い夫婦です。元々初めて会った時からなぜか自然体でいれる相手だったので、一緒にいて気を使うことはなくて気楽なんです。
年齢的にも周りに結婚を反対されることはなかったし、むしろお互いの両親はいつまで独身でいるのか心配していた子どもが結婚を決めてきた上に、すぐに念願だった孫が生まれると聞き大フィーバーでした。
旦那の両親は良い人だし口は出さずにお金だけ出してくれるので、義実家に恵まれたのは本当にラッキーだったなと思います。」
失恋のショックから次の出会いでスピード婚
「約3年間付き合っていた結婚まで考えていた元カレに、浮気された挙句に向こうからフラれ、どん底まで落ち込んでいた時に旦那と出会いました。もうしばらく恋愛なんて無理と思っていたんですけど、旦那の熱意に負けたんです。
元カレは結婚の話をしててものらりくらりとかわす煮え切らない人でしたが、旦那は男らしくぐいぐい引っ張っていってくれる男らしいタイプで、旦那から結婚前提に付き合ってほしいと告白されて付き合い、交際1ヶ月で入籍しました。
自分でも信じられないほど早く話が進んで驚きましたが、最初から結婚前提ならということで付き合ったので、遅かれ早かれ結婚するならいつでもよかったというのが正直なところです。
たまにケンカをすることもありますが、今も仲良く結婚生活を楽しめてます。私は自分で物事を決められない優柔不断なタイプなので、引っ張っていってくれる旦那といて居心地がいいです。」
婚活中に出会った彼とスピード婚
「中高大と女子校育ちで青春時代は恋愛とは無縁の生活を送り、就職しても彼氏の作り方がわからずいつの間にか20代半ばに差し掛かり、彼氏なんていずれできるでしょうなんて悠長なことも言ってられなくなって、婚活パーティーや出会いの場に通い詰めていました。
それでもなかなかいい相手に出会えず焦っていた時に、友達の主催するBBQパーティーに誘われて、そこで出会ったのが旦那です。偶然旦那も婚活中だということを知り共通の趣味の話でも盛り上がって、なんとその日のうちにプロポーズされました。
始めはその場のノリの冗談かと思いましたがそんな様子もなく、あれよあれよという間にお互いの両親への挨拶を済ませ、婚約、結納、入籍して、年末に結婚式をする予定です。
まさかこんなとんとん拍子に話が進むとは思いませんでしたが、夫婦で趣味が同じということもあり楽しい新婚生活を送れています。」
まとめ
これまで見てきたように、「スピード婚」という言葉もすっかり定着しましたが、自分自身が結婚してからどうやって生きていきたいかをしっかり考えていて、そのパートナーとしてぴったりの相手と出会えたのなら、決して「スピード婚」はマイナスイメージのものにはなりません。
勢いや直感といった目に見えないものだけで突っ走ってしまっては、最悪「離婚」ということにつながりかねません。また自分以外に、子どもも抱えていればより大変なことになります。
後悔しないスピード婚をしようと思うのであれば、相手の性格がどうこうというよりも、まずは自分自身が「結婚」することに対してしっかりとした具体的な将来像を持っていることが「スピード婚」を成功させる秘訣になると思います。