悔やんでも悔やみきれない、浮気の後悔。これから彼とどう接し、どうすれば彼の信頼を取り戻せるか悩んではいませんか？

今回は浮気してしまって深く後悔している女性のために、彼の信頼を取り戻すためのステップをご紹介します。

後悔していても何も進みませんので、この記事を参考に、彼に反省の気持ちをしっかり伝えましょう。

仲直りするための５つのステップ

加害者である自覚はブレないで

まずは自覚をしましょう。あなたは加害者、彼は被害者です。確かにあなたが浮気に至るまでのステップには複雑な心情があったかもしれません。浮気をするのに充分な理由付けもあったかもしれません。

そして世間のフェミニスト界隈では「男性の浮気は最低、女性の浮気は理由があるから仕方が無い」というような女尊男卑のような意見もあります。ですが、ここでハッキリとさせておきましょう。浮気はするほうが悪いのです！

どんなに理由があったとしても、浮気をしてしまってはそれまでです。どんなにあなたが可哀想な理由があったとしても、浮気だけはしてはいけないのです。なぜなら「浮気をした時点でその過程は相殺され、加害者と被害者が決定づけられてしまう」から。

あなたが後悔をしている時点で、加害者になってしまった自覚はあるかと思います。その傷に塩を塗る必要はありませんが、この機会に今一度「自分は加害者である」という認識を持ちましょう。ここがブレてしまうとステップにも迷いが生じてしまいます。

あなたがこれからするべきことは、彼の信頼を取り戻すこと。決して「自分の浮気を正当化する」ことではありません。その認識をしっかり持った上で、信頼回復のステップを歩んでいきましょう。

許してもらうのを待つのではなく行動する

浮気をしてしまったあなたがするべきことは、許されることではありません。許されるために行動をすることです。キツい言い方になりますが、「ごめんなさい」「もうしません」だけなら子どもでも言えるのです。

言葉だけで許してもらおうとするのは甘えです。「反省している気持ち」だけでは伝わりません。より具体的な「反省を彼に伝える方法」が必要であり、その方法はあなたが伝えやすいものではなく「彼にとって伝わりやすいもの」にしなくてはなりません。

加害者が被害者に歩み寄るのは当たり前のことですね。浮気をしてしまった時点であなたは圧倒的に不利な状況。そこからかつての信頼を取り戻すためには、彼の心に響くような能動的な行動が必須なのです。それではそのための具体的な方法をいくつかご紹介しましょう。

その具体的な方法は？

反省を示すと言ってもなかなか難しいですよね。タブーとされているのは彼に「何をしたら許してくれる？」と聞くこと。浮気をされた側からすると「そんなこと自分で考えろ」と一蹴したくなります。また無理難題を言われてそれができないというケースも避けたいですよね。

なので反省の示し方は自分で自発的に考えなくてはなりません。所謂「自分ルール」です。「あなたができること」を提示した上で「それにちょっと無理を重ねたこと」をルールとします。紙に起こすなどして彼に提出すると本気度も伝わるでしょう。

肝心なのは、文面であれ印刷であれ「形に残しておく」ということです。目に見えるルールがあることで「言った・言ってない」のトラブル防止にもなります。またこのルール制度は揚げ足を取ろうと思えば取れるもの。なので初稿で完成だとは思わないように。

まずは一度彼に提出して意見を伺い、彼からの指摘・要求があればできる限りそれを汲むように。ちょっと厳し過ぎるという指摘であっても、一旦はそれを飲むことでこちらも本気度が伝わります。厳しいものには期限を設け、それが過ぎたら緩和してもらうなどの処置も最初に検討しておくこともおすすめします。

この「可視化された約束」は、許してもらう過程においてとても大切です！約束事の基準が曖昧なままだと、あなたとしては一生懸命頑張っているのに彼にとっては反省が伝わらないという、お互いにストレスの溜まりやすい状況になりがちです。

自分ルールの例

そんな自分ルールの例ですが、あくまで挙げるのは「例」となりますので二人のシチュエーションに適したものを考えましょう。繰り返しになりますが、あなたが簡単にこなせてしまうようなルールでは反省になりません。無理をするからこそ反省になるのです。

こればかりは加害者の務め。大変な時期もあるかと思いますが、彼に許されたいのなら覚悟を決めて腹を括るべきです。人間、一度には一つしか一番大事にはできないのですから…。さてルールの例ですが、やはり「目の前で男性の連絡先を消す」など分かりやすいものは効果的です。

とは言えＳＮＳでもメッセージは出来てしまうのは彼も周知なので「ＳＮＳのパスワードを教えていつでも彼がログインできる状態にしておく」のもいいでしょう。もちろん「スマホをいつでも言われたら見せる」は基本ですね。

プライベートをそこまで見られるのは…と思うかもしれませんが、あなたが犯した罪はそれ相応のものなのです。ですが「電話がかかってきたら必ず出る」というのはあなたにも仕事などの兼ね合いがあるかと思いますので、現実的に「無理ができない」ラインもしっかり定めるべき。

できないことをやれと言われて、できなかったから別れるね、だと意味がありませんからね。休日出かける時は相手の名前や連絡先（ＳＮＳアカウントなど）を教える、なども分かりやすくてよいでしょう。同棲カップルであれば門限を定めるのも手です。

テンプレート化した毎日を崩さない

そして始まるのは、元通りのありふれた日々です。あなたが「刺激が足りない」と感じ、浮気をするに至った原因ともなる「普遍的な生活」です。あなたの自分との戦いはここが正念場かもしれませんね。

浮気をするに至った生活そのもの。それらと対峙し、さらに重いルールを背負い、それでも尚頑張り続けられるか。彼への愛情の強さが試されますし、彼もそれを見ています。ですがあなたはそんなありふれた毎日を、スリルを求めず生き抜かなくてはなりません。

スリルを選び彼を捨てる選択肢もあった最中で、あなたはそれを選ばず彼の元に戻ったのですから。罪を犯す前の日常を、罪を犯した状態で過ごす。その罪悪感や背徳感こそが、あなたがこなすべき贖罪ともなるのです。

浮気された男の気持ちは？

彼女を生理的に受け付けない

男性と女性それぞれで、浮気をされてしまった時の気持ちは微妙に異なります。男性が被害者だった場合、ある意味女性以上に「相手に対する生理的な嫌悪感」を感じてしまいやすいのだとか。「自分以外の男に抱かれた」という事実は、彼氏の心を相当に苛ませます。

なのでもし復縁できたとしても慢性的なセックスレスになりやすいのだとか。男性の方が最中に萎えてしまうことが多いようです。この生理的嫌悪感が原因となり、体裁的には復縁したものの結局歩み寄りきれずに破局…となりやすいです。浮気からの仲直りを目指すのであれば、この事実を心に置きましょう。

 できれば許したい気持ちはある

とはいえ彼女の反省具合や浮気の程度によっては、彼としても彼女を許したい気持ちはあるのです。そして男性は、女性以上に相手を許しづらい理由もあります。それは男性が持つ特有の「支配欲」です。男性は、無意識のうちにカップル内でのヒエラルキーを上に保ちたがります。

なので自分が浮気を許してしまうと「被害者なのに相手の愚行を許容しなくてはならない」という屈辱感すらも感じてしまうのです。これが、女性の浮気を男性が許せない大きな理由にもなります。だからこそ彼女側の行動が重要なのです。

これからの彼女の行動次第としか言えない

彼女の反省アプローチは、男性の自尊心を満たすものであるべき。ですし、そちらの方が効果的です。男性からして結果的に「許す」という行動は変わらなくても、その過程の条件付けが「自分の方が立場が上」と感じられるものであれば、一先ずプライドは許します。

なので、男性が浮気を許せるか許せないか＝自尊心を守れるか守れないか＝彼女の行動次第、というわけです。浮気がバレても彼氏がそこまで怒った様子ではないからと言って、何も行動をしないようでは痛い目を見るでしょう。

これから意識するべき３つのこと

二度目は無い！と心に刻んで

もしも彼に許してもらったとしても、彼の心の中では「浮気をされた」という事実は一生残ります。一生です！そして許してもらえた理由としては「初犯だったから」というのも大きいでしょう。気の迷いで留めてくれている可能性も高いです。

ですが二度あることは三度ある。もしもあなたが愚かにも二度目の浮気をしてしまうことがあれば…きっと彼はもう許してくれません。どんなにあなたが許しを請おうとも、呆れられて別れを宣告されてしまうでしょう。

 許してもらった？と思いきや彼氏は見ています

ルールの上で生活をしていると、次第に彼の態度も軟化してくるかと思います。もしかして許してもらえた？と安心するかもしれませんがそれは余りにも早計。彼はあなたの行動をいつも観察しています。

油断をした時にこそ人間の本性が出やすいです。あなたが気を抜いて「ちょっとくらい大丈夫だろう」とルールを疎かにした瞬間、彼は行動に出るでしょう。そしてルール破棄という弱みを背負ってしまったあなたには、同情以外に武器はありません。

 フェアな関係に戻るまで…

加害者であるあなたが被害者である彼に許してもらう。これはどうしても許す側である被害者優位な状態であり、フェアな関係ではありません。あなたはその上下関係に居心地の悪さを感じるかもしれません。

不平等さや窮屈さも感じるかもしれませんね。ですが、その状況を年単位で耐えて献身性を持つことにより、きっと将来的にはまた平等な関係がやってくるでしょう。少しずつルールを譲歩しつつ、譲歩してくれる彼に感謝しつつ、日々を過ごしていくことです。

まとめ

いかがでしたか？浮気をしてしまった女性が取るべき行動や許してもらうためのポイントなどをご紹介しました。もしも自分が浮気をされたら、と考えると、取るべき行動も分かりやすくなるかもしれませんね。

忘れてはいけないのは「思いやり」と「罪の意識」です。あなたは「許してもらう側」。別れずにいてくれる彼への感謝、許そうとしてくれている彼への感謝。それらを忘れずにいられる限りは、きっと再建の道はあるはずです。