この記事は2015年8月23日の記事を再編集したものです。

すでにパートナーのいる男性を好きになってしまった、という経験のある女性は多いのではないでしょうか。幸か不幸かお付き合いが出来たとして、その不倫相手の彼と本気の関係になったとき、次に考えるのは結婚ですよね。

お互いにできれば一緒になりたいと思っていても、離婚というハードルのことや周囲の反応や、「因果応報」なんて言葉が頭をよぎれば不安になります。

そんな人が一番気になっているのは、人から奪った夫と結婚して、本当に幸せになれるの？何に気を付ければいいの？ということではないでしょうか。

結論から言えば方法を間違わなければ幸せには「なれます」。これから略奪愛のカップルが幸せな結婚をする方法とその後の注意点、そして略奪愛が成功しやすい女性の特徴も合わせてご紹介します。

略奪愛が成功しやすい女性の特徴

 

彼女・妻の悪口を言わない人

いくら彼が彼女・妻の愚痴をあなたにこぼしていても、略奪愛をするつもりであるなら「ほんとあの子馬鹿だよね」といったように彼の愚痴に便乗して悪口を言うべきではありません。たとえ共感によるものであったとしても、悪口とはけして良いものではないからです。

特に男性は、女性が悪口や陰口を言うことを嫌う傾向が強いです。もし彼が愚痴をこぼしてきたのであれば「私だったらそんなことしないな～」「きっと奥さんも大変なんだよ」と、自分はしっかりしてますアピールや彼女・妻へのフォローを入れる人の方が印象は良いでしょう。

彼の話を親身によく聞く人

会話の中で男性は自分の話をしたり自分のすごさをアピールしたがることが女性に比べて多いです。しかし付き合いが長くなってくると、パートナーもなかなか相手の話を聞かなくなってしまうもの。

そうすると当然、男性は自分の話を聞いてくれる人が現れると嬉しくなってしまいます。彼とパートナーの仲が上手くいっていないようであれば、話を聞いてあげるだけでも男性は喜ぶでしょう。

彼を癒せる人

男性が女性に求めているものの中でも「癒し」は大きな要素です。仕事で疲れ、家庭でも邪険にされているような人であればなおさらです。パートナーがいる男性が、別の女性のもとへ癒しを求めてやってくるということは、パートナーには癒しを感じていない証拠。

先述したように話を聞いてあげるのはもちろん、マッサージや手料理などで彼の心をつかむのもオススメです。

また、最近彼と仲良くなってきたからと言って、肌や髪の手入れ、メイクやファッションを手抜きにするのもNG。略奪愛に限らず、魅力的な女性というのは自分磨きを怠らない人ばかりですから。

奪略愛だったとしても幸せな結婚をする５つの方法

 

絶対に周囲にバレないように関係を進める

略奪婚を幸せなものにするためには、古い関係を精算して二人の結婚を成就させるまで、不倫や浮気の関係を周囲に決して知られないことがとても大切です。二人のお付き合いも結婚に持ち込む計画も、ひっそりと水面下で行いましょう。

知られてしまえば、相手のパートナーにも女の意地が出てきます。そうなれば、「別れない！」と泥沼化する可能性がありますし、最悪、関係の清算自体ができないこともあります。職場にバレれば、職を失う可能性もあるのです。

更に不倫がばれると、大抵の場合、慰謝料を請求されることになります。新しい結婚生活を始めるに当たって、慰謝料は負担として重くのし掛かってくることを覚悟しなければなりません。慰謝料の有無で幸せが決まってしまうかも。

家を買ったり、子どもをつくって育てていくことを考えたときに、慰謝料の負担はないほうが、幸せな将来をイメージすることができます。金銭的な不自由が理由で、上手くいかなくなってしまう略奪婚カップルは少なくないのです。

入籍は離婚から時間をおいてする

彼がフリーになることに成功したら、それまで我慢を強いられた分すぐにでも籍をいれたくなってしまうかも知れません。ですが、少し冷静になって入籍まである程度時間を空けることが、その結婚を幸せなものにしてくれると知っておきましょう。

略奪愛からの結婚を駄目にしてしまう大きな原因の一つに、周囲からの非難の視線や圧力、世間体の悪さがあります。当事者同士の内情はどうであっても、やはり｢略奪婚｣というのは、一般的は｢悪｣のイメージを持って受け止められます。

二人の関係が、彼の離婚前からだったと知られずに結婚をすることが理想です。勘ぐられないためにも、彼の離婚のほとぼりが冷めるまで、充分な期間をおいて入籍へ進むことが大切なのです。

略奪婚であることを意識しすぎない

結婚が成就したら、略奪婚の夫婦だと殊更に意識してはいけません。お互いが恋愛して、相手の意思で離婚を決め、二人の同意で結婚に至っただけ。相手に対して必要以上の負い目やプレッシャーを感じる必要はないのです。

略奪婚を意識しないということは、過去を悪し様に言わないことでもあります。相手の元配偶者や子どものことを憎んだり、過去にまつわることを排除したがってはいけません。本当に相手を愛して結婚するのならば、相手の過去も丸ごと受け止める覚悟が必要です。

それは、普通の結婚でも略奪婚でも同じこと。お互いに対等に認め合うことは、幸せな結婚生活の大事なエッセンスです。卑屈になったり、相手に責任を押し付けては上手くいくものもいかなくなってしまいます。

前の結婚を参考にする

略奪婚ならではのメリットを上げるとすれば、彼が前の結婚で何を不満に思い、どういう経緯であなたに気持ちが傾いたのかという失敗のデータが揃っていることかも知れません。

彼とのお付き合いの中で、彼は、結婚生活への不満を漏らしていたのではないですか？妻が家事をしない、子ども優先で寂しい、金銭感覚が合わない……など。あなたは、その不満を参考にして、リスクを排除することに努めて、同じことを彼にしないように注意を払えば良いのです。

彼にとって居心地のよい家庭を整えておけば、夫婦円満。彼の気持ちが離れていくこともないでしょう。結婚できたことに安心せず、お互いに相手を気遣える関係でいられれば、その結婚は幸せなものになるはずです。

逆境の中であなたを選んだ彼を信頼する

略奪婚は、成就に至るまでに非常な困難が伴うものです。日陰の関係、離婚の問題、周囲からの非難。それらを乗り越えなければ成就することはありえません。

裏返せば、それらの居並ぶハードルを越えようと決意させるだけの強い気持ちが二人の間にはあるということでもあります。特に、離婚というのは神経も肉体も、金銭的にも激しく消耗する行為ですから、男性にとっては、結婚生活に多少不満があっても継続する方が楽なのです。

それでも、あなたと一緒にいたいと願い、離婚というイバラの道を選んだ彼の愛情を心から信頼しましょう。お互いをのことを信頼して愛情を絶やさない関係でいられれば、この結婚は正しかったと、最後に思えるはずです。

最後に、次の項からは略奪愛後の結婚における注意点をご紹介していきます。結婚してすぐは幸せだったとしても、下記のようなことが起きないと言い切ることはできません。念のために頭の片隅に置いておく程度に、覚えておくとよいでしょう。

奪略愛での結婚の注意点

 

今度はあなたが同じ目に遭うかも…

一度不倫をしてしまった男性は恋に落ちやすい傾向があり、また同じように不倫をしてしまう可能性があります。結婚できたのはいいけれど、彼が他の女性に目移することが多く、我慢できずに結局また破局してしまったという例も。

万が一彼が再び他の女性と不倫をした場合、不倫による奪略愛を経験したからこそ彼が不倫をしている気配というものがわかるかもしれません。もちろんすべての男性が不倫を繰り返すわけではありませんが、ある程度は覚悟をしておいた方が良いでしょう。

友情にヒビが入る可能性も

交際中、いくらバレないように行動できていたとしても、夫の元妻があなたの友人・知り合いであった場合、関係がぎこちなくなってしまったり、あるいは絶縁されてしまうことも少なくありません。

自分の元夫が自分の身近な人と再婚したとなると、元妻も「もしかして私が結婚していた時からその気があったの…？」と勘ぐってしまうからです。この場合は元妻との離婚からあなたと結婚するまでの期間は、より長めに開けた方が良いでしょう。

結婚までたどり着けたことで気持ちが冷める

略奪愛でお互いの気持ちが燃え上がってしまうのは「数々の障害があるから」。周囲の目や元妻などといった障害が無い状態になることで、お互いの燃え上がっていた気持ちが冷めてしまった、なんてことはザラなんです。

ちょっと高い洋服や限定物の化粧品などを欲しくなったとしても、いざ手に入れてしまうと興味が失せてしまったということはありませんか？それと同じことなんです。

先述したように、元妻に対する彼の不満を考慮して、彼にとって居心地のよい家庭を整えておくことが重要になってきます。結婚できたからと言って気を緩めず、彼との日常の些細なやりとりに感謝と礼節を忘れずにいましょう。

罪悪感に苛まれる

彼が元妻と仲が上手くいっておらず一刻も早く別れたがっていたのならば「彼を酷い状況から救い出した」という意識が強くなるので罪悪感は薄いかもしれません。ですが、仲自体はさほど悪くなかった場合はどうでしょう。

あなたが心優しい人であればあるほど、彼と結婚でき幸せなはずなのにずっとモヤモヤする…そういった罪悪感に襲われることがあるでしょう。周囲に不倫がバレていなかったとしても、人の夫を奪ったことに変わりはないのですから。

ですがそんな優しいあなただからこそ、今の夫を愛して温かい家庭を築いてあげられるでしょう。

まとめ

略奪愛を幸せな結婚に繋げるために必要なことは、成就するまでは秘密を守ること、略奪婚であることを特別だと考えず、お互いを想い合える関係を維持することです。

略奪婚は、決して世間に胸を張れるようなことではないのかも知れませんが、ふたりが愛し合って生涯を共にすることを望んだという点では、普通の結婚と何も変わりません。その事に気づくことができれば、幸せな結婚への道筋は自ずと見えてきますよ。