身長152cmといえば、女性でもちょっと低めの身長です。そんな人がモデル体重を目指したらいったい何キロくらいまで体重を落とせばいいのでしょうか。

体重はそのBMI値の値で3つの種類に分けることができます。その中でも特に痩せている人(BMI値が低い人)の体重をモデル体重といいます。単なる痩せている体重というだけでなく、モデル並に細いということをまず念頭に入れておくとその姿がわかりやすいでしょう。

もっとモデル体重について知るために、身長152cmの女性有名人の体重からモデル体重かどうかBMI値を計算してみました。その芸能人を思い浮かべることでモデル体重やその他の体重のイメージもつきやすいです。

それだけではなく、「痩せすぎ」ともいわれるモデル体重のリスクと合わせてご紹介します。モデル体重を目指している人は適正ダイエットについて考えてみてはいかがでしょうか。

体重には3つの種類が存在する

1.標準体重

標準体重は痩せてもおらず、太ってもいない「人が健康的に過ごすのに一番適した体重」の目安となる体重です。体重の種類は体重と身長から計算するBMI値という値が元となりますが、標準体重のBMI値は21です。

BMI値の計算の仕方は「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」となります。この値が21なら標準体重。それよりも少ない数字なら標準体重より痩せている、大きければ太り気味以上ということになります。

2.美容体重

BMI値が20.99以下の人は美容体重と呼ばれる体重になります。美容体重の人の一般的見た目は「普通より少し痩せ気味だけど、美しく痩せている」となります。

モデル体重を目指していた人でも、ほんの少しだけ体重が多いこの美容体重を目指す人も増えてきています。その理由には美容体重のBMI値の幅は広く目指しやすいというものもあります。

美容体重のBMI値は18から20です。身長152cmの人なら42kgから47kgがこの範囲となります。このくらいなら簡単に目指せそうと思う人も多いのではないでしょうか。

3.モデル体重

標準体重や美容体重とくらべて、明らかにスリムで痩せていると周りから見ても感じられるのがモデル体重の特徴です。そのBMI値は17となっています。

最近のモデルや芸能人の中にはこのモデル体重をも割っている激ヤセな人も存在しますが、健康的には美容体重も適した体重といえません。モデル体重を目指しているひとは、痩せすぎには十分注意が必要です。

体重に固執しすぎるのは危険？身長152cmのモデル体重とは

1.aiko(152cm)

女の子の心を歌った曲を中心に歌っている人気の高いシンガーソングライターのaikoさんの身長は152cmです。aikoさんの体重は41kg前後といわれています。

ずっとスリムで体重の変化がなさそうなaikoさんですがデビューしたての頃は今より少し顔がふっくらしていた時期もありました。aikoさんは来年デビュー20周年を迎える大御所ですから、少しは体型が変わっていても問題はありませんね。むしろ、ほとんど変わっていないことのほうがすごいのではないでしょうか。

aikoさんの体重から計算したBMI値は17.7。モデル体重と美容体重のボーダーラインの数字です。ステージでパワフルに歌うにはもう少し体重があってもよい感じもしますが、ステージで動いているから太れないというのもあるのではないでしょうか。

2.田中れいな：元モーニング娘。(152cm)

元モーニング娘。の中には身長があまり高くない人もたくさんいます。辻希美さんは151cmでしたが、田中れいなさんは身長152cmです。田中れいなさんといえば、モーニング娘。のアイドルの中でも特にスリムな人だったというイメージを持つ人も多いでしょう。

油断をしていると痩せてしまう体質らしく、本人も「36kgになってしまったので事務所から怒られた」と語っていたこともありました。現在は38kgであると推定されています。

身長152cmで体重38kgの人のBMI値は16.4です。田中れいなさんはモデル体重よりも下回った体重の持ち主となっています。事務所からも注意されるほどヤセ体質であることから、気をつけないと痩せすぎが心配される体重です。

3.加護亜依(152cm)

身長152cm有名人はモーニング娘。のアイドルがたくさんいます。2人めは加護亜衣さんです。151cmでご紹介した辻さんとミニモニ、W(ダブルユー)と2回も同じユニットで活動していた売れっ子アイドルだった加護さん。田中さんとは逆でモーニング娘。に加入したころからぽっちゃりしては痩せてを繰り返すぽっちゃり体質であるといわれています。

現在は2児のママである加護さんは、15kgのダイエットに成功したことでも話題になりました。その時自分の体重を「45kgくらい」と語っています。身長152cmで体重45kgの人のBMI値は19.4です。女性らしさを保ちつつスリムに見える美容体重の持ち主です。

4.安倍なつみ(152cm)

元モーニング娘。の152cm3人めは安倍なつみさんです。安倍さんも身長が低いイメージが強いアイドルという印象が強い方です。デビュー当時の安倍さんの体重は37kg。一時期激太りした時期があり、その時は45kgくらい体重があったのではないかと噂されています。

現在は運動による適度に筋肉がついた体型で36歳(2017年現在)とは思えないような引き締まったスリムで美しい体の持ち主といわれています。身長152cmの安倍さんの体重は40kg(推定)です。BMI値は17.3となります。BMI値だけ見るとモデル体重ですが、筋肉がしっかりついていることから痩せすぎという印象はありません。

5.平愛梨(152cm)

平愛梨さんといえば映画「20世紀少年」でヒロインのカンナ役を演じたことでも有名な女優・タレントさんです。2016年にはサッカー日本代表選手である長友佑都さんと婚約、2017年にはご結婚されました。

平さんの体重は45kgといわれていますので、152cmという身長から計算すると先程の加護さんと同じくBMI値は19.4になります。なぜか身長152cmの芸能人は45kgの人が目立って多いです。

美に対する意識が一般の人よりも高い芸能人がベストと感じる体重が45kgということなのでしょうか。

6.YUKI(152cm)

元JUDY AND MARYのボーカルで、ポップシンガーであるYUKIさん。彼女は2017年現在46歳で3人(うち一人は亡くなっている)の子供を出産しているママでもあります。

デビュー当時からほとんど体型が変わったことのないYUKIさんは、出産しても変わらず若い頃のままの体重を維持されています。身長152cmのYUKIさんの体重は45kgです。BMI値は19.4。先にご紹介した加護亜依さんと同じ体重ですので、BMI値も同じです。

7.キンタロー。(152.5cm)

キンタロー。さんといえば、元AKB48の前田敦子さんのモノマネで人気があったモノマネ芸人です。2016年にオーストラリアのケアンズで挙式をあげた新婚ホヤホヤの幸せいっぱいな芸能人のおひとりです。

キンタロー。さんの体重は51kg。152cmという小柄な身長で体重が51kgですとBMI値は22となります。標準体重よりも少しだけ多めですが、お笑いの人なので少しくらい体型にネタ的要素もあったほうが良いという狙いかもしれません。

モデル体重のリスクについて

年齢による体重維持の難しさ

若いうちはダイエットも成功しやすいのですが、加齢とともに体重を落とすのも難しくなってくるそうです。。

その結果無理な食生活を送ったり、運動のやりすぎで体を痛めてしまったと自分の体に負担をかけすぎている人も増えています。太っているのも健康や美容によくないですが、痩せすぎやそのダイエット方法で体をこわしてしまったら元も子もありません。

ダイエットは目標とせずに「綺麗になりたい」「あのスカートを履けるようになりたい」という数字以外のところを目標にしてみましょう。その方がダイエットが思うように進まないというストレスも軽減されます。

30歳以上でモデル体重を目指してダイエットする人はとくに気をつけていただきたいリスクでありポイントです。

とにかく体重を落とすのは危険

さきほどはお姉さんたちの人のお話でしたが、まだ年齢が20歳前後という人にとってもダイエットを数値だけで判断すのは危険なことです。有名人の身長と体重からBMI値を計算したものを見ていただいて気づかれた人もいるでしょうが、同じくらいの体重でもその見た目に幅があります。

人の体重は脂肪だけとは限りません。筋肉は脂肪よりも思いので筋肉が多い人は体重も重くなってしまうことからBMI値も増え気味です。だから「自分は太っているんだ」「痩せなきゃ」という考えは少しおかしいと気づかれるでしょう。

モデル体重を単純に目指してしまったことによる痩せすぎは、そんなところからも起こってきます。BMI値は低ければよいというものではありません。

逆に低すぎると「拒食症のリスク」「免疫力の低下」などを引き起こす危険な数値とされることもあるのです。

まとめ

身長152cmの有名人の体重からモデル体重とはどのくらいの体型なのだろうということを見てきました。いかがでしたでしょうか。モデル体型は憧れかも知れませんが、健康を維持したままモデル体重を手に入れるのは難しいです。

いくら痩せたとしても不健康でフラフラ、髪もパサパサだし爪も割れてしまっている女性を魅力的と感じるでしょうか。もし、体重の数値だけでダイエット目標を決めている人は、ご自分の健康や美容のためにも、もう一度よく考えみてはいかがでしょう。