物欲がない人の心理や特徴とは?プレゼントに対するおすすめの答え方も
2021.05.10
物欲があり過ぎるのは困りものですが、反対に物欲がほとんどない場合でも、少なからず困ることがあります。
例えば誕生日やクリスマスのプレゼント。何か欲しい物はない?と聞かれても、物欲がないと何と答えていいか迷ってしまいますし、逆にプレゼントを贈りたい相手に物欲がないと、何をあげていいのかわからず頭を抱えることになってしまいます。
そもそも物欲は人間ならではの欲求で、多少なりあるのが自然なものですが、あって当たり前の欲求がない人は、どのような心理状態となっているでしょうか。
この記事では物欲がない人の心理や特徴を、わかりやすく解説しています。物欲のなさが思わぬ心の闇につながっていることもありますので、記事を読みつつ物欲について考えてみましょう。
そもそも何故、女性は欲しいものに対する執着が強いのか
欲しいものがあるのは、心理的には元気な証拠!?
物欲自体は、本来は男女の区別なく存在するものです。
幼い頃のおもちゃを欲しがった頃の自分の気持ちを覚えていますか?
何かが大好きで堪らない、だから自分の物にしたくて堪らない。物欲とはある意味で、積極的に対象物に関わろうとしている証です。
子供はあれも欲しい、これも欲しいと保護者に叱られるまで全身全霊で主張する光景をよく街中でも目にしますよね。それは小さな身体から溢れる能動的なメッセージでもあるのです。
成長するに従って、手に入るもの、入らないものが分かってきます。子供のままの欲求は段々削ぎ落されていきますが人にとって物欲は自然な欲求で、健康な証拠でもあるんです。
男性よりも女性が欲しいものに対する欲求が強い理由
恋人や夫婦でショッピングをする時に、いつまでも買い物が終わらないのは大体女性の方のような気がしませんか?
最初は少し見ているだけの予定の筈のウインドウショッピングでも、目に入ったものが気になって仕方なくて気が付いたら購入してしまったなんて経験、きっと女性であれば誰にでもあるのではないでしょうか。
それは女性故の物欲の深さに原因があるのです。
個人差は多少ありますが、女性は男性よりも身体が小さく力が弱いですよね。必然的に、男性よりも手に入るものは少なくなってしまいます。
手に入るものが少ないのなら、可能なものは出来る限り手に入れておいてしまいたい。女性にはそういう本能のようなものが備わっているのではないでしょうか。
女性が欲しいものがなくなってくる理由は?
欲しいものがない女性の心理はやりたいことがない!?
物欲は人にとって、女性にとって自然なことだと先で述べましたが、それでは欲しいものがない状態というのは、その本人にとって良いことなのでしょうか、それとも好ましくないことなのでしょうか。
欲しいものがあるとうことは、勿論限度はありますが気持ちが能動的に動いている証拠でもあります。
目的を達成する為、この場合欲しいものを手に入れる為に人は努力をすることが出来ます。お金が足らないなら、不足分を補う為に節約したり、収入を増やす努力をしたり、また対象のものに対してリサーチも必要になります。
欲しいものがないということは、これら全ての行動はなくなります。そうすると何だか行動力自体も無くなっていってしまう気がしませんか?
ああ、私にも分かるわというあなたはまだ大丈夫。今この文章を読んで下さっているということは、「知りたい」という欲求があるということです。
物欲が少ない、ということは浪費が少なく一見良いことのように思えますが、欲求自体が少なくなってしまうとその人自身の生きる力までも弱くなっていってしまうのではないかと、少し心配になってしまいますね。
欲しいものがない女性は、幼少期にも原因の一端がある!?
子供があれもこれも欲しいと思って主張するのは、ある意味で自然なことだと先でも少し述べました。
勿論、度が過ぎる時はその都度ご両親が躾けていくでしょうがこの小さい時の両親の対応が物欲のなさに繋がっている可能性があります。
人は幼少時の記憶、その時に習得したことや強く感じた気持ちを覚えています。表面的には忘れてしまったように思えるかも知れませんが、心の奥深く、潜在的な部分では覚えているのです。
欲しいものをいくら主張しても、その想いを汲んでもらえないことを繰り返すとどうなるでしょう。段々と、「欲しい」と訴えることすらしなくなります。
力の限り声を出して泣き喚いてもその想いを受け止める人がいないと、無力感でいっぱいになってしまいます。それなら、この泣き喚いていたパワーをもう使うのが無駄なのではないか、そんな風に悲しい学習をしてしまうのだと考えられます。
逆に欲しいものを幼少時から全て与えられて来た場合、強く何かを欲しいと思い衝動を覚えることもなく成長してきてしまった可能性も考えられます。
その場合は、自ら欲求が湧き出る何かに出会うまでゆったり構えて待ってみるのも良いかもしれませんね。
女性が欲しいものがなくなる時、それはストレスや疲労が限界を越えた危険な心理状態の時
何かを欲しいという気持ちが出て来る時って、ストレスが溜まっているな~と感じる女性は多いです。
好きな服や雑貨を沢山買い込むことで、日頃の溜まったストレスを発散出来たな~なんて給料日後やボーナス支給日に思ったことはありませんか?
この状態の時はまだストレスフルの状態ではありません。物を買う、という能動的な行動によってストレスが消化出来るということは当たり前の健康的なサイクルの内の1つです。
この当たり前の欲求が出て来なくなるということは、心身ともに危険信号が出ている時です。
ストレスや疲労のピークを越えると強制的に心や思考する力が強制的にパソコンで言うシャットダウン、もしくはスリープ機能の状態になってしまうという経験はありませんか?
ちゃんと起きて、ご飯を食べて、生活習慣と取れることは一通りこなして、仕事や育児、家事や勉学をこなしてはいるのですが、何だか自動的に全てをこなしていってしまっている感覚。
シンプルな書き方をすると、ボーっとしている時間がやたらと増えている時。何をしても楽しくないし、好きな筈のものを見ても欲しいと思えない。
この状態の時は、とにかく心身が休息を求めています。これ以上はもう勘弁してくれ~と、自分自身がSOSを出しているんです。
こういう時は、無理にアクティブな生活に戻ろうとせず、ゆったりと時間を過ごすことも重要です。きっと緩やかな時間を送れた後は、段々と物事に対する興味も戻ってくるのではないでしょうか。
欲しいものがない人に共通する特徴
買い物が面倒くさい
欲しいものがないという人は、根本的に面倒くさがりな人が多いです。
人が何かを欲しいと思い、それを手に入れるまでには少なからず時間や手間がかかります。本来は欲しいと思うものが売っているお店に行って商品を探すことが楽しみの1つでもありますが、欲しいものがない人はその行程を面倒に感じてしまいます。
現在は通販であらゆるものが買えるのだから、面倒くさいも何もないんじゃない?と思う人もいるかもしれませんが、面倒くさがりの人にとっては通販の購入手続きでさえも面倒くさいもの。
そしてものを手に入れることで得られる満足感よりも、有意義な時間や精神的な充足感にこそ、高い価値を感じる人が多いという特徴もあります。ものを買うことに悦びをあまり感じられないからこそ、買い物が面倒になってしまうのです。
幼少時に我慢を強いられた経験がある
先程も述べた通り、幼い頃に何かを欲しいと思う気持ちを抑えつけられて育ってきた人は、大人になってからも物欲が湧かなくなってしまうことが多くあります。
自分でものを買うことができない子どもの頃は、欲しいと思えば親にねだって買ってもらう以外に手に入れる方法がありません。しかし親に自分の欲求を受け入れてもらえない経験を重ねていくと、心のダメージを軽減するために欲しがる気持ちを始めから持とうとしなくなります。
特に家計の貧しさが理由ではなく、親の意思にそぐわないからという理由で欲しいものを否定された人は、何かを良いと思うことに罪悪感を感じるようになり、何事に対しても無気力になってしまうことがあります。
このタイプの人は自己肯定感も低く、自分の考えや意見に自信を持つことができないのも特徴です。
もともと物欲が少ない
欲しいものがない人にはものに対しての興味や執着が薄く、物欲が少ないという特徴もあります。着るものや生活必需品は必要最低限の量があればいいという考えを持っていて、またブランドにこだわりを持ちません。
直感的に良いなと思うものが目に入っても、それが欲しいという欲求に直接つながらず、自分が既に持っているもので事足りるのであれば購入を検討する段階まで行きつかないのです。
物を増やしたくない
自分の身の回りに多くのものを置きたくない、常に身軽な状態でいたいと考えるのも、欲しいものがないという人の多くが持つ特徴です。
ものが増えれば当然、部屋の中のスペースの一部がそのものに占領されます。物欲があまりない人にとっては、ものを置くことによって生活空間が狭まることがストレスになるのです。逆に物欲が強い人は、空いているスペースが埋まっていくことに満足感を覚えます。
この傾向が顕著な人は、自室をいつでもスッキリと生活感がない状態に保っておくことこそが快適と感じるため、捨てる時に粗大ごみとなるような大型の家具や家電を特に買いたがらない傾向があります。
プレゼントを贈られるのが苦手
欲しいものがない人にとって、他人から贈られるプレゼントは気持ちはありがたい反面、わずらわしさを感じるものでもあります。
プレゼントをもらえばお返しをしなければなりませんし、それが特に欲しいものでなくても喜んだフリをしなければならないという考えを持っているため、そういった気の使い合いや一連のやり取りが丸ごと面倒くさくなってしまうのです。
一方的にプレゼントをもらうだけという状況には抵抗を感じる律儀な一面を持ち、また派手なリアクションをすることが苦手で、サプライズプレゼントなんてされた日には喜びよりもむしろストレスを強く感じてしまいます。
執着心が少ない
欲しいものがない人には、物質はもちろん人に対する執着心もあまりない人が多いのも特徴と言えるでしょう。
所有欲が人より少ないので、たとえば恋愛においても相手を自分のものにしたい、自分の元に縛り付けておきたいという欲求がなく、失恋しても去った相手に執着せず、失恋直後とは思えないぐらい飄々とした雰囲気を放っている場合も少なくありません。
ものや人を大切にしないわけではありませんが、既に失っていたり手に入らなかったりするものや人間関係に執着することがなく、自己完結することが得意な人が多いです。
物持ちが良い
欲しいものがない人は物持ちが良いのも特徴で、1つのものを壊れるまで買い替えずに長く使う傾向があります。デザインに飽きたからとか、流行ではなくなったからという理由でものを捨てることはなく、最後まで大切に使います。
新たに何かを買う時は長く使えることは大前提で、さらに自分なりのこだわりに基づいて吟味するので衝動買いをせず、検討に検討を重ねて買うかどうかを決めます。
そのため買うものは意外と高価なものも多く、安物買いの銭失いとは無縁の存在です。
欲しいものがなくなってきた女性も、他の欲求が健全なら大丈夫!
急に物が欲しくなくなった、それは心理的に成熟した女性になった証かも
今までショッピングが大好きで、それでストレスを解消していたような女性が急に何も買わなくなったと聞くと何だか心配になりますよね。
先に述べたデメリットばかりではなく、もしかしたらそれは精神的に成長した証なのかもしれません。
物を買って手に入れる、という心の充足感の置き換えを行わなくても自分自身の心がきちんと満たされるようになったという証です。
仕事をしている女性であれば、社会的地位や仕事の成果をあげることを物欲に代わる、目的を達成する欲求に変えられるかもしれません。
それが達成した時の喜びは、欲しい商品を手に入れた時の満足感などとは比べ物にならない大きなものであることでしょう。
家庭に入っている女性であれば、旦那さんと共に暮らしていく自宅を守り、凝った食事を作ったり、ご近所付き合いをきちんとしたりして、家庭を健全に整える。
文字にしてしまうと、何だか軽く聞こえてしまいますね。
けれどこの当たり前のことがどれだけ大変で神経を使うのか、そしてそれらをきちんと出来ている自信がある主婦の方の毎日が充実感で溢れているのか、経験したことのある方は分かるのではないでしょうか。
家庭が充実しているという実感があれば、物を買いたいという欲求自体が小さくなっていってしまうものなのかもしれません。
お子様をお持ちの方であれば、毎日成長する我が子の姿1つ1つが達成感に溢れていて、物質的欲求なんて気にならなくなるのではないでしょうか。
日々色々なことが出来るようになる可愛い我が子が与えてくれる充足感は、他の何も太刀打ち出来ないほど大きなものです。
ただし、その我が子にあまりにも傾倒し過ぎると、いざ子供が反抗期を迎えたり、期待通りに育たないという感覚に苛立ってしまったりした時に、物的欲求が爆発してしまう可能性が否めないので少し注意が必要ですね。
いずれの場合にせよ、物を買って手に入れたい、という欲求が他の目的を持った欲求に置き換えることも出来るという事です。
この場合は物的欲求が少なくなった心理については、あまり心配をしなくては良いのではないでしょうか。
女性の欲求が、物を手に入れる行為にだけ向けられるとは限らない
様々なものが溢れた現代では、女性の求めるものが 目に見えるものだけではなくなってきている可能性があります。
例えば占いなど精神的なものであったり、セミナーやカルチャーセンター等に通い、自分自身で何かを生み出すという行為そのものを欲していたり。
パソコンやタブレットを覗けば情報も無限に溢れていますよね。そういった物で欲しいものを買う代わりの行為として女性の欲求を満たしてくれている場合もあるのかもしれません。
物欲がない時でも、お金やプレゼントをもらったら嬉しいかどうか
働いた対価でもらうお給料やボーナスは自分が働いた時間をお金に還元したものですし、他人からのプレゼントはそのプレゼントをくれる相手の真心が込められたものです。
もしお金を受け取っても何も欲しい物が思い浮かばなかったり、誕生日やクリスマスなどのイベントでも物欲がなく欲しいプレゼントがなかったりする場合でも、ただお金やプレゼントを受け取ることに対して嬉しいと思えたり充実感を得られたりするのなら、問題ない場合がほとんどです。
お金をもらっても最低限の生活費以外は貯金することに喜びを覚える人もいますし、貯金の目的が明確でなくてもただ貯めるだけで楽しいのならそれはそれで異常なことではありません。
物を買う以外にもちょっとおかずを豪華にしてみたり、ランチをワンランク贅沢してみたりという使い道もありますよね。
プレゼントを受け取る時も、そのプレゼントは別に自分の欲しい物でなくても、相手からの気持ちが嬉しいと思えるならそれでいいのです。
問題なのは、お金をもらっても充実感や安心感を得られなかったり、プレゼントをもらっても「こんな物もらっても困る」と思ってしまったりする精神状態の時です。
労働に対する報酬や相手の好意を喜んで受け取れないのは、それだけ自分の心に余裕がなくなっているということかもしれません。
「プレゼント何が欲しい」にはどう答える?
物欲がない時に悩むのは、友達や彼氏から誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントなどで何が欲しいか聞かれた時です。必要のない物をもらっても持て余してしまいますし、せっかく大切な人が自分のために何かをくれると言っているのに、申し訳ない気持ちになってしまいます。
そういった場合におすすめなのは、いわゆる消えものや、いつもよりちょっと贅沢な時間を提案してみる方法です。消えものとは使ったり食べたりしてなくなる物、手元に残らないものです。
具体的な例でいえば、テレビや雑誌で見て気になったレストランやスポットに連れて行ってもらったり、話題のスイーツやバスグッズ、コスメなど、普段の生活で消費できるものをお願いしたりしましょう。
手に入れやすく相手にあまり負担をかけないものや、相手と一緒に楽しめるものなどがおすすめです。
友達にプレゼントが何が欲しいか聞かれた時は、同性だからこそ選びやすいコスメなど、彼氏に聞かれた場合は男性でも選びやすいバスソルトなど、相手の事情も考慮できると大人の女性の気遣いを発揮できます。
自分でお金を払っていくには少し気が引けるような、極上のリラックスを味わえるスパやマッサージのチケットなど、癒しの時間や空間のプレゼントも流行しています。そういったもので溜まったストレスを癒すことができれば、不健康な物欲の低下も解消できるかもしれませんね。
女性の欲しいものがなくなった時の深層欲求とは?
欲しい者がある自分を欲している
女性が欲しいものがなくなった時、心の奥底では何か欲しているのでしょうか?
欲しいものが全くない状態というのは、女性としても人としても不健康な状態とも言えます。
そのような状態の時、心の奥底では「欲しいものがある」自分を欲しているのかもしれません。そんな気力の湧く位元気で能動的な自分が見当たらない、だからこそエネルギーに溢れた眩しい自分を求めることが深層欲求とも言えます。
身近で支えてくれる人を欲している
加えてこういった状態の時に必要なのは、心許せる人の存在です。恋人でも、家族でも、友人でも身近で支えになってくれている人を一度思い返してみましょう。
一番に顔が浮かんできた人こそが、あなたが心の底で一番欲している存在なのだと考えられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。女性は一般的に物欲が強いとされていて、それを抑えられることも理想の暮らしの1つであると言えるかもしれません。
けれど元々何かを欲しいと思う事自体は悪いことではありません。そのものを手に入れる為に、物事のモチベーションがアップすることも事実です。
心も体も疲れ果て、何も欲しくないと思う状態を感じたら要注意!心に溜まったモヤモヤは吐き出して、また活動的にこれからを生きて行きましょう!