インスタやTwitterなどのSNSで度々話題になるモデルやタレントのスリーサイズ。

普段それほど測る機会のないものだけど、自分のスリーサイズって普通なの…そもそも普通ってどれくらい？あのモデルやタレントとはどれくらい違うの？なんて誰しもが一度は疑問に思うことなのではないでしょうか。
今回はそんな疑問にお答えします。ただただ数値だけを重視するのではなく、自分に合ったスリーサイズを知って、今よりもワンランク上の素敵な体型を目指しましょう！

スリーサイズの基礎知識

そもそもスリーサイズとは？

よくＢ・Ｗ・Ｈなどという書き方を目にする機会が多いのではないでしょうか。これは通常、バスト（男性ではチェスト）・ウェスト・ヒップ部分のサイズを指します。この3部分をスリーサイズと呼びます。

スリーサイズを測る位置

バスト・ウェスト・ヒップとは言っても、ヒップで言えばお尻の膨らみ辺りと お尻と太ももの境辺りではサイズが大きく違ってきます。具体的にどこを測るのか悩んだ経験はありませんか？

順に測る場所を解説していきます。まず、バストですがこれは胸のトップ部分を測ります。トップとは一番膨らみが大きい部分です。ちなみにブラジャーをつけた上から測ります。

次に、ウェスト部分です。ウェストはお腹の一番細いくびれ部分を測ります。だいたいはおへそから指2本分上あたりが目安です。

最後にヒップです。ヒップはお尻の膨らみの一番大きい部分です。このとき前かがみになったり、後ろに重心をかけすぎたりすると、正しく計測ができないことがありますのでご注意ください。

スリーサイズを測る上での注意点

・バストについて

バストはブラジャーをつけた上から測って大丈夫ですが、あまりにも分厚いパッドや、サイズの合っていないブラジャーのときには、計測を控えましょう。また胸がたれ気味の方は、少し手で持ち上げながら測ると良いですね。

・ウェストについて

ウェストを測る際は、息を吸い込みすぎず、自然な状態で測るよう心がけましょう。

・ヒップについて

ヒップを測るときは、脚の位置に注意です。開いた状態ではサイズが違ってきてしまいますので、なるべく膝と膝 太ももと太ももをくっつけるよう意識してください。脚や骨の形は個人差がありますので、くっつかない場合は無理のない範囲で大丈夫です。

3つに共通して言えることですが、一人で測る際は、後ろに回したメジャーがきちんと水平を保っているかに注意しましょう。

測る時間帯に注意

スリーサイズを測って、ご自分の今後の体型を改善するのに役立てようとする場合、継続して何度かサイズを測る必要がありますよね。

その際注意したいのが、計測する時間です。バラバラな時間に測るのでは、毎回数値にバラつきが出てしまいますので 正しい数値とは言えません。例えば、夕食を食べる前と後では、ほとんどの場合ウェストのサイズが大幅に違ってしまいますよね。

ここでオススメしたい時間帯が、朝起きてすぐ もしくは、寝る直前です。朝起きてすぐは条件が毎日ほぼ同じですので、計測に適しています。ただ朝起きてすぐの場合、忙しい時間帯ですので 測る時間がなかったり、測り忘れてしまったりしてしまうかと思います。そのような場合は寝る直前に測ることをオススメします。

無理して目指すのは危険？平均値とモデルのスリーサイズを比較！

平均値はどれくらい？

スリーサイズの平均値は、年齢や性別、身長などにより違ってきます。25歳女性のだいたいの平均身長を例にとり平均値をみてみましょう。

・25歳女性158㎝の場合

バスト…81㎝ ウェスト…62㎝ ヒップ…83㎝となっています。計算の仕方は、バスト…身長×0.515ウェスト…身長×0.390ヒップ…身長×0.530です。
■モデル体型の場合

上記平均身長を例にモデル体型がどのくらいの数値なのか見ていきましょう。

・25歳女性158㎝の場合
バスト…84㎝　ウェスト…58㎝　 ヒップ…86㎝となっています。計算の仕方は、バスト…身長×0.530 　ウェスト…身長×0.370 　ヒップ…身長×0.542です。

ただし、これはあくまでも目安です。参考程度にとどめておきましょう。ご自分の詳しいスリーサイズが知りたくなった方は、スリーサイズが計算できるサイトなどたくさんあるので知っておくのもいいかもしれませんね。

実際のモデルのスリーサイズ

・菜々緒
[実際]　 身長 　172cm   バスト 80cm　ウェスト 57cm　ヒップ 83cm

[平均]　 身長 　172cm   バスト 89cm　ウェスト 67cm　ヒップ 91cm

[モデル] 身長 　172cm   バスト 91cm　ウェスト 64cm　ヒップ 93cm

・道端ジェシカ

[実際]　 身長 　173cm    バスト 85cm　ウェスト 59cm　ヒップ 90cm

[平均]　 身長 　173cm    バスト 89cm　ウェスト 67cm　ヒップ 92cm

[モデル] 身長 　173cm    バスト 92cm　ウェスト 64cm　ヒップ 94cm

・ローラ

[実際] 　 身長 　165cm    バスト 82cm　ウェスト 58cm　ヒップ 86cm

[平均] 　 身長 　165cm    バスト 85cm　ウェスト 64cm　ヒップ 87cm

[モデル]  身長 　165cm    バスト 87cm　ウェスト 61cm　 ヒップ89cm

やはりモデルの方々は全体的にサイズが小さめです。職業としてモデルをやっている方でもモデルサイズと差があるので、一般のわたしたちのスリーサイズが大幅に違っていても自然なことですね。

自分のスリーサイズはどう捉えるのが良い？

数値だけで判断しない

モデルや見た目を売りにする一部の職業以外の方のほとんどは、先ほど紹介したモデル体型のスリーサイズとはかけ離れた数値となっているかと思います。でもそれで大丈夫。体質や生活習慣により、適しているサイズは人それぞれ。数値だけが全てではありません。

無理をしない

モデル体型に近づけたいからと言って無理は禁物です。なぜなら、頑張ってもモデル体型になれる体質の人と、そうではない人がいるからです。これは当たり前のようですが、ついつい忘れがちなことです。ボンキュッボンで顔が小さく手足が長い…だからこそ一部の選ばれた人だけがモデルという職業につけるわけです。

サイズよりも見た目志向

簡単に他と比べることができるサイズ。だからこそ目安にできるのですが、一方でサイズが一緒でも太く見えたり、細く見えたり、状況によって見え方は様々です。モデルの間などを中心に、サイズよりも見た目を重視する考え方が広まってきています。

ウェストのサイズを何センチにする という目標のたて方ではなく、どこにどのように筋肉をつける という目標設定にシフトチェンジしつつあります。

あるモデルは、あえて体重やサイズは測らず、ジムのトレーナーと相談の上、どこに筋肉が足りないか、理想の体型になるには何が必要なのかに重点を置きます。時にはそのためにあえて体重を増やすこともあるそうです。

全体のバランスがもっとも大事

例えば、バストとヒップはモデル体型でも、ウェストが引き締まっていなければ、俗に言う“ドラム缶体型”になってしまいますよね。例えバストとヒップがモデル体型のサイズではなくても、ウェストもバストやヒップと調和のとれたサイズの方が、全体としてスタイルの良い体型に見えます。

また、ただウェストをしぼってサイズダウンしても、くびれがあるのと無いのとでは雲泥の差です。よく小学生でお腹まわりがとても細くスッキリしている子がいますが、あばら骨から腰骨まで直線をえがき、ただ細いのをスタイルが良いとは言いませんよね。大人の女性であれば、曲線をえがいた くびれのあるウェストを目指したいものです。

ご自分の体型を見直そうと思ったとき、すべてをモデル体型と同じにしようとするのではなく、どこがもっともかけ離れているのか、や、どの部分が特に変えたい部分なのかを意識してサイズダウン またはサイズアップに取り組みましょう。

自分がどうなりたいのかを大事にする

多くは、もう少しウェストを細くしてあのスカートを可愛く着こなしたいという思いや、バストアップして水着をセクシーに着たい、などという憧れから、体型の改善を意識し始めるのではないでしょうか。

しかし、スリーサイズを意識しすぎるあまり、本来の目的を見失ってしまっては行き過ぎたダイエットにつながりかねません。サイズにとらわれすぎず、自分が求める理想の体型を手に入れましょう。

スリーサイズを公表するシチュエーションはそうそうない

モデルやタレントなら、たびたび体重やスリーサイズを公表する場面があるかと思いますが、わたしたち一般的な生活をしている者にとっては、スリーサイズを公表する機会はめったに訪れません。

サイズを意識することは、美意識の向上につながり、メリットがありますが、極端にサイズのみを追うことは、サイズを公表する場がない以上あまり意味のないものとなります。

ネットと比較するのではなく、比較相手は自分

簡単に検索し、知ることができるサイズ。ついつい自分と比べては一喜一憂してしまいがちです。しかし、しょせんネットはネット。自分とは別物です。比較すべきは、自分自身。可能であれば、数年スパンで考えて記録をつけるようにし、過去の自分と比べて体型が大幅に崩れていないかに注目しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。モデル体型への憧れと、インターネットで気軽にサイズを調べられるからこそ陥りがちな、他人との比較。比較し、モチベーションを上げることに役立てるのなら良いのですが、サイズにとらわれすぎるのは禁物です。

自分の体型を知り、去年よりも今年、今年よりも来年、とスタイルアップして いけたら良いですね。ネットはネット、自分は自分と割り切り、自分なりのゴールを目指していきましょう。この記事が少しでもお役に立てればうれしいです。