スリーサイズから平均体型は割り出せる?体のラインを意識しよう
2018.05.26
スリーサイズは特に女性にとって重要な概念です。それによって体型の簡単な判断ができます。スリーサイズの平均値も公表されています。理想のスリーサイズは身長から導くことができます。
今回はスリーサイズに関する基本的な事項をまず押さえて、理想スリーサイズの求め方や自分の体型の判定方法などを紹介しています。そして理想体型を実現するための方法や、理想体型の他に気をつけておくべきことについてまとめています。
スリーサイズと体型との関係
スリーサイズの基礎知識
スリーサイズはバスト・ウエスト・ヒップの3部分の寸法のことをいいます。日本では主にcm(センチメートル)が使われています。海外ではin(インチ)が多く使用されています。
バスト(bust)B・ウエスト(waist)W・ヒップ(hip)Hの順番に(B・W・H・)と表記します。・の中には計測された数値が入ります。これによって体型の簡易的判定が可能になります。女性モデル・女性グラビアアイドルの多くはこの数値を公表しています。
女性は一般に初経のおよそ1年後に体型が急に変化して、バストが丸みをもち、ウエストがくびれ、ヒップにボリューム感が現れるようになります。スリーサイズにもその変化が現れます。
ちなみに男性が好む女性の「くびれ」ですが、アメリカの心理学者の研究によると女性の肥満度に関係なくウエストとヒップの割合が7:10であることが男性の理想だという結果が出ました。気になる方は自分のサイズをチェックしてみてください。
スリーサイズの測り方
ひとりで正確に測る場合には、大きな鏡があるところ(脱衣場など)で鏡の前に立ってメジャーを床と平行にして測る必要があります。ただメジャーを巻いただけでは巻く方向が斜めになる可能性があります。
バストは下着着用の状態で、胸の最も高い位置の周囲(トップバスト)を測ります。ウエストは胴体の最もくびれている位置の周囲を測ります。ヒップは最も高い位置の周囲を測ります。
スリーサイズと身長・体重との関係
スリーサイズを測定すれば体型の簡易的測定ができます。女性の平均スリーサイズなどもさまざまなメディアで公開されていて、自分との比較をすることができます。そして、スリーサイズと同様に大切な指標は身長と体重です。この3種類の数値で、おおよその体型の想像ができます。
身長から理想のスリーサイズを導き出すこともできます。公式は後述します。そして身長と体重の関係から、自分の肥満度がだいたい分かるBMI数値を求めることができます。
BMI数値=(体重kg)/(身長mの2乗)です。BMI数値が25以上を肥満・BMI数値が18.5未満を低体重(痩せ型)・BMI数値が18.5以上25未満を普通体重と判定します。あなたは自分のBMI数値を測定したことがありますか?
スリーサイズ・身長・体重、この3つは自分を知るうえで是非とも押さえておきたい基本要素です。そしてそれらは自分の理想体型を導き出す時の重要な指標でもあります。
数値を公式などに当てはめてみよう。スリーサイズから体型を導き出すには
スリーサイズから導かれる理想体型
身長から理想のスリーサイズを導くことができます。バストcm=身長cm×0.52:ウエストcm=身長cm×0.38:ヒップcm=身長cm×0.53です。
日本人女性の平均身長はおよそ158cmです。上の公式にこれを当てはまると理想バスト=158×0.52=82.16cm:理想ウエスト=158×0.38=60.04cm:理想ヒップ=158×0.53=83.74cmとなります。
日本人女性の平均的な理想スリーサイズは(82.60.84)という結果が出ました。妥当な数値であると思います。ちなみに日本人女性の平均スリーサイズは(84.63.86)です。少しだけぜい肉を落とせば理想に近づくのではないでしょうか。
スリーサイズから分かる自分の体型
スリーサイズ・身長・体重、そして自分の性別・生年月日をインプットするだけで自分の体型を判定してくれるウェブサイトがあります。体型鑑定局というサイトです。
ホームページ:体型鑑定局
このサイトでは男性・女性の体型を判定します。女性の体型に関してはふくよか型女性・標準型女性・スレンダー型女性などの他にリッチB型女性・チャームH型女性などのように特定の部位を強調した分類をすることができます。興味があれば一度試してみてください。
プロポーションインデックス
もっと詳しい条件で自分の体型を評価できる数値があります。プロポーションインデックス(PI値)です。科学的研究に基づいて2011年に発表された新しいタイプの指標です。
PI値={ウエスト+(太もも左+太もも右)-ヒップ-(トップバスト-アンダーバスト)}/身長。身長はmでその他の数値はcmで計算します。普通体型はPI値が37.5~42.5未満の場合です。
PI値が42.5以上の場合は「チャレンジ体型」に分類され目標の「メリハリゴールド」(PI値が30~35未満の場合)に向けてダイエット・ボディーケアなど様々な取り組みが考えられます。プロポーションインデックスは美容サロンである「ダイアナ」が提唱しています。
現実の体型と理想体型にはどう向き合うべきか?
理想体型に近づける努力
自分の身長から自分の理想スリーサイズを求めることができます。そして自分の現在の体型はウェブサイトに身長・体重・スリーサイズなどを当てはめると分かります。なお肥満度はBMI値でチェックできます。
自分の現在の体型が分かったら、次は理想体型に近づきたいと思う方も多いはずです。理想体型に近づける努力をしてください。肥満の方はダイエット、痩せ型の方は栄養療法などが考えられます。
理想スリーサイズは数字で表示できますが、外見から判断される人の印象はそのほかに体のラインなどの簡単には数字化できない要素があります。服装などでそれらの要素をアピールすることも必要です。
理想体型の落とし穴
身長だけで求められる理想スリーサイズはとても簡単で便利な指標ですが、ただ数字だけを追い求めていてはいけません。簡単すぎる公式に少し雑なところがあります。
例えばバストですが、スリーサイズではトップバストしか表示されてなくて乳房直下の胴囲であるアンダーバストは考慮されていません。女性の最も魅力的な部位のひとつである乳房の大きさ(カップ)については情報がありません。
プロポーションインデックス(PI値)にはアンダーバストの項目があります。左右の太ももの項目もあって、より詳しく自分の体型を判定することができます。目標のPI値に向かってサロン通いをしながら自分の美しさを追求することもできます。
ちなみにBMI数値にも少し欠点があります。BMI数値には体脂肪率・体内水分量などが考慮されていないので真の肥満度は判定できず、BMI数値から求められる美容体重・モデル体重などの理想体重も完全には信用できないという落とし穴があります。BMI数値はあくまでもひとつの目安です。
まとめ
スリーサイズに関する事柄を紹介しました。身長から簡単に導かれる理想スリーサイズは絶対ではなくあくまでもひとつの目安なので、自分の感覚を信じてそれが目標になると感じたら取り組んでみることをおすすめします。
太めの方には脂肪燃焼に効果的なダイエット、細めの方には筋肉をつける栄養療法がとても重要です。正しい方法で実践してください。無理なダイエットなどは体を駄目にして女性としての魅力も無くしてしまいます。
スリーサイズは和製英語だそうで、外国では通用しません。昔からある日本独自の呼び方です。スリーサイズを活用して、もっと日本的な美しさを追求しましょう。