【タバコを吸う女性】理由ときっかけは?芸能人が成功した禁煙法も紹介!
2018.09.26
タバコによる害も広く伝えられ、世界中で禁煙を叫ばれている中、どうしても喫煙してしまう女性の心には一体何があるのでしょう。
この記事では、タバコを吸う原因やタバコが与える害を説明し、禁煙に成功した芸能人の体験談を紹介していきたいと思います。それでは最後までお付き合いください。
なぜ嫌がられる?タバコの害について
そもそも20代の喫煙率は?
厚生労働省のHPに記載されている日本専売公社、日本たばこ産業株式会社の調べによると、平成2年の20代男女別喫煙率は、男性66.3%、女性19.5%だそうです。
これはバブルがはじける1年前であり、この頃を舞台にした小説や映画などにも、よく喫煙シーンが出てきます。では、分煙席や全席禁煙のお店が町中にあふれる現代の、喫煙率はどうなっているのでしょうか。
平成29年の20代男女別喫煙率は、男性22.8%、女性7.0%という結果が出ています。バブル時代に比べれば落ちているとはいえ、まだまだ喫煙者が多いイメージです。
参考資料:厚生労働省の最新たばこ情報
タバコ税の増税で価格も上がり、喫煙所の数も減少して喫煙者にとって不利な世の中になっています。では、なぜここまでタバコを規制するようになったのでしょうか。
迷惑すぎる!受動喫煙
タバコを吸うと、非喫煙者に比べて肺がんに罹るリスクが4~5倍上昇するそうです。「自分が好きで喫煙して肺がんになるのは私の勝手でしょ」と思う方もいるかもしれません。
しかし喫煙時に周囲に人がいた場合、その人達は喫煙者の吸ったタバコの煙を吸ってしまいます。これを受動喫煙といいます。受動喫煙では、空気中に広がったタバコの煙(副流煙)に含まれる有害物質を呼吸とともに口や鼻から吸いこむことになります。
喫煙者がフィルターを通して直接吸ったものよりも小さい、肺の奥まで届くような物質を吸い込むことになるのではないかという予想がされています。
また、夫婦の片方が喫煙者だった場合、その副流煙で非喫煙者だった方が病気になるケースも確認されています。ただこれは、分煙を徹底すれば防ぐことができそうな気もしますね。
デメリットいろいろ!ニコチン中毒
タバコには依存性があり、1度クセになったら簡単にはやめることができません。身体的にはタバコがないとイライラしたり落ち着かなくなったりという禁断症状が現れます。
精神的には、タバコのおかげでいい思いをしたなどプラスの思い出がある場合、それが原因でタバコをやめられなくなるという症状があります。
先程あげた肺がんだけでなく、循環器にも影響します。超高齢化社会を迎え、健康志向が高まる現代において、喫煙は時代遅れとも言えます。
恋愛面でも不利になっていしまいがち…
タバコに良いイメージが無いのは女性だけではありません。男性から見てもタバコを吸う女性は「不健康そう」「ニオイが無理」「ストレス耐性無さそう」と、けして良いイメージとは言い難いでしょう。
中には喫煙マナーを守ってくれていればOKという意見もありましたが、どうしても健康面に関してマイナスな印象を持ってしまうのは否めません。
なぜタバコを吸ってしまうの?様々な原因5選!
ストレス発散
1番多い理由は、やはりストレスです。昔に比べて女性の社会進出が多くなり、結婚後も仕事を続ける・パートに出ることが当たり前になっています。
仕事に就けば責任が生じ、否が応でもこなしていかなければなりません。中にはプライベートな時間も削られてしまうこともあるでしょう。
また、結婚してからも働くことに対して、家事・育児のサポートを旦那さんや家族にしてもらえなければ、女性の負担は増すばかりです。このようにストレスのかかる環境から少しでも楽になれるとして、タバコに手を出す人が多いのです。
失恋などでヤケになる
この理由は先程のストレス発散に通じるのですが、仕事では無くプライベートだと言う事に焦点がいくので別扱いで理由が挙げられます。この理由は男性でもよく聞かれる事で、別れの寂しさ・絶望感にどうにかなってしまいたいと、タバコに走ってしまうのです。
その時だけ…今辛いのをやわらげたいからと思っていても、先にあげたようにタバコには依存性があります。それゆえ、その後もタバコが抜けられなくなるパターンが多いのです。
興味本位
こちらは家族や親戚など身近な人が、タバコを吸っていたから自分も興味があってと言う理由です。この場合、子供の頃から普通に見てきたことなので、余程タバコの臭いに嫌悪感がなければ当然の事だと思います。
そして風紀・成長上よろしくないことですが、比較的未成年者のうちに手を出した方に多い理由が興味本位なんです。
逆に、20歳の誕生日にお酒デビューと同時に煙草デビューをしちゃう女性ももちろんいます。どちらも、20歳になってからしか口にできないもの。今まで禁止されていたものだからこそ、余計に興味が湧いてしまう気持ちもよくわかりますね。
職場の人や友達がみんな吸っているから
興味本位と言えるのですが、こちらは女性心理が働くパターンになります。成人後、女子会や職場での付き合いで、周りが自分以外みんな喫煙者と言う事態が意外と起こるそうです。
「私は吸わないから」と自然に疎遠になれる大人な対応ができる人以外は「仲間ハズレにされたらイヤだし」と思うのが女性です。
だから無理をしてでも仲間に入るために吸い出す、そして止められなくなり続いてしまうのです。そのような人は、タバコを吸わない友達作りから始めてみてはいかがでしょうか。
そして現在「スモークハラスメント」という言葉があり、職場で喫煙を強要したり受動喫煙を避けられない状況に追いやることをそう呼びます。これはパワハラの一種なので思い当たる節がある人は、相談してみるのも手だと思います。
ファッション
映画やグラビアで、女性がタバコを吸うシーンを見て感じる印象は「クール」「カッコいい」「影がある、ミステリアス」「強い」などがあります。
男性から見ると、そんなことはないのですが、女性の目にはこのように映ります。タバコは女性の弱さを隠す小道具として使われ、年齢制限がある事から大人の証的扱いで捉えられます。
弱さを見せたくない、大人な強い女性でありたい願望がタバコに手を出し喫煙につながるのでしょう。
世間からみる喫煙女子への本音とは?
喫煙マナーやルールを守って吸うなら特に問題はない
「タバコを吸っても良い年齢というのは、日本では20歳からですよね。この年齢を守って、きちんと喫煙所で喫煙をする・タバコの吸い殻をポイ捨てしないなど、しっかりとマナーを守ってタバコを吸うのであれば、女性だからといってタバコを吸ってはいけないということはないと思います。(28歳・営業職)」
女性だからといってタバコを吸ってはいけないということではありません。決められたマナーやルールを守るのであれば、問題はないという意見です。
自分の彼女には吸わないでほしい
「自分自身もタバコを吸わないので、彼女にもタバコを吸ってほしくないです。タバコを吸うようになった経緯を考えてしまったり、元カレの影響?とか、余計なことを考えてしまいそうになります。健康上良くないだろうし、好きな人にはタバコを吸ってほしくないというのが本音です。(26歳・保育士)」
自分もタバコを吸わないから、自分の彼女にも吸ってほしくないという男性意見です。彼女の体のことを気遣う男性心理も隠れていますね。
自分は吸うけど彼女には吸わないでほしい
「勝手な意見と言われてしまうそうですが、女性がタバコを吸うのはちょっと嫌ですね。髪の毛がタバコ臭かったり、洋服に匂いがついているとちょっと引いてしまいます。
身勝手な男の女性に対する理想論ですね。(31歳・営業職)」
確かに少し身勝手かな?と思う意見ですが、女性はタバコを吸ってほしくないという男性は意外と多いものです。理想の女性像や女性のイメージを崩したくない男性は、自分がタバコを吸っていても、女性には吸ってほしくないと思うのですね。
理解してくれそうだからタバコを吸う女性でもいい
「以前お付き合いしていた女性は、僕の喫煙に対してすごく口うるさくて嫌でした。でも、タバコを吸う女性だったら僕の気持ちが分かってくれそうだし、文句も言わないと思う。だからタバコを吸う女性は歓迎です。(29歳・教師)」
自分の喫煙をとがめられるのが嫌だからタバコを吸う女性でもいいという意見です。確かに喫煙に対して色々厳しい意見をいう女性はいます。
マナーやルールを守ってタバコを吸っているのであれば、周囲からタバコを咎められたら嫌な気持ちになるのもわかりますよね。
女性のタバコは反対
「タバコ臭い女性は好きではないので、女性にはタバコを吸ってほしくないですね。ぷかぷかタバコをふかしている女性を見ると、どんなに綺麗な人であっても無理です。偏見かもしれないけど、タバコを吸う女性はガサツなイメージがあります。(27歳・運送業)」
タバコを吸う女性そのものを受け付けないという意見ですね。タバコを吸う女性がガサツだというわけではないでしょうが、このように思う男性も世の中にはいます。
禁煙したい…そう思ったら
禁煙をするメリットって?
日本を含め、世界中で嫌煙が叫ばれていますが、諸外国と比べ日本はまだまだタバコの値段が安いため、比較的誰でも手にすることができてしまいます。
しかし東京五輪を2年後に控えた今、いい機会だということで、諸外国にならい「タバコは1箱1,000円にしよう」という案も上がっています。
禁煙に成功すれば、その分浮いたお金を違うことに使えます。そして、タバコは覚せい剤などと違い、たとえ吸っていたとしてもその後きちんと禁煙できれば徐々に健康体を取り戻すことが可能です。
それにより病気のリスクも激減させることができます。禁煙をすることは、経済的にも肉体的にもメリットがあると言えるでしょう。
おすすめの禁煙方法は?禁煙に成功した芸能人から学ぼう!
芸能人にも当然喫煙者はいます。自身のイメージと合わないなどの理由で内緒で吸う人も多いみたいですが、逆に喫煙をアピールする人もいます。
しかし中には禁煙に成功し、そのやり方を公開してくれている人もいるのです。オーソドックスな方法からその人ならではの方法まであるので、少し紹介していきます。
椎名林檎
かつてCDの歌詞カードにも愛飲タバコの写真を載せていたほどのヘビースモーカーでしたが、1ヵ月かけて徐々に本数を減らし、ニコチン量の少ない銘柄に変えていき、最後に禁煙セラピーの本を読むことで禁煙に成功したそうです。
内容は「吸いたい理由を分析し、吸う言い訳をことごとく潰していく」というものだそうです。オーソドックスな禁煙法ですが、成功率は高そうですね。
松本人志
週刊誌で喫煙に関する過激な発言をし、嫌煙家を怒らせたこともあるほどの筋金入りの喫煙者だったそうですが、スタッフや先輩芸人に禁煙を勧められ禁煙を決意したそうです。
どのように始めるか悩んでいた時に禁煙パッチの存在を知り、半信半疑ながら使ってみたところ禁煙に成功したそうです。
今ではかつての発言が嘘のように「一生口から煙を吐き続けるなんて情けない」と言っているそうです。
タモリ
芸能界で大御所のタモリさんもかつては喫煙者でした。
タバコを吸いたい衝動は単発的なものだ!との持論にならい「吸いたいと思ったら15秒数える。」という個性的な方法で、見事禁煙に成功しました。
これは本当に15秒後には吸いたい気持ちが収まったということでしょうから、試してみる価値があるのではないでしょうか。
和田アキ子
この方も芸能界の大御所です。80歳を超えても喫煙していたいと発言するほどの愛煙家でしたが、芸能界の仲間に勧められ、自身にタバコが原因の病気が見つかったこともあり禁煙を決意しました。
様々な方法を試したが効果はなく、最終的にマネージャーにタバコを吸ってもらい、その副流煙を吸うことで徐々に禁煙に成功していったようです。
ただ、真似をするときは絶対に喫煙者の方にタバコを吸ってもらってくださいね。場所の配慮も忘れずにお願いいたします。
禁煙成功者のその後
禁煙成功者はうって変わって嫌煙家になることが多いのだそうです。自分が吸わなくなると、他人の吐く煙が気になり始める…とはよく聞きますが、本当みたいですね。
スガシカオさんも禁煙成功者ですが、味覚や聴覚など、五感が鋭くなったと言っていますし、さだまさしさんは禁煙をしたおかげで1オクターブ高い声が出るようになったと言っています。
体が資本なのは芸能人も一般人も変わらないので、このようなメリットがある以上、禁煙をするのはいいことだと言えます。
まとめ
タバコを吸う理由とそのデメリット、芸能人が実践した禁煙法など紹介しましたがいかがでしたか?
世界で嫌煙が叫ばれる一方で、ストレス社会と称される日本では、今以上の喫煙者数の減少を望めないのではないかとも思います。
ですがタバコではなく、ストレス解消できるものは他にもあると思います。1人1人が自身の健康や未来と共に他人の健康も大切に考えて、生活していくことができればそれがベストだと思います。